鼻長の村回しを終えると同神社で節句の神事が賑々しく執り行われます。
総代や当屋衆らは息がかからないように口にサカキの葉をくわえながら神饌を献じられます。
(H18.9.9 Kiss Digtal N撮影)
総代や当屋衆らは息がかからないように口にサカキの葉をくわえながら神饌を献じられます。
(H18.9.9 Kiss Digtal N撮影)
御杖村の稲刈りは早い。
神社周辺では早朝から銀色に染まった稲穂を次々と刈り取っていく。
重陽の節句の9日は、四社神社のシシ祭りが行われます。
昼過ぎには菅野八カ郷から総代や当屋衆らが同神社に集まって、神社や境内の大掃除。
その最中、当屋が扮する鼻長の面を被った者がササラ竹を手にもって、地区八カ郷全域を一戸、一戸訪問して巡ります。
下之郷から中郷を抜け最後は上之郷までの全域を、2時間ほどかけて巡るのは地区の安全や厄を祓う意味があります。
ササラは出会った地区の方の肩や腰を叩きます。
叩いた患部が治り健康になるといわれており、みなさんは喜んで叩かれますが、足が速い子供らは「ハナが来たー」と言って逃げ回ります。
昔、獅子頭と龍頭と鼻長が同神社付近の田んぼで獅子の歯を打ち合い、その響き具合によって翌年豊作となる稲の品種を占ったものと伝わる祭事ですが、秋祭りに出没するササラを持った赤顔の天狗面の原型がこの鼻長面と言われています。
本来の鼻長神事が秋祭りに移っていったものだと宮司はおっしゃる。
(H18.9.9 Kiss Digtal N撮影)
神社周辺では早朝から銀色に染まった稲穂を次々と刈り取っていく。
重陽の節句の9日は、四社神社のシシ祭りが行われます。
昼過ぎには菅野八カ郷から総代や当屋衆らが同神社に集まって、神社や境内の大掃除。
その最中、当屋が扮する鼻長の面を被った者がササラ竹を手にもって、地区八カ郷全域を一戸、一戸訪問して巡ります。
下之郷から中郷を抜け最後は上之郷までの全域を、2時間ほどかけて巡るのは地区の安全や厄を祓う意味があります。
ササラは出会った地区の方の肩や腰を叩きます。
叩いた患部が治り健康になるといわれており、みなさんは喜んで叩かれますが、足が速い子供らは「ハナが来たー」と言って逃げ回ります。
昔、獅子頭と龍頭と鼻長が同神社付近の田んぼで獅子の歯を打ち合い、その響き具合によって翌年豊作となる稲の品種を占ったものと伝わる祭事ですが、秋祭りに出没するササラを持った赤顔の天狗面の原型がこの鼻長面と言われています。
本来の鼻長神事が秋祭りに移っていったものだと宮司はおっしゃる。
(H18.9.9 Kiss Digtal N撮影)