のほほんと見えるこのわたしにも
苦手な人というのはあって、
時には人間関係のストレスというものも。
それが先日、とある友人と話していたら
友人の口からふと、昔とても苦手だった人の名が。
その友人も、その人には何度も泣かされたそうだけど、
驚いたことにわたしが最もストレスを感じていた頃、
その人がわたしのことをいつもほめていた、と言うのです。
しかも、その人からは大概の人の悪口は聞いたけれど
わたしの悪口だけは、聞いたことがなかった、と。
にわかには信じられず、ただただ驚くばかり。
だってその人には、本当に嫌な思いをさせられて
嫌われていると、今の今まで信じていたから。
わたしなりに、精一杯努力はしたつもりだったけど
返ってくるのは、不快な言葉や態度ばかりだったから。
そう言うと、その友人は
「それは、裏返しだったんじゃないかしら」と。
でも、もしその友人が言ったことが本当だとしたら
わたしは、その人に謝らなくては。
どれだけ嫌な思いをさせられたからとは云え
わたしは、その人の悪口を言ってしまった。
友達や親しい人たちに、愚痴ってしまった。
その人が発する不快なものに毒されないことに精一杯で、
その人がどうしてわたしにそういう態度を取るのかまで
思いやることなど、まるで出来ずに。
先日、NHKのとあるドキュメンタリー番組の中で
夜な夜な中学生に瓶や石を投げられるからと
NPOに助けを求めにきたホームレスの男性がつぶやいていました。
「でも、あの子達は家はあっても、帰る場所がないんじゃないか。
誰からも、心配されていないんじゃないか。
俺はホームレスだから、その気持ち、分かるけどな。」
自分に石を投げる中学生の孤独を
そのホームレスの男性は思いやることが出来るのに
わたしに嫌な態度や言葉を投げてくるその人の思いを
わたしはどこまで、思いやろうとしただろう。
「人が投ぐる憎しみを胸にあたため、
花のようになったらば、神の前に捧げたい」(八木重吉)
だからといって、その人と連絡を取りたいとは思えず、
ましてや、その人から受けたものを胸にあたためることも
花のようにすることも出来なかったけれど
せめて、わたしの心の中にまだ残っていた、
その人に対する負の思いを、
ごめんなさいの思いと共に、手放そう。
苦手な人というのはあって、
時には人間関係のストレスというものも。
それが先日、とある友人と話していたら
友人の口からふと、昔とても苦手だった人の名が。
その友人も、その人には何度も泣かされたそうだけど、
驚いたことにわたしが最もストレスを感じていた頃、
その人がわたしのことをいつもほめていた、と言うのです。
しかも、その人からは大概の人の悪口は聞いたけれど
わたしの悪口だけは、聞いたことがなかった、と。
にわかには信じられず、ただただ驚くばかり。
だってその人には、本当に嫌な思いをさせられて
嫌われていると、今の今まで信じていたから。
わたしなりに、精一杯努力はしたつもりだったけど
返ってくるのは、不快な言葉や態度ばかりだったから。
そう言うと、その友人は
「それは、裏返しだったんじゃないかしら」と。
でも、もしその友人が言ったことが本当だとしたら
わたしは、その人に謝らなくては。
どれだけ嫌な思いをさせられたからとは云え
わたしは、その人の悪口を言ってしまった。
友達や親しい人たちに、愚痴ってしまった。
その人が発する不快なものに毒されないことに精一杯で、
その人がどうしてわたしにそういう態度を取るのかまで
思いやることなど、まるで出来ずに。
先日、NHKのとあるドキュメンタリー番組の中で
夜な夜な中学生に瓶や石を投げられるからと
NPOに助けを求めにきたホームレスの男性がつぶやいていました。
「でも、あの子達は家はあっても、帰る場所がないんじゃないか。
誰からも、心配されていないんじゃないか。
俺はホームレスだから、その気持ち、分かるけどな。」
自分に石を投げる中学生の孤独を
そのホームレスの男性は思いやることが出来るのに
わたしに嫌な態度や言葉を投げてくるその人の思いを
わたしはどこまで、思いやろうとしただろう。
「人が投ぐる憎しみを胸にあたため、
花のようになったらば、神の前に捧げたい」(八木重吉)
だからといって、その人と連絡を取りたいとは思えず、
ましてや、その人から受けたものを胸にあたためることも
花のようにすることも出来なかったけれど
せめて、わたしの心の中にまだ残っていた、
その人に対する負の思いを、
ごめんなさいの思いと共に、手放そう。