みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

11月25日(水)のつぶやき

2009-11-26 00:39:34 | 花/美しいもの
15:59 from web
やっとブログをUP。一日があっという間に過ぎる。●地方議員年金、存廃議論が白熱化/12.6「地方議員年金を廃止する議員と市民の会(仮)」結成 http://blog.goo.ne.jp/midorinet002/e/e5b0fa8f870be293336cc03441b8ed46
21:39 from web
生協におでんだねを買いに行って、北陸から届いたせいこ蟹を見つけました。二つ買って、白菜、春菊などの野菜ときのこで鍋にしました。今年はじめての蟹。おいしかったです。
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地方議員年金、存廃議論が白熱化/12.6「地方議員年金を廃止する議員と市民の会(仮)」結成

2009-11-25 15:55:02 | 市民運動/市民自治/政治
今日の中日新聞の【特報】は、「地方議員年金制度」をめぐる記事。

数日前に東京新聞に載ったと聞いていたので、
中日新聞にも載るのではないかと気をつけて見ていたのです。

   

有料記事でwebにはないので、右半分だけタイプしました。


【特報】地方議員年金、2年後にも破綻
存廃めぐり攻防白熱化
 
2009年11月25日 中日新聞

 市町村合併の余波などで破綻(はたん)が迫っている地方議員年金制度で、存廃をめぐる攻防が激しさを増している。今年三月に総務省が設置した検討会が複数の案を提示。年金給付額の削減や掛け金引き上げを組み合わせた案のみならず、制度廃止も検討対象に含まれた。全国市議会議長会などは、これに猛反発。公費負担を増やすことで年金制度を維持する独自案を打ち出したのだが-。(秦淳哉)

 市議会議長会「公費投入して維持を」
総務省検討会 廃止など3案提示

「年金給付額は現状通り、国や市の公費負担は増やす。こんなことしてまで地方議員年金の制度を維持する必要は全くない」。全国市議会議長会と年金事務を取り扱う市議会議員共済会が今月11日に打ち出した制度の独自案を見て、徳島県小松島市議会のでくだ憲二郎議長は憤った。
 地方議員の年金制度は「平成の大合併」の影響による議員数の減少と受給者の急増によって収支が悪化。2年後に破綻すると見込まれている。
 出口議長ら小松島市の市議7人は、「これ以上の税金投入は許されない」と、地方議員年金制度の廃止を求めて、8月分の掛け金(6万2千円)の支払いを拒否した。翌9月分からは市長が「強制的」に掛け金を天引き徴収しているが、制度は意思の持論は曲げていない。
 出口議長が批判する全国市議会議長会などによる独自案は、現行の制度維持が前提。「特権的」と批判を浴びているにもかかわらず、年金給付額の削減はなし。議員側の掛け金も月額報酬の16%、特別掛け金(期末手当)も7.5%まで据え置きだ。
 そのツケとして、自治体が支払う負担金は16%に増額し、期末手当分にも7.5%の新たな負担金を課す。さらに、国が合併に配慮し、激変緩和措置として支給する負担金も、現行の4.5%を14%まで引き上げるというのだ。つまり、年金積立金が底をついて破綻が迫っているにもかかわらず、議員は「痛み」とは無縁に現行の年金をもらい、そのツケを税金で埋め合わそうというわけだ。
 独自案を手に出口議長は厳しく批判した。「議員数を減らし行政コストを削るのが大合併の目的だったはず。議員年金維持のため、これまで以上に税金を投入すれば、国民の理解を得られるわけがない。本末転倒だ」
 この独自案はずてに全国の市議会議長あてに文書で送付された。文書では11月中に議会の意見集約を求めているが、事実上、独自案の承認を迫っているに等しい。
 出口議長は「意見を集約するには議員に独自案を諮る必要がある。これほど大事なことを半月でかんたんに決められるはずがない。そもそも、各市議会に意見を聞く前に勝手に独自案を作ったこと自体がおかしい」と一気にまくし立てた。
・・・・・・・・・・(以下略)・・・・
(2009.11.25 中日新聞)


議員年金の問題については、以前にもわたしのブログで取り上げていて、
この記事のアクセスはけっこう多かったのです。

「議員年金いらぬ」廃止求め、掛け金不払い/徳島・小松島市議7人(2009.10.16)

議員年金廃止運動には、まえから「ネットワーク運動」の人たちが取り組んでみえました。

議員年金廃止アクション― 破綻目前の地方議員年金は、今こそ廃止を
(神奈川ネットワーク運動)


総務省も税金の使われ方への国民の厳しい視線を意識してか重い腰を上げて、
廃止を含めて、3案を提示。ほっておいても破綻するのですが、
市議会議議長会は、既得権を失いたくないので存続させたいと画策しているようです。

地方議会議員年金制度検討会(総務省)

地方議員年金制度とは(全国市議会議長会HP)


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11月の「議員と市民の勉強会」の交流会でも「議員年金を廃止させよう」という話しで盛り上がったのですが、
市民派議員の仲間から、「地方議員年金を廃止する議員と市民の会(仮)」を結成するとのお知らせが届きました。

(仮称)地方議員年金を廃止する議員と市民の会 結成総会のご案内

以下の要領で、地方議員年金を廃止する議員と市民の会の結成総会を行います。お忙しいとは存じますが、ご出席をお願いします。

●日 時   2009年12月6日(日) 18時~20時30分
●場 所   新宿区戸塚出張所 地下A会議室
●議 題   (1)会の名称・目的・規約・人事の確定、(2)活動内容、(3)申入書(総務省及び、3議会共済会を予定)の作成と確定、(4)その他、
●会場:住所 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1丁目17番20号
交通:JR高田馬場駅から徒歩約5分、地下鉄東西線高田馬場駅7番出口から徒歩約2分

■世話人 奥山たえこ(杉並区議)、藤野英明(横須賀市議)、矢野ひろみ(久喜市議)、結城しげる(取手市議)
■事務局 
石岡はるじ(新宿区民) midori110ban[@@]yahoo.co.jp、 沢村まさひろ(中野区民)、
なす雅之(新宿区議)03 - 5 2 6 1 - 8 3 1 5(Fax兼)、masayuki0511[@@]mx5.ttcn.ne.jp
※メールする時は、[@@]を、@に変えて下さい。

★趣旨に賛同する方を募っています。
尚、当日参加できない方で、「地方議員年金廃止」の趣旨に賛同する方は、別紙「入会届け」を返信・提出くださるようお願いします。お問い合わせは、事務局まで

■賛同者募集中ー入会届用紙 はこちらから


「地方議員年金を廃止させたい」という方は、だれでも賛同人になれますので、
議員と市民で力をあわせて、議員年金を廃止に追い込みましょう。


「地方議員年金に“先送りのツケ”」(2009年10月22日 毎日放送)

地方議員年金で総務省が試算 自治体の負担増は必至
2009.11.2 共同通信

 総務省は2日、財政状況が悪化している都道府県と市町村の議員年金制度に関する試算結果を有識者検討会に提示した。
 給付水準をカットし、報酬月額に応じた掛け金を増やした上で公費負担率を引き上げる案や、制度自体を廃止する案など3案を示したが、いずれの場合も自治体の公費負担増は避けられない見通し。総務省は年内に結論を出し、来年の通常国会に関連法案を提出、2011年度から見直す方針だ。
 地方議員年金の財源は、議員の掛け金と自治体の負担金。市町村合併などで議員が減り、掛け金収入が減少したため、積立金は市町村で11年度、都道府県も21年度に枯渇する見込み。
 総務省は、給付水準を約10%カットし報酬月額に応じた掛け金も増額、年間で42~47%の公費負担率を50%程度まで引き上げる案を提示。11年度の自治体の負担は、07年度の264億円と比べて65億円増えるとした。
 合併に伴う財源不足を自治体が賄う案も示したが、10年以上にわたって公費負担率が50%を超えるため「国民の理解が得られないのではないか」と指摘した。
 制度を廃止する案では、掛け金がなくなるため、11年度の公費負担は07年度と比べて475億円増加。掛け金の返還やOB議員への支給などが終わると想定される69年度までに総額1兆3千億円超の公費が必要と説明した。 


議員年金廃止求め、掛け金不払い 徳島・小松島市議7人
2009年8月21日 朝日新聞

 「平成の大合併」で議員数が激減し、破綻(はたん)の危機にある地方議員の年金制度をめぐり、徳島県小松島市議会(定数19)の市議7人が制度の廃止を求め、今月から月々の掛け金約6万円を払わないことを決めた。制度を運営する市議会議員共済会によると、掛け金の不払いは「聞いたことがない」という。この年金は法律で加入が義務づけられており、同共済会は「認められない」と反発している。
 全国の市町村議と東京23区議を対象にした年金制度は、12年以上務めた65歳以上の退職者が受給できる。他の公的年金より短い加入年数で受給資格が得られるうえ、国民年金や厚生年金と併せて受け取れ、「特権的」との指摘もある。議員は毎月の議員報酬の16%を掛け金として払っているが、自治体も負担しており、公費投入額は07年度で年間収入の4割超の243億円にのぼる。掛け金を払う現役議員が合併で減る一方、受給者が増え続け、11年度中には積立金が底をつく見通しだ。
 保守系の無所属6人と共産党所属の1人の小松島市議たちは「公費負担は今後も増え続け、市民の理解が得られない」として、21日に予定されている議員報酬からの天引きを止める手続きをした。7人のうち出口憲二郎議長は「法律を破ることへの批判はあろうが、廃止に向けた議論のきっかけになるよう実力行使に出た」と話す。
 これに対し、市議会議員共済会の担当者は「督促しても払ってもらえない場合は、法律に従って遅延金の請求も検討したい」としている。
 立正大大学院の渡部記安教授(年金政策国際比較論)は「地方財政を圧迫してまで、特権的な議員年金を維持する必要はない。小松島市議の動きは評価できる」と言う。(三輪さち子、水沢健一)



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11月24日(火)のつぶやき

2009-11-25 00:41:06 | 花/美しいもの
08:53 from web
今日は女性議員リンクの仕事をする。昨日の記事●フィリピン女性を支援する石原バージさん/エリちゃんとアリシアさん~個人的なわたしの、市民「論」 http://blog.goo.ne.jp/midorinet002/e/a69e5853e800862ad4c6c02725053c21
10:03 from web
gooのブログのの記事がツイッターに自動でアップされると思っていたら「逆」だった。けさ見たら、前日のつぶやきがgooブログに表示されていた。これも明日アップされるのか・・・。
10:06 from web
おいしいコーヒーをたてて、新聞を読んでいる。今日から事業仕分け後半。さっき鳩山内閣の支持率はアップしたと書いたけど、64%で13ポイントダウンの間違いなのであわてて削除。寝ぼけてただろうか(笑)。事業仕分けそのものは国民に評価されているようだ。
10:23 from web
鳩山内閣の支持率は13ポイント減ではなくて、8ポイント減でした。毎日新聞の世論調査によると、事業仕分けを「評価する」は、74%。
http://p-wan.jp/site/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=755
16:20 from web
P-WANの政党系の女性議員リンクの追加、京都まで終わりました。名前を間違えちゃいけないし、集中力の要る細かい作業なので目が疲れます。関西は女性議員は多いけど、無所属の議員が少ない気がする。ちょっとお茶にしてから、今日のブログをアップしようかな。
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Twitterつぶやきまとめ投稿、試してみよっ/広瀬香美、蓮舫議員と対談/事業仕分けは後半戦

2009-11-24 17:30:59 | 市民運動/市民自治/政治
Twitter(ツイッター)を始めて2ヶ月ほどになるけれど、もひとつうまく使いこなせない。
っていうか、
わたしは毎日、P-WANのセレクトニュースやブログの記事をアップしているので、
Twitterでつぶやいているヒマがないのです(笑)。

アップしたブログの記事をツイッターに送って終わり、という日が続いていたところに、gooから一月ほど前、、
 Twitter(ツイッター)のつぶやきまとめ投稿機能をリリースしました!(10/26)
というお知らせが届いた。

どんな機能だろうと、ちょっと興味があったので、「☆Twitterつぶやきまとめ投稿」を設定してみた。

 gooブログもTwitterはじめました!(11/16gooブログスタッフブログ)
いつもgooブログをご利用いただきありがとうございます。

本日よりTwitter(ツイッター)からgooブログの情報を発信いたします。
goo_blog : http://twitter.com/goo_blog

スタッフブログを中心としたgooブログの情報がメインとなります。
すでにTwitterのアカウントをお持ちの方は、お気軽にフォローください。

また、gooブログではTwitterのつぶやきをまとめて投稿できる機能も提供しております。

☆Twitterつぶやきまとめ投稿の使い方
Twitter側の設定
Twitterの設定画面「その他のURL」欄に、ご自分のgooブログURLを入力し保存します。

gooブログでの設定
編集画面「ユーザー設定」の「まとめ投稿の使用」で「使用する」を選択し、「Twitterのユーザー名」に先ほどブログURLを設定したTwitterのユーザー名を入力します。

※公開つぶやきのみを投稿します。 
※公開つぶやきがなかった日の分は記事投稿を行いません。
※Twitter側のサーバーの負荷などにより、投稿が行われない場合があります。
◆詳しい使い方や注意点は「Twitterのまとめ投稿」をご参照ください。
どうぞ併せてご利用ください。



けさ見たら、わたしのブログに、昨日のTwitterがアップされていた。


毎日、自分でアップしているgooの記事を、自動的にアップしてくれるのかと思っていたら、
前日のTwitterへの投稿を、日付が変わるとまとめてgooブログにアップする、
ということでした。

前日のブログ記事をTwitterに投稿すると、それも翌日に「まとめ投稿」されるのかしらん??

ブログの投稿がめんどうな人は、Twitterの記事で毎日更新されることになるので、
ブログ書かなくなるのだろうか?
それとも、もっとせっせと書くようになるのだろうか?

わたしのように、gooの記事だけ投稿している人は、
gooの「まとめ投稿」に、gooの記事のつぶやきが載るという、
ややこしいことになるんじゃないかな、
と思うけれど、試しに数日、どんなふうに表示されるのかやってみることにしました。

おもしろそうなので、今日は、ときどき、Twitterにつぶやいてみた。


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Twitter(ツイッター)といえば、「事業仕分け」で露出度が上がって話題になった
民主党の蓮舫議員が、歌手の広瀬香美さんとツイッターで対談。

 広瀬香美:「下っ腹」から「事業仕分け」まで……蓮舫議員とツイッターで“異色”対談
2009.11.22 毎日新聞

 ツイッターでの歌手の広瀬香美さんと民主党の蓮舫参院議員の対談画面 歌手の広瀬香美さんが22日、ウェブサービス「Twitter(ツイッター)」上で民主党の蓮舫参院議員と対談した。話題は「下っ腹」から蓮舫議員が「仕分け人」を務めている行政刷新会議の「事業仕分け」にまで話が及んだ。最後には広瀬さんの友人で経済評論家の勝間和代さんも参加し、活発にやりとりした。
 広瀬さんは毎週水曜日、毎日新聞の情報サイト「毎日jp」のキャラクター「J・P・コッコ」と政治や経済について学ぶ企画「つい9」を行っている。11月11、18日は2週連続で「事業仕分け」について学んだことから、「仕分け人」の蓮舫議員に連絡を取り、ツイッター上での対談を申し込んだという。
 対談は、「下っ腹」のケアや蓮舫議員の声などについてのやりとりの後、事業仕分けの話題に。仕分け対象となった「日本科学未来館」(東京都江東区)に関する広瀬さんの質問を、蓮舫議員が「いい質問です」と称賛するなどした。
 広瀬さんは、ツイッターをイメージした「ビバ☆ヒウィッヒヒー」を皮切りに、「ビバ☆秋葉原」「ビバ☆ダイエット」「ビバ☆オリンピック」と「ビバ」シリーズを矢継ぎ早に発表。同シリーズは、「ビバ☆ベスト」として12月16日から、i-Tunesなどで配信されることが決まっている。
2009年11月22日 毎日新聞



 「事業仕分け」から「大臣就任説」まで 広瀬香美・勝間和代と蓮舫議員が「鼎談」
(2009.11.23 J-CASTニュース)



蓮舫議員と語り合いたい「もったいない」の意味(小田嶋 隆のア・ピース・オブ警句)
2009.11.16 日経BP

 「事業仕分け」の映像は、なんだかものすごい。
 ニュース番組の編集方針が、印象的な場面を連続再生する形式を踏んでいるということもあるのだろうが、それにしても強烈だ。
 特に、各局のニュース番組が繰り返し紹介していたカット(蓮舫議員が「国立女性教育会館」の理事長さんを問い詰める一幕)は、アメリカの法廷ドラマ(←ただし低予算)みたいだった。
 が、その場面を活字で再現しようとすると、うまくいかない。 
 「民間の利用はありますか?」
「あります」
「稼働率は?」
「私の話も聞いてください。一方的にただ質問に答えろというのは心外です」
 ……と、文字にしてしまうとこれだけになる。
 迫力を欠いている。
 なんだか牧歌的なやりとりであるようにさえ読める。
  というのも、私がテレビの録画から聞き取ったこの字面からは、あのやりとりのエッセンスがほとんどすべて抜け落ちてしまっているからだ。
 具体的に、映像の言葉とテキストの文字では、どこが違っているのだろうか。
 以下、テキスト化できなかった要素を具体的に列挙してみる。 ・・・・・
(以下略)・・・・



いろいろ言われているけれど、今朝の毎日新聞の世論調査によると
「事業仕分け」自体は、「評価している」人が74パーセントにのぼるということだ。

 世論調査:内閣支持率64% 事業仕分け「評価」74%(2009.11.24 毎日新聞)他


クローズアップ2009:鳩山内閣支持率64% 仕分けで手応え

 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 鳩山内閣の支持率は毎日新聞の全国世論調査(21、22日実施)で64%となり、発足から2カ月で13ポイント下がったものの、自民党政権の歴代内閣に比べればなお高い水準を維持している。旧政権以来の無駄に切り込む「事業仕分け」が高い評価を受ける一方で、日本郵政社長に元大蔵事務次官を充てた人事は民主党の「脱官僚依存」への疑念も生じさせている。年末に編成される来年度予算案で改革姿勢を明確に示せるかが鳩山政権の今後を大きく左右しそうだ。【田中成之、西田進一郎】

 ◇公約実現、予算編成が試金石
 <「行政刷新会議」を設置し、すべての予算や制度の精査を行い、無駄や不正を排除する>--民主党マニフェスト

 「透明性の高い事業仕分けで、国民が『予算に自らかかわっている』という思いになっているのは画期的だ」
 鳩山由紀夫首相は「事業仕分け」の中間報告を受けた19日の行政刷新会議で手応えを強調した。それを裏付けるように、世論調査では74%が事業仕分けを「評価する」と回答。鳩山内閣の支持層では「評価する」が90%に達する一方で、不支持層では49%にとどまり、事業仕分けが高支持率の維持につながったとも言えそうだ。
 事業仕分けは民主党がマニフェストで公約した「ムダづかいの根絶」を具体化する取り組みだ。同時に、マニフェストの目玉政策の財源を捻出(ねんしゅつ)する武器でもある。これまで非公開だった予算編成過程が、一部とはいえオープンになったことに関心は高く、民主党議員や民間から選ばれた「仕分け人」たちが官僚を相手に事業の無駄を指摘し「廃止」「予算縮減」などの判定を突き付ける姿は鳩山政権の改革姿勢をアピールする効果を生んでいる。
 一方で、鳩山内閣がマニフェストで公約した政策の実現を何よりも優先して突き進むことを疑問視する声も強い。世論調査では、来年度予算の編成で「マニフェストの実現を優先すべきだ」の回答は24%にとどまり、「マニフェストにこだわるべきではない」が69%に上った。この傾向は内閣の評価とは関係なく、支持層も不支持層も71%が「こだわるべきではない」と答えた。
 衆院選で大勝した民主党だが、マニフェストに掲げられた個別政策の評価は割れており、政権発足直後の9月の世論調査では、高速道路の原則無料化に63%が反対だった。来年度予算の概算要求は、新政策の経費を積み上げた結果、総額が95兆円を超え、国債の発行増による財政悪化を懸念する声も広がる。
 鳩山内閣はマニフェストの政策経費も一部を圧縮する検討に入っている。ただ、目玉政策の実現を見送れば「公約違反」の批判を浴びることにもなる。松井孝治官房副長官は22日の講演で「マニフェストは尊重しないといけない。どこかで有権者とコミュニケーションをとりながら修正したうえでまとめていかざるを得ない」と予算編成の難しさを吐露。首相周辺は「常識的に考えて『そうだな』と言えるような先送りとか減額なら、むしろ評価されるのだろう」と落としどころを探る。
 評価の高い事業仕分けの判定結果を生かして財政規律を守りつつ、いかに公約実現を図るか。年末の予算編成が試金石となる。

 ◇郵政社長「天下り」に批判
 <天下り・渡りのあっせんを全面的に禁止する>--民主党マニフェスト

 「天下りの根絶」「脱官僚依存」を明記したマニフェストを武器に衆院選で大勝した民主党。だが、郵政民営化の見直しへ向け日本郵政の新社長に起用したのは旧大蔵省(現財務省)で大物事務次官と言われた斎藤次郎氏だった。世論調査ではこの人事を「評価しない」の回答が57%で「評価する」の28%の倍に上った。鳩山内閣の支持層でも51%、不支持層では81%が「評価しない」と回答。支持率低下の一因となったことをうかがわせた。
 民主党は野党時代に日銀総裁の国会同意人事で元財務官僚の起用に反対するなど官僚OBの「天下り」「渡り」を批判してきた。だが、鳩山内閣の示した「府省庁によるあっせんを受けずに適材適所の再就職をすることは天下りには該当しない」との見解に従えば、明確な省庁のあっせんさえなければ許されることになる。自民党は「国民を愚弄(ぐろう)する行為だ」(河村建夫前官房長官)と強く反発する。

 ◇普天間「県外・国外」50% 現行案なら支持率低下も
 今後、内閣支持率を左右する要因となりそうなのが、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題だ。毎日新聞と琉球新報が沖縄県民を対象に10月31日と11月1日実施した世論調査で「県外か国外への移設を目指して米国と交渉すべきだ」が70%を占めたが、今回の全国世論調査でも同じ回答が50%に達し、鳩山首相の対応が「県外・国外移設」への期待を高めていることを示した。
 「県外・国外」の回答は内閣支持層で54%だったが、内閣不支持層では39%にとどまり、「県内の名護市辺野古に移設する現在の計画を認めるべきだ」が31%で拮抗(きっこう)した。単純に現行計画を受け入れるような結論を出した場合は、支持層の期待を裏切る形になりかねない。


事業仕分けは、今日から後半戦にはいった。


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11月23日(月)のつぶやき

2009-11-24 00:42:00 | 花/美しいもの
16:18 from web
gooブログが、記事をツイッターに自動でアップしてくれるそうなので、設定してみた。
最近は、ブログのアップでしかつぶやいてないので、手間は省けるけれど、どんな風になるのだろう。
楽しみと心配が半々。
ゆうご飯は、畑の野菜の天ぷらに決定。
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フィリピン女性を支援する石原バージさん/エリちゃんとアリシアさん~個人的なわたしの、市民「論」

2009-11-23 15:44:22 | ジェンダー/上野千鶴子
庭のベニシダレモミジやハナミズキの紅葉もすすんできました。
    

ベニシダレモミジは、春の新芽と秋の落葉の二度紅葉します。


WAN(ウイメンズ アクション ネットワーク)のヘッドラインニュースを見ていたら、
なつかしい名前を見つけました。

「石原バージさん」

長年、名古屋でフィリピン女性や在日外国人の女性たちを支援している女性です。

毎日新聞ということなので、さっそく朝刊を探したけれど、記事は出ていませんでした。
きっと愛知県版だけなのでしょう。

外国人女性の問題は地域を超えるので、こういう記事はぜひ、全国版にしてほしいです。

とはいえ、
毎日記事のリンクは、早く切れてしまうので、全文を紹介します。

この人に聞きたい:フィリピン女性ら在日外国人支援団体代表・石原バージさん/愛知 
 ◇外国人に門戸開いて--フィリピン女性ら在日外国人支援団体「FMC」代表・石原バージさん(49)
 フィリピン人女性ら外国人を支援する団体「FMC」(フィリピン人移住者センター)の代表が、フィリピン国籍の石原バージさん(49)=名古屋市瑞穂区=だ。外国人の相談に日々応じている石原さんに、FMCの活動内容や外国人の受け入れに対する思いなどを聞いた。【山口知】

 --来日したきっかけを教えてください。
 私が名古屋の飲食店で働いていた際に夫と知り合い、結婚してからは日本にずっと住んでいます。

 --FMCを設立したのはなぜですか。
 日本に来てから、フィリピン人がさまざまな問題で悩んでいることが分かりました。彼らに日本のルールを教え、少しでも助けたいという思いから設立しました。名古屋市には約7000人のフィリピン人が住んでおり、1日に5人ほどから相談があります。

 --どのような相談が多いのでしょうか。
 まずは家庭内暴力の問題です。夫から暴力を受けたフィリピン人女性はどこに逃げればよいのか分からないことが多く、避難用シェルターを紹介したりしています。

 --他にはどんな問題がありますか。
 在留資格の問題があります。法的問題の相談にのる弁護士を紹介したり、不法滞在者らが入国管理局に行く際に同行もします。

 --労働問題も深刻です。
 労働災害や給料支払いの問題が多く、連携している労働組合で相談にのってもらいます。

 --日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた子どもについての相談もあるそうですね。
 結婚していなくても、父親から認知された子どもは届け出だけで日本国籍を取得できます。しかし、認知してもらえない子どもが日本にもフィリピンにもたくさんいます。日本にいる子どもは在留資格を得られないこともあります。

 --日本の外国人受け入れ態勢についてどう思いますか。
 フィリピンは、国民の約1割が米国、香港、シンガポールなど海外で働く「出稼ぎ大国」で、看護や介護の仕事に就く人も多くいます。一方、日本では看護などの就労条件が厳しく、夜に飲食店で働くフィリピン人女性が多い。日本はもう少し外国人に門戸を開いてもよいのではないかと思います。

 --FMCでは「外国人移住者」という表現を使っていますね。
 私もそうですが、日本では移住者、移民が増えていると思います。今後労働力不足で日本ではますます移住者が増えていくでしょう。日本は外国人を受け入れる準備がもっと必要になるのではないでしょうか。

 --日本人を対象にした活動もしているのでしょうか。
 外国人を巡る問題について講演したり、大学生が問題を学びに来たりしています。日本人側の理解を深めることも大事です。

 --理想の社会像を教えてください。
 日本人も外国人も差別がなく互いに理解して助け合える社会です。理想に向けて頑張っていきたい。FMCが活動をやめたら、外国人の相談先がなくなってしまいますので。
==============
 ■人物略歴
 ◇いしはら・ばーじ
 フィリピン北部のイサベラ州出身。94年に来日した。夫と2人暮らしで、日本では永住権を持つ。兄弟はフィリピンのほか、米国やシンガポールなどにも住んでいる。FMCの常任スタッフは日本人、フィリピン人各3人。活動費用は寄付で賄っている。
(2009.11.23 毎日新聞)


わたしの願いも、
「日本人も外国のひとも差別なく互いに理解して助け合える社会」をつくることです。

読売新聞にも、在日外国人(在日コリアン)の連載記事がアップされています。
こちらも大阪本社版なので、岐阜では読むことができません。

わたしは、80年代に「定住外国人の諮問押捺拒否運動」にかかわっていたので、
在日外国人の問題には、とても関心があります。


 【特集】脱北~帰国事業の果てに
 在日コリアンや、その日本人妻が北朝鮮に渡った「帰国事業」が来月14日、
開始から50年を迎える。帰国者がたどった運命と脱北を巡る現状を関係者の証言で探る。
家族が危険「国を出る」<脱北1>(2009年11月20日 読売新聞)

在日の仲間に守られた<脱北2>(2009年11月21日 読売新聞)

「楽園信じ・・・」悔悟の日々<脱北3>(2009年11月22日 読売新聞)

「くるべからず」兄へ手紙<脱北4>(2009年11月23日 読売新聞)
 


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石原バージさんとは、2004年にフィリピン女性のアリシアさんと、
日本人男性との子どものハルちゃんを受け入れたときに知り合い、ずいぶんお世話になりました。

アリシアさんとハルちゃんと生まれた子どもは、フィリピンに帰りましたが、
その後もときどき手紙が届いていました。

いまごろ、3人は元気にどこでどうしているのだろうか、
しあわせに暮らしているだろうか、とときどき思い出します。

このときのことは、『Volo(ウォロ)』(大阪ボランティア協会)に書いて、
その文章を、上野千鶴子さんが『ことばは届くか』(岩波書店)の往復書簡のなかで、
引用してくださっています。

その出展になっている【私の市民論】は、この欄に書かれた上野さんからご指名を受けて、
なにを書くか苦しんだ末に、ことばにしたものです。

以前にもブログに書いたことがあるのですが、改めて紹介します。


【私の市民論 第10回】
個人的なわたしの、市民「論」 
 寺町みどり(女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク
 

 アリシアさんとハルちゃんのこと 

「妊娠8カ月の外国人女性と3歳の男の子が路頭に迷っている。岐阜県に住んでいた人だけど、受け入れ先を探してもらえないだろうか?」
 3年前の7月、アジア女性を支援する活動をしている友人から電話があった。
 「ほんとにどこにも行く所はないの?」
アリシアさんとハルちゃんという名の母子は、パスポートもビザもお金もなく、もう何日もロクに食べていないという。ハルちゃんは日本人を父とする無国児だった。わたしは迷わず母子を受け入れることに決めた。
 翌日、わが家にやってきたふたりは疲れはて、ハルちゃんはやせておびえた目をしていた。8カ月と開いていたが、知人の肋産婦さんに診てもらうと「もういつ産まれてもおかしくない」という。紹介してもらった公立病院の女医さんは、アリシアさんの事情を了解した上で、「この状態で断ったらどこにも行くところがないでしょう。ここで産んでください」と言われた。
 平行してメールやファクスで友人や知人にカンパや生活用品の支援を頼んだ。ハルちゃんは、日一日と元気になった。笑顔のかわいい男の子だった。ハルちゃんは、県女性相談センターに頼み込んで「緊急保護」ということで、出産がすむまで預かってもらえることになった。「超法規的」な唯一の措置。最初に相談した県庁の責任者は「どんなケースにも対応します」と言っていたけれど、けっきょく公的援助、扶助、措置も含めて、救済する制度が何もないと回答を受けていた。町役場や警察にも相談したが、法律も条例も皆無。法の谷間にいる彼女たちはそもそも、いまここに、いないはずの布在だった。
 どこへ相談に行っても「母子はきわめて幸運なケース」と言われた。じょうだんじゃない。他の無権利状態の人たちは、どこでどのように暮らしているのか。外国人を生かさず殺さずはたらかせ、法的に存在しない人たちに支えられて成り立っているわたしたちの社会。あまりに冷たい法制度やシステムの不備こそ、大きな問題だと、わたしは憤りを感じていた。
 8月、赤ちゃんはぶじ産まれた。解決できない問題は山積していて先は見えなかったが、一人ひとりが少しずつできる力を出しあって、彼女たちを「いまここで」支えた。9月、たくさんの人の善意に支えられて三人は国に帰って行った。家に友人が迎えに来るまで、彼女とわたしは抱きあってすごした。「ずっとここにいたい」という彼女を「またいつか会おうね」と送った。ハルちゃんの笑顔がまぶしかった。わたしは彼女を救おうと思ったけれど、救われていたのは、わたしだった。    

「無党派・市民派とはなにか?」--上野さんへの手紙 

同じ夏、上野千鶴子さんがひょんなことからわが家にあらわれた。その夜、上野さんに「無党派・市民派とはなあに? わたしにわかるよう伝えて」と問われたが答えられなかった。数日後、とりあえずお返事を書いた。
 「わたしは5歳のとき、社宅でエリちゃんという友人と遊んでいて、日本人の友に取りかこまれ『ちょ-せんかえれ!』と石をぶつけられた。男の子も女の子もいて、悲しいことにみんなわたしの友だちだった。わたしはエリちゃんをとっさにかばい、あちこちから飛んできた石はわたしの背中に当たった。もろともに差別され、怒りにふるえ、でもわたしたちから投げ返す石も、投げ返すどんな言葉もなかった。わたしたちはただ抱きあってじっと耐えていた。
 ・・・・そのときわたしは石を投げる側にはけっして立たないと思ったにちがいありません。なぜなら、わたしはこの記憶を忘れてしまったけれど、強い側、差別する側にはけっして立たないという一念だけは、なぜか忘れませんでした。今日までのわたしの生きかたや、市民運動は、弱者の側から強者の側に発する問いでり、投げかけであり、異議申し立てでした。わたしは力を持たない弱者のまま、十全に生きようとすることにより、強者の論理を突き返してきました。
 ・・・・『無党派・市民派』は、女たちが暮らすそれぞれの場でかたちをかえ、拡散し、とてもひとつにはくくりきれません。しいていえば、力を持たない 『弱者の論理でする政治』でしょうか。
 わたしたちの、政治のかかわり方が新しいのは、利権や既得権を持つことを望まず、ただ弱い立場の人に共感し、当事者として、その思いを実現したいと働いていることです。わたしたちは、議会で地域で、強者の論理をまず突き崩し弱者の論理を、ゆずらず主張します。わたし自身は、〈権力・権成>にかわる、新たなどんな<ちから>もほしくありません。とりあえずいまある権力を、強者の論理を、生きているあらゆる場面で〈無化>していきたい。その先にあるものは、少なくともいまよりはフラットな、いまよりはましなものではないでしょうか。
・・・・わたしは人生をかけて、ぶつけられた石に対して石を投げ返すのではない、やられたらやり返すのではない、弱者が投げかえすことのできる言葉を探しています。わたしはいまの政治の、すべての強者の既得権を疑い異議を申し立て、支配され差別される側からの 『弱者の政治』をつくりたい」と。

「わたしのことは私が決めたい」すべての人が市民 

 わたしは、家族から「いらない子」と言われ、存在を否定されて育った。たったひとりのの友人だったエリちゃんとは幼いころに引き裂かれるように別れた。アリシアさんとハルちゃんは、たしかに存在し、わたしといっしょに暮らした。
 3年前の夏、わたしは、自分の子ども時代を思い、在日のエリちゃんを思い、アリシアさんと子どもたちのことを思い、市民ってなんだろうと考えつづけた。
 その年の12月、わたしは一冊の本を書いた。上野千鶴子さんプロデュースの 『市民派議員になるための本』(学陽書房・2002)。この本のなかで「市民とはだれか?」という問いに、わたしはこう答えている。
 「自治体の当事者は、すべてのわたし。この本では 『わたしのことはわたしが決めたい』すべてのひとびとを『市民』と呼ぶことにします」
 幼かったわたしも、エリちゃんも、アリシアさんもハルちゃんも、みんな「市民」だ。彼女とわたしをわけたものはなんだったんだろう。彼らとわたしをわけたものは、なんだったんだろう。
 わたしはいま、2冊目の本を書いている。『市民派政治を実現するための本-わたしのことはわたしが決める』(発行‥コモンズ)。この4月刊行予定で、上野千鶴子さんとごとう尚子さんとの共編著である。「市民派政治」は、わたしが問いつづけたものへの、ひとつの答えのような気がする。
 ひとの唯一のお仕事は、ただ「生きる」ことだと思う。人を人として生きさせない政治があるなら、変えるべきは、人ではなく政治である。
Volo(ウォロ)2004年4月号(No.394 大阪ボランティア協会)


30年ぶりに再会したエリちゃんは諮問押捺を拒否し、
わたしは彼女に寄り添って、わたしにできる支援運動をしました。

その後、岐阜を離れたエリちゃんと、
『市民派議員になるための本』を書いたあと、ふたたび再会しました。
彼女の願いは、
「死ぬまでに、わたしが生まれたこの国で、一度でよいから投票したい」。

彼女たちのかなしみと怒りをこころに刻んで、
わたしは「政治」にかかわり続けています。




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『世界は分けてもわからない 』(福岡伸一)/秋田比内地鶏らーめんと岐阜産富有柿

2009-11-22 15:44:11 | おいしいもの/食について
お天気は悪いし、日曜日だし、朝から本を読んでいます。

午前中に読んだのは、『生物と無生物のあいだ』の続編ともいえる、
福岡伸一さんの新刊、『世界は分けてもわからない 』。

   
世界は分けてもわからない
(福岡伸一著・講談社現代新書)


生命は、ミクロな「部品」の集合体なのか?
『動的平衡』も含めて、福岡さんの本は「生命」について科学的にアプローチしているのだけれど、
上質のミステリーの謎解きのようで、とてもおもしろい。

『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』 福岡伸一/
視点・論点「ミツバチ異変と動的平衡」(09.7.31)


『世界は分けてもわからない 』の書評はまだ出てないけど、
探したら福岡さんの新聞がとってあったので紹介。

 2009.10.26 朝日新聞


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連れ合いは「自治ネット」の会議に行ってて、お昼ごはんはひとりなので、
てるてるさんから届いた「秋田比内地鶏らーめん」を食べることにしました。

 

とってもおいしそうです。


大野町の姉からも、岐阜県特産の富有柿が母のところに届いているというので、
取りに行ってきました。ダンボールにいっぱい。
母は小さ目の柿を食べたいということなので、大きいのばかり残してあリます。
 
デザートは柿に決まり!

冷蔵庫を見たら、めぼしいものは何もないので、
畑に産みたて卵と野菜をとりに行きました。


昨日起こした畑の畝を立ててキャベツが定植してあります。


草取りした玉葱にも水遣りしてあって、
  
野菜たちもあおあお育っています。

鶏舎に到着する前に、桑の木豆を収穫。
  

途中の畝においてあった人参とキャベツの葉を拾って、
鶏たちにやりました。

その間に、殻がちょっと汚れた産みたて卵をひとついただきました。

秋田比内地鶏と平飼い卵の「親子らーめん」。
てるてるさんに感謝して、いただきまーす。

地鶏のだしが効いていて、美味です。

デザートは富有柿と手作り水羊羹。

食べたものがあっという間に分解されて全身を巡り、
細胞たちもよろこんでいることでしょう。


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畑の野菜たち/キャベツ・ブロッコリー・人参・秋ジヤガ&苺・玉葱・大蒜の苗etc

2009-11-21 17:04:12 | 有機農業/野菜&ハーブ
お天気がよくて暖かいので、デジカメを持って畑をお散歩することにしました。

軒下には、ソラマメの種が播いてあります。

彼岸花も葉を伸ばし、種無し金柑の実も色づいてきました。
霜にあたると凍みるので、そろそろ霜よけしなくては。
  

道沿いの2本のモクレンの紅葉もすすんで、葉が散り始めています。
  



まどくんと連れ合いは、朝から畑を起こして、これから作付けする野菜のうねづくり。
 
にんにくも順調に育っています。

もうすぐ収穫する秋ジヤガと自然薯。
  

これから冬まで収穫するブロッコリーやキャベツと、定植した苺の苗。
  
 
      

こちらは、人参と春キャベツの苗と、えっとリーフレタスと大根です。
    


トンネルの中をのぞいて玉葱の苗を映そうとしたら草が生えているので、
   
1時間ほどかけて草とりをしました。すっきりさっぱり。
   
トンネルの中は乾燥気味で土が固くて、苗が少し小さいのですが、
除草のついでに、中耕・土寄せしておいたので、
あとは液肥を少しやって水をたっぷり与えてやれば、すくすく育つでしょう。


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P-WANサイトの運営をしているので、記事のバランスに悩むのですが、
後半は、P-WANセレクトニュースの話しです。


女性をつなぐWAN(ウイメンズアクションネットワーク)の、
左カラムの、「P-WANバナー」のリンクの下に、
P-WANセレクトニュースをRSS更新情報として表示しました。

新しい記事が順番に表示されていきますので、
WANからもP-WANkセレクトニュースが見られます。

以下は、午前中にアップした、P-WANセレクトニュース
【政治】社説:強行採決 やはり会期を延長せよ(2009.11.21毎日新聞)他

の毎日新聞と中日新聞の社説です。
他の関連記事もアップしてありますので、是非訪問してください。


新聞記事
社説:強行採決 やはり会期を延長せよ
毎日新聞 2009年11月21日朝刊

 攻守所を変えた、と言うものの、毎度おなじみの醜態をさらすのも能がなさすぎるのではないか。
 民主党の国会運営である。中小企業者等金融円滑化臨時措置法案が20日未明、自民、公明、みんなの党が退席する中、与党3党などの賛成多数で可決、参院に送付された。残り11法案についても一部は同日午前の常任委員会で強行採決が行われた。与党内からの批判もあり、衆院本会議での処理は週明けに回された。だが、与党が時間切れ採決を強行し野党が欠席戦術を取る、という図式は、政権交代で政治のあり方が一新されることを期待する国民の目からすると、あまりにも旧態依然に映る。国会改革を唱える民主党の理屈にも合わないし、何よりもこんなことで国民が政治不信を抱くようではとても大きな改革はできない。
 そもそもこの国会は構え方自体に問題があった。まずは、開会が衆院選2カ月後と遅れに遅れ、会期もまた36日間と短すぎた。本来であれば、政権交代後初の本格国会として、公約実現のための諸法案成立を期すべきところ、対決法案はすべて通常国会に先送り、公務員給与法案など12本にしぼり込み、党首討論にも応じない腰の引けた運営をしてきた。
 そのあげくの強行採決である。格好悪いことこのうえない。なぜならば、民主党が先に小沢一郎幹事長の下でまとめた国会改革案は、会期不継続の原則の見直し、官僚答弁の規制をうたっているが、そこに一貫して流れているのは、政治家同士の論戦を重視する思想、国民の信任を受けたもの同士が、日程に縛られずに省益を超えた立場から徹底論議する「熟議」の精神であるからだ。今回のように審議2日で採決するのは、どうみてもこの精神に反する。
 なぜ、民主党がかくも国会論戦に後ろ向きなのか。自民党は「鳩山由紀夫首相の献金問題を追及されるのが嫌で国会を早く閉じたがっている」と言うが、それはむしろ国民に献金隠しの印象を与え、鳩山首相にとっても民主党にとってもマイナスだろう。小沢氏流の国会手法が表れた、という見方もある。小沢氏は、自民党の幹事長時代から国会対策的な話し合い路線を嫌い、一定の議論を消化すれば堂々と多数決で決着を図るべきだ、が持論である。ただ、それでも時間が足らなすぎる。
 ある程度延長してはどうだろうか。もちろん、デフレ対策で年末の予算編成日程をしっかり確保しておきたい気持ちはわかる。が、法案を通すつもりなら国会運営でもスジを通すべきだ。鳩山首相が当初漏らした「こういうことをやっていると、国民はどういう反応をするだろうか」の言が鍵を握る。
(毎日新聞 2009年11月21日)



新聞記事
【社説】採決強行 熟議の国会へ舵を切れ
2009年11月21日 中日新聞 朝刊

 返済猶予を促す中小企業金融円滑化法案の衆院委員会での採決強行を機に、国会が混乱している。民主党は自民党の議会運営を「数の横暴」と批判してきたはず。政権交代の成果を国会でも示せ。
 新政権誕生後初の法案採決が、いきなり強行とは、想像もつかなかった。民主主義下では、最終的には多数意見に従って物事が決まるのは当然だが、それは議論を尽くした上でのことだ。
 この法案の委員会での実質的審議は十八日に始まったばかり。法案を主導した亀井静香金融担当相は「だいたいの論点は出尽くしていたと思う」などと採決強行を正当化したが、十九日の委員会採決までの審議時間は計十時間。議論し尽くしたとは言い難い。
 民主党は、自民党政権がかつて採決を強行した際には「おかしい」(当時の小沢一郎代表)などと批判していた。攻守が代わっても以前と同じことを続けるのであれば、国民の理解は得られまい。
 民主党は今回、採決を急いだ理由を、臨時国会の会期末が三十日に迫る中、日本郵政関連株の売却凍結法案など、ほかの法案の審議時間を確保するためと説明する。
 自民党など野党側が審議を引き延ばしたという事情もあるだろうが、民主党の姿勢からは、臨時国会を早く閉じてしまおうという意図が感じられてならない。
 その背景に、鳩山由紀夫首相の故人献金問題や、小沢一郎幹事長の秘書が逮捕・起訴された西松建設巨額献金事件への追及を回避する狙いがあるなら、言語道断だ。
 鳩山首相は先の所信表明演説で「真に国民のためになる議論を、力の限り、この国会でぶつけ合っていこう」と呼び掛けた。
 しかし、谷垣禎一自民党総裁との党首討論は実現しておらず、政治家同士の「国のかたち」をめぐる骨太の議論が聞かれず残念だ。見送りは法案審議を優先する与党側の事情というが、首相が逃げていると見られても仕方あるまい。
 国会ではこれまで、審議内容よりも審議日程をめぐって与野党が駆け引きを演じてきた。
 こうした日程闘争は、国会の会期が定められているが故に有効な国会戦術になってきたという背景があり、会期を定めない「通年国会」の実現がその打開策になるという意見がある。検討に値する。
 日程闘争に明け暮れる「古い国会」から、論議を尽くす「熟議の国会」へ。政権交代は大胆に舵(かじ)を切る好機なのである。
(2009年11月21日 中日新聞)



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「男おひとりさま道(力)」伝授の上野千鶴子さん/シンポジウム『思想の科学』/甘い蜜味の安納芋

2009-11-20 12:19:48 | ジェンダー/上野千鶴子
かかりつけのいなば内科に行った帰りに、鷺山の自由書房によって、
最新号の『週刊ポスト』を買いました。

この号には、上野さんの記事がのっているという広告を見つけたので、
読みたかったのですが、風邪気味で外出を控えていて、
近くのスーパーはなくなっていたので、ちょっと大き目の本屋さんに行ったのです。

   『週刊ポスト』11/27日号 

インフルエンザだったらまっすぐ帰ろうと思っていたのですが、
医者の診断は、「熱もないしインフルエンザじゃないでしょう」。

「対症療法ですが、咳止めを出しておきましょうか」とのことなので、
「新薬は飲んだことがないのですが効きますか」とたずねたら、
「よく効きますよ、人に会うときに飲むとよいですよ」。

咳はさほどひどくないのですが、この時期マスクをして咳をしてると嫌がられるので、
「相手のために飲みます」といったら、「はい。そういうことです(笑)」。

気管支拡張作用のあるフスコデという薬が処方されました。
これで咳発作が起きても安心です。

ということで、マスクをしたまま「自由書房」で本を買って、
帰ってからさっそく『週刊ポスト』の上野千鶴子さん記事を読み始めました。
最新号なので、ちょっとだけ紹介しますね。

「上野千鶴子が伝授! 「男のおひとりさま力」養成講座」

次の号が出ると書店から消えるので、もっと読みたい人は本屋に急いでください。
と「週刊ポスト」のピーアールもばっちり。
 
80万部も発行の、男性によく読まれている週刊誌なので、この記事をきっかけに
『男おひとりさま道』もたくさんの男性に読んでもらえるといいですね。

上野千鶴子さん最新刊『男おひとりさま道』届きました!(2009.10.27)

刊行から一ヶ月足らずで、すでに10万部越え、だそうですから、
『おひとりさまの老後』に追いつくのも夢じゃない。
100万部を越えるミリオンセラーになれば、世の男性に与える影響も大きい、

と思いながら・・・・、

夕方届いた朝日新聞夕刊の「『思想の科学』が映す現代」の記事 を読んでいたら、
  こちらにも上野さんが登場されてました。

「思想の科学」が映す現代 ダイジェスト版刊行を機にシンポ
2009年11月19日 朝日新聞

 在野の思想をもって時代と対抗し続け、96年に終刊になった雑誌「思想の科学」。50年に及んだ歴史を総覧し、全539冊、約1万件の収録論文・記事から2000件余りのエッセンスを収録した『「思想の科学」ダイジェスト 1946~1996』(思想の科学社)が刊行されたのを機に、このほど東京都内でシンポジウムが開かれた。戦後思想に果たした同誌の役割が改めて討議される中、「今」の抱える問題も見えてきた。
 「思想の科学」はどんな雑誌だったか。論者が共通して指摘したのは自由さだった。
 社会学者の橋爪大三郎・東京工業大学教授は「体制や党派から距離をとり、一つの枠に収まらない多元性をもっていた」と評価。そのうえで「50年前は別だが、自由に考えることは今や誰でもやっている」と語り、「思想の科学には『(私たちには)考えるべき課題がある』という倫理性を引き受けるまじめさがあった。それが次代に受け継がれていないのではないか」と問題提起した。
 動機の問題を問うたのは、高校時代から愛読者だったという上野千鶴子・東京大学教授(社会学)。近年創刊された「ロスジェネ」「フリーターズフリー」などの若者論壇誌を挙げ、「自分の言いたいことを伝えるために、採算性がなくても始まってしまう雑誌がある。終刊するということは、思想の科学が当初持っていたそうした動機が、なくなってしまったということかもしれない」とした。
 思想の科学は、戦後間もない46年、当時23歳だった哲学者の鶴見俊輔氏(87)が丸山真男らと7人の同人で創刊した。終刊と創刊を繰り返し、最後の終刊は第8次。会場からは「第9次」の創刊を望む声も上がった。
 第8次の編集委員を務めた文芸評論家の加藤典洋氏は「一方に雑誌があって、もう一方に思想の科学研究会という集まりがあり、両者の関係ははっきりしない。だから、どこからでもまた始まる可能性がある」と答えた。
 終刊後も研究会は活動を続けている。4年前から会員になっている道場親信・和光大学准教授(社会運動論)はシンポで、思想の科学が各地に読者会を持ち、それが新たな書き手の供給源にもなった点や、中央―支部という関係が内部に持ち込まれなかった点に触れた。「主体(作り手)があって場(雑誌)を作るのではなく、場を作りながら主体が発見されていった。ただ80年代半ば以降は、読者と作り手のフェース・トゥ・フェースの関係性が見えにくくなってきた」

 また、中心を持たないという編集方針とは対照的に、創刊メンバーであり半世紀を通じて物心両面で同誌を支え続けた鶴見氏の存在の大きさも、シンポからは見えてきた。上野氏は「鶴見さんが一種のシンボルとして機能し続けた『鶴見雑誌』だった」と述べ、橋爪氏も「創刊の動機の根本にあったのは戦争の経験だろう。それは鶴見さんに体現されてきた」と評した。高齢の鶴見氏に依存できないことが「第9次」の行方にも影を落としている。
 96年の終刊時には6人が健在だった創刊同人メンバーだが、今は鶴見氏を除いて鬼籍に入っている。シンポで鶴見氏は、客席に座って議論を見守っていた。会場で発言を求められても固辞したが、閉会後のパーティーではあいさつに立ち、こう述べた。
 「思想の科学は六十余年間、除名者なしでやってきた。そういう道を続けていただきたい。『2人になっても続けよう。しかし、2人になっても除名はしない』。お話ししたいのはそれだけです」(樋口大二)



 シンポジウム:『思想の科学』 24日に早大で開催 
2009.10.20 毎日新聞

 1996年に終刊となった雑誌『思想の科学』の果たした役割などを議論するシンポジウム「『思想の科学』は、まだ続く」が24日、東京都新宿区の早大小野記念講堂で開かれる。同誌(46年創刊)の軌跡をたどる3部作の50年史がこのほど刊行完結したのを記念し、編者らが企画した。
 シンポジウムは午後1時からの第1部で、社会学者の橋爪大三郎氏が「戦後日本と『思想の科学』」、評論家の坪内祐三氏が「『思想の科学』という雑誌」、社会学者の上野千鶴子氏が「民間学としての『思想の科学』」と題し、それぞれ講演する。午後3時からの第2部では、講演者3氏に文芸評論家の加藤典洋、作家の黒川創、社会運動史研究者の道場親信の各氏らが加わり、パネルディスカッションを行う。
 資料代1000円。申し込みは思想の科学社ホームページ(http://www.shisounokagaku.co.jp/)で。問い合わせも同社(電話03・5389・2101)へ。


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週刊ポストといっしょに、『通販生活』秋冬号も買いました。

この本は、読むだけで注文したことがないのですが、ぱらぱらとめくったら、
別冊に「種子島 蜜芋」の記事が載っていたので、値段も安かったしつい購入。

 

この「種子島蜜芋」って、今年育てた安納芋と同じものだと思います。

夢百笑 種子島蜜芋
種子島蜜芋のものがたり
1698年
(元禄11年)、領主・種子島久基の命を受けて、島民・大瀬休左衛門が琉球甘藷を栽培したのが始まりで、かの青木昆陽が日本全土に広めたのは、実にその37年後。
現在でも種子島は、国内で最も在来種が豊富な、まさにサツマイモの聖地ともいえる島なのです。
種子島蜜芋」は、その長い歴史の中でこのサツマイモ原種から特に優れた味覚のものを選別し伝承栽培されてきた種で、その名は島内の安納地区が主産地であったことに由来しています。
別名「幻の蜜芋」といわれるように、その形状は唐芋の原種に近い紡錘形丸形で肉色は鮮やかな赤みを帯びた黄金色。そして何よりねっとりした食感でおどろくほど甘味が強いのが特徴です。従来ノサツマイモのイメージとは異なる風味ゆえサツミモ嫌いの人でも食べられるといわれています。
 


わたしも、さっそく小さい芋を焼き芋にしてみたら、芋が焼けるとともに、
よい香りがして、蜜がじゅわっと流れ出してきました。

 
しっとりとして、焼芋というより、ちょっとたとえようがない甘さです。


こちらは今朝、ホイルに包んでオーブンで焼いたお芋。
竹串がすっと刺さるようになったら取り出して、
ホイルをあけると、なんと、蜜が流れ出しています。

  

 あまーい。おいーしーい。

これ今日のお昼ご飯ですが、主食をとばして、いきなりスイーツみたい。
やはり「蜜芋」という名前がぴったりですね。


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高知・東洋町議リコール署名の無効決定、最高裁取り消し/公務員もリコール請求可能に

2009-11-19 09:43:17 | ほん/新聞/ニュース
昨日、最高裁大法廷で、地方議員の解職請求(リコール)の代表者について、
過去の判例が見直されるという、画期的な判決が出ました。

「公務員は代表者になれない」と資格を制限した54年の最高裁判例を変更し、
署名は無効にならないとして、「リコール署名の無効決定」を取り消したのです。

この裁判は、高レベル放射性廃棄物最終処分場の候補地選定がらみでもあり、
「直接請求」のことでもあったので、両面から、注目していました。
6月に、この裁判が最高裁に回付されて弁論が開かれるという報道があり、
54年判決が見直されるだろということが予想されていました。

地裁判決からすでに2年近くたっていて、議員の任期も来年1月に迫っていますが、
東洋町選管は、最高裁判決にしたがって、すみやかに「署名を有効」として、
有権者の三分の一以上の署名を集めて提出した人たちの「直接請求」を尊重し、
リコール投票を実施してほしいものです。

高知・東洋町議リコール請求:無効取り消し訴訟 公務員も請求可能--最高裁
 ◇判例変更「政令は無効」

毎日新聞 2009年11月19日 東京朝刊

 地方議会議員の解職請求(リコール)を巡り、公務員が請求代表者になれるかどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允(ひろのぶ)長官)は18日、「なれない」とした地方自治法施行令の規定は無効と判断。公務員を請求代表者として集めた署名を無効とした1954年5月の最高裁判例を55年ぶりに変更した。判決は裁判官15人のうち12人の多数意見。【銭場裕司】

 高知県東洋町議に対するリコールで、公務員の農業委員が請求代表者の1人になって集めた署名を町選管がすべて無効としたため、住民側が提訴した。大法廷は「農業委員が含まれることを理由に署名の効力を否定することは許されない」と述べ、請求を棄却した高知地裁判決(08年12月)を破棄し、町選管の決定を取り消した。
 請求代表者は、請求に必要な署名を集めるほか、住民投票の際は開票立会人の選任や結果への異議申し出などを行う。
 大法廷は、地方自治法がリコールについて請求と投票の2段階に分けて規定を設けていることを挙げ、「公務員が請求代表者になることの禁止は投票段階にだけ適用される。施行令が請求段階について規定することは許されず、請求代表者の資格制限部分は無効」と結論づけた。最高裁が、法施行に必要な細則を定める政令について、法律違反として無効判断したのは5例目。
 住民側は、核廃棄物最終処分場の調査受け入れを主導したなどとして、町議1人のリコールを計画。請求に必要な有権者の3分の1を上回る1124人分の署名を集めた。地方自治法の規定に従い、2審を経ずに、1審判決を不服として上告していた。
 判決後に会見した住民側の中北龍太郎弁護士は「直接請求制度の不当な制限が取り除かれ、高く評価できる」と指摘。傍聴した沢山保太郎町長は「個人としては正しい判決が出たと考えている」と述べた。今後は改めて請求手続きが進められるが、任期満了に伴う町議選が来年1月に予定され、住民投票の実施は不透明という。
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 ■解説
 ◇制限の範囲検討を
 大法廷判決は、地方自治法の条文を厳格に解釈し、55年ぶりに判例を変更した。リコール請求代表者の資格制限が必要かどうかの判断は示していないが、「制限を設けるならば、その範囲は可能な限り明確に規定されることが望ましい」と述べた。内閣や国会は対応を迫られる。
 判決の補足意見では今回の問題を政策論としてとらえる意見が続いた。涌井紀夫裁判官は「どのような制限が許されるかは立法政策の問題として検討されるべきだ」と促した。地方分権の流れを指摘した宮川光治、桜井龍子両裁判官は「住民の決定が滞りなく行われる環境整備が、法律立案などに携わる者の責務だ」と指摘した。
 一方、判決で公務員は誰でも地方議員のリコール請求代表者になることが可能になった。影響力の強い首長らがその権利を行使する可能性もある。竹内行夫裁判官は、「公務員が請求代表者になることが住民の態度に影響を与える可能性は否定できないとした54年判決の指摘は、今なお重要だ」と反対意見を述べた。
 公権力に携わる一方、有権者でもある公務員の関与については、制限の範囲も含め十分に検討されるべきだ。【銭場裕司】
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 ■ことば
 ◇リコール
 直接請求の一つで、地方自治体の公職にある人を、任期が終わる前に住民の意思で解職する制度。原則として有権者の3分の1以上の署名で、都道府県知事、市町村長、議員の解職や議会の解散を請求できる。請求から60日以内に賛否を問う住民投票が行われ、有効投票総数の過半数が賛成すれば、首長や議員などは失職する。


リコール署名代表、公務員でも有効 最高裁が判例変更
朝日新聞 2009年11月18日

 地方議員の解職請求(リコール)をめぐり、解職を求める署名集めの代表者に公務員がいた場合、署名全体が無効になるかどうかが争われた訴訟の上告審判決が18日、あった。最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)は地方自治法施行令のうち、「公務員は代表者になれない」と資格を制限している部分は無効だと判断。「資格制限は有効」とした54年の最高裁判例を変更し、署名は無効にならないと結論づけた。
 最高裁が「法律の定めに反している」ことを理由に施行令などの政令を無効としたのは、児童扶養手当法の施行令(02年)以来で、4件目。
 今回の訴訟は、高知県東洋町で、町長と対立関係にあった町議に対するリコール運動での署名をめぐって起こされた。町民の有志が08年4月、有権者の3分の1を超える1124人分の署名を町選管に提出。ところが、6人の請求代表者のうち1人が農業委員であることを理由に署名が無効とされたため、署名の効力の有無が訴訟に持ち込まれた。最高裁では「解職の投票に公選法の規定を準用する」と定めた地方自治法の解釈が争点となった。
 リコールは解職を求める署名が規定数に達した場合、有権者による投票へ進む二段階の手続き。大法廷は、公務員の選挙活動を制限する公選法の規定を、後段の投票手続きにあてはめることは合理性があると認めた。だが、前段の署名集めまで資格制限している地方自治法施行令は「許される範囲を超え、無効だ」と述べた。
 この政令が無効とされたことで、農業委員に限らずほとんどの公務員が解職請求の代表者となることが可能になった。
 この日の最高裁判決を受けて住民が改めて請求すれば、東洋町選管は再び署名の有効性を判断することになる。(中井大助)



町議リコール署名の無効決定、最高裁取り消し
(2009年11月18日 読売新聞)

 高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致問題などを巡り、高知県東洋町の農業委員会委員(当時)らが、同町議に対するリコール(解職請求)を求めて集めた署名の有効性が争われた訴訟の上告審判決が18日、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)で開かれた。
 1審・高知地裁判決は、公務員である農業委員がリコールの代表者となって集めた署名は無効とした1954年の最高裁判例に基づいて原告側の請求を棄却したが、大法廷は地裁判決を破棄し、署名をすべて無効と判断した同町選挙管理委員会の決定を取り消した。
 1審判決によると、同町の農業委員ら住民6人は2008年4月、田島毅三夫町議のリコールを求めて署名を集め、1124人分の署名簿を選管に提出。これに対し、選管は翌5月、署名すべてを無効とし、住民側の異議申し立ても棄却する決定をした。
 住民側は決定の取り消しを求めて提訴し、1審が同年12月、請求を棄却したため、地方自治法に基づき、最高裁に上告していた。
(2009年11月18日16時01分 読売新聞)



公務員代表でも署名有効=高知県東洋町議リコール-最高裁大法廷
(2009/11/18 時事通信)

地方自治法施行令(昭和二十二年五月三日政令第十六号)



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以下は、高レベル放射性廃棄物の地層処分の動きと、
今回の判決にいたる経過の記事です。

高レベル処分地公募に応じる各地の動き(環境と原子力の話)

特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律(平成十二年六月七日法律第百十七号)

高レベル放射性廃棄物:概要(通産省 資源エネルギー庁HP)

東洋町長が高レベル放射性廃棄物処分場の独断応募(2007年01月26日 原水禁)


高知・東洋町議リコール署名訴訟、最高裁大法廷審理へ
2009年6月24日23時51分 読売新聞

 高レベル放射性廃棄物の最終処分場誘致問題などを巡る高知県東洋町議に対するリコール(解職請求)を求める署名が無効かどうかが争われた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(涌井紀夫裁判長)は24日、審理を、15人の裁判官全員で審理する大法廷(裁判長・竹崎博允長官)に回付した。
 公務員である農業委員会委員がリコールの代表者となって集めた署名は無効とした1954年の最高裁判例が変更される可能性がある。
 1審判決によると、同町の農業委員ら住民6人は2008年4月、田島毅三夫(きさお)町議のリコールを求めて署名を集め、1124人分の署名簿を同町選挙管理委員会に提出したが、選管は翌5月、署名をすべて無効とし、住民側の異議申し立ても棄却する決定をした。
 住民側は決定の取り消しを求めて提訴したが、高知地裁は同年12月、最高裁判例に基づき請求を棄却したため、地方自治法の規定に基づき、最高裁に上告した。
(2009年6月24日23時51分 読売新聞)



町議リコールめぐり18日判決 高知、署名の有効性が争点
2009/11/04 17:53 【共同通信】

 高知県東洋町議のリコール(解職請求)をめぐり、公務員の農業委員が集めた署名の有効性が争われた訴訟の上告審で、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)は4日、判決を18日に言い渡すことを決めた。有効と主張している住民側の訴えを一審は退けている。
 1954年の最高裁判決は「農業委員が請求代表者に含まれている場合、署名は無効」と判断したが、この判例が今回見直される可能性がある。
 町側は「54年の判例に基づき、署名を無効と判断した」として、上告棄却を求めている。
 一審高知地裁判決によると、住民有志は町議のリコール運動を展開、昨年4月に1124人分の署名を町選管に提出したが、町選管は代表者6人のうち農業委員1人が含まれているとして、すべての署名を無効とした。
2009/11/04【共同通信】



町議リコール、18日に大法廷判決=判例見直しの可能性-最高裁
2009.11.4 時事通信

 高知県東洋町の町議に対する解職請求(リコール)署名の効力が争われた上告審で、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)は4日、判決期日を18日に指定した。同様の訴訟で署名を無効とした最高裁判例が見直される可能性が出ている。
 一審高知地裁は「公務員である農業委員が代表者の一人となった署名は無効」とした1954年の最高裁判例に沿い、署名は有効とする住民側請求を棄却。住民側が上告していた。(2009/11/04-17:35)



東洋町議リコール訴訟、最高裁大法廷で弁論 判例見直しも
産経ニュース 2009.10.28 17:35

 高知県東洋町議に対する住民のリコール(解職請求)をめぐり、公務員の農業委員が請求代表者として集めた署名が有効かどうかが争われた訴訟の上告審弁論が28日、最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)で開かれた。弁論で住民側は「最高裁判例は見直されるべきだ」と主張、町側は上告棄却を求めた。判決期日は後日指定される。
 昭和29年の最高裁判例は「農業委員が請求代表者に含まれている場合、署名は無効」と判断しており、判決ではこの判例が見直される可能性がある。
 住民らは町議のリコール運動を展開して署名を町選管に提出。しかし、町選管は代表者に農業委員が含まれているとして、すべての署名を無効と判断した。住民側は異議を申し立てたがこれも棄却決定された。
 住民側は決定取り消しを求め提訴。高知地裁は棄却していた。地方自治法は、この種の訴訟で1審に不服がある場合、高裁への控訴ではなく最高裁に上告できると規定しており、住民側が上告していた。


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