8月に行われている二日酒。
太鼓と鉦を叩いてナムアミダを三回唱えるから「サンブツモウス」という。「殿さん供養」とも呼んでいる二日酒の行事だ。
寺の行事は4月のお大師さんや11月の十夜もある。
いずれもその日にしかお堂に上がらない。
本尊が開帳され拝むことができるのはそれらの4日間だけだ。
神社の行事には数々ある。
9月は風の祈祷の籠り。
夕飯後に布団を社務所に持ち込んだ当家がその夜を過ごして籠る。
一番トウ、二番トウ、三番トウ、四番トウと呼ばれる四人の当家だ。
昔は各家の代表者も布団を持ってきて籠ったそうだ。
雨が降れば箕に着せて持ってきた。
一輪車に乗せる人、布団を担ぐ人など様々だったらしい。
ゲヤは社務所に上がれず、極楽寺本堂で籠る。
ゲヤと呼ぶのは不幸ごとがあった家のこと。
充てる漢字はおそらく下野であろう。
明くる日はカイトノモリと神社で倒木跡周りを12回も回る日送りがあるそうだ。
10月はマツリ。
以前は10日、11日だったが、今年から体育の日辺りに寄せられた。
土曜日はモチツキ。
日曜日は当家宅のよばれにメンメンボウ。
メンメンはめいめい。
ボウはお盆が訛って呼ばれるようになったのであろう。
風呂敷に包んだ塗り椀を持参する。
よばれのあとがお渡り。
暗がりだけに提灯を灯して神社へ参る。
当家衆は紋付袴姿だという。
クニョと呼ばれるものを供えるらしい。
クニョとは一体何だろうか。
「供御」ではないかと話す村人。
御供が逆転して供御になったと思えば面白い呼び名である。
翌日の月曜日は祭日。
六社権現のマツリだという。
当家宅で奉る御供には4段重ねのコモチや2尾の背開きカマスがある。
それにダイコンに竹で挿した松、竹、梅。
目出度い御供なのであろう。
座の料理にはカキ、マツタケ、シイタケ、コーヤドーフ、カマボコ、コンニャクなどなど詰められた重箱。
一番トウの家で営まれるそうだ。
村の行事は六社権現のマツリとは別の日にコンピラサンのマツリもある。
御幣を作ってカイトノモリに参る。
重ねモチを供えるらしい。
また、7月には弁天さんのマツリも行われている。
弁天さんは水の神。
水鏡とも呼ばれている弁天池を奇麗に清掃する。
池水を入れ替えてマツリをする。
元々は水溜だったことに由縁するマツリだそうだ。
(H24. 3.15 EOS40D撮影)
太鼓と鉦を叩いてナムアミダを三回唱えるから「サンブツモウス」という。「殿さん供養」とも呼んでいる二日酒の行事だ。
寺の行事は4月のお大師さんや11月の十夜もある。
いずれもその日にしかお堂に上がらない。
本尊が開帳され拝むことができるのはそれらの4日間だけだ。
神社の行事には数々ある。
9月は風の祈祷の籠り。
夕飯後に布団を社務所に持ち込んだ当家がその夜を過ごして籠る。
一番トウ、二番トウ、三番トウ、四番トウと呼ばれる四人の当家だ。
昔は各家の代表者も布団を持ってきて籠ったそうだ。
雨が降れば箕に着せて持ってきた。
一輪車に乗せる人、布団を担ぐ人など様々だったらしい。
ゲヤは社務所に上がれず、極楽寺本堂で籠る。
ゲヤと呼ぶのは不幸ごとがあった家のこと。
充てる漢字はおそらく下野であろう。
明くる日はカイトノモリと神社で倒木跡周りを12回も回る日送りがあるそうだ。
10月はマツリ。
以前は10日、11日だったが、今年から体育の日辺りに寄せられた。
土曜日はモチツキ。
日曜日は当家宅のよばれにメンメンボウ。
メンメンはめいめい。
ボウはお盆が訛って呼ばれるようになったのであろう。
風呂敷に包んだ塗り椀を持参する。
よばれのあとがお渡り。
暗がりだけに提灯を灯して神社へ参る。
当家衆は紋付袴姿だという。
クニョと呼ばれるものを供えるらしい。
クニョとは一体何だろうか。
「供御」ではないかと話す村人。
御供が逆転して供御になったと思えば面白い呼び名である。
翌日の月曜日は祭日。
六社権現のマツリだという。
当家宅で奉る御供には4段重ねのコモチや2尾の背開きカマスがある。
それにダイコンに竹で挿した松、竹、梅。
目出度い御供なのであろう。
座の料理にはカキ、マツタケ、シイタケ、コーヤドーフ、カマボコ、コンニャクなどなど詰められた重箱。
一番トウの家で営まれるそうだ。
村の行事は六社権現のマツリとは別の日にコンピラサンのマツリもある。
御幣を作ってカイトノモリに参る。
重ねモチを供えるらしい。
また、7月には弁天さんのマツリも行われている。
弁天さんは水の神。
水鏡とも呼ばれている弁天池を奇麗に清掃する。
池水を入れ替えてマツリをする。
元々は水溜だったことに由縁するマツリだそうだ。
(H24. 3.15 EOS40D撮影)