常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

芽吹き

2019年04月22日 | 日記

桜が散り始め、モクレンも大きな花びらを落とし始めた。神社にあるケヤキの大木が芽吹き始めた。花は目まぐるしく咲きはじめ、百花繚乱の趣きである。そんななかの、大木の芽吹きは感動的だ。辺りに日陰をつくる前の一瞬だが、そのあまりの美しさに、歩を停めて見上げてしまう。春は木も、鳥も、冬中じっと蓄えてきた生命のエネルギーを一気に発散させる。それだけに、人に様々な感傷を起こさせる。

 あはれしる 三好達治

あはれしるおさなごころに

ありなしのゆめをかたりて

あまき香にさきし木蓮

その花の散りし忘れず

コメント (3)
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