この年も出かけた十津川村の滝川。
ビジネスマン時代に仕事を共にした仲間たちと年に一度が落ち合う地だ。
今年で30回目となる十津川の遊びのコースはいつもと同じ。
朝は8時10分に友人のUさんとAさんとともに我が家を出発する。
ジャスト9時に着いた大和高田でUさんやT夫妻と合流する。
一路、旧大塔村を目指すが、いつも待ち合わせをしていた五條市旧西吉野村の「こんぴら館」が閉鎖中だったことから、この年はそこより先にある天辻峠越えの「吉野路大塔」・「星のくに」だ。
着いたのは10時15分だった。
そこにはいつも遅れてくるSさんが待っていた。
毎年どころか、始まったころから参加していたMさんは、家の事情でやくなく断念。
寂しいことだが仕方がない。
ゆっくりその場で話している間はない。
行先は風屋ダムを越えた滝川だ。
2年前に発生した豪雨・山崩れはあちらこちらに無残な姿。
自然が回復するには何十年もかかることであろう。
毎年世話になっている民宿津川へ着いたのは11時半だ。
国道は舗装されて、トンネル化も多くなったことから、走りやすくなった。
40年前に訪れた頃は、舗装されておらず、地道がほとんどだった。
くねくねの道はワインディングロード。
ワゴン車の後列に座った友人たちは間違いなく酔った。
乾いた砂利道は車が通るたびに砂煙をあげていた。
年々、早くなる国道は快適感で走行できる。
民宿津川に到着すればお二人のおねえちゃんが前庭に生えていた雑草を刈り取っていた。
数年前に母親を亡くしたが、今でも健在のおやじさんの後を継いで営業中だ。
ありがたく今年も、昴の郷の「星の湯」・「温泉プール」、十津川温泉の「庵の湯」、湯泉地温泉の「滝の湯」・「泉湯」で利用できる日帰り温泉「割引券」をいただいて支流滝川の上流へと向かう。
林道内原線を走っていけば「全面通行止め」の立て札があった。
「これより4.5km 崩土および路肩決壊のため全面通行止め」で笹の滝へは通行不可であると十津川村が立てたゲートだ。
ここは最上流の「奥里」。
ぎりぎりいっぱいの村人が利用する生活路である。
40年間も通い続けてきた支流滝川の最上流の笹の滝。
初めて行ったときの村道景観に感動したことを覚えている。
覆いかぶさる樹木の間から零れる光が眩しかった。
キラキラと輝いていた。
いつしかその感動も慣れっこになっていた。
観ることどころか、立ち入ることさえできなくなった滝の景観。
道路復旧のめどはたっていない。
今もまた、台風18号(マンニィ)の影響で奈良南部は激しい雨の恐れがある。
2年前の豪雨にならないよう、祈るばかりだ。
仕方なく昼食の場を求めて川を下った。
何時、雨が降るかもしれないこの日の天候状態。
トイレが設置されている広場としたが、試しに川に下りてみた。
僅かに場があった。
パラソルを設置したものの、ときおり吹く強い風で飛んでいく。
危険な状態を感じて、やむなく外したパラソル。
日中の日差しはまともで暑い。
持ってきたコンロは2台。
1台は新品で、198円で買った徳々盛り乾麺うどんを茹でる。
茹でる時間は10分間。
その間はもう一つのコンロで料理する。
いつも参加しているF料理長が日本のマチュピチュこと、和田山の竹田城跡へ行っているらしく、我こそとフライパンを手にしたTさん。
炒めるぐらいはラクラクとかで、トライアルで買ってきたバジルソテー味付け鶏肉を焼いていく。
大きな鶏肉が3枚も入って298円で売っていた。
シオ・コショウを振ったこま切れゴーヤも入れて焼く。
乾麺うどんはまだ茹であがらない。
もう一つの一品は、これまたトライアルで買った宮崎工房あらびきソーセージ。
400gで298円で売っていた。
味付けは不要のソ-セージのできあがりは早い。
うどんが茹であがるまではパクパクと口に放り込む。
食が進むフライパン料理である。
茹でたうどんは4束ずつを2回。
合計8束を茹でた。
カップ椀に盛りつける前に出汁作り。
出汁はミツカン麺つゆ2倍、プライスカットで178円だった。
トイレ横にある山から湧き出る水道水を汲んできて2倍に薄める。
ショウガ、ネギ、モミノリをトッピングしていただく。
のど越しが良いからツルツルだ。
いつもの味のぶっかけうどんに満足する。
2回目に茹でたうどんの半分はツケ麺で食べる。
その残りの半分はフライパンで炒めてゴーヤチャンプルーうどん。
フライ返しも慣れたものだ。
ブタバラスライス肉800gの1/5ぐらいを予め分けておいた。
それにゴーヤを混ぜて炒める。
フライパンの油はエクストラバージンオリーブオイルだ。
家で使っているオイルを持ってきた。
焦げ付かないし、香りが良いので、最近は安売りであってもサラダオイルは使わなくなった。
うどんを混ぜる際の出汁は創味のつゆ。
うま味を引き立てる出汁である。
毎度、家で食べている同じ味に箸が進む。
ひとときの食事を終えて釣りにチャレンジ。
この川は水コケが貼りついているからアユの生息川。
ときおり、キラッ、キラッと光るが、釣れるワケがない。
小っちゃな魚もいるけど、何なのか。
ザルで掬ったこまっちゃん。
待つことしばし、一尾が中に入った。
どんなんかいなと思えば、アブラハヤだった。
その後もしばらくはここで時間つぶし、ではなく竿を出して釣りをすれどもさっぱりアタリがない。
玉子を持ってきたことを思い出して、玉子焼き。
さすがのTさんは片手で玉子割り。
アルバイトをしていた料理屋で覚えたとか・・・。
ぶっかけうどんの残りのネギも入れて焼きあげる。
味・・・、はない。
シオ、コショウ入れてなかったと笑って返すTさん。
料理長見習いの一日目である。
食事を摂ってから数時間後の15時。
子供のクラブ参加で遅れて到着したW一家もここへ下りきた。
こんな場所でもソフトバンク携帯が繋がるってことに驚いた。
繋がらなければ顔を合わせることもできない、広場の下。
ありがたいことである。
川原で記念写真を撮って、日帰り温泉を目指す。
この日は昴の郷の「星の湯」。
着いたのは16時過ぎだった。
温泉で疲れた身体を癒して、民宿津川に着いたのは18時前。
新しいトンネルが2か所もあって、ここでも早くなった。
あれほど食べたのにお腹が減ったということで食事は18時半にスタートした。
そのころから降りだした雨は降りやまずで、子供が楽しみにしていた花火は断念する。
日帰り温泉で癒した身体は、寛ぎの夜の宴。
一年ぶり、三年ぶり、久しぶりに合う顔ぶれに笑みが自然に零れる。
勝手知ったる民宿津川。
我が家のようで、勝手に冷蔵庫から取り出したビールで乾杯する。
ゆったりした時間が流れていく。
津川名物のシシ鍋は40年間も変わらず、である。
親父さんが射とめたシシ肉を味わった。
昨今はねえちゃん二人が作った料理でもてなし。
田楽味噌のナスが美味しいのである。
昨年はまったくなかったアユも皿に盛られて美味しそう。
すこしずつ戻っているようだが、匹数が少ないのでアユの造りは膳になかった。
青葉、カボチャ、レンコン、ショウガに・・・モロヘイヤの葉の天ぷらだ。
美味しかったのはシカ肉のカラアゲじゃなくて、竜田揚げ。
これが美味いんだなぁ。
美味しい津川の料理で舌が満足に唸る。
いつもの通り饒舌になったAさんのお話に耳を傾ける。
何時間、話しこんだことだろうか、外は雨。
花火もできない夜の宴。
カラオケしたいと申し出て、お願いするも通信カラオケは使用不可。
昨年に出力した契約条項を知らずにそのままにしていたら契約が切れたようだ。
あれやこれやとカラオケ装置をみても判らずじまい。
カラオケマイクならとテレビに繋げて実行開始。
スピーカーはテレビからの音声なのでもうひとつだが、とにかく唄える。
そのころ、21時過ぎ。
出てきた点数は70点そこそこ。
あれやこれやと選曲して唄い続ける唄い手さん。
80点。ここまでくればもっと大台にも、というわけで吠えまくるゴジラマンは私だ。
90点。
こうなりゃ我も我もと勢いがつく22時。
いったい、何時になったら終わるんだろか。
唄い手さんはUさん、りっちゃん、ゴジラマンに続いてとうとう登場したUさん。
おどるポンポコリンで幕を閉じた時間は23時だった。
そのようなことで、飲んだビールはこれだけ。
例年より少ないのは欠場したMさんのお陰であろうか。
(H25. 8.31 SB932SH撮影)
(H25. 8.31 EOS40D撮影)
ビジネスマン時代に仕事を共にした仲間たちと年に一度が落ち合う地だ。
今年で30回目となる十津川の遊びのコースはいつもと同じ。
朝は8時10分に友人のUさんとAさんとともに我が家を出発する。
ジャスト9時に着いた大和高田でUさんやT夫妻と合流する。
一路、旧大塔村を目指すが、いつも待ち合わせをしていた五條市旧西吉野村の「こんぴら館」が閉鎖中だったことから、この年はそこより先にある天辻峠越えの「吉野路大塔」・「星のくに」だ。
着いたのは10時15分だった。
そこにはいつも遅れてくるSさんが待っていた。
毎年どころか、始まったころから参加していたMさんは、家の事情でやくなく断念。
寂しいことだが仕方がない。
ゆっくりその場で話している間はない。
行先は風屋ダムを越えた滝川だ。
2年前に発生した豪雨・山崩れはあちらこちらに無残な姿。
自然が回復するには何十年もかかることであろう。
毎年世話になっている民宿津川へ着いたのは11時半だ。
国道は舗装されて、トンネル化も多くなったことから、走りやすくなった。
40年前に訪れた頃は、舗装されておらず、地道がほとんどだった。
くねくねの道はワインディングロード。
ワゴン車の後列に座った友人たちは間違いなく酔った。
乾いた砂利道は車が通るたびに砂煙をあげていた。
年々、早くなる国道は快適感で走行できる。
民宿津川に到着すればお二人のおねえちゃんが前庭に生えていた雑草を刈り取っていた。
数年前に母親を亡くしたが、今でも健在のおやじさんの後を継いで営業中だ。
ありがたく今年も、昴の郷の「星の湯」・「温泉プール」、十津川温泉の「庵の湯」、湯泉地温泉の「滝の湯」・「泉湯」で利用できる日帰り温泉「割引券」をいただいて支流滝川の上流へと向かう。
林道内原線を走っていけば「全面通行止め」の立て札があった。
「これより4.5km 崩土および路肩決壊のため全面通行止め」で笹の滝へは通行不可であると十津川村が立てたゲートだ。
ここは最上流の「奥里」。
ぎりぎりいっぱいの村人が利用する生活路である。
40年間も通い続けてきた支流滝川の最上流の笹の滝。
初めて行ったときの村道景観に感動したことを覚えている。
覆いかぶさる樹木の間から零れる光が眩しかった。
キラキラと輝いていた。
いつしかその感動も慣れっこになっていた。
観ることどころか、立ち入ることさえできなくなった滝の景観。
道路復旧のめどはたっていない。
今もまた、台風18号(マンニィ)の影響で奈良南部は激しい雨の恐れがある。
2年前の豪雨にならないよう、祈るばかりだ。
仕方なく昼食の場を求めて川を下った。
何時、雨が降るかもしれないこの日の天候状態。
トイレが設置されている広場としたが、試しに川に下りてみた。
僅かに場があった。
パラソルを設置したものの、ときおり吹く強い風で飛んでいく。
危険な状態を感じて、やむなく外したパラソル。
日中の日差しはまともで暑い。
持ってきたコンロは2台。
1台は新品で、198円で買った徳々盛り乾麺うどんを茹でる。
茹でる時間は10分間。
その間はもう一つのコンロで料理する。
いつも参加しているF料理長が日本のマチュピチュこと、和田山の竹田城跡へ行っているらしく、我こそとフライパンを手にしたTさん。
炒めるぐらいはラクラクとかで、トライアルで買ってきたバジルソテー味付け鶏肉を焼いていく。
大きな鶏肉が3枚も入って298円で売っていた。
シオ・コショウを振ったこま切れゴーヤも入れて焼く。
乾麺うどんはまだ茹であがらない。
もう一つの一品は、これまたトライアルで買った宮崎工房あらびきソーセージ。
400gで298円で売っていた。
味付けは不要のソ-セージのできあがりは早い。
うどんが茹であがるまではパクパクと口に放り込む。
食が進むフライパン料理である。
茹でたうどんは4束ずつを2回。
合計8束を茹でた。
カップ椀に盛りつける前に出汁作り。
出汁はミツカン麺つゆ2倍、プライスカットで178円だった。
トイレ横にある山から湧き出る水道水を汲んできて2倍に薄める。
ショウガ、ネギ、モミノリをトッピングしていただく。
のど越しが良いからツルツルだ。
いつもの味のぶっかけうどんに満足する。
2回目に茹でたうどんの半分はツケ麺で食べる。
その残りの半分はフライパンで炒めてゴーヤチャンプルーうどん。
フライ返しも慣れたものだ。
ブタバラスライス肉800gの1/5ぐらいを予め分けておいた。
それにゴーヤを混ぜて炒める。
フライパンの油はエクストラバージンオリーブオイルだ。
家で使っているオイルを持ってきた。
焦げ付かないし、香りが良いので、最近は安売りであってもサラダオイルは使わなくなった。
うどんを混ぜる際の出汁は創味のつゆ。
うま味を引き立てる出汁である。
毎度、家で食べている同じ味に箸が進む。
ひとときの食事を終えて釣りにチャレンジ。
この川は水コケが貼りついているからアユの生息川。
ときおり、キラッ、キラッと光るが、釣れるワケがない。
小っちゃな魚もいるけど、何なのか。
ザルで掬ったこまっちゃん。
待つことしばし、一尾が中に入った。
どんなんかいなと思えば、アブラハヤだった。
その後もしばらくはここで時間つぶし、ではなく竿を出して釣りをすれどもさっぱりアタリがない。
玉子を持ってきたことを思い出して、玉子焼き。
さすがのTさんは片手で玉子割り。
アルバイトをしていた料理屋で覚えたとか・・・。
ぶっかけうどんの残りのネギも入れて焼きあげる。
味・・・、はない。
シオ、コショウ入れてなかったと笑って返すTさん。
料理長見習いの一日目である。
食事を摂ってから数時間後の15時。
子供のクラブ参加で遅れて到着したW一家もここへ下りきた。
こんな場所でもソフトバンク携帯が繋がるってことに驚いた。
繋がらなければ顔を合わせることもできない、広場の下。
ありがたいことである。
川原で記念写真を撮って、日帰り温泉を目指す。
この日は昴の郷の「星の湯」。
着いたのは16時過ぎだった。
温泉で疲れた身体を癒して、民宿津川に着いたのは18時前。
新しいトンネルが2か所もあって、ここでも早くなった。
あれほど食べたのにお腹が減ったということで食事は18時半にスタートした。
そのころから降りだした雨は降りやまずで、子供が楽しみにしていた花火は断念する。
日帰り温泉で癒した身体は、寛ぎの夜の宴。
一年ぶり、三年ぶり、久しぶりに合う顔ぶれに笑みが自然に零れる。
勝手知ったる民宿津川。
我が家のようで、勝手に冷蔵庫から取り出したビールで乾杯する。
ゆったりした時間が流れていく。
津川名物のシシ鍋は40年間も変わらず、である。
親父さんが射とめたシシ肉を味わった。
昨今はねえちゃん二人が作った料理でもてなし。
田楽味噌のナスが美味しいのである。
昨年はまったくなかったアユも皿に盛られて美味しそう。
すこしずつ戻っているようだが、匹数が少ないのでアユの造りは膳になかった。
青葉、カボチャ、レンコン、ショウガに・・・モロヘイヤの葉の天ぷらだ。
美味しかったのはシカ肉のカラアゲじゃなくて、竜田揚げ。
これが美味いんだなぁ。
美味しい津川の料理で舌が満足に唸る。
いつもの通り饒舌になったAさんのお話に耳を傾ける。
何時間、話しこんだことだろうか、外は雨。
花火もできない夜の宴。
カラオケしたいと申し出て、お願いするも通信カラオケは使用不可。
昨年に出力した契約条項を知らずにそのままにしていたら契約が切れたようだ。
あれやこれやとカラオケ装置をみても判らずじまい。
カラオケマイクならとテレビに繋げて実行開始。
スピーカーはテレビからの音声なのでもうひとつだが、とにかく唄える。
そのころ、21時過ぎ。
出てきた点数は70点そこそこ。
あれやこれやと選曲して唄い続ける唄い手さん。
80点。ここまでくればもっと大台にも、というわけで吠えまくるゴジラマンは私だ。
90点。
こうなりゃ我も我もと勢いがつく22時。
いったい、何時になったら終わるんだろか。
唄い手さんはUさん、りっちゃん、ゴジラマンに続いてとうとう登場したUさん。
おどるポンポコリンで幕を閉じた時間は23時だった。
そのようなことで、飲んだビールはこれだけ。
例年より少ないのは欠場したMさんのお陰であろうか。
(H25. 8.31 SB932SH撮影)
(H25. 8.31 EOS40D撮影)