17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。
「西の魔女が死んだ」
これは最近、どういう話かも知らないのに、
何となく気になったから、たまたま録画しておいて、
思いがけず、わたしの宝物の一つになった映画。
同名の児童文学の物語をもとに
2008年に封切られたもので、
まずとにかく、映像詩と云ってもいいくらいに美しい映像。
そしてその美しく透明な風景の中で
静かに、優しく、切なく、おばあちゃんと少女の夏が過ぎ、
最後に届けられる、感動的で愛に満ちた、小さな奇跡。
ドラマチックでもなく、極めて淡々としたお話なのに、
ひとつひとつの台詞が胸に沁み、
静かな涙が頬をつたい、胸が愛と優しさで満たされ、
自分の心の中の、澄み切ったサンクチュアリに
そっととっておきたくなる、そんな作品でした。
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わたしも「西の魔女」と呼ばれるこのおばあちゃんのように生き、
彼女のように人生を閉じられる人になりたいな。
愛というゆるぎない軸が一本、すっと通っていて、
大切なものとそうでないものを迷うことなく、
凛として優しく、強くてあたたかい。
「魔女」とはつまりそんな素敵な女性のことなのかも。
そんな彼女の生き方に一歩でも、近づきたくて、
わたしも、主人公の少女「まい」のように
この映画を観て以来、密かに「魔女」修行の仲間入り。
いつの日か、わたしも「魔女」になれますように。
昨夜フランス語学校に行くため大阪天満宮へ行ったら、
あちらこちらに、浴衣を着た人々が。
天神祭にはまだ早いし、
何か七夕のイベントでもあるのかと思っていたら
今日になって、新聞でその謎が解けました。
「平成OSAKA天の川伝説」と題して
大阪天満宮の天神祭のプレ・イベントとして、
直径約7センチのプラスチック球にLEDを入れた、
「いのり星」2万個や願い事を書いた短冊などを
市内の中心を流れる大川に流したのですって。
こんな感じだったのだとか。
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記事を読みながらもあまりの残念さに、じたばた。
あんなすぐ傍まで行きながら、知らなかったとは。
知ってたら授業すっぽかしてでも、行ったのに。
来年まで忘れず、覚えておかなくては。
昨夜は雨こそ降らなかったものの、あいにくの梅雨空。
でもきっと彦星と織姫は、雲に隠れて、
二人だけの逢瀬を楽しんだのではないかしら。
前回書いたジンクスに加え、「笑う」というのも
バイオリズムを無理やり高める、かなり有効な手段みたい。
今日は同じ西宮に住む友達と、岡本でランチ。
とにかく、よく喋り、よく笑いました。
なんだか楽しくて、はしゃいじゃったみたいで
何がおかしいんだか、げらげら笑ってばかり。
昨日お布団けとばして寝てたせいで、少し風邪気味だったけれど、
そんな不調も、どうやら吹っ飛んでしまったみたい。
げらげらのおかげで、気分も体調もすっかり晴ればれ。
彼女の愚痴を聞くためのランチだったんだけど、
元気をもらったのは、むしろわたしの方でした。
しかも彼女の職場に新しく入った人が
わたしと同じ大学で、1-2年しか違わないらしく、
わたしに一度会いたいと、言ってくれているのだとか。
いつか会って、食事とか一緒に行くのも楽しいかも。
人生ってこういうことがあるから、面白いなあ。
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(今朝、気の早いセミの初鳴きを聞きました)
夕方帰って、そろそろ夕ごはんの支度という頃、
突然、今日が選挙の投票日であることを思い出し、急ぎ投票へ。
政治に関心があるわけではないのだけれど
その昔「女性にも参政権を」と戦った女性たちに敬意を表して
出来るだけ投票にだけは行こうと、いつの頃からか心がけていて。
ああ、良かった。ちゃんと間に合いました。
ツイてないウィークは、どうやら終わりを告げ
プチ・ハッピーな日々が戻ってきてくれたようです。
今週は、もう笑ってしまうほどにツイてないウィーク。
まずは、ポケットにちらしが入っているのに気付かず
洗濯してしまうという、大失態。
おかげで、洗濯物はすべて紙切れまみれ。
ベランダも、取り込んだ後の部屋の中も、
掃除してもしても、どこからともなく現れる恐怖の紙切れ。
そして遅くなって早く帰りたい夜に限って
JRが人身事故で大幅に遅れ、やっときた電車は缶詰状態。
しかもそれが、信じられないことに2日連続。
更に雨の日、自動ドアに急いで駆け込もうとしたら
雨でレインブーツの底が滑って
前足が大きく前にすべって、ひとり新体操。
体が柔らかくないわたしは、翌日ずっと筋肉痛。
その上、目覚ましが壊れて寝坊はするし、
お洗濯を干した日に限って大雨は降るし、
干さなかった日に限って、晴れるし・・・。
ひとつひとつは大したことないのだけど
よくもまあこれだけ、1週間で立て続けに起こるとは。
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でも先週、あんなとびきりいいことがあったから
この程度の不運や嫌なことがあるのは、当たり前。
もし神さまが、こういう日々を一定期間がまんしたら
あのとびきりの1週間をあげる、と言うのなら、
わたしは迷わず、1週間でも1ヶ月でも我慢する方を選ぶから。
そしてそういう時は、どういうわけか
お年寄りに席を譲ったり、急いでいる人にレジの順番を譲ったり、
散らかっているトイレをきれいに片付けてから出たり、
そういう他人のための「プチ・一善」を心がけていると
ツイてないバイオリズムから、抜け出しやすいみたい。
これは経験からきた、わたしのジンクスのようなもの。
そのジンクスが少しずつ効き始めた予感と共に
ネタの尽きない1週間は終わっていくのでした。
いつの間にか1年も半分が過ぎ、
梅雨空の下、今日から7月。
順番が前後してしまうけれど
先週わたしの誕生日に行ったレストランをご紹介。
旧逓信省芦屋別館を改築して出来た
レトロな雰囲気の芦屋モノリス。
以前わたしが住んでいたところの近くに出来た、
とても落ち着いた雰囲気のフレンチレストラン。
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お料理も、豪華のみならず丁寧できめ細やかな味がして、
ゆったりと贅沢な時間が味わえる、大人の空間。
それなのにスタッフの方々は、気さくで話しやすく、
「お料理ごとに合うワインを、グラスに少しずつお任せで」
などというわがままにも、快く対応してくれて。
もちろんお安くはないけれど、十分満足できるお値段でした。
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こんなにおいしいものを食べてしまって
バチが当たらないかしらと、心配。
心ゆくまで摂取しつくしたカロリーは
今週頑張って、必ずや消費しますから。
頻繁には行けないけれど、またいつか行きたいな。
そうまずは一度、ランチにでも。