熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

弁理士会員研修

2007-11-30 20:14:40 | Weblog
弁理士会員研修「パネルデイスカッション・弁理士による知財コンサルテイング事業とその展望」に参加してきました。

弁理士会の知財コンサルテイング検討委員会中間報告を中心に、パネラーの方々が知財コンサルテイングについての意見を述べていました。

知財コンサルテイング検討委員会中間報告は、それなりに纏まっていましたが、知財コンサルテイングについての各人のイメージがかなり異なっていました。
それだけ新しい事業分野ということなのでしょうね。

知財戦略コンサルタント育成研修に参加したときにも感じたことなのですが、弁理士のコア業務の専門性を高めることによりコンサルテイングスキルを向上させるという考え方と、経営コンサルタントに必要なスキルを知財コンサルテイングに移植するという考え方とがあるようです。

どちらの考え方が良いのかは、検証してみないと分かりませんが、一般的にベテラン弁理士は前者の考え方、若手弁理士は後者の考え方が多いようです。

知財コンサルテイングに明確な定義があるわけではなく、結局、各人がクライアントの真の要望を把握し、専門的知識を活用して問題解決を図ることになるのでしょう。
つまり、クライアントの要望の数だけ知財コンサルテイングの方法もあるわけで、共通するスキル(基礎的スキルとも言えますが)をどこまで標準化できるのかが検討の中心になるのでしょうね。

研修会に参加して分かったことは、知財コンサルテイグは未知の事業分野であり、弁理士としての専門性を活用する方法は、各自に任されているということです。

知財コンサルテイング成功事例の発表を期待しましょう(私が発表できれば良いのですが)。



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