この月もおふくろの介護の関係で大阪・住之江に行くこと度々。
記憶は記録。
ふり返る際に思い出したい事項は書き記しておく。
1日は日曜日。大阪に戻りたくても戻れない身体状況のおふくろ。
投票したくても投票のできない身体。
大阪都構想投票権はあるが投票券もない。
郵便物のすべてを我が家に転送することはできない。
証明書に関するもの、投票券もまた本人確認が取れなければ差出人にもどされるはずだ。
投票券は宙に浮いたままになった。
なんとかしてでも、投票したい気持ちはあっても足がついていかない。
残念ながら棄権せざるを得ない。
介護施設や病院に入院している場合は選挙管理人が直々に伺って、本人確認の上、代筆投票せざるを得ない。
そんな府民はどれくらいの人数になるのだろうか。
4日、起きて新聞読みしていたら前夜のおふくろのおもらしがあったことを話すかーさん。
廊下に点々と光るなんかが・・それはおもらしの痕跡。
間に合わなかったのだろうが、ごめんな、と伝えたそうだ。
履く下着の関係に女性特有のおもらしに経験もあるというかーさん。
認知症と疑う人も多々あるかのようにテレビ報道で見かけるが、世の中の介護に認知症に小便ならまだマシ。
大便の場合は特に臭いがつきもの。
ネットで見たその晩に認知症の大便漏らしに臭いの出ない特効薬があるらしい。
7日、従兄妹のねーちゃんが、おふくろの方が役立つだろうと送ってくれた最近流行のお尻に敷くマットハニカムゲルクッション。
役所からのプレゼントらしいが・・・・
10日、午前11時の通院を予定していたふくつじ歯科医院。
前夜の食事から訴えだした歯痛。
実際の痛さは左頬下。
歯茎の腫れもあって予定日の診察は昔にかぶせたところからの腫れ。
原因はわからないが、その部分のやり直しに外そうとしたが痛がってなんの処置もできなかったから1週間後の11月17日に再診予定した。
それまで、もし痛みがあれば、と薬局処方箋にカルナール錠。
翌々週の11月24火曜も予定し、また内部的なものであれが設備の整っている口腔外科を紹介する、と伝えられた。
そんなこともあったが、その日のお昼。
さんきゅう寿司は痛みもなく食べたが、左頬下・歯茎の腫れはまるでたん瘤のように大きくなった。
しばらく様子見いと判断したが・・・
さんきゅう寿司ネタが美味しい、美味しいとパクパク。
そのときの腫れは酷くはなかったのに、夕方になってから瘤のように大きくなった腫れ。
傷みはないが、食べすぎたのか満腹で晩ごはんが食べられずだったが昆布で半分食べた。
就寝時の体温は37度。特に痛みもなく、午後11時就寝した。
11日、北海道に東京、大阪も・・・
医師会も認めざるを得ない第3波の動きが報じられた。
その日の腫れは、あるようだけど寝ているから状態つかめず。
起きたくても起きる気持ちも失せるからなのか、今日の幸寿苑は行きたくないと伝える。
ぐっすり寝たおふくろに声かけしてもしんどいのか、生半可返事。
もう朝やで、9時半になったし、外はお日さん燦燦。
雨戸開けるで、といえばそうしてという。
それから20分後、かーさんも声かけてベッドに座ってもうたら、まぁ、綺麗になって・・・
あの醜い腫れは、ほんと消えた。
体温は36.2度になった。
口腔内の痛みはややあるものの、腫れが治まって気分的にほっとして落ち着き。
トイレに洗面、普段の朝になった。
12日、前夜はグダグダ、グズグズ言って幸寿苑は行かないと言い出した。
腫れはほとんどなく、傷みも和らいでいるが、左下の頬下が気になるようで押さえたら痛いという。
行きたくない理由付けと判断し、13日金曜日を休んだら、次の月曜日までの一週間が入浴しなかったことになる。
不衛生から病に発展する可能性もあるから、それでいいのですか、と・・・・
洗髪もしない頭も綺麗にしたいでしょう、とおふくろの医療介護の意識を戻すために説得したら、そうする、という。
ぐっすり就寝した朝の体温は36.7度。
痛み止めの薬は必要ない。
次回の歯科医院治療は17日の火曜日。
怖がりが痛いという逃げ道をつくっている。
入院しているときもそうだった。
歯科医に伝えて麻酔をしてもらってでも歯の治療をせんとあかんやろ・・・
通所リハから戻ってからは、テレビ三昧。
そろそろ食事にトイレ行きたくなり、ズボンを履いたままチャック下ろしてリビングから出ようとした午後7時45分。
かーさんは炊事中、私は風呂からあがったそのときに聞こえたリビングドアに当たったガチャンの音。
目撃したかーさん。
建具に左手でが滑ったらしく、その身体がまま後方斜めに倒れたガチャン音に驚いたが、腰は打っていないようだ。
尻もちはついてないが、頭の後ろが当たった部分がちょと痛いような、と・・・
それから起こそうとしたが、両足が前に出たままでたちあがることもできない。
椅子を移動し、脇を抱えて立ち上げようとしたが、脇から中に入った胸が痛いというから断念。
テーブルに手を置いてなんとか自力で椅子に座った。
落ち着かせて聞いた第一の原因は、ズボンがずれたままで足元が不安定になって・・・
しかも捕まるところがない。
建具をつかもうと手が滑って、横から落ちるように倒れたようだ。
椅子から離れ、一人立ちしてからトイレ行き。
座って用を足したあとも立てたという。
午後8時、トイレも済まして今まで通りにリビングに戻って椅子に座って晩食に美味い、旨いといつもの食欲に、もうこれ以上、何も起こらないでいてくれ・・・・
とにかく何が原因をつくったかといえば、すべてが手抜きしたことによる、自らのそれでいいという勝手な判断。
気を抜くとこうなると反省は・・・したようなしてないような、である。
すまんな、すまんなというが・・
14日、T病院・整形外科の2カ月診断に初診の内科もある。
玄関受付に自動体温計測。
距離感が、わからなくなる。
西棟病棟で世話になったT看護師。
どちらが先に呼ばれるかわからないので、私は内科前に。
午前10時20分に、ここで2度目のコールやった。
まずはレントゲン撮影だった。
10時33分に入室。
整形外科のN医師の診断は52分。
コルセット外してよろしい、とやっと許可が下りた。
幸寿苑には口頭で伝えたらよろしいです、にほっとした。
ただ、普段の暮らし方に注意してください、と。
退院して3ヶ月半。
やっと解放されたコルセット装着。
これからは内科医師に従ってください、と。
次回診察令和3年2月4日。
11時に予約した医師は女医のY医師。
前回はアレルギーの薬が出てますが、と連絡をくれた自分薬局。
かーさんに確認の電話をいれたら、そのような話しは医師からなかった、と伝えたら。薬剤師さんはわざわざN医師に確認取り。
回答は、来年の2月診療に処方する、と・・・
16日、起きたてに話すかーさんの話はおふくろについて・・・
リビングに座っているときに鼻くそほじくり、それはそれでいいのだが、その結果が出血・鼻血。
実は痒い原因はかさぶた。
何度も、何度も、そうするから出血する。
軟膏処置をしてあげても、注意しても繰り返す、ほじくるなら私の目に入らないベッドでやってほしい。
これまでの事例に、痒くて掻いた皮膚が爛れて真っ赤。
耳くそが溜まり、痒くなるから掻く。
だから出血どころが腫れ。
結局は耳鼻科医院の世話になる。
おまけにもうひとつ。
晩ごはんを食べて、ゆっくり寛いでテレビ見るのも良しだが、いつまで経ってもベッドに向かおうとしない。
私が入浴を終える午後10時ころにはベッドに移動し、私もリビングで寛ぎたい。
だから早く寝て欲しい。
おとーさん、以前に言ったよね。
早ようにパソコン部屋に来てくれたら、こっちも邪魔って。
いやいやそこまで言ってないが・・・ぐちぐちが出るのはストレス溜まり。
世話はするけど私の自由時間を、ということであるが・・・
17日、朝食摂っているときのかーさんのグチ。
昨夜の晩食に熱々のシチューを食卓に置いたら、すぐさま口にした。
とたんに熱いと叫んだ。
熱いから、と伝えて置いとくと、最後の方に食べようとして、口にしたら冷たい。
そうなると、もういらんわって何。
昔はそんなこと一つもなかったけど・・・
気ままになったおふくろの態度。
考えてみれば、長期入院に患者がテーブルを囲むことなくベッド食だった。
またテーブル食に戻ったが、一斉に食べるわけでなくソーシャルデイスタンスに一人、一人の食事に慣れてしまい、それでいいのだと思う感覚になったと推定する。
幸寿苑での食事は、はっきりはしないが、どうも一斉に食べるのではなく、配膳した順に、個別の食事になっていると考えたら、我が家で個食でもいい、と思ってしまうようになったと考える。
ふくつじ歯科医院通院。
本日は歯の掃除だけ。
12月8日に予定する治療は、ブリッジをするため本歯の隣の歯をまず削る。
それからブリッジをかけられるようにし、本治療に移る考えである。
18日、幸寿苑から戻ってきたおふくろ。
特に話すべき事項はなかったようにいつもと同じ状態。
たまたま横に座ったそのとき、鼻水をすすりだした。
もしか、風邪では?と思って鼻水具合を尋ねた。
幸寿苑にいたときは寒いこともなく普段通り。
帰ってから寒いと思うようになったそうだ。
そういえば起床時のことだ。
かーさんがいうには、寒い寒いというから着るもの着せたそうだが,、出かける前の体温は36.4度。
特に問題はなかったが・・・
鼻水具合に気がつかなかったかーさん。
暖房のガスファンヒータが、とにかく熱くて、熱くて、たまらんからパソコン部屋に移動したという。
寒いのは、朝も同じだから気にも止めなかったが、鼻水がでるくらいなら風邪をひいている可能性がある。
今日の晩御飯も美味しい、というが、以前より少ないように思えた量で食事を終えた。
気になったかーさんが、体温を計ったら37.2度。
微熱があるやんか。
夜の薬以外に処方してもらっている熱下げの薬を午後9時過ぎに服用。
歯を磨きにリビング室から出ようとしたそのときにポツリと言ったおふくろ。
リハビリ運動中にポキッと音が聞こえた。
その音量高くリハビリ療法士も驚いたくらいの音量。
腰の方から聞こえたらしく、その部位を指すが、傷みはないという。
私もジムの運動はじめの準備運動にいつも腕関節からポキっと音がする。
関節が、関節を触れる音でしょうか、その音であれば問題はないのだが・・・
微熱はあるが、しんどくはない、というおふくろ。
午後9時半過ぎにはベッドに横になって就寝した。
19日、朝の5時に目が覚めて、額に手をあててみたら冷とう感じたから安心してまた寝たという。
午前9時半の状態にほっととする。
午前11時、起き上がって額に手を・・・
冷たいと自己評価に計った体温は36.8度にひと安心する。
洗顔済ませてリビング室に移り、お腹が減ったというからバナナ1本。
それでも足らないというから昨夜のン残り物を食べた午前11時半。
しばらくすれば昼飯の蕎麦もまたぱくぱく食べた。
すっかり体調が戻ったわけだが、微熱はあっても翌日には冷める。
こんなことは今になって初めてではなく、圧迫骨折処置に入院していたときも同じようなことが度々あった。
病室替え、入院棟替えを伝えられたその日、或いはあくる日に発症する微熱によって移動は止められた。
微熱がなければ病院側が予定していた日に移動するのだが、そのとき、そのときの微熱発症で、退院日が退いていったことを思い出した。
20日、おふくろ就寝したその直後にポツリと話すかーさん。
今日買ってきたグレーのセーターを2枚。
幸寿苑から戻ってきたおふくろに試着してもらったら喜んでいた。
そのセーターは、就寝前に着た。
温いから、といって脱がずに横になり、そのまま就寝。
せっかくかってきた新品が、いきなりジャージバジャマのような感覚で着たことに呆れ顔。
就寝したときにそのことを伝えたおふくろに着替えるよう伝えたが、どうだった、といきなりいわれても、一部始終は聞いてないから知らんし・・・と。
翌朝の起床に確認したらちゃんと着替えていた。
あかんことは、あかんと反省したのだろう。
22日、起床してからいつもの通り朝刊に目を通していたら、かーさんがポツリといった。
長男夫妻の新築に、お嫁さんのお母さんからとおばあさんが頭金にうん万円をお祝いに提供したこと、知っているか、という。
その件は、かーさんから聞いたけど何か・・・
ふと、おふくろがその頭金についていい出したそうだ。
お嫁さんの家族にえー人がいて、Kちゃんは幸せ。
徳があるんやなぁ、と口にしたからびっくりしたそうだ。
なんで、と聞けば・・・。
実は頭金の件を、すっかり忘れていたかーさん。
かーさんがおふくろに伝えたこと。そのことを、かーさんはしゃべったことをすっかり、忘れていた。
伝えたのは、かーさん。
その伝えた行為そのものを忘れてしまったかーさん。
これじゃ、いつなんどきでも、発生しかねない、とんでもない誤解を生じる記憶に残らない自身の発言記憶。
家庭内トラブルになりかねない発言記憶。
注意しとかなあかん、というが、発した言葉の責任は本人がもつべきもの。
あぁー認知症が怖い。
政府は24日、観光支援事業「Go To トラベル」で、新型コロナウイルスの感染が拡大している札幌、大阪両市の一時除外を決定した。
期間は同日から12月15日までの3週間。
両市を目的地とした旅行に関し、予約済み分は12月1日出発のものまで割引対象とし、それ以降は適用外とする。
利用客の解約料負担はなくし、キャンセルで損害を受けた事業者には政府が補償する。
北海道や大阪府は感染拡大が深刻な状況として、両市をトラベル事業から一時外すよう政府へ要請。
菅義偉首相や西村康稔経済再生担当相、赤羽一嘉国土交通相らが24日午後に首相官邸で会談し、除外を正式に決断した。
会談後、赤羽国交相は「これ以上の医療の逼迫(ひっぱく)は回避しないといけない」と述べた。
感染者が急増している東京都の扱いに関しては、現時点で都から除外の要請がないと説明した。
割引対象から外れるのは、札幌、大阪両市を目的地とする旅行。利用客から予約のキャンセルがあった場合、政府は旅行・宿泊業者に対し、その旅行代金の35%を補填(ほてん)する。
新規予約の受け付けは停止する。
一方で、両市から出発する旅行は引き続き割引対象とする。
トラベル事業で回復している観光需要の落ち込みを最小限に抑える狙いがある。
25日、大阪・住之江の居住地に向かう。
たまりにたまっている郵便ポストに投函された多数のチラシを整理しなきゃならんだろう。
溢れたポストであっても無理やりにでも詰め込もうとするアルバイト的(だと思っている)ポステイングマン、或は、直接営業しているセールスたち。
えーかげんにせーや、といいたい。
今回は、おっとろしいほどの枚数が投函されている” 大阪都市構想投票“に関するポステイング。
「希望ある大阪に・・・・反対」、「大阪市を廃止・・・反対」、「投票用紙に反対と書きましょう」、「大阪市民は損をする」、「住民サービスは確実に低下」、「市民のお金が府民に吸いあげ・・」、「市民がメッチャ損する・・」、「2度と大阪市に戻れない」、「11.1 必ず反対投票を・・」、「貧乏な自治体に・・」・・・などなど。
センセーショナルな文字の羅列。
「大阪市は消滅」ワード。
洗脳の文言にえらいことになる、恐怖感に怯えた市民はしり込みされたのか、都構想は成立しなかった。
「区役所はなくなりません・・」、「敬老パスはなくなりません・・」、「水道料金も・・」、「市営住宅の家賃もあがりません・・などなど。
おとなしい、穏やかなというか、素直な文言に、訴求力は逆に大丈夫なのか、と思えるほど弱い。
それにしても、チラシに一切表示のない団体名。
どれもこれも代表者名を伏せたチラシ。
責任をもたない、名乗れない団体グループに煽られたワード。
無名の人たちが、堂々と配るポステイングチラシに辟易しながらも、長時間振り分け作業。
すべて廃棄処分した。
(R2.11.14、25 SB805SH撮影)