17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
46年ぶりに日本で皆既日食が見られたこの日、
神戸でも、部分日食を見ることが出来ました。
朝からずっと曇り空で、半ば諦めてはいたものの
11時前に職場の全員で屋外に出てみたら、
太陽のまわりだけ、にわかに雲が薄くなって
そこには、三日月のような華奢な太陽の姿が。
観察用のめがねも何も持ってなかったけれど
雲のおかげで、ちょうどいい感じに。
わたしのバカちょんでは撮れなかったけれど
きれいに撮れた上司から画像を頂きました。
それにしても、月と太陽の大きさが1:400。
地球からの距離が、月と太陽でちょうど1:400。
それが皆既日食前後のダイヤモンドリングを生み出すという、
偶然にしては、あまりにも美しすぎる偶然。
宇宙がわたしたちのために、緻密に計算してくれたよう。
仕事という、最も世俗にまみれている最中に
悠久の宇宙の神秘を垣間見られたという、
貴重な経験をした一日でした。
たぶん誰もが経験したことがあると思うけれど、
わたしにも、まったく前後の脈絡なく、
心の中に、ふと言葉が「浮かぶ」というか
「降りてくる」ことが、時々あって。
つい先日、顔を洗っている時に突如降りてきた言葉は
「どんな人との出会いからも、人は贈り物をもらっている」。
洗濯するかどうかを迷っていたところだったのに
なんで急に、無関係にそんな言葉が?と思っていたら
続けて、「どんなに嫌な人からも、苦手な人からも。」
ええ~、嫌な人からも?と心の中で自分で驚いていると
「嫌な人の場合、贈り物に気付くのに時間がかかるだけ」って。
自分がもう一人の自分と対話してるような、変な気分。
タオルで顔を拭きながら、しばし考え込んだ後、
そっかー、確かにそうかもしれない、とちょっと納得。
思い返せば、どれだけ苦手だった人についても
「あの人のおかげで・・・」と言えるものがある。
OL時代、電話の応対の1つ1つにも毎回ダメ出しされて
何度も泣かされた、ストレス源の先輩がいたけれど、
電話での言葉遣いがきれいだと誉められるたび、
その先輩のおかげだと、時が経った今なら素直に思える。
かつての苦手な同僚も、裏での愚痴や悪口には閉口したけど
面倒見の良さは、今思えば、見習うべきものがあったな。
こういう言葉が、今浮かんだと言うことは
それが今、わたしに必要な言葉だったからに違いない、
そう思って、わたしの「なりたい」目標に追加することにしました。
もっと、ひとつひとつの出会いから
受け取る贈り物を、大切に出来る人へ・・・。
これもきっと、わたしの魔女修行のひとつと思って。
みみにゃんは暑さにも負けず、元気そのもの。
抜毛が多いのは相変わらずだけど
その中身が、ふわふわ柔らかい真っ白なアンダーコートから
白黒模様の長くてしっかりしたトップコートに変わりつつあって、
抜け毛シーズンも終盤にさしかかり、
夏モードに切り替えが完了しつつあるみたい。
そして寝相も、お腹丸出しで足をぴらーっと開いた夏モード。
こんな風に、風通しのいいところを見つけては
あっちでころん、こっちでころんところがっています。
昨日、7月14日はフランス革命記念日。
それとは全くもって関係ないけれど
今月隣のカフェテリアはカンボジア特集だったので
カンボジアを味わいに、職場のみんなでランチへ。
真夏のような暑さの厳しい昼下がりには
野菜とハーブたっぷりのアジアンなランチがいいみたい。
やわらかな味のスープとチキンライス、
お酢の効いたマリネのような野菜サラダ、
そしてココナツ風味のパンプキンムース、
なかなかおいしくて、いい気分転換になりました。
昨日からは京都で祇園祭の宵山が始まり、
来週末の24日・25日には大阪で天神祭。
8月1日にはPLとみなと神戸の花火大会があって、
その1週間後には十三の淀川花火大会、
そしてお盆がやってきて、京都では五山の送り火。
もうすぐ駆け足でやってきて、
またたく間に駆け抜けていきそうな、夏。
梅雨開けもまだだというのに
日ごとに力を増してゆく、朝のセミの大合唱。
昨日の九州の梅雨明けに続き、
このあたりに真夏が訪れるのも、もう間近。
そんな中、この夏わたしに異変が。
もう何年も、どれだけ暑い夏のさなかでも
靴下なしではいられなかった超冷え性のわたしが、
近頃、部屋で素足になったり、
時々パンプスやサンダルで外出したり出来るように。
漢方クリニックでも、「冷え性改善してますね」って。
「前みたいに、脈が沈まなくなっている」のだとか。
わたしが言わなくても、脈は語っていたらしい。
そういえば、本格的な漢方を始めて5年以上たち、
これまでは毎回処方量や内容が少しずつ変わっていたのに、
ここ半年くらいは、ずっと定着してるかも。
たまに風邪っぽくなったり、だるくなることはあっても
そのまま持ちこたえられて、重症化しなくなってきたみたい。
ここ半年以上病欠0で、体調が良い日の方が殆どだなんて
わたしにとっては、まさしく記録的な出来事。
それでも人よりは寒がりなのは間違いないけれど、
自分史上、もっとも健康になりつつあるみたい。
それが喜びと感謝に満ちた、この夏のわたしの小さな異変。