マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

十津川山天・ハデ調査から山天のむこだましに出合えた②

2023年12月31日 07時51分28秒 | 民俗あれこれ(干す編)
旦那さんが設営してくれた自家製手つくりの介護用手すり。

今の暮らしにとても役立っているのよ、と話していたIさん。

そのとき、粟刈りするから、とやってきた隣の奥さん。

名前を聞いて思い出した昼めし旅の映像に出演していたMさん。

たしか、NHKのえぇトコにも出演されたときは84歳。

現在は88歳になられたMさん。

テレビで見ていた姿、声、しゃべり方に特徴がある。

その声質にしゃべりは、大和八木西口に住んでいた叔母を思い起こしたほど、よく似ている。

山天にもう一人。

85歳になるという女性とは会えなかったが、その3人。

顔がそろったら、さんばば(※三婆)やと、自ら答えて笑っていた。

季節、時季に応じて、さんばばがつくる郷土料理が、むこだまし餅。

自家栽培の高菜で包むめはり寿司。

3人が顔を揃えたら賑やかに女子会。

おしゃべりに炊いたおかずを分け合って
・・

さぁ、これから粟狩りに行くで、と誘ってくれたMさん。

ひょいひょい登っていくお家までの階段。



その下に干していたハデを見ながら・・。

門下にあった農小屋に軽トラ。

どこから入れたのだろうか。

それより気になる粟干し。

束くくりの形はI家と同じ。

ふわふわ、もふもふのかわいい人形の材料になりそうな白粟の穂。

グラム、なんぼで、ネットに売っている白粟の穂。

ペット飼いのインコなど鳥のエサ用に販売しているようだ。

ふわふわ、もふもふのように見えた白粟の穂を、ずっと見ている時間はない。

先に、自宅に戻られたMさんは、どこに・・・



塀から向こうに垂れる実りの色の柿。

たわわに実るその景観に見惚れている場合じゃない。

表から声を揚げて呼んだMさん。

ふと、見た玄関の左にある道具。



まさに、それは牛繋ぎの鉄輪であろう。

遅かったな。

身支度できたから、さぁ行こか。

裏口から抜けたそこは稲刈りの跡。

右手に見た瞬間に身震いした景観。



まさに昼めし旅で見た景観そのもの。

故郷に帰ってきたかのような情景に心が震える。

先を行くMさん。

粟刈りに一荷の籠を背負ってひょいひょい、ひょい。

とても88歳とは思えない身軽さ。

坂になっている畑の栽培は大根、大豆にキャベツ、紫蘇など多品種。

独りでしているというMさん。



ハデの稲架け作業は家族さんがされたそうだ。

粟栽培の場は、いちだんと高い。

午後3時から山影に隠れる山天の地。

ハデを構築する理由は、いち早く陰になるから・・・。

ここから眺める山天の空。

星が落ちてきそうな夜空が想像できよう。

数本掴んだむこだまし(粟)の穂。



ばさっとまとめて鎌で刈る。

刈ってすぐに籠収め。

ちゃちゃっと刈って移動する。

また、刈って奥へ。

奥へ、奥へと移動しながら粟刈り。

5分ほどで一荷籠が満杯になった。



粟刈り一荷背負い籠。

刈ったむこだまし(粟)。

一荷背負って戻ってきたMさん。

このときの時間は、午後3時10分。

ハデ場に架けた稲架け。

陰があっという間に広がっていく。

昔の映像に見た、まるで原風景を思い起こす情景にMさんの恰好が馴染んでいる。

現役の唐箕などを保管する小屋に収穫したむこだまし(粟)を広げる。

5~6穂くらいを掴んで束にする。



ばらけないように括る道具は、履き捨ての靴下。

全部でなく、足首を締める口ゴム部だけを利用する。

くるくる、くるっと巻いて、きゅっと締めた1束。

軸はバチっと鋏で切断して一丁上がり。

もう一束つくって、2束括り。

その状態で干しているようだ。

なんせ、早業。

目にも止まらない早さでちゃちゃっと仕上げるMさん。

小屋は暗がりだったと気づいたときはもう遅い。

携帯画像では、もやもやぶれぶれになった。

気がついたら時間は、午後3時20分。

午後4時には帰る、と伝えて自宅を出発しただけに焦る、焦る。

そこに腰かけてゆっくりしてや、と云われても家には介護の母親が・・。

無理をいって、場を離れたが、ほんとお二人とも温かいもてなしに、また来たくなる山天。

尋ねたい民俗、まだまだありそうで・・。

初めて山天のハデを拝見したきっかけにまた、お伺いするつもりだ。

Iさんが、持って帰りといわれて受け取ったふかしサツマイモにりんご100%缶。



カボチャが1玉にキュウリは2本。

帰りの道中にりんごだけでは喉が渇くやろ、と追加に三ツ矢サイダー。

せっかくやからポケットに入れて帰りと、Mさんからは、疲れときに甘いドーナツも・・。



ほんとにありがとう。

集落を下った地にもあったハデ場。

神納川に近い場にもあったが、干した形跡はないようだ。

帰り道立ち寄りたかった、隣村の内野も予定していが、山天に長居してしまった関係で時間不足。

別途、機会を設けて再訪するつもりだが、さていつになるやら・・。

ここ山天の他、十津川村にある多段型稲架けのあり方を取材してきた地域は、滝川、内原、谷瀬、宇宮原がある。

ネット調べではあるが、まだまだあるとわかってきた多段型稲架け地域。

取材したい候補地は、桑畑、上湯川(出谷殿井・七色)、沼田原などであるが、隣接する和歌山県寄りに近い地域に切畑の土河原にもあるらしい。

年に一度は調査に訪れたいが、稲架けの時季に一致するかどうかは、わからない。



桑畑ハサガケ・・朝日新聞 

上湯川(出谷殿井ハデ、七色・(和歌山の切畑土河原)・・ 

限界集落 十津川ハゼ・・

沼田原 十津川信ちゃん農家民宿・・

なお、後日に食べたカボチャ。



めちゃ旨い。

家族も喜ぶもらいもの、ありがとう。

(R3.10. 2、 8 SB805SH 撮影)

十津川山天・ハデ調査から山天のむこだましに出合えた①

2023年12月30日 08時12分35秒 | 民俗あれこれ(干す編)
何枚か撮った十津川村山天(やまてん)の多段型稲架け。

目的は、一応終わった。

停めた車に乗って帰宅・・・のつもりだったが・・。

まさか、まさかの干し物がある。

車を停めさせてもらった場所にあった干し物。

風物詩のように、木製の竿に吊っている、これってなんぞえ?。

たぶんに初めて実物を見た・・粟?。

後ほどお会いした高齢女性が教えてくれた「むこだまし」の名で呼ぶ粟だった。

駐車場の外。



竿の隙間から見える向こう側に、栽培地がある。

先っぽに見えるふわっとしたモノ。

重さで首を垂れているそれが「むこだまし」と呼んでいる粟の実だ。

近くに栽培している農家さんがいるようだ。

すぐ横に建ててある作業小屋。



日差しに光る黄色い干し物に眩しくて、目が点に・・

天井近くにも吊ってあったそれも粟?。



黒いけど粟?下にあった黄色いのはトモウロコシ?。

訪ねたお家は83歳のIさん。

むこだましに使う原材料などを干している、という。



正体はむこだましとも呼ばれる白粟

一般的に粟といえば黄色であるが、むこだましは白粟。

食べ物用語辞典によれば、ここ十津川村・山天や富山県などの地域で栽培されているそうだ。

粘り気があるむこだましは、搗くと餅のようになり、お婿さんが騙されるほど・・ということから名が付いたようだ。

黒いのんは、タカキビとも呼ぶトウキビ。

隅っこの暗がりにあったから携帯画像ではもやっとしてしまった。

光る黄色いのはトウモロコシと思ったが、それはナンバキビ。

十津川村・在来種の「十津川なんば」
だそうだ。

昔、私の祖母は、トウモロコシをナンバキビ、或はトウキビと云ってたことを思い出したが、粟は初めてだ。

写真映像ではわかりにくい。

粟が、こんなにふわふわした触感の植物だったとは・・・。

Iさんの出里は、十津川村の西川。

県指定文化財の大踊り
が、コロナで衰退せんように保存会を立ち上げたとか・‥。

つい2週間前の9月21日は芋名月だった。

かつては芋洗いもしていた。

自家栽培のコイモ洗い。

木の桶に水を汲んでXの字にした長い木。

左右、両手掴みにコイモごろごろ。

ごろごろ芋洗いしていた。

芋名月に芋たばりがあった。

山天はとうにしなくなったが、川津では今もしているようだ。

また、豆名月もしていた。

栽培した大豆だけをとって名月に供えていた。

大豆は作らへんようになったから、今はもうしていない、と話す。



オチエン(※腰掛ける場)にススキを立てて、膳をだす。

お月さんに家の畑で栽培したサツマイモをふかして供えていた、という。

おおみや(※大宮)と呼ぶ山天の氏神さんの祭りに一斗の甘酒を奉った。

甘酒まつりと呼ぶ山天の行事は、2軒がトーヤ務めをしていた。

そういえば名月のときに供えたふかしたサツマイモがある、という。



冷凍しているから、チンして食べて、といきなりのもてなしお接待。



初めて訪問したIさんの心遣いが嬉しい。

テレビが放映していた「家ついていっていいですか」の番組に栃木のカンピョウ祭り。

その映像に民俗の一コマが・・。

映像は、ポリバケツで洗う芋洗い。

その映像を観ていた95歳のおふくろが若いときに体験した遠い記憶が蘇った。

大阪富田林(とんだばやし)・滝谷不動駅近くにあった生家。

茅葺家民家が母屋だった。

正月前の父親は、いつも木桶に栽培したドロイモ(※里芋)を入れて芋洗いをしていた、と・・。

皮ごと入れたドロイモ。

水浸しのバケツに突っ込んだ板一枚を持って、左右に振りながらコネコネ。

それが芋洗いだった。

正月の雑煮に入れるドロイモもそうだがお皿いっぱいに芋を盛って食べていた。

また、お月見のときも同じように芋洗いをしていた。

奇麗になった芋を供えていた。

記憶が鮮明に蘇ったのだろう。

思わずメモったおふくろの芋洗い記憶。

今はもう見ることのない芋洗い民俗が、まさか母親も体験していたとは・・・

山天にやってくる移動販売は昨年に始まった。

一週間おきに来る販売は同村の平谷から。

通所している介護施設は、ここから1時間以上もかかる。

施設のデイサービスに行けば、お友達もいっぱい。



お外の畑地に栽培しているタカキビも見せてくれた。

(R3.10. 2 SB805SH 撮影)

山天に出会った干しもの民俗

2023年12月29日 08時27分24秒 | 民俗あれこれ(干す編)
10月2日、台風一過の晴れの日を狙って十津川村の山天(やまてん)に出かけた。

関東で放送されている「昼めし旅~あなたのご飯見せてください~」番組がある。

製作・放送はテレビ東京。

関東の放送から約3カ月遅れの映像を奈良テレビで見ている。

平成30年10月22日に放映された映像は十津川村だった。

紹介される地域は圧倒的に関東が多い中、稀に近畿圏を旅する昼めし旅。

一般市民が食する昼めしに、学ぶこと度々ある。

愉しみは何度も見たいし、見逃さないように録画している。

このときの旅人は俳優の山下真司。

スタッフが運転する車に乗って移動した地が山天(やまてん)だった。

その放送のサブタイトルは『日本一SP!84歳パワフルおばぁの元気めし』。

その旅のドキュメントがネットにある。

放送映像に見た山天の景観に、なんと多段型のハザカケがあった。

ちらっと映ったそれは稲架けの状態でなく、木製の構造物だけがぽつんとあった。

山下真司が山天に出会った高齢な女性は風雨で倒れた稲を起こしていた。

苦労されている女性を見かねて支援に立ちあがった山下真司も稲起こし。

そのお礼に、女性は昼めしをつくって撮影スタッフ一堂にご馳走をふるまっていた。

直に拝見したい山天の多段型稲架けの構造物。

標高500mとされる高地性地域の山天

構造物がどのような位置に建てているのか、一度は見たいと思っていた。

それから数年経った今年。

知人のMさんが、山天の地に訪れていた。

お友達がお住いの山天に多段型の稲架け作業。

「深い山村の暮らしを垣間見た稲刈りに稲架け」の映像は、テレビで見た場所ではなさそうに見えたが、今でも干した状態があるなら・・・・。

高まる気持ちに、Mさんにメールで伝えた「稲刈りは上三段、下四段は一週間前かな?ここは何処ですか?」。

教えてもらったのが山天。

3年前に観たテレビ映像と場所が一致した。

時を逃しては、干した稲も下ろされる。

下ろす前に、是非とも現状を拝見したく、家を出た。

実は、山天には行ったことがない。

所在地はどこであるのやらまったく存じていない。

地図で調べた山天は、谷瀬の吊り橋から、まだ先の南方面。

風屋ダムのもっと手前。



川津から分かれの十津川支流の神納川(かんのがわ)に・・。

三叉路から8km先は、世界遺産・熊野街道の小辺路。

案内標識によれば、三浦口登山口に着くようだ。

十津川情報によれば、登山口がある三浦集落は、石畳に美しい棚田があるらしい
が、私の目的地はもっと手前にある山天集落。

川津・三叉路に手入れが行き届いている公衆トイレがある。



登山客、ハイカーらは用足しに助かっているだろう。

見知らぬ道。

くねくねする和歌山まで届く旧街道。

ハイカーらしき人が歩いていた。

左に山駆け道がある三叉路。



目的地に向かう道は、さてどっち?

停車して確認した熊野参詣道・小辺路に向かう右行き選択。

そのとき、突然現れた大きな車体のダンプ。

伐った木材運搬なのか、土砂運搬なのか・・・。

何台か、交わした狭いカーブ道。

飛ばす運転は危険行為だと思った。

県道川津高野線をしばらく走ると、右手に視界が広がる地に出た。

〇にHマークはヘリポートの離発着地。



ここ内野地区のヘリポート用途は、第一に避難場所。

洪水、土砂災害、火災などの場合、近隣住民の避難行動に稼動する
ようだ。

向こう側に建つ数軒の民家は内野の集落。

ここもまた、山下真司が山天に続いて訪れた昼めし旅。

山天の映像に見た多段型稲架け構造物もあった。

今日は、余裕時間もなく、民俗調査は次回訪問の機会を待つことにした。

山天はすぐそこだ。

神納川に架かる橋を渡った地は山天口。

右手に見える登り口。

急な坂道を行けばそこが山天集落。

左手の道を行けば三浦口・五百瀬に着く。



ところで神納川は、渓流釣りの場として有名だ。

かつて渓流釣りにはまった時代があった。

奈良、兵庫、岐阜。ドライブがてらに走ったこともあるが、神納川は初めての地。

本流よりも渓谷の支流が狙い
、といいたとこだが、今じゃすっかり釣る気も抜けている。

山天口からは急坂。

フロントガラスから見えるのは青空ばかり。

右手に崖。ヒヤヒヤしながら登っていく。

狭い道に、狭い曲がり角であっても、乗用する軽バン車からは道が見える。

安心は禁物。

そろそろ登ったそこに・・・。

思わず車を停めてサイドブレーキを足踏みロック。



右手に向こうに見えた集落民家。

あそこが山天だろう。

昼めし旅に出演していた山下真司は、その景観をみて「(※南米の)マチュピチュみたい」とコメントした。

テレビでよく紹介される「マチュピチュみたい」なところは、各地に・・・。

なんといっても兵庫県朝来市にある竹田城跡。

後続に、うちも、うちもと名乗りをあげる始末に・・。

元会社の後輩が、旅行に行くと云った行先は、マチュピチュ・・・。

そりゃぁ、竹田城跡だろが


そのことはともかく、日当たりの良い民家の壁前に、木材を格子状に組んだ構造物が見える。

まさにここが山天である。

山天集落の入り口はこっちだろうと思って登ってきた。

急に広がったところに建つ民家。

1軒、2軒・・・奥の方にも見える民家がある山天集落。

車が入れる範囲まで突き進んだそこにあった屋根付きの多段型稲架け。

念願の多段型稲架けがここにあった。



稲刈りも稲架けもしていた人はMさんのお友達。

7段に架ける稲架け作業は2人がかり。

一人は、架けた梯子に登ったまま稲干し。

いちいち降りて稲束を架けるのではなく、下におられるもう一人が下から稲束を放り投げて、梯子に登った人が、空中でがっちり掴む。

掴んだ稲束を太い木の竿に架ける。

その作業を繰り返す情景を、Mさんが伝えていた。

9月20日に架けた稲の色は葉も茎も緑色。

それ以前に架けた稲の色は茶色。

2種類でわかる日程差。

私が訪れた10月2日は、すべてが茶色。

そろそろ下ろす時期にきていると思われた。

(R3.10. 2 SB805SH 撮影)

再訪、旧西吉野村・永谷のハゼ

2023年12月28日 08時30分07秒 | 民俗あれこれ(干す編)
目的地は十津川村・山天。

その途中に立ち寄った旧西吉野村・永谷。

先月の9月21日に訪れた永谷にお礼を伝えたくて車を停めた。

そこは、「旧西吉野村・ハゼ架けのある永谷」に、紹介したハゼ架けをしていた橋の欄干。

欄干はあるものの架けた籾付きの稲藁はない。

あったのは、籾のない稲藁。

辺りには籾殻ひとつも見当たらない。

近づいて、よく見た稲藁は綺麗にシビまで取り除いている。

もし、この藁がモチワラであれば、しめ縄用途が考えられるが、粳米なら野菜畑の霜よけ、保護用途の利用も考えられるが・・・・さてさてどうなんだろうか。



謎を残したまま次の場に移動するのもつらいが、余裕の時間が少なくなる。

最奥に向かってハンドルをきった。

数キロメトール走った右手の田んぼに目が・・・。

すべての稲を刈り取った場に、横一列に伸ばしたハザカケ景観に思わずシャッターを押した。



平成28年9月に訪れたときには見なかった光景を見届けて、再び走った稲刈り場にもあった。

二つとも雨除けのビニールシートをかけていた。

時間さえあれば、一人でもできる範囲内に作業していたのであろう。

謎を残したまま次の場に移動するのもつらいが、余裕の時間が少なくなる。

最奥に向かってハンドルをきった。

数キロメトール走った右手の田んぼに目が・・・。

すべての稲を刈り取った場に、横一列に伸ばしたハザカケ景観に思わずシャッターを押した。

平成28年9月に訪れたときには見なかった光景を見届けて、再び走った稲刈り場にもあった。

二つとも雨除けのビニールシートをかけていた。

時間さえあれば、一人でもできる範囲内に作業していたのであろう。

一列式のハゼ場を見た場からそれほど遠くない位置に多段型のハゼがある。

最奥手前の民家が所有するハゼ場。

前月、訪れた9月21日より増えている。



その量は2.5幅。

10段ぎっしり詰めているし、手前にある斜め竿にも多少ある。

お住まいは独り暮らしのYさんであるが、大和郡山市内に住む息子家族に姉家族に妹家族も口にするY家が収穫した食糧。

一年で食べきるそうだ。

家族みなが美味しくいただく自前の米。

田植えも稲刈り・ハゼカケも一挙に済ませないから、雨の降らない、仕事が休みの休日、祝日に兄弟姉妹が集まって作業をしている。

(R3.10. 2 SB805SH 撮影)

ローソン五條野原西店のみかさ監修大盛りソース焼きそば

2023年12月27日 07時56分07秒 | あれこれテイクアウト
五條市街地経由を経て十津川に向かう。

目的地に着く時間帯は昼過ぎになるが食事処を見つける要素はない。

ならば、車中食となるわけだが、生憎弁当もちでもない。

途中に出会えるコンビニエンスストアを頼りにしている。

五條病院近くに2店舗のコンビニエンスストアがある。

手前にローソン。

その向こうがファミマである。

停車したストアはローソン五條野原西店。

品定めに入店した時間は、午前11時17分。

いつもと違って弁当、総菜がたくさんある。

どれを選ぶか、迷ってしまうほどに多い。

この日の選択は麺類にしたい。

そう思っていた。

五條に来るまでの走行中に、ふと美味しい匂いを嗅いだ。

車内の匂いでなく、心に浮かんだ匂いは、コテコテのソース焼きそば。

匂いも強烈なら、味もコテコテの濃厚麺。

屋台で売っているようなコテコテの濃厚焼きそば。

そんなんがあればいいな、と動く目はきょろきょろ。

丼、おにぎりにラーメン、スパもんは無用。

食べたいのは濃厚焼きそば。

棚をざっと見ていた、そこにあった。

それも1品しかない。

これこそ待っていた残り1品のみかさ監修の大盛りソース焼きそばは498円。



ただ、「みかさ」がなんなのか、わかっていないが、即買いした。

支払いはたっぷりポイントが貯まっているdポイントカード。

かっぱ寿司に酒店のやまやの購入。

稀に百均のダイソーでも利用できる店舗がある。

使用しなければ貯まるいっぽう。

いつかは使ってみたいdポイントカード。

私が使用する第1号店になったローソン五條野原西店。

dポイント支払いで、と伝えたら・・きちんと操作方法を教えてくださる。

498ポイントを確認し、実行した残ポイントは、3374ポイントもある。

みかさ大盛りソース焼きそばなら、6杯も食べられる計算だ。

トイレ休憩もさせてもらったローソン五條野原西店を再出発。

食事する時間は、まだ先にある。

ここまで来たら、落ち着いて食べられると思ってやってきた「吉野路大塔」の道の駅は“星のくに”の看板が目印。

2週間前の9月21日も立ち寄った施設に利用するトイレ休憩。

ここは日帰り温泉もある施設。

食事も兼ねる立ち寄りに、この日は観光客が多い。



2週間前は、平日だったこともあって数台の車が、なんと今日は満車。

この月の1日に、コロナ対策・非常事態宣言の解除にまん延防止の緩和に、みなさん吹っ切れたかのように、出かける観光地。

単車組のライダーたちも多く見る。

施設にレストランもあるが、いっぺんは入店したい麺類・日替わり定食を提供する食事処「金剛」もあれば、大塔郷土館の食事も味わってみたい・・。

時間帯も丁度、食べごろの午前11時50分。

ローソン五條野原西店で買ってきたみかさ監修大盛りソース焼きそば。

店舗の電子レンジで熱々にしてくれた大盛りソース焼きそばは、ほかほか。

チンしてから30分も経過しているのにほっかほか。

熱さも丁度いいくらい。



蓋を開けたとたんに拡がる香り。

車内に充満す焼きそばのソース味。

強い香りに、こりゃ旨いぞ。

一口食べて、こりゃ本物だ、と思ったくらいのえー味。

油にまみれた液体ソースは底面に。インスタントもそうであるが、底に偏る旨辛のソース。

上辺も旨いが、底面のソースに絡めて食べたら、一層わかる強いソース味。

麺は平打ち麺。

コテコテソースが絡んだ平打ち麺がむっちゃ旨い。

大好きな紅生姜は、麺ぜんたいに絡むよう、摘まんだ箸でそれぞれ移動しておく。

紅生姜にソース焼きそばがたまんねぇ。

キャベツがシャキシャキ。

ふわふわ食感のとじ玉子。

これがまた美味い。

甘く炊いた豚バラ肉は2枚。

寂しい気もするが、価格帯からいえば丁度。

こんなに旨い、コテコテ、コクありみかさ監修大盛りソース焼きそばソース焼きそばは、ひっさしぶりに堪能した。

製造事業者は、香川県多度郡琴平町が所在地の㈱今里食品。

関東では、日本クッカリー㈱。

商品によったら天かす入りもあるソース焼きそば

できるんなら関西、関東の味の食べ比べをしたいものだ。

(R3.10. 2 SB805SH 撮影)

北庭に咲いた大輪花の芙蓉は復活したのか、それとも見納めなのか・・

2023年12月26日 08時19分56秒 | 我が家の花
数年間に亘って、自然体に生息したアラゲキクラゲ。

北庭に植えていた芙蓉は、毎年に花を咲かせていた

やがて成長が停まったのか、木を食べ尽くす虫の仕業なのか・・・それとも、自然に任せて朽ちたのか、原因はわからないが、倒木に至った。

へぇ、そこに着生しとるんはナニ?

その正体はキクラゲ。

特徴から判断したそれは毒ではなく、食べられるアラゲキクラゲだと、わかった。

採取したアラゲキクラゲは、きれいに水洗い、付着していたゴミなども取り去る。

調理はいろいろ。塩、胡椒の下味つけ。

レトルトパウチ食品などにある調味料などで、お好みの味に仕立てていただく

中華料理店さんでも使っているアラゲキクラゲ。

昨今は、自家栽培から発展し、営業している事業所も多くなった。

数年、我が家に自生したアラゲキクラゲ。

我が家の食卓にのぼった美味しい料理に感謝。

ところが、今年の梅雨時を過ぎても、生えてくる気配さえ感じない。

その倒木した芙蓉に新芽がついた。

枝は伸びて葉も付けた芙蓉に蕾がちらほら。



あれまぁ、なんと芙蓉に花が咲いた。

しかーし、である。



朽ちたところは、さらに朽ちる状況に、咲いたとしても今年限りだろう。

そうあれば、これも記録と思ってシャッターを押した。

(R3. 9.19、24 SB805SH 撮影)

ふり返る令和3年9月の介護まとめ

2023年12月25日 08時31分32秒 | むびょうそくさい(おかん編)
この月もおふくろの介護の関係で大阪・住之江に行くことは、まずないが記憶は記録。

ふり返る際に思い出したい事項は書き記しておく。

4日、かーさんが新聞読みのときに気がついた症状。

左目で見る文字の左側が欠損し、右側しか見えない。

そのうち、周りが霞んでいるような感覚に陥る。

午前11時のバスに乗って出かけた大沢眼科に緊急の願い。

右目眼底に出血。

レイザー照射処置。

瞳に出血でもあれば照射処置は不可。

順番待ち多く、終ったのは午後1時。

スーパーオークワに立ち寄り、お寿司を購入した。

そんなワケで、お家で一人待っているおふくろに、連絡し伝えたお昼の食事の遅れ。

かーさんは、午後もクラブ活動が入っていた。

本来なら、食後すぐの午後の時間帯であるが、今日に限りの午後3時に入ると遅延連絡。

さて、眼科検査の結果はどうなのか。

医師の説明によれば、後頭部の一部が一時的に血液の流れが停止した可能性も考えられる、とのことだ。

帰宅に乘ったバスの乗車中に症状は消えたが・・・

今のところ、これまでどおりの右目だけで見れば、私の顔さえ識別ができない。

不安定な眼の状態に、歪んで見えるようだう。

6日、昨日に続いて、今日の午後2時半にも便が出た、と喜んで伝えるおふくろ。

排便は、昨日の9日も順調な上に、10日の今朝も柔らかそうだったというおふくろ。

13日、住まいする奈良県のワクチン接種率は1回目が69.2、%で、2回目は67.4%。

全国では、半数越えの50.9%だから、平均よりも、頭ちょっとぐらいは抜けてる、第11位だった。

14日。今朝は、ちょびっと出たというおふくろの排便。

しかしだ。

便が出た感覚がない、という。

なんとなく感じる排便に便器を覗いてもない、という。

午後3時、トイレから大声で呼ぶかーさんの名前。

大きな声に、昼寝を起こされたかーさんに伝えたことばが、「トイレに失敗した」。

排便した便は、便器内にもあるが、足元マットに踏んづけたようだ。

べっとりする便汚れに、掃除はパンツもこれやという靴下にべったり。

風呂場に、蛇口の水圧活用に洗いをするが・・・

おふくろが移動した、あるいは触れたところがみな。

トイレ内も廊下もべっちょり。

除菌濡れテイッシュで、綺麗にしたあとベッドでおむつ履き。

こういう状況は何度もあるから2、3日替えでもえーからおむつにしてくれ。

そうしたら安心できるから、と話したらすぐにそうしたが・・・

もう一方の靴下もべったり。

自分が踏んだ便もわからなくなり、あとで気づく。

掃除に午後4時半までかかった。

この後も繰り返すであろう、と判断し、話し合った結果である。

その話に思い出したおおばあさん。

大阪・住之江北島の住まいところ。

歩き姿の後ろを見たら、でボトボト落としていた状況・・・

かーさんは「そんなこと聞いていないからうちのおおばあさんが漏らしていた小水だったのでは」、といえばおふくろの口から、「今、初めていうけどおおばあさんはパンツでなく腰巻だったから畳の上に、ぼたぼた落として・・・こんなことになったから、とふーちゃん電話した」と、話す。

慌てて飛んできた叔母のふーちゃんは呼び出しをくらったわけだ。

「矢田の伯母ちゃんは、病気になってベッドでも便をもらすようになった。そんな始末はみな私もしてきたが」・・・

「同じようになったとは」・・・

そんな会話中に左腕がプルプル震える。

そういえば、幸寿苑にお世話なっているときは便をもらしたことがない。

プルプル震えるのも幸寿苑で便をもらさなくて、我が家で漏らすのは緊張感の緩みからか。

震えは、過去圧迫骨折で入院治療のとき、ペンを持つ手が指が震えて架けなかったのもみなストレス。

えらい迷惑かけてもたとか、えらいことになってもた、とからくる精神的ストレス。

おむつ履いて安心したら、ブルブルは停まる。

19日、洗顔してもう寝ますから、といってベッドに、しばらく経ってから、いいだした。

便がでそうだから、かーさんの名を呼んで、というから、声かけたら、そんなん私になんでいわなあかんのん・・・

おしめとパンツがわからへんねん、というおふくろ。

あの日の翌日からは、毎日に履き替えているおむつ。

馴染んできたこの日、便は便器に出た。

綺麗に拭いた。

若干付着したが、テイッシュでぬぐって流した。

おしめしてるから、おしめの中にしていいのかわからへんねんから、かーさんの名を呼んだんや・・

ベッドに戻ってからさっきと違って、優しく伝えるかーさん。

そもそもパンツとおしめの違いもあるけど、おしめの効能が理解できていなかった。

赤ん坊のときと同じ・・・「初めてのおむつ、なんとか~・・」。

20日、に電話した大阪・大和川団地班長のMさん。

明後日の22日は、そちらに行く予定。

自治会費を収めたい、と伝えたら、昨年の実施に余剰金が発生し、その金額から各戸ごとに分配払い戻しされ、それをもって充当したので残りは4200円になった、と・・・

また、敬老祝いに昆布と商品券が配られたので、玄関ポケットにいれておきますから・・と伝えてくれた。

22日、前回のことである。

幸寿苑から戻ってきたときにあった報告。

身体に赤い部分、幸寿苑の医師が確認したところそれはヘルペスでは?、と云われたそうだ。

皮膚科の小野クリニックは、祭日に火曜が休診日。

ということは・・・

大阪住之江の用事は、さっさと済ませて戻ってくるようにしなければ・・・

午後4時までに戻ってこれるよう、さっさと用事を済ませたい。

自治会費払いに班長のMさんから聞いた、現在の班の所帯数は3戸。

5階建ての市営住宅。

階段を挟んだ向かい合わせの玄関単位でわかる戸数は10戸。

それが、なんと、現在も暮らしている戸数は3戸。

M・M家とY・M家に、以前班長を務めた方は団地から出られた。

また、4階に住んでいたBさんは、すっかりきれいに片づけて自治会払い・・・

実質的に生活しているのは、団地でなく介護施設。

いずれ退去されるのだろう。

空き家バンクの考えもないし、若い人は好まない団地。

収入額が規定に届かないこともあって空き家が増える一方である。

市は、今後の将来にどういう構想をもっているのだろうか。

ニュースや情報番組から知る住宅都市公団は、部屋は若い人たち向けにリニューアルするとか・・・

居住者に任せる自由型のリフォームも容認したとか・・・



そんなこともせなんだ、大和川団地完成は昭和47年(1972)。

築後すでに48年・・・の、鉄筋コンクリート造の市営住宅は、ほんまどうするんやろか・・・



幸寿苑から戻ってきたおふくろは、すぐさま私の車に移乗。

目的地は、皮膚科診察に内科診察も診てくれるご近所の小野クリニック。

途中、郵便局に立ち寄り、封書送りの切手を購入して、令和4年度年金変更届を投函した。

このころから雲行き怪しい真っ黒な雲。

クリニックに駐車したと同時に土砂降り。

なんとか車から降りてもらう。

私は傘を持つ役。

かーさんは、おふくろの介助。

なんとか車から降ろして院内に移動。

その間の3人は、そろって雨濡れにビシャびしゃ。

診察する間に、一旦は家に戻って濡れた衣服替え着衣探し。

かーさんに、電話しながら探したおふくろが必要とする上着。

そして見つかった上着をもって、再び戻った小野クリニック。

おふくろは、すぐに診てもらった。

その結果である。

結論からいえば湿疹。

しかも水疱のない湿疹だからヘルペスではない、と判断された。

塗り薬を処方してもらい、ほっとしていたおふくろ、とかーさん。

お家に戻るときは雨やみ。

一滴も降らない雨やみ。

アレは、この日3度目の強い夕立だった。

23日の深夜である。

小便をしたくて入室したトイレの便器に・・・

目がおかしくなったのか、これはなんだ。



今まで、見たこともない状態に、浮かんだ????ばかり

不思議な物体、としか言いようのないカタチ。

便器に、なんでこんなのが?あるんや。

当然ながら、小便は不可能。

見たこともない、この白いモノはナニ?

どことなく柔らかそうにも見える得体のしれない物体。

便器にぽっかり浮かんでいるようにも見えてきた。

浮かんでいるのか、それとも膨れ上がっているのか。

いやいや水を流しても便器に残ったままになっているのか・・・

異常な状況に正常な判断ができない。

可能性として、考えられるのはおふくろが便器にポトンと落としたこと。

それくらいしか想定できない。

想像を超えた異様な事象に、この異常時を独りで処置をするわけにはいかない。

とにかく現状を見てもらい、詰まった状態を現認してもらいたく、ムリ・クリ、声出し。

部屋のドアを開けて、声かけ。

ぐっすり寝ていたかーさんを起こした深夜の時間帯。

こんな事件は初体験や。

記録としてとらえた時間は午前2時45分。

僅かに見えるピンク色の線。

おふくろが穿いているパンツ型おむつは真っ白。

ピンク色なんて見たことない。

ぷくぷく浮いているのか、泡なのか。

トイレの灯りは昼光色LED。

はっきり見えないその物体はなんだ。

かーさんが手でちょっと押してみた得体のしれない物体。

ぷよっとして柔らかい感触。

手で持ちあげるわけにはいかないから、炊事場に残していた使い古しの割りばしで摘まんだ。

持ち上げるのも、相当な重さ。

なんだこりゃ?

後でわかったことだが、便器に溜まっている流し水を給水した尿もれパッドの状態である。

便器の底になにかゴミのように見えた汚物。

カスのようにも見えた汚物のカスが浮かんでいた。

それは水に流せば流れていくが、よぅよぅ見たその尿もれパッドにも汚物がちらほら。

排便をもよおしたのか・・

持ち上げたバッドをそのまま捨てるわけにはいかず、トイレに予め置いていたビニール袋に収納。

翌日の木曜日は日常処理するゴミ収集日。

こんな重たいもん、他のゴミと一緒に入れて破れやしないだろうか。

ちと心配になったが、中に詰めて大きなゴミ袋を持ったら、普段と変わりない。

これで、よしとしよう。

朝、起きてからでは記憶も覚えてないと判断して、ベッドに寝ていたおふくろを起こした。

ぼぉーっとしながらも起きて、尋ねた直近に用を足したトイレで何があったのか、結果は・・。

なにか知らんねんけど、見たこともないモノが便器に落ちたんや、という。

それは排尿した後なんか、と聞いてもよくわからないと答える。

そのときに思い出した1件。

幸寿苑から戻ってきたときにおふくろが、かーさんに伝えたこと。

入浴済ませて着替えに、穿いてきパンツ型おむつを、職員さんが誤って捨てたらしい。

着替え用に下着パンツは、所有する袋に入れておいたが、職員さんは気づかず、幸寿苑が用意していたパンツ型おむつを代用に穿き替えたようだ。

伝えた状況にどんな具合になっているかは確認しなかったかーさんはパッドがあったとは認知していなかった。

事情がようやく呑み込めてきたかーさん。

おふくろが穿いているパンツ型おむつに、新聞紙でパッドをかたどって、こうなってたんや、とおふくろに説明して、やっと理解したのである。

えらいことさせてごめんな、とおふくろはいうが、状況がわかったから、もーえーよ。

次回からのデイサービスに、予備としてパンツ型おむつを入れとくし。

今度、迎えにくる送迎ドライバーさんに、こういことで、と話しておくから、安心して寝―や、と伝えて事件は解決した。

この晩は不眠だったかーさん。

それからの午前4時にはすっと寝落ちしたそうだ。

翌日の24日は通所サービスの曜日。

送迎にIケアワーカーに伝えた。

ヘルペスではなく、一般的な皮膚湿疹に薬剤塗り薬摘要した。

幸寿苑で履き替えのパンツ型おむつにパッドもあった。

それが深夜の3時に、便器落としにてんやわんや・・・を、伝えたら幸寿苑でもよくあります、と・・・
ちゃんちゃん、であった。

かーさん、彼岸の墓参りに、姪っ子のMと駅前新店のカフェランチ。

姪っ子Mの母親は、認知症診断に要介護1か、2に認定されたそうだ。

その状態がわかっていても会話にならない苛立ちに父親は怒鳴るらしい。

26日の午後10時。

テレビは見終えてトイレ行き。

入浴を済ませたかーさんがついて、トイレ入るまで見送ったというのに・・・

しばらくして大きな声で呼ぶかーさんの名前。

おとうさんも来て!、と大きな声。

なにがあったのか。

ずり落ちたズボンが足元に絡んで動けなくなって思わずタオルかけの金属棒をつかもうとしたが、タオルに手がかかってタオルごと滑って、後ろに倒れかけた。

腰は打つところまでいってないが、内側に閉まるドアが、座り込んだおふくろの身体によってドアが動かないから助けようにも助けられない。

なんとか身体を動かしてドアを広げて入室したかーさん。

脇を抱えて抱き上げ、立たせた。

お尻も打ってなくてほっとした・・・

原因は、ズボンのチャックを締めないからずり落ちることにあった。

常にそうしていたらしい。

椅子から立ち上がって、廊下にでたときもずり落ちたまま。



なんと横着な。

それが原因?

下りたズボンに足が絡んで動かなくなるのは当たり前や。

横着なことしたらあかんのや、わかっているやろ、と声を荒立てたくなる横着行動。

それは絶対にしないこと、を約束してもらいたい。

私が、かーさんにちゃんというから・・・

こんなことがいつ起っても、おかしくないときがきた。

トイレに、廊下同様の手すりをセッテイングした。

明日は、ご近所にあるDCMダイキに行き、長さが相応しい手すりを購入する。

おふくろが、この位置でいけるかどうかの位置調整にトイレットペーパーの位置も変更することにした。

そして、出かけた27日。

トイレに設置したい長さが相応しい手すりを購入したく出かけたご近所のDCMダイキ。

実は、DCMダイキは、自宅からみて、ほぼ同距離くらいの北、南のそれぞれに店舗があるDCMダイキ。

北は、富雄南イオンタウン内にある富雄南店。

南はスーパーアピタの並びにある大和郡山店。

面積の違いは当然だが、入口から奥へ、奥へ歩かなあかん大和郡山店に対して富雄南店は、左右に広がる。

商品揃えの違いもあるし、店員さんの動き、反応な顧客満足度の違いもある。

今日の決め手は、介護用品の品揃えである。

置いてある場所は、中央に近い。

おふくろが売り場まで歩けるかどうかも店舗選びのポイントになる。

選択に迷いなく大和郡山店に決まった。

おふくろに乘ってもらって走った5分ほど。

ほんに、すぐ近くがありがたいい。

トイレ室用途に使用したい木製手すりは、2本。

両手遣いに身体を起こす手すり。

長さは300mm。

丁度いい手頃な長さの手すりは2本買い。

価格は2156円。

介護認定は受けているが我が家に設置するには保険は適用できない。

おふくろが住まいしていた大阪・住之江の団地の居住地に設置であれば、ケアマネージャーの判断、そして最寄りの区役所に申請し、介護用具事業所に手配。

と、なるが、息子の家には一切、介護制度には含まれないから、いわゆる自腹払い。

減額、割引きサービスは一切ない。

今日の目的は、もうひとつ。

おふくろがやっと応じてくれた手押し老人車。

いわゆるシルバーカーである。

重さ、操作性に色、柄が選択要素。

さまざまな見本にちょっと試しの体感具合。

色、柄も気にいってくれた大阪・堺市海山町が所在地の福祉総合メーカー・㈱幸和製作所が製造販売の製品。

TacaoFシルバーカー・コンパクトタイプ。

品名がシプールで品番はSICP02。

価格は税込み11880円。

通販の楽天市場の売値は、ほんの少しお安い11600円であるが、送料が要る。



代金支払い、軽バンの荷台に積みこんで持ち帰り。

お家の廊下にもマッチング。



部屋の境目に段差があるから、その操作を身体で覚えてもらわなあかんが、すぐに慣れるだろう。

28日、東北・仙台に住む実弟次男が、今年も送ってくれた県産の新米。

美味しいから食べてやーと、贈ってくれた10k入りの「宮城ひとめぼれ」。

おふくろにかーさん。そして私の3人でいただく東北の米贈答、宮城県産の「宮城ひとめぼれ」。



「コシヒカリ」と「初星(はつぼし)」を両親として、平成3年(1991)に宮城県古川(ふるかわ)農業試験場に誕生した

「宮城ひとめぼれ」は、冷害にとても強く、味とかおりが良いねばりの強いお米、と謳っている美味しいお米。

贈ってくれてありがとう。

(R3. 9.14、22、23、27、28 SB805SH 撮影)

日清食品・まぜ麺の達人台湾まぜそば

2023年12月24日 08時08分30秒 | カンタンオリジナル
昨日、理容サービスで散髪してもらったついでに立ち寄った山陽マルナカ。

久しぶりのお店に何かが見つかる。

そう、思って入店したら、あった。

なんと、日清食品が販売するまぜ麺の達人シリーズ。

背脂にんにくまぜそばに汁なし担々麺、広島汁なし担々麺、台湾まぜそばがある。

冷蔵ショーケースに山積み売り。

売っていたのは、台湾まぜそばに背脂にんにくまぜそば。

どちらを選ぶか・・・。

にんにくが主体である背脂にんにくまぜそばは、間違いなく敬遠される。

しからばこれしかないと判断して買った日清食品の台湾まぜそばは158円。

買いに至ったワケはその特売価格にある。

東洋水産のマルちゃんにも似たようなシリーズはあるが、日清食品はお安くない。

一般的なスーパーであれば300円強の価格帯。

そんな価格じゃ我が家の家系では手が出ない。

270円~280円売りもたんまに見るが、それでもマルちゃんには勝てない。

それが、なんと山陽マルナカ売りの158円。

買わなきゃ仕方ないだろ。

冷凍の台湾まぜそばなら、これまでかーさんも食べていた。

一つはファミマの冷凍台湾まぜそば。

もう一つは日清食品の冷凍チルドタイプの台湾まぜそば

両品とも、美味い、旨いとぱくぱく喰い。

買ってきても否定しないだろう。

その説明をして、食の記憶を思い出したかーさん。

翌日の30日に、早速食べたい、と云い出した。

じゃ、私も、と伝えて、具材はどうする?。

パッケージに書いてある推奨の具材は、卵黄、ねぎ、ニラにもみ海苔。

今日の我が家にニラはない。

他の3品はあるが、ニラがない。

ならば、と思って口に出した玉ねぎ。

そう、シャキシャキ感を味わえる刻み玉ねぎ。

それ、いいねの返答にやったー。



4分半も茹でた太麵。

えー色している。

フライパンで炒めた刻み玉ねぎにネギ、もみ海苔を周囲に配置。

添え付けの肉入り具材ソースタレを落とす。

脇に落とした生玉子。



我が家はめんどくさいことを理由に、卵黄でなく生玉子。

これを一気に混ぜ込む。



見かけはぐっちゃぐちゃの混ぜ麺姿。

これでいいのだ。

ほんまは、ここに生しぼりにんにくを落としたかったが、今回は遠慮。

箸で摘まんだ台湾まぜそば

一口目の味に旨いやん。

先に食べかけたかーさんなんか、あっという間に食べきり。

横でずるずる、ずるずる・・・。

ずず―――とっ音を出しながら食べていた。

なんせ早い。

私が一口目を食べたときは、すでに皿は完食状態。



焦ることもない私はマイペースで食べていた。

冷凍チルドの台湾まぜそばも旨かったが、これもまた旨。

特に、といえば麺のコシ。

噛み応えのある太麺に旨辛ソースタレが絡みつく。

こっちもずずーー、ずずーーと食べた。

ある程度食べてわかった脂汁。

液体の残り汁は美味いのに決まっとるやん。

頭の中で閃いた。

残り汁の使い方は・・・追い飯。

炊飯器にちょっとだけ残っていた。



ラッキーチャンスに追い飯。

箸で混ぜるのではなく、スプーン混ぜ。



一気に食べた追い飯も旨いやん。

安いうちに買ってもう一度味わいたい日清食品・まぜ麺の達人台湾まぜそば

そのときのトッピングは鴨肉添え。

旨味が増すだろうな。

(R3. 9.30 SB805SH 撮影)

エバラ食品・プチッとうどんゆず塩鯛だしで食べるかけうどん

2023年12月23日 07時55分39秒 | カンタンオリジナル
今日のお昼は、どうする?。

そのときどきに応える昼めし選び。

なんとなく口をさっぱりしたい。

そう思った瞬間に閃いたエバラ食品のプチッとうどんゆず塩鯛だしうどん

エバラ食品のプチッとシリーズは多種、多様性がある本格的なお出汁。

これまで我が家を占領していたプチッとシリーズは釜玉うどん。

特に気に入ったかーさんが占有している。

違ったプチッとシリーズも食べて欲しい、と思うのだが、なかなか頑固に釜玉うどん。

いっぺんくらいまったく別物の味も食べたい。

そう願って買ってきたゆず塩鯛だし。

先に口にしたのはおふくろ。

ぬくぬくうどんだったが、口がさっぱりして美味しい、と・・。

そんなんだ、と云ったかどうか存じないが、続いて食べたかーさんも同様の感想を・・。

さっぱり感の決め手は柚子。

国産のゆず果汁が香る、の謳い文句。

柚子はどっちかといえばキツイ柑橘類。

逆に強すぎて、アクになる場合もあるが、食べた家人に言わしたエバラ食品・プチッとうどんゆず塩鯛だしは、緩い、である。

緩いといえば甘い感じとなるが、そうでもない。

どっちかといえば本格的な柚子であるが、まろやかさを感じたらしい。

もの足りなさもあるかもしれんが、一度は私も口にしたい。

そのチャンスがやっと来た。

チャンスに活かしたい具材、いやトッピングは、柔らかい野菜。

そう生野菜がやさしく受け止めてくれるだろうと、冷蔵庫にあったサラダほうれんそう。

葉も茎も柔らかいサラダほうれんそう。

近頃のほうれん草は、天候不順によって、割高になっている。

ほうれん草だけでなく小松菜、チンゲン菜などの青物のほとんどが高値状態に、家庭を助けるサラダほうれんそう。

天候不順であっても1袋が100円以下の値段で売っている。

そのサラダほうれんそうに、使い残しのトマトをトッピング。

トマトはできる限りのスライス切り。

業務スーパーで買っている5玉で158円の冷凍細うどんがちょうど合う。

湯もどしした冷凍うどんは冷水で麺を締める。

器に盛ったうどん麺に、適当な量の冷水を注ぐ。

多すぎてもあかんし、少なすぎても・・。

適量は、食べる人の好みに合わせて・・・。



僅かに残っていた玉天かすに刻み葱。

サラダほうれんそうもトマトも浮かべていただく一投目。

こりゃいけるわ。

すっきりした味に食をそそる。

湯もどしもちょうどいい細うどんに絡まったゆず塩鯛だしが旨い。

柚子の香りにほんわか。飲むゆず塩鯛だしが旨い。

しかーし、である。

鯛だし感が弱い。

世に鯛ラーメンなるものがあるが、もっと濃い味だろう。

ラーメンならそうあるべきだが、上品に味わいたいうどんにはそこまで要求しないほうが、いいだろう。

食べ終わってそう思ったプチッとうどんゆず塩鯛だしで食べた生サラダにトマトのせかけうどん。

あるブロガーさんのレシピには、合鴨ロースト肉をトッピング。

それいいな、思ったプラス思考。

いろいろやってみたくなるプチッとうどんゆず塩鯛だしなんだ

(R3. 9.29 SB805SH 撮影)

明星食品・モード学園コラボ禁断の金曜日のにんにくラーメン豚骨醤油

2023年12月22日 08時07分55秒 | あれこれインスタント
賞味期限は9月8日に切れていた明星食品のモード学園コラボ禁断の金曜日のにんにくラーメン豚骨醤油

4月半ば、イオンモール大和郡山店の特売コーナーに山積みしていた金曜日のにんにくラーメン豚骨醤油は88円売り。

正式な名称だろうと思うが、実にながったらしい。

ま、監修にしても、コラボにしても、その相手先企業の冠を名付けせざるを得ないのは仕方ないが・・・。

別途、蓋に接着していた小袋はしぼりにんにく。

蓋を開けりゃフライドガーリックチップのにんにくもあるが・・。



味つけ豚・鶏肉の塊にふわふわ玉子かな。



ニラもあるあるモード学園コラボ禁断の金曜日のにんにくラーメン豚骨醤油。



具材はたっぷりの麺に熱々のお湯入れ。



5分待って蓋を開けてから、添え付けの生おろしにんにくを絞りだす。



箸で掻き混ぜた縦型カップ麺。

底から掻い出して混ぜて食べた一口目。

美味しいやないか。

にんにく臭は凄いが、味はどっちかといえばコッテリのたん白系。

スープもごくごく飲める禁断の金曜日のにんにくラーメン豚骨醤油

ちぢれ細麺がスープに絡んで旨い。

ずるずる、ずるずる、ひたすら食べるモード学園コラボ禁断の金曜日のにんにくラーメン豚骨醤油。

ふーふーすることもなく、一気にずるずる、ずるずる。

食べきって感じるのは、そのにんにくの多さだ。

側面にあるように「ただでさえ、にんにく、さらに、生おろしにんにく、禁断のにんにくウエポン」に、だよな。

ただ、熱々、ふーふーせずに食べたのがイカンかったのか、心拍数が異常に高まった。

三日前になった心拍数は3桁。

1年3か月ぶりの頻脈不整脈


その症状は、過去なんども体験したことのある心房細動

身体が小刻みに震える。

そんなときの対応は、主治医の了解を得て置き薬しているワソラン錠を服用。

1時間ほど、ベッドに横たわって安静状態に。

ぐっすり寝たおかげもあって、心房細動は停まった。

(R3. 4.23 SB805SH 撮影)
(R3. 9.28 SB805SH 撮影)