マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

大淀町大岩・展示切替えに拝見した春を迎えるコト八日の写真展

2024年09月20日 07時56分36秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
今年の梅の開花は遅かったように思える。

待ち焦がれた春を彩る梅の花が美しい、と感じるようになったのは、3月初旬。

平坦でなく、里山の地。

今年も写真展開催のお世話になった大淀町・大岩。



展示会場の平日喫茶モーニングだけのきまぐれやからほんの近くに咲いていた白梅。

桜が咲くまでに感じていたい春の訪れ・・・・

いつも薪割りで忙しく動き回る喫茶きまぐれやの旦那。

その薪を積んだ横の樹。



ぷっくら膨らんできた蕾の山茱萸(さんしゅゅ)。

1週間も経てば黄色の花色に染まるだろう。

2月の写真展は、私のテーマ写真展。

奈良・大和の年中行事から選んだ、「火」をテーマ


そして、今日は3月の写真展を開催される川島朱実さんがとらえた民俗行事の写真展

テーマは長野県松本市・上田市・茅野市に伝わる「コト八日」

主な取材地は滋賀県や京都府の民俗行事であるが、遠くは、長野県にも足を運んで貴重な映像を撮影してきた。

奈良を中心に取材活動してきたが、「コト八日」は聞きはじめ。

それが、なんと奈良県南部、大淀町・大岩に営業されている平日喫茶モーニングだけのきまぐれやを会場に写真展をされる。

そのテーマを、生写真で拝見できる。

そんなありがたい日がやってくるとは・・・

会場に到着。



早速の作業は、私の作品を下して撤収・搬出。

到着時間は午前11時半。

川島さんの作品を掲げる前に満たしたいお昼の食事。

ワンコインで食事ができる喫茶きまぐれや特製の日替わり「スペシャルモーニング」。



本日は、たまごサンド。

真っ先に呑みほすめちゃ旨のポタージュスープ。

野菜サラダにジューシーなトマト。



この日も、当店でお逢いした常連さんのHさん。

おしゃべりが愉しいから、時間を忘れる。

食事を終えたら、設営作業。

どれほどの枚数になるのか、またその「コト八日」をどう伝えるのか、興味津々。



展示してからでない、とまったくわからない、予想のつかない「コト八日」作品。

展示にお手伝いしようにも、どこにどう手をつけていいのやら・・

「コト」の内容がわからなくとも、ソレが何を意味するのか、少しでも理解したく、「コト」を起こっている状態、状況を視覚で追い詰めてみよう。







3枚並びの「コト」は、関西でいう地蔵盆のように思えたが、どうも違う。

石仏に際する「コト」なんだろうか。

写真にみる食べ物は小豆飯か。

小豆は赤飯にも通ずる魔除け。

それを石仏に塗りたくる。

子どもたちを守ってくれるように、とするまじないか。

ただ、奈良県の東部。

須山の子ども涅槃講に見られるから、共通する習俗
もあるようだ。



あるシーンでは、子どもたちが石仏の前に収める御供。



その御供は、彩色した甘いお菓子のようにも見える。

お重にまだあるか、ここだけではなく、他にもあるように思える御供。

「コト」は供養なのか。



ガラリと変化した幼児が引っ張るカタカタか。

木製の運搬くるまに藁で象ったツクリモノ。



幼い表情に、引く意味にナニを思ったのか・・



藁でつくったウマのツクリモノを小屋根に放り投げる。

そうか、幼児が引いていたツクリモノはワラウマだったのか。

それにしてもワラウマは何?関西にあるような、亥の子行事さも似たりであるが、ワラウマではない

ちなみに展示に写真や壁に、横いち、水平に走った緑色光。

この灯りは、展示作品のすべてが水平になっているか、確かめるためのレーザーポインタ水平器


象徴的なワラウマは巨大化した地域がある。



「コト」は、”貧乏神送り”だが、周りにいる立ち姿の人たちは、大人の男たち。

数珠繰りしているもように、これもまた「コト」供養か。



いや、いや、夜ともなれば、火を点けて燃やす”貧乏神送り”の”風邪送り”。



悪病は、家から、或いは地域から追い出せか・・・



また、大きな、大きな草鞋のようなツクリモノ吊るす「八日念仏」もあれば「ヌカエブシ」も・・。



食べ物の「糠を燻す」疫病退散のまじないか。

燻すことによって、疫病を受け入れない習俗。

そう、嫌がる匂いも「コト」であろう。

正月を中心に、12月8日は「コトハジメ」。2月8日を「コトオサメ」。

また、農耕儀礼を中心にするなら、2月8日を「コトハジメ」とし、12月8日を「コトオサメ」とする地域もあるようだ。

いずれにしても、8日を中心にコトがはじまり、コトをおさめる東日本。

北陸や中部地方に見られる地域さまざま。

多様に行われる小祭行事らしい。



なお、ネット探しに見つかった長野県伊那谷のコト八日(12月8日、2月8日)習俗も参考にしておきたい。

そうそう、今日は3月3日のひな祭り。

お土産に、ともらってきたひし餅。



一般的にいわれている、三色のひし餅。

謂れに、上段の桃色は魔除け、中断の白色は清浄。

若しくは子孫繁栄。下段の緑色は健康を意味するらしい。

これもまた「コト」であるかもしれない・・・

(R4. 3. 3 SB805SH 撮影)

久しぶりのノガミ行事の取材に盛りあがるきまぐれや写真展2022会場

2024年08月14日 07時52分15秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
何年も、ずっと調査していたノガミ行事。

相当な調査には、今も頭が上がらないTさん。



2月に写真展を行いますと、紹介していた年賀状を見てくれて、電話をくれた。

この4日であれば午後2時に奈良女子大入りのスケジュールがあるから、気持ちも、行動に余裕がある午前11時なら・・・

久しぶりに出会えるTさんは、民俗の専門家。

こちらはOKだが、現在もまたコロナ禍中。

コロナ感染者数は、さらなる拡大状態に開店は、状況次第。

利用者は、減少の一方。

月曜日以降の判断は、コロナの状況によって、休業する可能性もある、と伝えてくれたオーナーのMさんは、電話でそういう。

そして決めた4日。

多少、道に迷ったTさん。

京都から片道2時間半もかけてやってきた。

今回の展示テーマは、著書『奈良大和路の年中行事』に掲載した「火」に関する8行事をセレクションしたもの。

掲載ページに付箋を貼って、どなたでも、すぐに見つけられるようにした。



「東大寺二月堂修二会のお松明」、「龍田大社の手筒花火」、「東大寺の大仏殿観相」、「三輪・桧原神社/大神神社の繞道祭・ご神火巡拝」、「吉祥草寺の茅原の大トンド」、「新薬師寺のおたいまつ」、「東大寺の万燈供養会」、「平城京跡朱雀門からとらえた若草山山焼き」などなどをじっくり見てくださるTさん。

実は、本来目的は、Tさんの論文『奈良盆地におけるノガミ行事に関する研究~その1~』献本したく、出版に際し、協力をいただいた橿原市古川町在住の80歳、Mさんに献本をしたい、と申し出た件。

ネットによれば、さらに詳しく記載されている

平成20年4月29日のノガミ行事の農神祭取材に同行していたTさんと、写真家のKさん

私は、その後も取材した古川町の農神祭に見たゴゼンサン(御膳さん)に驚き。

前回取材では、ソレがなかったが、真っ白なダイコン工夫した野菜からつくりだした姿。

https://blog.goo.ne.jp/mnjr05gob/e/d557ea43fb9091d415f2f960b865a080

産経新聞に連載していた記事に掲載した。

新聞を見られた人たちから「あんたらこんなえーことしてはんねんな、と、そこらじゅうからあったんやで。

ありがたいし、うれしいし」の言葉に誌面を飾って、ほんまに良かった。

今でもそう思っている、と逆に私も嬉しさに歓びを伝えた。

その後も、ときより立ち入り、古川の行事も取材してきた。

だから、私を訪ねたTさんは、古川町のMさんを繋げてほしかった。

写真展会場からMさんに電話をかけた。

ご本人と少し話しして、Tさんに替ってもらった。

あの当時、手渡したMさんの名刺に、覚えているよ、と・・・

『令和2年度奈良女子大学大和・紀伊半島馬奈木研究所一般共同研究助成金報告書』とともに献本したいTさんは、後日に再調査含め、経緯を伝え、ご自宅に持参、献本したい旨、確認をとったMさんと出逢う予定をしたようだ。

Tさんの依頼。

一件落着候に、ほっとした二人は、オーナーに注文したお昼の食事は、ワンコイン500円ランチ。

いつもの日替わりモーニングスぺシャル。



今日のスペシャルは、玉子とハム入りサンドに春雨中華サラダ、トマトとめっちゃ好物のポタージュスープ。

特にポタージュスープが、美味しくてねぇ。

心がほっこりする味に、毎回が大満足している。

私が、ここきまぐれやに来ている、と察知した区長のK夫妻が来られた。

日にちも決まった、今回の写真展講演は、2月21日月曜の午後1時半から3時まで。

民俗講演に対座してくださる奈良県教育委員会・学芸員の松田度さんと再び対談形式に華を咲かせてくださる。

松田度さんの対座テーマはとんど。

地元開催の大岩のとんどに隣村の大岩のとんどを中心にお話されるので、私のテーマは、土着的民俗を紹介する予定。

その話はとんどに関連する民俗の在り方。

一つは、大とんどに遠慮し、場を外すように、少し離した位置にする服忌のとんどに不浄の場に飾ったしめ縄燃やし。

とんどのもらい火で炊いた小豆粥。

軸の固いカヤを箸遣いにしたカヤススキ。

小豆粥を食べたカヤは捨てずに、苗代に立てる。

また、とんどの焼く餅をちぎっては、とんどに投げる。

その時の作法に、唱える詞章がある。

餅焼きに餅を掴む道具がり、形態からその道具はハサンバリ。

干し柿は、餅に挟んでとんどに焼いて、手ごろな状態になれば、絶品味にある、めちゃ旨い餅。

食べる焼いたモチなどなど・・。

地域によっては、変わり種と思えるような習俗をお話しする予定だ。

で、当日の21日のその時間は、きまぐれやの貸し切り。

自費であるが、今回の食事は小倉トーストオンリーが提供される。

(R4. 2. 4 SB805SH 撮影)

大淀町大岩・モーニングだけの喫茶店 きまぐれや写真展2024~巡展~カンピョウ(干瓢)干しに纏わるあれこれ~

2024年01月08日 08時05分21秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
試案にデザインした「タツのオトシゴ賀状で報せる2024きまぐれや写真展の案内」。

大淀町・大岩に営業されている平日だけの喫茶・きまぐれや店内の展示。

今回で、5回目の写真展になる。

今回のテーマは、~ 巡展 ~ カンピョウ(干瓢)干しに纏わるあれこれ ~

巡展に据えた3枚組の「カンピョウ」写真。

初展示は、奈良県立民俗博物館古民家・旧萩原家住宅/旧赤土離れ座敷

展示期間は、令和2年2月8日か3月8日までが、全世界がパンデミックに陥った新型コロナウイルス禍に突入。

急遽、中止の判断に予定していた日程半分を残して中断。

「カンピョウ」写真を見られなかった方たちに、もう一度見るチャンスを・・・

奇遇なことに「第8回 大和郡山 あったか写真フェスタ」展に、初参加。

3枚組の「カンピョウ」干しにまつわるあれこれを、36枚写真を付加、補完した。

観覧の多くは、DMG MORI やまと郡山城ホール展示会場近くの方々でした。

かんぴょう干し情景に、見るのは初めての方、こんなの見たことないという方たち。

懐かしいと、いう方たちも多く、体験談をいっぱい話してくださる方も。

地元、大和郡山に住まいする人たちも少なからず体験していたようでした。

観覧に来られたKさん、今もかんぴょうつくりをされている。

こちらの地域も、また体験者がおられたそうだ。

そうか、大和郡山だけでなく、他の地域の人たちにも観てもらう機会を設けたら・・・・

そういうことで、展示会場は景観に寛げる大淀町大岩。

平日営業の喫茶きまぐれやを会場に、3度目の巡展を開催しますので、よろしくお願いします。

展示期間は、展示期間は、令和6年2月1日(木)~2月29日(木)

       ただし、平日、祝日 午前8時~午後1時のみ営業

住所 奈良県吉野郡大淀町大岩472   ☎ 0745-47-0813 (スペシャルモーニングは予約要)

なお、急遽、臨時休業される場合もありますので、FB「モーニングだけの喫茶店 きまぐれや」を参照ください。

この先、病院通いなどで、詰められない場合もありますので、ご容赦ください。

今のところ、確定している令和6年の2月13日(火)、2月28日(水)は不在します。

(R5.12.28 SB805SH 撮影)
(R6. 1. 5 記 )

大岩・喫茶きまぐれや写真展・終わりあれば始まりの民俗写真展は花に囲まれる

2023年03月01日 08時09分36秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
この日の雨はしとしと降り。

写真展会場の大淀町・大岩もまたしっとりの雨。

平日だけが営業のモーニングの喫茶きまぐれやの庭園入口に咲く黄色い花は、サンシュユ(山茱萸)。

濡れた雨雫とともに光を求める満開のサンシュユのお迎え。

2月1日から2月末までの開催だった「大岩・きまぐれや写真展2021 💭リ・ビューin喫茶きまぐれや」。

本来なら、次月の3月1日から展示する予定だった「大岩・きまぐれや 川島朱実写真展 - いのりのかたち 花 - 」は、写真家の意向を賜り、1日から5日までの期間は、私、田中眞人が展示する「きまぐれや写真展2021」を継続することにした。



一週間の延長に、助かった、という写真家川島朱実さんとともに作業する展示の撤収、そして展示替えの搬入・設営。

本日入れ替わりの写真家川島朱実さんがとらえた民俗行事の写真展。

滋賀県の伝統行事を主に、また近隣他府県はもとより、遠方各地にも行動され、精力的に取材している。

見るものその多くは、かつて見たことのないような民俗行事。

どの行事であっても感動する場面が多い。

力量を買われて現在、連載記事を発表媒体は京都新聞に週間発信の年中行事。

滋賀県・びわ湖芸術文化財団・地域創造部が発刊する季刊誌の『湖国と文化』がある。

その技量は、奈良県の行事もいかんなく発揮してきた。

その力を貸していただきたく、参加協力願いをした奈良県立民俗博物館事業の「私がとらえた大和の民俗」写真展。

第9回目になった今回のテーマ”つくる”にも新しい見方を教えてくれた。



正午時間を少し食い込んだが、ようやく展示を終えてほっと一息つく。

予約していた喫茶きまぐれやのワンコインスペシャル。



毎日が、日替わりのスペシャルモーニング。

今日は、ハムサンドトーストにトマトを添えた春雨サラダ。

何度も食べている春雨サラダの味は好みの味。

家庭料理の味に落ち着くほっ。

なんといっても私の好きなスープもある。

コンソメポタージュスープを待ち望んでいたが、今日はたまねぎコンソメスープ。

スパイシーな香りに旨味。

これもいいね。

選択した飲み物はローズマリー・レモンティ。

口がさっぱりする。

来店されたお客さんの手土産も並んだ。

展示を終えた今回の作品群は、1月から12月に行われた伝統的な年中行事。



滋賀県が5件。

京都府、奈良県は2件。

福井県、三重県、群馬県がそれぞれ1件ずつに絞られたテーマは「いのりのかたち 花」。



行事に密着する祈りの花。

なかでも、これはすごいと思った滋賀県長浜市木之本町杉野・杉野中のおこない。

思わず拝し、手を合わせたくなる描写がすごい。

足を運んで、是非とも拝見したくなる行事がある。

京都府精華町北稲八間・盆の砂盛りに、三重県名張市大屋戸・熟柿祭。

あまり遠いとなると、出かけるにはちょっと難しい。

どうしても近距離にならざるを得ない。

また、コロナ禍の現在では、群衆が集まる行事は遠慮せざる得ない。

解説の一部については、偶然この日に来店されたユーチューバー「奈良 街歩き」さんから受けたインタビューがある。

タイトルは「大岩の里で名古屋式 きまぐれモーニングと手作り作品に出会ってみた in 大淀」。



また、大岩区長のKさんが、いちばんの信頼を得ている空師の称号をもつほどの高所特殊伐採専門・林業家、山岳400m級のネパールがお国のカルマ・ギャルゼン・シュルパも紹介してくださった。

特に、神社やお寺に大風で倒れた、また倒れる前に除去してほしいと願う依頼に応えるべく、県内どころか、滋賀県、長野県など。場合に寄ったら海外にも出かけて作業するヒマラヤトレッキングガイドや復興支援活動国際協力にも支援している行動派のカルマさん。

困っている人を助けたいカルマさん、樹木、伐採に支援を願いたい場合は<カルマ・フォレスト・ケア ☎ 0745 ― 60 ―4774 >まで。

相談に応じるから、まずはご連絡を、と伝達を受けた。

(R3. 3. 8 SB805SH/EOS7D撮影)

きまぐれや写真展に出会った取材先の人たちをとりもつ縁

2023年02月09日 07時30分34秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
今日も訪れた大淀町大岩。

「きまぐれや写真展2021 💭リ・ビュー -もっぺん見たい大和の年中行事―」の開催中にお会いしたい、と旧来の知人から連絡があった。

再訪する目的はもう一つある。

今月の9日。

開催中の写真展の案内をもらったから、と見に来てくださった。

その日の私は自宅に籠って取材記事の整理、執筆などをしていた。

正午時間にかかった電話。

発信者は、地元の行事取材の際に、たいへんお世話になった奈良市内の山村の地に住むTさんだった。

年賀状に案内した「きまぐれや写真展2021 💭リ・ビュー -もっぺん見たい大和の年中行事―」の通知に是非とも拝見したい、と歩いて出かけた、という。

尤も、ご自宅からは相当な距離。

車でもかなりの距離に走行時間もままかかる。

まさかランニングと、思ったが、最寄りのバスや電車で向かった。

写真展会場から最も近い電車駅は、近鉄の吉野口駅。

駅名からわかるように、桜の名所・吉野山に向かう“口”になる吉野口駅。

そこから歩く、歩く。

大淀町・パークゴルフ場を抜けきったそこにあった喫茶きまぐれやに着いた喫茶きまぐれや・写真展に感動している、と伝えてくれた。

拝見してくださった伝統行事をとらえた映像。

それぞれを観て、感動しています、と報告してくださった。

写真展を拝見するのも健康のため。

また、コロナ禍に影響のないアウトドア歩き。

心が寄り道になりそうなゴルフ場に目もくれず、目に入った喫茶きまぐれや。

自然に囲まれたえーとこに、浸っている、と伝えてくれたTさんに、逆に感動をもらった

その日、きまぐれやでお会いした3人のグループ。

うち一人、どこから来たん、の問いにTさん“帯解”だと伝えたそうだ。

その“帯解”に、逆に反応されたご婦人は、なんとK区長の奥さんだ、とわかった。

K区長が、私に報せてくれた“帯解”の関係。

可能性を探るには、旧姓。

その旧姓を教えてもらってTさんに伝えたら、なんと同郷であったのだ。

“帯解”が出里の奥さんが、どこに住んでおられたのか、ご実家もよく知っている、という。

しかも、K区長の奥さんの妹さんと同級生だったこともわかった。

後日。同級生の妹さんに伝えたら「吉野の方にいっている」、と・・・

古き同郷のご縁が、ここ大岩に「きまぐれや写真展」が開催できるように取り計らってくださったのはK区長。

それもご縁。

さらに写真展を介して古き同郷までつながったご縁に、感慨深く、思いにふけていた。

その感激もあったのだろう。

感動も冷めないうちに、一気に描いた3枚の絵葉書。

一枚は、ご縁の場になった喫茶きまぐれや。

もう一枚は、大字今木に鎮座する甲神社。

もう一枚が、乗降車した吉野口駅舎。

拝見した帰りも、吉野口駅。



道中に見た美しき景色を記憶が覚めないうちに遺してくれた絵葉書は、ご縁が繋がった宝物。

喫茶きまぐれやオーナーのMさんが、預かっていた文字で書いた紀行文と絵葉書は、本日受け取った。

さて、今日も展示の伝統的な民俗行事の写真を見てくださる人たちに、少しばかりの取材エピーソードを交えて話した。

「岩室十八はん」は、えー写真。

お堂にいる人もはっきり見える。

子供たちの表情もわかる。

花火が真上にあがり。

子供たちみなが生き生きしている写真に魅入っていた。



峠を越えて隣村からやってきた知人のNさんとともにお昼の食事。

平日だけの喫茶きまぐれやが提供するワンコイン飲食。

いつも美味しくいただいている日替わりモーニングスペシャル。



日替わりだから、毎回の食事が愉しみ。

私のいちばんは、ピザトーストに、スープはポタージュ。

二つ重なったときは、小躍りしたくなる。

(R3. 2.26 SB805SH撮影)

大淀町大岩・モーニングだけの喫茶店 きまぐれや写真展2023 💭リ・ビュー ~ もっぺん見たい大和の年中行事

2023年02月07日 07時42分36秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
大淀町大岩の地に営業されている“モーニングだけの喫茶店 きまぐれや“

コロナ・パンデミックの闘いがはじまった2020年。

その年から毎年の2月に写真展をさせてもらっている“モーニングだけの喫茶店 きまぐれや“。

今年、4回目の写真展は・・・ ~ 民俗の憧憬(しょうけい・どうけい) ~ ” after-コロナに・・”

今年こそ、今年こそ、と願ってきたコロナからの解放。

一歩も、二歩も前進しようとしているこの時期に合わせ、思いを込めた映像を選びました。

また、前年の県立民俗博物館・大和民俗公園施設の茅葺民家に展示した「私がとらえた大和の民俗⑩ ~コロナ禍、その時のT家 ~」写真から、特別に選んだ貴重な民俗を2L版に印刷し、さりげなく窓置きしています。

是非とも見ていただきたい民俗写真。

数年後には、みな中断される可能性も考えられる貴重な映像です。



展示期間は、令和5年2月1日(水)から2月28日(火)。

ただし、営業時間は、午前8時から午後1時のモーニングタイム

また、営業曜日は、月曜日から木曜日の平日(※23日祝日は営業されます)

ちなみに2階は、買い物にまよう魅力的な雑貨販売フロア

お昼は、いつも美味しく食べているワンコインの日替わりスペシャルモーニング



今日は、美味しいドッグ、飲み物はアイスコーヒーにしました

初日の本日に設営協力いただいた20年来の知人。ご夫婦とともに来てくださいました

この場を借りて感謝申しあげます。

(R5. 2. 1 SB805SH 撮影)

大淀町大岩・きまぐれや写真展2022 💭リ・ビュー~もっぺん見たい大和の年中行事~in喫茶きまぐれや

2022年02月03日 08時18分21秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
令和3年、2月9日のことだ。

奈良市内に住むT.Tさんが、電話で伝えてくれた。

行先は、「きまぐれや」写真展2021 💭リ・ビュー」の会場だ。

なんと、自宅から歩いて大淀町・大岩の喫茶「きまぐれや」に着いた、という。

まさか自宅から・・・

じゃなく、T.Tさんは住まいする地元のバスに乗り、

近鉄電車に乗り換えて吉野口駅に着いた。

そこから歩き。

大淀町大岩にある大淀町パークゴルフ場をつっきって着いた喫茶「きまぐれや」。

当初予定では2月1日に開催されるはずだった写真展。

コロナ禍の状況にやむなく休業の日々。

状況は緩和され、一週間遅れの8日が初日だった。

その翌日に早くも写真展を見にきてくださった。

拝見した写真展に感動している、と伝えてくれる。

私よりも10歳年上の昭和17年生まれのT.Tさん。

ゴルフに行かないときも、いつも歩き。常に運動を心がけているから・・・歩いて行ってきた、といわれた。

吉野口から喫茶きまぐれまでの距離は・・どれほど遠いことか。
わが家から車で移動しても1時間以上もかかる。

写真展の枚数は8枚。

撮影された当時の映像。

子どもたちが躍動するが笑顔の映像。

こんだけ多くの素晴らしい写真を残してくれて、地元の人はみな喜んでくれているでしょうね、と・・・。

写真のそれぞれを観て、感動しています、と報告してくださった。

写真展の案内を年賀状に書いてくれたのが嬉しくて、健康のため、コロナ禍に影響のないアウトドア歩き。

心が寄り道になりそうなゴルフ場に目もくれず、目に入った喫茶きまぐれや。

自然に囲まれたえーとこに浸っている、と伝えてくれた。

感動の思いが冷めないうちに一気に描いた絵葉書風の絵画。

作画は2月9日。

デッサンに鉛筆書き。

ささっと塗った絵の具。

淡い色調は一部だけに彩色。

描いた風景画は3枚。

歩きだした吉野口駅に、写真展会場の喫茶きまぐれや、帰り道に参拝した大淀町・今木に鎮座する甲神社を描写された。

後日、描いた3枚のコピー絵葉書を送ってくださった。

同封に紀行文も寄せていた。

タイトルは「コロナのいない山里へ」。

「・・・天候に恵まれた一日。吉野山(※吉野口駅)から山越え。美味しいピザを口にしたきまぐれや。再び吉野山(※吉野口駅)に・・隣の葛駅までの14kmを歩いた。帰りは駅ナカで冷たいビールをぐい、と一杯。マスクも気にせず過ごせた至福の一日に乾杯した・・」と、喜びを綴っていた。

後日に再びきまぐれやに寄ってくださった。

目的は二つ。

絵葉書にしたためた紀行文は5頁。

挿絵入り縦書き文をきまぐれやにお願いし、預かってもらった・・・もう一つはきまぐれやに出会った何十年ぶりかの出会い。

まさか、ここ大岩で郷里の知り合いに旧姓も思いだすとは予想もしていなかった。

大岩の地に、旧縁が繋がった。

後に、T.Tさんが話した「コロナのいない山里へ」の今木に帯解を知っている老男性とも出会ったし、なんとか王子の場所も教えてくれた。

時間の都合で割愛した巨勢寺。

遠くは、電車に乗って向かう国栖までの行程も。

またの機会を設けて、今度は車で巡る妹峠を目指し、吉野入りをしてみたいと話していた。

四国参りは、歩いて一周した。

2回目の四国参りは、産経ツアー。

今も、健康のために歴史、文化はブログで探訪している、と・・・

そんな経緯もあった「きまぐれや」写真展2021 💭リ・ビュー」行き。

さて、3回目の展示は・・・” after-コロナに・・” に望みを込めて、希望の炎を~の作品を店内に展示する「きまぐれや写真展2022 💭リ・ビュー~もっぺん見たい大和の年中行事~

場所 奈良県吉野郡大淀町大岩472 喫茶きまぐれや ☎ 0745-47―0813 
日程 令和4年2月1日(火)から2月28日(月)まで
ただし、喫茶きまぐれやは、土曜、日曜が定休日以外の平日月曜日から金曜日が営業日
その間の祝祭日も営業されますので、お間違えのないように・・
営業時間 午前8時から午後1時まで
(※ なお、新型コロナウイルス感染拡大状況によって、予告なく喫茶きまぐれやの営業休止・休業のため展示を中止する場合があります)

※ドリンク付きでワンコインの日替わりメニュー「スペシャルモーニング」がお奨め
「スペシャルモーニング」は、在庫が切れる場合もあり、予め☎連絡いただければ幸いです、とオーナー店主
もう一つのお奨めは、小倉小豆餡が溢れ、零れるほどの量の小倉トースト。

なお、☎番号は、FB「モーニングだけの喫茶店 きまぐれや」若しくは、食べログ「きまぐれや」に掲載されています。



梅の花が咲く2月、3月は、積雪する場合も・・・



いずれも令和3年2月に撮影した梅、雪に染まった大岩。



どこか落ち着くなにげない景観に・・。
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設営終えて、ほっとし。

正午過ぎのお腹はぺっこぺこ。

本日も注文した日替わりのスペシャル。



真っ先に飲みほしたポタージュスープ。

これ飲むと、ほんと気持ちが、やに落ち着く。



今年もよろしくお願いします。

(R3. 2.17、26 SB805SH 撮影)
(R4. 2. 1 SB805SH 撮影)

きまぐれや写真展2020 💭リ・ビュー・撤収日に話題拡がり

2021年11月16日 08時13分27秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
丸一カ月間も展示してくださった大岩・喫茶きまぐれやさん。

お店に行く度にオーナー店主のMさんと話すことがある。

お客さんはいつも多く来てくださるので手を休めてお話しするのも難しい。

若いときはスポーツウーマンだった。

特にスキーが得意だった、というーナー。

得意なスキーだったが断念した。

話題は当時患った病い。

疾患はほぼほぼ私と同じ心の臓。

実弟の次男と同じ心臓肥大症。

私は僧坊弁破損。

病後に併症した心拍異常。

その症状は私とまったく同じ。

同じ効き目のある薬を服用。

激しい運動ができない身もまったく同じ。

お店を終えたあとの時間は自分のための時間。

飼い犬の散歩が日々日常の暮らしにゆったり寛ぎ。

健康だった当時の愉しみはバードウオッチングに明け暮れていた日々。

鳴き声でわかるくらいに覚えた野鳥の種類。

今もその気持ちがあって店外に野鳥の餌台を設けている。

今は枝に挿しているだけなので、いずれ大工さんに依頼する予定にあるそうだ。

自然観察に湯目、野草、獣に野鳥観察。

二十歳代から興味をもった私もそうである。

体験が一致するオーナーに親しみを感じた日だった。

今日は写真展の最終日。



閉店時間までに展示した写真など、すべてを撤収する。



そんな日でないとゆっくり話したいこともできそうにないから、今日、行くからと伝えてくれた高取町に住むNさん。

先日に行われた「民俗行事を語る会」も来てくださったが、落ち着いて話すのは今日しかない、と判断され、合流した。

撤収、片付けに支援してくれたNさんとともに摂った食事は、きまぐれやさんが提供する美味しいセット。

Nさんに食べてもらったスペシャルランチ。



飲物一杯付きの500円。

ワンコインで美味しいランチ。

本日はトーストサンドだった。

私は、ずっと食べたかったモーニングの小倉トースト。



予想していたよりも、もっと美味い小倉トースト。

毎日食べられる名古屋の人たちが羨ましいと思うくらいに美味しい。

オーナーの話によれば、小倉トーストの小豆餡は、2カ月に1度は名古屋に出かけるので、そのときに合わせて知人から分けてもらっているそうだ。

本場の小倉餡だったんだ。

名古屋まで行かなくとも済むきまぐれやさんのモーニング・小倉トーストは350円。

来店、お待ちしております。

閉店時間を迎えたきまぐれやさん。

支援してくださったNさんと別れ、お礼に出かけた。

区長のK家に向かう。

午後もKさんは忙しく外出中。

お家におられた奥さんに差し上げるお礼の図録。

これまで何度も県立民俗博物館展示の写真展にもお越しいただいたKさんは不在だったが、ガレージに吊るして保管した藁巻きに、もしやカンピョウ干しをしているのでは、と尋ねたら、今年は20個くらいも作って干していた、という。



来年も、カンピョウ干しはしているから撮りに来て、逆にお願いされた。

では、カンピョウ玉(※ユウガオの実)の皮はどう処理されているのか、とこれもまた質問したら、奥から探してくれた道具は・・・・。

カンピョウの皮を剥くのカンナのような道具だという。

ナタ切れ具合はガタガタ。

皮剥き包丁だから不細工なデキになっているという道具。



餅搗きに搗いたネコモチ。

そのネコモチを一枚、一枚にカキモチ用途に切る餅切り道具がある。

その餅切り道具の形は、カンピョウの皮を剥くカンナのような道具。



両サイドの端を両手で持つ。

手前に引いて、薄く、剥くようにして切る。

この道具は「カキモチスキ」といえばいいのだろうか。

帰宅してからネット探し。

ネットに見つけた道具は「カキモチカンナ」若しくは「カキモチ引き」と呼ぶようだが、K家にあった道具も、カンピョウの皮剥きに両手引きで使っていたのだろう。

道具を見せてくれた奥さんの出里は、奈良市・帯解地区内の(上)村。

行政町名でいえば山村町。

当地でえびすさんの縁起物を作るようになったのはおじいさんの時代のようだ。

今から100年くらい前の時代に、大阪の今宮戎に出かけたことがきっかけに作るようになった。

縁起物の俵は短めに成長した稲で作る。

作った縁起物は、入れ物に収めてオーコの前と後ろに吊るして担いだ。

下駄履きの姿の格好で、遥か遠く、西の方角に見える生駒山。

生駒市西畑町から大阪・東大阪市枚岡(※ひらおか)を結ぶある国道308号線にある暗峠(※くらがりとうげ)を越えて大阪に向かった。

暗峠付近は、車でさえなかなか登り難いとてつもない急坂道。

テレビで度々紹介される国道を下駄履きで登った、というから昔の人は、それこそすごかった。

縁起物を納めた神社はもちろん、今宮戎。

福を求めて大勢の参詣者で溢れる。

山村で、縁起物をつくっていると知ったのは、ずいぶん前。

村中を巡って該当するお家を探したが、見つからなかった。

つくっているお家は個人宅。

目印なく途方に暮れたことだけが記憶にあった。

が、やっと関係者と出会えて嬉しく思ったこの日に尋ねた民俗。

正月前の大晦日。神社に通じる道。

場所は神社から集落に一本の砂の道は・・・なかった。

また、お盆の際にサシサバを食べたことがあるか・・・に、聞いたこともない。

帯解地区内では、そうした習俗はなかったようだが、叔母さんが暮らしていた大和郡山市筒井の町でカンピョウ作りをしていたそうだ。

筒井でカンピョウ干しをしていたという事例は、知人のNさんが話してくれた

一例、二例となれ三例目も期待したいところだが・・・

カンピョウの話題に、奥から持ってきた綺麗なカンピョウ。



K家がつくられたカンピョウでなく、知り合いのUさんがつくったもの。

なんでも道の駅軽トラ市に売っていたので思わず買い占めたそうだ。

生産者の名前も付記されている地産地消のカンピョウ。

隣村の岩壺に暮らしているUさんを訪ねて、カンピョウ干しを取材したいものだ。

畑してないんなら持って帰りと云われて袋にいれてくれたお家栽培の2品。



一つはまるまるごろごろに肥えたドロイモ。

もう一品は、これまで見たことあるような、ないような新種のカリフラワー。



帰宅して調べた植物は、たぶんにロマネスクダ・ビンチ

数日後に、我が家の食卓にあがったロマネスクダ・ビンチサラダ。



サラダチキンをスライスのせ。

旨味はこれ、サクサク感のロマネスクダを味わうドレッシングは、我が家で飛び切り人気のオークワが販売するくらしモアのナタリーおばさんの和風ドレッシング

野菜特有の苦みもなく美味しくいただいた。

それから1カ月後。

やっと食卓に登場したごろごろドロイモ料理。

コンニャクにちくわ。

牛蒡に揚げさんも入れて炊いてくれた芋煮。



これが旨いんだなぁ。

とろっとろの口あたりが大好きなドロイモ料理。

掘り起こしてからも日持ちするので、ついつい寒いに食べたくなって・・・。

と、いうよりも、ほんまは毎日食べたいのだが・・・

(R2. 2.28 SB805SH撮影)
(R2. 3.23 SB805SH撮影)

もっぺん見たい大和の年中行事-デイスカヴァー・・アゲイン-ふるさと再発見写真展打ち合わせin大岩きまぐれや

2021年04月03日 08時35分17秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
さて、本日は、奈良南部地に初めて写真展をさせていただく会場で、展示の打ち合わせ。

場所は、奈良県大淀町・大岩に開店されている「カフェ・きまぐれや」さん。

会場を推薦、段取りに取り持ってくださった大岩区長のKさん。

「カフェ・きまぐれや」オーナー店主はMさん。

お二人のご縁をいただき、写真展を「カフェ・きまぐれや」の店内ギャラリーを、お借りして展示、開催することにした。

ギャラリー利用を勧められたのは、丁度1年前

それから、考えてきたテーマ。

じっくり考えた結果は、我が家の写真蔵に眠っていた写真プリントの再利用である。

17年間も展示場を提供してくださったカメラのキタムラ奈良南店。

その流れというか、フイルム文化の衰退に大きなうねり。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)と資本・業務提携契約を締結

CCCの連結子会社に。

平成最後の年。

平成31年4月、キタムラグループ6社(カメラのキタムラ、スタジオマリオ、ラボネットワーク・・)、CCCフォトライフラボグループ5社(フォトクリエイト、しまうまプリントシステム・・)を統括する㈱キタムラ・ホールディングス発足し、現在に至る

長年親しまれてきたカメラのキタムラ奈良南店は、これら経営転換に伴い、平成31年3月4日に閉店した。

活動の場を失った私に手を差し伸べてくださったKさん。

これまで展示した写真も、撮りためた映像をブログに紹介するなど、活動の成果を発表、展示するなら、と勧めてくれたのが、「カフェ・きまぐれや」の店内ギャラリーだった。

泪が零れそうになるくらいのありがたいご提案に、答えは1ミリの迷いもなくGO、である。

カメラのキタムラ奈良南店で展示していた期間は、17年間。

1年に一度の写真展。

さまざまでテーマで展示していた写真プリント。

その数多し。

第1回目の「灯かりの祭典」は23枚。

第2回の「大和の秋祭り」は17枚。

第3回の「年末・新春の祭りP1」が20枚。

第4回の「年末・新春の祭りP2」が14枚。

第5回の「東山中の祭事」は14枚。

第6回の「やまとこおりやまの祭り」が14枚。

第7回の「祭りのスモウ」から以降、第8回の「御渡りのトーニン」、第9回の「新聞にみる子供の行事」、第10回の「年初めに願う」、第11回の「大和の講」、第12回の「大和郡山のニノ正月とんど」、第13回の「実成りに感謝」、第14回の「食を干す」、第15回の「ハダがある景観に」、第16回の「竿干し風景」、第17回の「いのこ行事」のまでを毎8枚。

総枚数は、なんと190枚。

すべてを再利用するわけでなく、190枚の中から、今後5年間の展示に耐えられる、色褪せることのない40枚を厳選。

毎年、新たに設けるテーマの8枚組を展示することにした。

190枚の写真歴に多く見つかる、人さまに見せられない今から思えば恥ずかしい低レベルの拙い写真がぞろぞろ見つかる。

ざっと拾いあげた50数枚。

すべてが、4PWサイズのフィルム映像。

一般的な写真展に用いられる重厚な額縁は避けて、軽いタッチ・・そう、平成28年10月、奈良町資料館にサテライト展示した「もっぺん見たい大和の年中行事」写真がある。

その展示もまた、かつてカメラのキタムラ奈良南店に飾った軽量額縁である。

ちなみに、その額縁はペーパー製フレーム。

装填は簡単であるが、写真がするっと抜けるズレが発生し易いという難点があるチクマ製Uckidマットシャッフル用4pwブラック

身体が動きにくくなったころ、なんとか展示できる方法はないだろうか、と散々悩んだ結果の展示は、かつての写真の再利用。

まさに、もっぺん見たい大和の年中行事-デイスカヴァー・・アゲイン-ふるさと再発見をコンセプトに展示しよう。

その1回目は、奈良町資料館の壁面に飾った8枚組。

そっくりそのまま、奈良南部にお披露目する。

そういう考え方であるが、会場構成はまったく同じではない。

奈良町資料館の場合は、壁一面の展示であるが、「カフェ・きまぐれや」はスペシャルモーニングに名古屋モーニングの小倉餡トーストがいただけるカフェである。

店内のどこに、どの写真を掲示するのか。

窓枠やお部屋の床に何を、どう置こうか・・。

実際のお部屋に合わせる展示方法を確認したく訪れた。



「カフェ・きまぐれや」の営業日は、土曜、日曜以外の月曜から金曜日の午前8時から午後1時まで。

月曜から金曜中の祝日は閉店ではなく開店日。

サラリーマンで仕事が休めない、という方も平日の祝日なら大丈夫だ。

展示は1日から末日までの1カ月間である。

展示替えは、前後に借りられる方との事前相談で決めるそうだ。

また、年末年始は、さすがに平日であっても閉店日になるので、12月、1月利用の方は、要注意だ。

展示用具は、レールワイヤーフック。



窓枠は考慮しなくてはならないが、左右の壁をある正面だけでも5枚は確保できる。

カフエ出入り口に1枚。

中庭が見える場所は全面がガラス張り。



そのエリアは使えないが、左側スペースの壁に3枚が可能とわかった。

本日、現在の空いている月は令和2年の2月、5月、7月、9月、10月、12月。

展示月のリザーブは先着。

えいやっ、で決めた2月。雪が降りやすい2月に、来店いただき、暑いホットーコーヒーを味わってもらおうか。

ちなみに展示は無料であるが、販売を伴う場合は、「きまぐれや」さんにリベート料を支払う決まりがある。

リベート料は販売額の10%。

著書の『奈良大和路の年中行事』の見本は、展示期間中に置いておくが、ご購入希望の方は、発行元の淡交社並びにアマゾンなどのネット購入をお奨めする。

奈良町資料館でも、ネット購入は、ここで、とかいうようなPOP表示を設けます、とオーナーさんにお伝えしたら「手間が省けるので、そうしてください」と・・。

カフェですが、展示だけ見せて欲しい、という来店者の対応は、「どうぞ」であるが、そこは、お薦めするカフェメニューがある。

350円のコーヒーや、500円のワンコインで食べられる飲み物・スープ付きの日替わり(※調理トースト若しくはピザトースト)スペシャルモーニングなどがある。



この日も、スペシャルモーニングを注文したが、気づかったKさんが支払ってくださった。

おまけにとても美味しかったデザートの白玉入り北海道産小倉小豆餡アイスを口にするのも佳し、である。



つまりは、一般的なカフェに無料で拝見できる展示があるということだ。

在廊にパソコンの持ち込みも可能。

これまでの展示者の宣伝は、店前にポスター掲示やPOPカードに、FBなどのSNS

情報発信。

また、ある人は電話をかける、お友達へお誘いしまくりの場合もあったそうだ。

今日の打ち合わせに持参した展示写真。

現物を用いてKさんに説明した笛吹神社の宮入十二振り提灯など灯りの写真。

今まで見たことのない映像が凄い、と評価してくださる。

うち一枚を早速スマホ撮りされた映像は、ほうらんやの火祭りだ。

ほうらんやの火祭りは、ご存じだったが、十二振り提灯は不知。

まだまだ知らない行事は、今度の写真展で拝見したい、と言ってくださる。

普段、来店利用されているのは、今日みたいのように男性グループが1組に、圧倒的に多くみられるおしゃべりがお好きな女性グループ。

火祭りの写真に、興味をもたれるでしょうね、と。

私のお気に入りは、中庭の雰囲気が素敵なこと。季節に応じた景観が愉しめそうだ。

今度、予定している展示はコラボ展示。

キャンドル展示期にジャズ音楽を披露するグループとコラボする予定もある、というカフェ・きまぐれや。

来年の令和2年2月(※令和3年2月も開催しました)になるが、早くも心が躍ってきた。

(R1. 7.11 SB805SH撮影)

大淀町大岩・きまぐれや写真展2021 💭リ・ビューin喫茶きまぐれや

2021年02月15日 10時59分51秒 | しゃしん(平日喫茶きまぐれや展示編)
令和3年2月8日、本日より営業再開されたカフエ「きまぐれや」で写真展を開催しています。

昨年の令和2年の1回目に続く写真展ですが、講演は予定しておりません。

開催予定は2月1日でしたが、新型コロナウイルス拡散防止にお店を閉めていましたので一週間遅れの開催です。



昨年に続いて開催できたお店オーナーさんに感謝申し上げます。

題して、「きまぐれや写真展2021 💭リ・ビュー -もっぺん見たい大和の年中行事―」。

今回もまた8枚組。

将来を担う子供たちの表情に元気をもらって、コロナ禍を克服しよう、ということで、テーマを、”次世代に繋ぐ子供たち” にしました。

定休日は土曜と日曜。

平日営業の「きまぐれや」さん。

開店時間は、午前8時から午後1時まで。

場所は奈良県吉野郡大淀町大岩472。

2月26日(金)までの期間展示は3週間。・・・終了しました

※ < 緊急 日程変更のご連絡 > 
当初予定では2月26日までの展示でしたが、都合一週間遅らせた3月5日までの展示とさせていただきます・・・終了しました



なお、日替わりメニュー「スペシャルモーニング」は、ドリンク付きでワンコイン。



6年前、名古屋からここ大岩に移ってこられた店主が提供するモーニングは“名古屋モーニング”。

何度か食べたことあるなかで、イチバンのお気に入りはピザトースト。

これが美味いのですが、出かける回数が少ないせいか、滅多に口に入らない私にとってはレアもん。

再開を待ち望んでいたお客さんは多く、「スペシャルモーニング」の在庫が切れる場合もあり、予め☎連絡いただければ幸いです、と・・。



☎は、FB若しくは、食べログ掲載番号にお願いします。

クチコミも増えていますね。

設営終えた写真展。

作品は、”次世代に繋ぐ子供たち” 。展示の一部をここに掲載しておく。

お店のドアを開けて、すぐ・・・・

まずは迎えの一枚。



奈良市都祁友田町・都祁水分神社の「還幸渡御」の撮影は平成17年10月。

壁つたいに3枚。

右から平成17年5月撮影の「いっぱいだまし」は、奈良市南之庄町・国津神社。



左に続く作品は、平成17年7月撮影の「茅の輪くぐり」。撮影地は、天理市福住町・氷室神社。

その左に、平成21年2月に撮影した山添村勝原・薬師寺の「オヤたたき」。



小窓がある南の壁面に展示した作品は、平成19年5月撮影した天理市新泉町・素盞嗚神社の「野神祭り」。



南壁の左角の展示は、平成14年9月撮影の作品は「奉納鬼剣舞」。撮影地は御所市森脇・葛城一言主神社。

展示場は、ちょっと離れたカウンター席に近い壁に2枚並べの作品。

右が、平成19年7月に撮影した天理市岩室町・観音堂の「七月十八はん」。



左に、平成15年11月に撮影した奈良市月ヶ瀬桃香野・八幡神社の「子ども狂言」。

撮影からずいぶん時が経過しているが、なぜか新鮮な感じを受ける写真展。

懐かしさもあるが、時を経へるほどに、目新しく感じた作品。

映っている子供たちもあれから云十年。

時代を超えて蘇ってきた。

その意味でも、写真展に「 💭リ・ビュー 」の冠を付けて、正解だった、と思う。

今回は、小窓に主たる「 💭リ・ビュー 」とは関連なく、「華の花」を添えた。



季節、地域に我が家の庭に咲く、色とりどりの「華の花」。

圧迫骨折に入院していたおふくろの病室を飾っていた花。



看護に交替していた看護師・介護士のみなさんも喜んでくれた「華の花」。

癒しに、心地いい「華の花」たちも展示作品の仕事をしてくれた・



※ この記事の〆のお花は喫茶きまぐれやさんオーナーが飾られた蝋梅。
常連客からの花のプレゼントは、室内に甘い香りも提供していた。

(R3. 2. 8 SB805SH撮影)
(R3. 2.25 記)
(追記 R5. 1.12 記)