マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

リカーショップやまやに見つけた十津川遊びに使いたい段ボール製燻製箱

2024年01月29日 07時40分19秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
奈良県のコロナ感染者数はゼロが続く毎日。

11月26日現在で、7日連続のゼロ件。

大阪は1桁台に京都は数日前にゼロ。

全国的な現象傾向とみられるが、一方ヨーロッパでは異様なほどの爆発的拡大状態。

隣の国もまた怪しい増加傾向。

突然に湧いた南アフリカ・・・では過去最強といわれる変異株(※後日WHO発表によればオミクロン株に)が・・

穏やかな日が来そうだと思える日本であっても、不安は拭えない。

これだけ減少していても、忘年会を実施しない人は圧倒的多数。

第6波に拡大する可能性に恐れ、だれもが確信をもてない状況ですが・・・

来年の夏なら・・・に、期待して・・。

毎月、20日はイオンの日。

系列企業のやまやはその日だけのサービスが3%引き。

ありがたく利用している近くのやまやで買い物。

入口ドアがオープンしたそこに山積みの段ボール製燻製箱があった。

なんと、ワンコインの500円売り。

蓋をあけた中身は、さくら材のスモークドチップを盛るアルミ皿に燻製したいものをのせる金網セット。

これ1箱さえあれば、チーズ・ベーコン・ソーセージなど、お好みの燻製が簡単にできちゃう優れもの。

店長に説明してもらって買ったアサヒスーパードライ缶ビールのない燻製キット。



コロナ禍が解けたときの十津川遊びに利用に使ってもらいたく買い置きした。

ただ、現在、売れ行き好調でダイソーが販売するさくらチップは在庫切れ。



新型コロナ対策に一過性のキャンパー増加のために生産が間に合ってない。

腐るものじゃないので、永久保管できますね。

(R3.10.20 SB805SH 撮影)

十津川遊び2019p2

2021年06月02日 08時46分36秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
昨夜は、飲んで、呑んで、飲まれて、呑んでに、みなっぐっすり睡眠とられたことでしょう。

目覚めがばっちり、洗顔、トイレも済ませた朝の健康維持管理。

持参した血圧・心拍数計で測ってみよう。

起床時、朝、昼、晩食後に服用した処方箋に続いて計測する私のルーチン。

その記録も、毎日に記している。

特に問題のないとわかった朝8時の集合は、昨夜の宴と同じ会場に朝食を摂る。

例年より、半時間も遅い朝食。

前夜に決めた集合時間に誰一人も遅刻せず・・・。

めいめいが飯椀に汁椀をてにして移動する、炊きたてご飯の炊飯器、汁鍋。

よそっては運ぶ食卓に・・。

お茶は、Kちゃんが、まとめて淹れて、お盆で運んでくれた。



みながそろったとことで、いただきまーすっ。

おかずは、ほぼほぼ定番。

お家で食べているような、宿の朝食らしさがいい。



焼き鮭に味付け海苔、玉子豆腐、油揚げ味噌汁に調理されたオクラ、カボチャにオレンジプラスしたハムエッグ・サラダに香の物。おかわり自由のご飯、みそ汁にキムチもある。



おまけに朝から手造りデザートまで・・。



特に急ぐこともない二日目の朝。

ゆっくり時間をかけていただいた直食後は、会費徴収。

今回の清算は、お一人様1万円ちょっと。

毎年、参加人数は替わるが、会費はほぼほぼ同額に清算できた。

本日も、また行先は昨日と同じ、トイレ設備が嬉しい内原の広地。

出発時間は、午前10時を設定し、それまでは民宿津川で自由行動。



食事の片づけしたねーちゃんらは、親父さんが大切に育ててきた山野草庭園に水やり。

私の大好きな山野草がいっぱい。

セッコクにイワタバコ。



岩つき、苔つきしたセッコク、イワタバコが逞しい。

水やりしたしたばかりの秋海棠(しゅうかいどう)が、愛らしく咲いている。



道路にあがって民宿前に並んで撮る記念写真。

いつもならそうしているが、今年は、その山野草庭園横に並んでパチリ。

いつも、お世話をかけているねーちゃんらも、記念に撮っておこう。

また、来年にお会いしたときに手渡したく・・・。

本日は、昨日と違って、青空が広がる大晴天の日。

空気が旨いし、爽やかな風に触れ合える。

支流滝川の上流へ。

予定より30分遅らせて、出発した。

途中、目に入った農家さんが立てたハザカケ。



刈り取った稲は、天日干し。

この様相、前年の平成30年9月9日にも見た滝川・裏地のハデ

赤い橋の東側にあった2棟のハデは、見られなかったが、ここは前年同様に干していた。

裏地から、ずっと奥の内原に・・。

家形タープを設営する場所は、内原の広地から離れた吊り橋近くに寄せた。

車も通らない吊り橋前は、直射日光がモロに当たる日が昇る東側に木陰なし、である。

設営をはじめた時間帯は、午前11時半。



なんとゆっくりしたスローペースに、みながそろって作業してくれるタープ立て。

Kちゃんは、みなの足元にシュッシュッ。

日陰のない場でも、虫、虫、虫・・・。

特に蚊が多い。

ときにはアブも飛び回る明るい地に、設営後は蚊取り線香も火を点けた。

暑い日を避けるタープを立て終えたら、早速準備をはじめたお昼タイム。

この日も、総料理長はFさん。

先にいっておくが、お昼の食事は、前日とほぼほぼ同じ。

と、いうのも、二日間の”食”を別々に考えたワケではなく、調理手間を省くために、両日とも同じに。食材は、両日折半。

半々に分けただけ・・・。

そのことを知ったのは、この日の調理がはじまってからだ。

すべては総料理長のご判断でありまする。



おまけにSさんが、自宅からご厚意で持ってきてくれた自家製の鶏の手羽先も半分残した分がここにある。 

えー色、見るからに旨そうな鶏の手羽先に艶がある。

味の旨さは前日に食べて賞味済み。

口を揃えて、こりゃ旨いわ。

塩味えだ豆も、昨日に賞味済。



袋入りのまま冷水に浸して、取り出した塩味えだ豆。

本日も美味し、である。

その右横にぱらぱらっと置いたつまみ。

これもまた昨日の残り物。

湿気は含まれず、本日もサククサク・・サクサクサク・・。

いやもう、箸が停まらない。

みなが口にしている間にも手を止めずに調理する総料理長は、一本の胡瓜を取り出してずりずりする塩揉み。



そして包丁を入れた即席つくりのきゅうり揉み。

これがまた美味い。

瑞々しいきゅうりもみも、箸の動きは停められない。

塩味えだ豆も、鶏の手羽先も少なくなってきたな、と思ったところにひょいと追加したソーセージ。



クロスした切り目に四方広げたソーセージもフライパン焼き。

口に入れたソーセージが、パリッパリ。

次は餃子やと二つ目のフライパンで焼いていたのは、Kちゃん。

おっと、そこに居てるお二人さんは、民宿津川のねーちゃん二人。



掃除を済ませてここまでやってきたら、アレぇと思って・・顔出ししてくれた。

上流にある笹の滝は、日本の滝100選に選ばれし、落差32メートルにもなる大滝。

水しぶきほとばしる優美な姿を魅せる笹の滝に、初めて行ってきた、という。

えぇーー、地元なのに、初めてやって・・、ほんまにぃ・・。

私たちが笹の滝に向かった最後は、いつだったのか。

もうずいぶん前になる。

今回で35回目になる十津川遊びのツアー。

平成23年9月に発生した台風12号がもたらした豪雨による影響を受けて、笹の滝に通ずる山道が崩れた。

数年間にわたる難工事に、通行止めしていた山道道路が復旧され、開通したのは平成27年9月だった。

豪雨に遭遇する3年前の笹の滝。

民宿津川に泊まった翌朝。

朝食を摂って、その日、大阪に早く戻られるW家族とともに向かった笹の滝。

初めて来たのは、それよりもっと前


当時から数えても20年以上も前に見た笹の滝と同じ風景を見ていた平成20年8月31日



撮った映像は、一眼カメラのKissDigtal Nだった。

そうそう、今なら熱々のできたての鶏の手羽先。

食べてやー、と声かけしたら、即答するねーちゃんに・・。

私ら以上にガッツリ食べてくれた。

最近は、しなくなったが、かつては大鍋料理だった。

初日の夕刻に戻ってきたとき、言われたことは、「あんたら、いつも何、食べてんのん・・」と。

こんなものも、あんなものも入れて、ぐつぐつ煮込んだ鍋料理。

出汁は、あの有名な旭ポン酢が販売している瓶入り”うどんだしの素”だった。

具材は大量のニラをメインに据えて、鶏肉、鶏のつくね、餃子、キムーチ、京揚げ、豆腐、蒟蒻に中華麺。

残った汁で食べた雑炊もまた旨かった大鍋調理は、当初ニラ鍋と称していたが、いつしか十津川鍋と命名した。

手間、段取りができなくなって、今は、簡単にできる男料理になったけど・・。

民宿津川に戻って、美味しい話を伝えたら、私も食べたいわ、といってくれたが、宿まで持ち帰りできなくて、申しワケないことしたが、やっとここに出会えて、よかった、正午丁度の食事タイム。



ねーちゃん二人は戻っていったが、私たちは昼食の続き・・・。

焼けた餃子は、付属にあったタレをどぼどぼかけ。



え―加減に美味い。

次のフライパン焼きは、今回はじめての焼き芋スライス。



甘くて美味しいこのサツマイモは、イオン五條店にあった芋。

1本が100円。

大きくなかったから2本購入。

石焼芋は、ここではできないが、簡単にフライパン調理できるのも総料理長のFさんの教え。

普段、家でもしている男料理の一品である。

次の料理は何だろう。



まな板でトントンきりだした玉ねぎに人参。



先に焼いていた豚肉にどさっと落として、焼き、焼き・・。

味付けは、塩、胡椒だけの肉・野菜炒め。



でも、良く見りゃ振りかけているのは粉っぽい。

そうか、だしの素も入れちゃえ、だった。



これだけでも、十分に旨いと思うのに、まだある重ね焼き。

並行に調理しだした薄焼きの玉子焼き。

紙コップに割って落とした生たまごを溶いて流す。



薄く延ばしてつくる玉子焼き。

えー色、してまんなぁ。



と、思いきや、ぐちゃっと混ぜて、まんま落とした玉子焼き。



はっきり言って、料理名が読めない。

箸を入れて取り出した肉・野菜炒め玉子焼きのせ、とでも呼んでみるかい。



これが意外と、予想以上の旨さ。

まさに男の料理である。



で、どんなところで昼めしをしてたのかいって、こんなとこ。

吊り橋から撮ってみた昼めし会場にようやく山の陰が当たるようになってきた。



時間帯は、午後1時半。

ゆったり寛がせてくれた場から離れなきゃならない。



見上げた空は、真っ青に白い雲。

もうしばらくは、ここに滞在していたくなる長閑な時間帯。

第一次解散に、残り物の清算をする。

一つは、総料理長のFさんが、わざわざ持ってきてくれた生パイナップル。



食後にたべてもらおうと、思って自宅から持ってきた生パイナップルは2個。

重たかったろうに。

昨年も持って来られた生パイナップル。

その年は、食後のデザートでよばれた。

瑞々しい、とても甘かった生パイナップルは、むちゃ旨かったことを覚えている。

もう一つの清算は飲み物。



いろんな缶ビールが残った。

今年の参加者人数で割ったら、一人1本。

割り切れない人の分は・・・。

と、いうことで、缶ビール1本に生パイナップルは、T夫妻に。

残りの8本を分け合った。

最後に仕上げる後片付けも、みながしてくれる。



調理に使ったフライパンやカセットコンロにボウル、まな板、包丁、菜箸などの道具は、次年度にも使うから、まずはクッキングペーパーで汚れをふき取り、次に、スポンジたわしで水洗い。

洗剤は、一切使わず水洗い。

洗剤を使って綺麗に洗うのは、持ち帰ってからである。

ペーパー・アルミ製プレート、割り箸、紙コップ、アルミホイル、クッキングペーパーなどの使い切りの道具は、民宿津川さんからもらった十津川村指定の黄色の透明ゴミペールに収納。



コンパクトにまとまったキャンプ道具は軽バンの荷物室にすっぽり収まる量。

ゴミは、途中に立ち寄るゴミ収集所に収める。



二日間、愉しませてくれた民宿津川さんにお礼を伝えて、いざ出発した時間帯は、午後2時10分。



T夫妻とは、ここで解散し、男6人衆は、滝の湯温泉に浸かり、旅の疲れを癒す。



ここ、滝の湯も、民宿津川でいただいた優待券利用。

入湯料が600円のところ、半額の300円で入湯できるありがたい優待券は有効活用。

熱っつい温泉に汗かき、ほっかほか。

ほてった身体は、和室でゆった冷まして寛いでいた。



お客さんの状況もあるが、この部屋には、足のマッサージ機もあるから嬉しい。

午後2時半に入って、滝の湯を離れた時間は、午後3時15分。



湯につかった身体は、芯から休ませてもらった。

長い距離を走ってきた車。

山を下って、やっとひと息つけられる丹原の地。

三差路に信号待ち。

丹生川に架かる下田橋を渡ったそこは、五條市の市街地。

信号待ちに見る右手は、五條病院。

反対側の左手にある地元スーパーは吉野ストア。



トイレ休憩兼ねて、ちょっとした買い物に立ち寄った時間は、午後4時40分。

例年よりも、1時間、2時間も早く着いた五條市街地。

私の身体状況に気を配ってくれた早い帰着であるが、みなが、自宅に戻るまではまだまだ時間はかかる。

2人を乗せたS車は、近鉄大和高田駅前で解散。

こちらT車も2人を載せて大和郡山市内に。

向かう先に途中までは同じコースだが、お互いの車が、ずっと一緒にならなくても構わない。

と、いうわけで、ここ吉野ストアを2次解散とし、帰路に選んだ道路コースは、吉野川に架かる大川橋を渡り、次に出くわす5車線道にかかる本陣信号から真っすぐ北上。

五條ICから、京奈和自動車道・五條道路利用に橿原曲川経由で大和郡山市内に戻るT車と、御所南ICを下り、西に車を走らせた十字路。

国道24号線の室の信号を右折れしたら真っすぐ北上。

道なりに走ったら近鉄大和高田駅前に着くと伝えていたが、な、な、なんとT車のお尻についてきちゃった。

あれあれ・・。

途中で、見えなくなったS車に手を振ってお別れしたけど・・・。

無事に着いた、と伝えてくれたのは、後日だったが・・。

T車は、橿原北橿原ICから、京奈和道路に乗り込み、郡山ICを下りて、昨日迎えた郡山駅を向かおうとしたら、筒井駅でいい、という。

ま、その方が早く電車に乗れるから、京都まで一直線。

と、いうことで筒井駅解散が午後6時。

そこそこの時間はかかっている。

筒井駅から10分。

大和中央道をまっしぐら。

ようやく着いた自宅帰還は10分後。

下車したAさん、最後の力仕事支援に、荷下ろし。



いっちゃん重たいタープは、2階に運んでくれた。

感謝、感謝の力仕事。

また、次年度もお願いすることになるだろう。

ちなみに民宿津川で解散したT夫妻は、午後6時半に、無事自宅に戻ったと伝えてくれた。

みなが無事に、自宅まで戻るまでは、この十津川ツアーは終わりでない。

みなが無事に戻った、とわかったのは、翌朝に見た電子伝言板に発信したコメントであった。

そこで私が伝えた電子伝言板のコメントは、「~旅の帰還にお礼の詞~ お疲れさまです。当日は、身体がシャンとしない私をいろいろと気遣いや介助?してくださり、ほんま行ってよかったです。おかげで長距離運転も難なく・・証明できたのが嬉しい。Aさんには道具の積み替え、積み下ろしなどを支援してくださり感謝申し上げます。来年は、もっとコンパクトにフライパンをメインに整備・・と、思いましたが、ゴーヤソーメンチャンプルーを是非食べたいと意見がありましたので、以前も使っていた中型の縦型鍋くらいなら・・と思っています。食事の量(内容)、飲み物の量(種類)・・・も再検討の余地、いっぱいあったかと思います。さらにワイガヤできる来年のための、ご意見、希望・・忘れないうちのいろいろお願いします。今年の記念写真。2枚、とりあえず貼り付けておきます」~

遊び疲れた翌日の2日はぐったり。

寝込みもよくすやすや就寝。

気持ちのいい朝を迎えられたのが嬉しい。

それにしても2日の気温は、33.9度。



使用した道具の洗いに乾燥はあっという間に終わった高気温。

3日はさらに暑くなった・・、と付記しておこう。

(R1. 9. 1、 2 SB805SH撮影)
(R1. 9. 1 EOS40D撮影)

十津川遊び2019p1

2021年06月01日 10時01分24秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
「みなさん、ご心配かけて、すみません。本日は整形外科医師の診察。昨日は消化器内科医師の診察でした。特に重大なことは告知されませんでしたが、胃カメラ大腸内視鏡検査の結果によれば、治療を要さない小さな良性のポリープが数個。取り除く必要は、なし・・。MRI検査の結果では、膵臓に小さなのう胞が認められましたが、現状では治療を要するものでもない状況。
ただ、異常があったとしても、症状の出ない、発覚が遅れやすい、物言わない膵臓だから早めの検査をしておいた方が、今後のためにいいでしょう、と半年後のMRI検査およびCTエコーの検査日を定め、状態の変化具合を定期的に診ていきましょう、ということでした。こんなことがなければ、定期的な検査は、することもなかった検査はありがたいことだ、と思っています。
で、腰痛の方ですが、起き方さえ上手くいけば、痛みもなくトコトコ歩きで移動はできます。日々の体験上でわかったことですが、起き方を誤って、無神経にちゃっちゃと、身体を斜めにしたときに筋肉痛が走るようなので、これさえ誤らない限り、湿布と日にち薬しかないね、と伝えられた整形外科医師の判断です。
長時間、椅子に座った状態でパソコン操作などをしているとき、次第に腰が痛くなるので、立って腰伸ばし。一般的に、ビジネスマンにありがちな一時的腰痛のような感じです。ちなみに診察医療に、病院、自宅を往復する軽バン車の運転時。特に、腰の負担もなく、悪路を走っても、腰に与えるビビリ感もなく、ラクラク走行の運転をしています」と、近況便りを、SNSで伝えた「十津川遊び2019」出発2日前。

参加者のみなさんたちに伝えた身体状況である。

令和元年の参加者は8人。

私が運転する軽バン号に同乗する仲間は、MさんにAさん。

近鉄電車の大和高田駅で合流するSさんが運転する普通車に同乗してもらうのは、UさんにFさん。

別途、普通車1台で、夕刻の宿泊地に直接会うT夫妻を入れた8人メンバー。

今年は、娘さんのMさんはボーイスカウト活動日と重なり、敢え無く不参加したW夫妻。

また、久しぶりに会えるね、と連絡があったYさんは、仕事の関係で都合がつかず、最終的に不参加。

前年に初参加したKさんは、キツい車酔いに、もう勘弁してくれと、辞退した。

次の日の29日の午後4時にかかった電話は、民宿津川の姉ねーちゃんからだった。

「今から堺出んねんけど、明日は大丈夫?釣り客みなキャンセルやし・・」と、伝えてきた。

朝は雨量規制によって道路は一部閉鎖。

大字小原168号分岐である。

他に、工事規制が数か所もある雨量規制。

昼間は、晴れ間になったよ、と民宿津川に居る妹ねーちゃんからの情報もあった。

明日の予報は、曇り空。

行けそうな雰囲気と判断し、明日はよろしく、お願いします、と伝えた。

ちなみにトップの写真は、地元にある大型スーパーアピタで買った三輪山本のにゅうめんバラ売り4品セット。

毎年お世話になっている民宿津川さんへの手土産。

最近は、このセットが固定化しつつある。

原材料は三輪山本のにゅうめん。

いわゆる素麺であるが、暖かい汁椀でいただくにゅうめん。

バラエテイに富んでいるし、日持ちもするので喜ばれると思って、そうしている。

明朝、早めに我が家に来てくださるAさん。

酷い腰痛に悩まされている私に力仕事を貸してくださる。

応援しますからと、連絡してくれたのが嬉しい。

毎年の十津川ツア―に活躍してくれる遊びの道具類。

出発前日の30日。

2階部屋押し入れの天袋に収納しているツアー道具。

軽い道具ならスペース十分の天袋にみな入る。

クーラーボックスは2杯。

袋に収納した煮炊き物の鍋やフライパン、包丁、まな板、ボウル、箸、スプーンなどの調理道具。

火を起こす持ち運びできるカセット式ガスコンロに燃料のガスボンベの他、洗い物、ゴミ収納用具など多種多様。



重たい道具は二つ。

一つは、天から降ってきた、神さんから贈り物だと思っている折りたたみ式の椅子、テーブル一式に、W家が、どうぞ使ってください、と受け取った折りたたみ家型タープ。

日除けにも急な雨にも助けてくれるありがたい家型タープもある。

これらは重たいから天袋収納ではなく、折りたたみ式の椅子、テーブルは常時、軽バンに積んでいる。

家型タープもまた重たい。

腰痛の私では持ち上がりもしないほどの重量。

これは2階洋室に床置き。

積み込み、或いは積み下ろしに収納もまた毎年が力仕事であるが、年々において体力減衰に悩ませている。

そのことを訴えたら、応援すると手を揚げてくれた。

出発前日の午後3時。

家型タープを除いて、道具をみな下ろした場は玄関の上り口。

家人に手伝ってもらって玄関に集約した。

そのプロセスに発覚した買い忘れの道具。

点検したら、補充すべき用具がいっぱい見つかった。

一つ、カセットコンロ用のガスボンベ。

3本セットを、途中下車に食料を仕入れるイオン五條店で購入。

他にも、あるある。

割り箸、レジャーアルミ皿、大・中大きさのペーパー皿などなども・・・

そして、出発日の8月31日の朝。

午前8時10分、自家用車に乗ってやってきたAさんとともに軽バン積み込み作業。



最後に入れた家型タープ。

ずっしりと荷重がかかる後方キャリーエリアは満杯だ。

積み終えた時間は午前8時20分。

Aさんが乗ってきた愛車は、我が家の駐車場で一泊。

運転してきたAさんを載せて向かう先は、京都からやってくるMさんが待つ近鉄郡山駅。



おはようの挨拶も、そこそこに再出発した時間は8時35分。

目指すは大和高田市・近鉄大和高田駅前タクシー乗り場あたり。

先に着いて待っていたのはUさんにFさん。

到着した時間は、午前9時16分。



停車した場所は、なんと奥まったところに建っていたKOBAN前。



ここで停車するのもなんだか、ちょっと、と思って停められる場所をUさんが探してくれた24時間パーキング設備は“近鉄大和高田駅前駐車場”。

なんと、最初の30分は無料ですって。



ありがたく感謝する駐車場運営。

初めて知った。

通行の邪魔を避けて停車した車。

たまたまの空きタイミングにラーキーな駅前駐車場にちょっとだけ駐車。

ありがたく利用させてもらった。

S号を待つ間に見る国道向こう側の施設は大型ショピングモールのトナリエ大和高田を見ていた。



平成30年11月5日のグランドオープンを経て11月23日に開業した施設

前施設のオークタウン大和高田は老朽化。跡地利用にできたトナリエ大和高田であるが、もっと以前はユニチカ(株)大和高田工場(旧大和紡績)。

昭和44年4月から45年の6月までは、ユニチカ(旧日本レイヨン)宇治工場の寮生活に居た私にとっては社名の響きが懐かしい。



午前9時16分、そうこうしているうちにS号が到着した。

大和高田を再出発してからすぐに着く御所市野口にあるガソリンスタンド。



ほぼ予定通りの9時46分に着いてガソリン補給。

トイレをお借りしてすぐさま走る。

目指すは五條市今井にあるイオン五條店。

ここら辺りでは最大手スーパー。

ニチイからサテイを経て現在に至るイオン五條店

食料品は朝7時から夜9時までだが、以外の品々は朝9時から。

食事処や専門店の開店時間はそれぞれ。



うどん・そばに丼ものにランチ・デイナーもある和風食事処の「四六時中」は朝の10時半から。

年中無休の和食店「四六時中」は、全国に展開するイオン系列店らしい。

機会があれば、牛ぶっかけおろし温たまうどんでも食べてみるか。

それはともかく、10時20分より、買い出し、買い出しにイオン五條店の買い出し・・・。

食料品はFさん指示のもと探し回って・・魚肉・加工品コーナーチルド製品など。

梅干しは却下されたが、今回初の牛肉希望を認可。



と、いうことで、今回購入の食材は、128円×2のTVチルド餃子、498円の塩味えだ豆のボリューミィ冷凍食。

https://blog.goo.ne.jp/mnjr05gob/e/6684b457e811c9b911f25a54f98ec80f

198円のTVビタミンD入りたまご白10個入り、36円×2のTVもやし、288円のキャベツ、376円×2の豚小間切れ、515円の味付けステーキ用牛肉、510円の牛肉味付肩ロース・カット肉、473円の国産若どりもも肉、278円×2の丸大燻製屋あらびきウインナー。



198円のまるちゃん3食塩焼きそば、158円の名城3食焼きそば、96円のきゅうり×3本。

68円のたまねぎ×2個、38円のにんじん、100×2のさつまいもに276円×2のTV板氷。

運転手用に調達するノンアルコールはバラ買い。

いろいろ缶ビールはオール350ml、548円のサントリーオールフリーRに6、578円のアサヒ極上<キレ味>、578円のキリンののどごし、578円のサントリー金麦、598円のマグナムドライ本辛口に12本入り1038円のキリンラガービール、12本入り1058円のキリン秋味、不足補充の紙コップも調達。

備品などもいろいろ購入する。

427円の大3枚入りのパーテイプレート皿、288円のTVJPプレート22cm、148円のTVペーパープレー18cm、128円の50個入りTVペーパーカップも買った総額は、税込み13613円(※税抜き1260円)。



支払いはSさんのキャッシュバック2割付きのクレジットカード支払いが見込まれることから、ざっくり計算させていただき、12000円を調達、後に清算した。

イオン五條店を再出発した時間帯は11時15分。

買い物時間は55分間。

昨年とほぼ同じくらいの1時間を要した。

買い物数が、少ないわりに、なんでこんなに時間がかかるんやろかねぇ。



「大塔コスミックパーク星のくに」隣接施設の道の駅「吉野路大塔」に着いた時間帯は11時50分。

ここまで、ほぼほぼ予定通り。

トイレ休憩に撮っておいた洋式便器仕様。



介護優先身障者用トイレも一般用もシャワー付きウオッシュレットトイレ。



ありがたい設備ですが、イオン五條店は、なぜに旧態依然の洋式便器仕様。

出たいモノが引っ込むやないですか。と、Mさんの声・・・。

確認はしなかったが、介護優先トイレ室も同じやろか?。

ネット調べによれば、平成30年12月10日から翌年の3月末まではトイレの改修工事をしていたそうだ。

ウオッシュレットトイレはその際に機能アップされた模様。

だから、翌年には、利用させてもらうことになるだろう。



12時40分、てなこと、いろいろあってやっと民宿津川に到着した。

民宿津川のねえーちゃんに顔出し。

七夕詣でのように年に一度のご挨拶だ。

久しぶりのご対面に、挨拶がてらの手土産を手渡し。



その際に伝える、身体状況。

2週間前に陥った尻もちに、今もなお腰痛に悩まされる現況を伝えた。

「今年もこれからあそこへ行くんやろ、明日の食材は大型冷蔵庫に預かっとくから」と、いつものご厚意に甘える。

村指定の黄色いゴミ袋をもらって、男の料理作りに、いざ出発。

いつも利用させてもらっている内原の広場が、なんとロープを張っていた。

キャンプ禁止の札もある広地。

なんらかのトラブルがあったと推測できるキャンプ禁止札。

考えられる原因の一つは花火。

ピュー、ピューの打ち上げ花火の音もあるが、喚き声に悩まされた。

もう一つの原因は広地で夜中にカラオケをしでかした。

三つ目に考えられる原因はゴミの放置。これだね。

今はどうなったのか、その後の状況は聞いていないが、ある村の声。

県内南部に流れるすごく奇麗な清流にキャンプを張った連中はゴミ放置どころか、キャンプ道具まで捨てていった事例がある。

ある村だけでなく、あの村も、この村も・・多々聞かれる放置族に悩まされたことのある汚れたキャンプ事例である。



早速始める作業はタープの組み立て。

昨年の十津川遊びに参加してくれたWさん夫妻が、子どもだと思っていた娘さんも大きくなり、使わなくなった家型タープをいただいた。

今朝、出発時の積み込みに、Aさんが声を揚げなかったら、忘れてしまっていたであろう家型タープが、無事に着いて、ここにある。

みなは、慣れた手つきで組み立てるが、1年も経過すると、細部の取り扱いが思い出せない。

みなであーや、こーやと言いながら組み立てたタープ。

暑い日差しを遮ってくれるし、俄か雨が降っても多少の雨であればぬれずに済む。



そのタープの下にセットするのが椅子付きの組み立て式テーブルだ。

平成29年の8月17日

介護に訪れた団地に、偶然見つけた夢のお告げのアウトドア用品。

それが組み立て式テーブルだった。

早速、その年の9月30日にお告げの用品が内原に登場した。

今回で3回目になる再活躍する組み立て式テーブル。

次第にガタがきている。

キッチリ締まらないから透明な強力テープで貼り付け抑え。

それを剥がしてからちょいちょいと組み立てするも、なんとなく歪みがわかる。

純正部品の細いボルト・ナットが外れかけ。なんとか誤魔化してセットしてみたら保持できた。

他にもわけのわからないパーツが落下。

部品はどこに使うのか・・。

支度ができたから調理にかかる。

カセットコンロにボンベをセッテイング。

調理用具はフライパン一枚。

火付け具合を確かめて、さあ何を・・。

実は、みなに食べてもらおう、と持ってきたんですというSさん。

お家で作ってきた鶏の手羽先の燻製。

買った燻製調理具で作った燻製手羽先。



そのまま口にするよりかは温めた方がさらに美味しくなるだろう、とフライパンに並べた。

ほどほどに焼き具合にえー色つき。

食をそそるあめ色の燻製手羽先は、ペーパータオルで掴んでがっつりいただく。

これが、実に旨いんだ。

店屋に出したら買う人もいるんじゃないか、と思えるくらいの旨さ、である。

大量に作った自家製燻製手羽先。

半分残して翌日廻し。

燻製焼きと同時平行に準備した冷凍食品の塩味えだ豆。



ボウルに落としたえだ豆に水入れ。

トイレ横にある蛇口から注がれる水は電動ポンプが吸い上げるの川の水。

ここ滝川の清流はとても奇麗。

純粋な川の水はほんとに助かる。

冷水で冷凍戻しをした塩味えだ豆をつまみ食い。

一口食べて水っぽいとわかる食感。

結果的にはもう遅しの塩抜き。

袋から出さずに袋ごと冷水に浸けて戻すだけでよかったんだ。

ところが、だ。

溜まっていた水を捨ててしばらく放置した塩味えだ豆が旨味を増した。



塩味が戻った塩味えだ豆は、手も口も止まらない味になっていた。

調理を要する焼肉が初登場。



味付けステーキ用牛肉に牛肉味付かたロースカットはパック入り。



どちらがどれだかわからないが、やや大きめの味付け肉はさらにカットして一口サイズにしてフライパン焼き。

頭から野菜がなかったものだから、フライパンにあるのは肉、肉、肉ばかり。



カット野菜がまったくない焼肉オンリー。

意外とこれが柔らかくて美味かった。

焼けるまでの時間待ちにちょっとしたおつまみ。

酒のやまや、とか、百均のダイソ-、セブンイレブンで買っておいたおつまみ類はその間のお口を潤す。

ちょっとしたときに食べたくなるおつまみ。

これはいけると思ったときに買っておいたのだが、腰椎を痛めてからは体調不良の食欲不振。

朝、昼、晩食でさえ、これまで食べていた量の半分以下になった。



主が食べられなくなったおつまみ・・本日、ちょっとだけに口にしたら美味しいやん。

特に美味かったのは関西人なら誰でも知っている紅生姜の天ぷら。

その味がスナック菓子になって売っていた。

思わず手にして買った商品パッケージに「サクサク しょうが」がわかるだろうか。



ペロっと食べきった味付け肉の次の料理は・・・ソーセージ焼き。

油はひかなくともそのまんまフライパン焼き。

焼ける時間によって切込みを入れたソーセージが姿を変える。

足を広げたソーセージ。



イカに見えるか、それともタコの足か。

ニンジンに玉ねぎ野菜に包丁切りする次の料理はなんだろうか。



細切れ豚肉も混ぜ込んで炒めたところに玉子を散らしてできあがった野菜炒めだ。



次はイオンのトップバリューチルド餃子。

説明書きに“油、水いらず”とあったようで、チルドのまんまフライパン焼き。



ところが、焼けるにつけて焦げていく・・・。

これじゃぁ、いかんと、急ぎ遽水入れ焼き。

できあがったチルド餃子の味はそこそこいただける。

料理長のFさんが言うには、蓋がなかったので蒸し焼きにならんかったそうだが、食べられないほどでもないし。

ちなみに、ネット情報によれば2通りあるそうで、皮はもちもち食感にする場合は水あり、パリッとした皮を希場合は水無しで、どちらも蓋で蒸し焼きとあった。



天候に恵まれた時間から打って変わって本降りになった午後の2時40分。

雨降りになってもめげずに、この日の〆を飾る料理は、東洋水産・マルちゃんの塩焼きそば。



満腹やからもう入らんど、といわれても調理が始まる。

先に炒めておいた細切れ豚肉キャベツを塩焼きそばに落として絡める。



箸で掬いあげて満遍なく焼くが、フライパンからはみ出しそう。

そこにパラパラ振りかけた塩味の粉スープ。



焼いて混ぜて、焼いて混ぜて、できあがり。

意外とこれが美味かった。

今年は、ほんまにタープが役立った。

なんの手伝いもできずに、車内でぐったり。

なんせ力がまったくでない。

どうかしてるぜ、と嘆きの声が漏れそうな我が身体。

十津川遊びを終えた10日後に通院した医師の判定は血液不足。

血液検査でわかったヘモグロビン数値は危険度高い6.7のド貧血状態

十津川にいたときのヘモグロビン数値は測っていないが、身体の具合からみて、まだもっと下の数値だったと思う。

貧血の根本原因は内痔核出血によるもの。

衝撃的な腰痛によってストレス性便秘に伴う出血が原因だった。

過去、何度も繰り返す症候であるが、鉄分補給の薬剤効果が利いて、なんとか救われてきた。

今も鉄分補給しているが、10日に薬を倍増してもらったのでご安心くだされ。



それはともかく〆になるはずだった塩焼きそばが予想を覆し、土砂降りタープのなかでパクパク。

別腹に入っていったんやろか。

またもや料理人が動き出したほんまの〆は、とん平焼き。



フライパンに広がる玉子に細切れ豚肉。

味付けは塩、胡椒だけやん。



できたとん平焼きは、卵の量が少なかったようだ。

そのころに現れた一人の男性。

内原のトイレ利用に立ち寄ったと思われた、その男性が用を足したトイレ籠りは、わりあいに長かったように思える。

すっきりした顔で出てきたかどうか、車中の私は確認できない。

乗ってきた軽トラに乗車してここを去っていくかと思われた男性。

一旦は運転席に就いたものの、ドアを開けて・・。

少しずつ近づいてくる男性が、みなに声をかけたようだ。

その返答かどうかわからないが、運転手はノンアルコールを飲んでいると、空き缶を見せたようだ。

それから話題は・・・あれこれ、かれこれ・・・。

そのうち、この日の泊まりは民宿津川と話したら、妹のねーちゃんがコワイといったそうな。

男性は村の人に近い人のように思えるが・・・。

片付けに入っても立ち去ることのない男性の目的はいったい何者?。



午後3時半、雨降るなかのタープや組み立て式キャンプテーブルの後片づけ。

身体が動かないから申しわけない。

片付けている間に件の男性は軽トラに乗って立ち去った。

あの会話は何だったのだろうか。

不審が残る動きはもうひとつあった。

軽トラに乗りこんだらすぐにでも走り去ると思っていたが、そうでない。

車中に座ったままの数分間。

様子を伺うことはできないが、スマホか何かの操作をしているように思えた。

不審な気持ちは拭えないが、食事を楽しませてくれた内原を出発した時間は午後3時40分。

途中で民宿津川に立ち寄り、黄色いゴミ袋をゴミ収集場に寄せた。

再び車を走らせた目的地はいつもと同じくホテル昴の湯。



男性が云っていたように、ホテル昴の湯の入湯受付は午後5時まで。

貼り紙をしていたから会話内容は正しかったのだ。

受付〆までは余裕の時間がもって着いた午後4時20分。

入浴セットを抱えて入湯料を支払う。

民宿津川でいただいた優待券を利用すれば、入湯料が800円のところを300円引きの500円になるありがたい優待券である。

昴の湯を出発した時間帯は午後5時25分。

ゆったり湯舟に浸かって疲れは消え、ロビーで寛ぐ癒しの時間をたっぷりとっていた。

民宿津川に戻ってきた時間帯は午後6時ころ。

電話がかかってわかったT夫妻は、午後5時50分ころに着いていたそうだ。

津川で合流したら部屋割り。

ねーちゃんは、例年とおりの適当な部屋を見繕ってくれていた。

部屋にはすでに布団も敷いてある。

しばらくしたら晩食の宴が始まる。

食事は午後7時前。



テーブルには美味しそうな料理が並んでいる。

準備するのは瓶ビールにグラス。



早速の一杯に注ぎ交わす。

天ぷらに天つゆもテーブルに置いて乾杯。

私といえば体調不良で、用意してくださった低床型の椅子に座らせてもらう。



鍋はいつもと同じシシ肉鍋。

親父さんは鉄砲打ちの猟師だった。

山行きに獲った獲物は猪。

血抜きした猪は部位ごとに切りさばいて冷凍保存。

食べるころには赤身に脂身が美しい猪肉が登場する。



現役を退いた今は、知り合いの猟師から入手した猪肉。

料亭のような奇麗な牡丹鍋にはならんが、美味さは間違いない。

シシ肉は、特に白身の脂身が決め手。



甘味のある脂身が美味いほどにシシ肉は美味しくなる。

味噌仕立ての鍋に投入して野菜なども盛り込んで煮込む。

白菜に青ネギ、人参に椎茸や油揚げ、豆腐なども入れ込んで煮る。

ぐつぐつ煮込んでできあがり。



箸が鍋に集中する。

量が多いから、何度も追加投入して煮込むシシ肉鍋料理。

そういえば表の看板は消えてしまったが、「ぼたん鍋あります」があった、かれこれ40年前の民宿津川を思い出す。



ぼたん鍋看板は見つからなんだが、懐かしい平成19年8月26日の映像が・・。

駐車場に下りるところにあった「民宿津川 岩風呂 いらっしゃいませ」看板がありましたな。

アユ釣り名人が釣り上げた滝川の鮎。

あの豪雨から立ち直った滝川の鮎が塩焼きになって戻ってきた。



次に登場した民宿津川初の燻製もの。

鹿肉を丁寧に燻した燻製鹿肉が実に旨い。



食欲不振だった私であるが、これは美味い。

昼間はSさんがもってきてくれた自家製の鶏の手羽先も美味かった。

十津川で2品の燻製を食べさせてもらって、また来たくなる十津川遊びの夜がふけつつ・・。

時間帯は午後7時半、である。

この日は他に泊まり客のいない民宿津川にねーちゃんが動く。

今夜の料理はみなテーブルに出した。

私らも飲みたいから一緒に、といって席に就く二人のねーちゃん。



乾杯に勢いがある。

この時間帯からは、しごく盛り上がったこの日の夜宴。

話が弾んで過去形の話題。

今から40云年前。

電車、バスを乗り継いでここまでやってきた。

たしか22歳かそれくらいだった若いころだから、46年前。

Mさん他、仲の良かった嘱託さんとともにしたバス旅。

昨今は、テレビでも度々取り上げられる和歌山新宮行の日本一長い路線バス路線

有名になったものだが、当時は地元民が生活のために乗り合う路線バス。

3交替の夜勤明けのその朝、近鉄八木駅から乗り込んだ路線バスの出発地は近鉄奈良駅前(※現在の出発地は大和八木駅)だった。

乗車した人たちはみな座席に座っていたが、私とMさんは若かったから、吊り輪持ちの立ちんぼ状態だった記憶がある。

途中に停まる停車駅は、五条バスセンターに谷瀬吊り橋のある上野地。

運転手が長時間の休憩をとる停留所。

交通ルートは今のようなアスファルト舗装されていた地道。

土埃りをあげる地道に後ろにつく車は難儀した十津川道路の国道168号線。

くねくね国道だった十津川路線は、生活道路。

病院行きとなれば、北は五條病院。

南は和歌山まで。

豪雨などであちこちが山崩れなったあの大災害に生活道、命を繋ぐ緊急輸送道路は閉ざされた。

それ以前の平成8年に事業化、14年に工事着手した工事はトンネルに高架橋梁工事。

8年前の平成23年9月初めに上陸した台風12号による影響で起こった紀伊半島大水害は甚大な被害をもたらしたことによって工事に拍車がかかった。

主要幹線道路の全線開通はもう一歩であった。

昴の湯に向かう道にトンネル工事を見た。

もうすぐ完成といえる状況だったそこは平谷-折立区間。

豆市トンネルを抜けたら十津川温泉郷、つまり昴の郷がすぐ近くになる。

その区間の開通式、令和元年9月16日に開通

開通を祝って式典が行われたとテレビ、新聞が伝えていた。

来年になるが、到着時間がまた短縮されるので楽しみにしたい。

話は戻るが、40年前の民宿津川にはねーちゃんらの姿は見たことがない。

そのことを聞いたら、中学生になったら家を離れて寮生活に・・。

どうりで見なかったはずだ。

午後8時40分、話題は尽きない。



空になった瓶ビールが11本。

テーブルにはトリスハイボールの空き缶も見える。

この夜の飲酒量は翌朝になってわかったが、瓶ビールが14本にチューハイはなんと、16本だった。

と、いうことは午後8時40分の時間帯は途中の通過点。



盛り上がる話題についつい忘れがちになっていた陶板焼きに火が入る。

蓋を開けたらむちゃ旨そうな牛肉盛り。



どっさり盛ったもやしの上に被せたえー色合いの牛肉。

民宿津川の初物が焼けてジュウジュウ。



ポン酢に浸けていただいたら、ほんまに旨かった。

食欲不振だったが、こればかりは見逃せない旨味の牛肉を味わっていた。

それからも延々と終わりのない宴に、仕事の都合で来られなかったYさんからの電話もあった。

それから数十分経った午後10時15分。

〆の準備に入ったのかどうかわからないが、呂律が・・・。

その2分後に沈没したとさ・・。



昨年、先に沈没したのはFさん。

今回、午後9時半が沈没だったのはAさんだ。

翌朝朝食を朝8時に設定し、就寝解散した午後10時半。

2階に登れない身体のことを思ってくださったねーちゃん。

懐かしい1階の部屋に布団を敷いて持ち物も移してくれたのが嬉しい。

ところで民宿津川のフリーWi-Fiネット環境に新ものが登場していた。



昨年までは別途のシステムSSID(※atermSSID)だったが、勝手に引き込まれて自動設定された「NARA_Free_Wi-Fi」。

帰宅後に調べてみたら、アクセスポイントは主に奈良駅周辺から奈良公園一帯を中心とするエリアだった・・。

なぜにこんなに遠い十津川村の民宿でも使えるのか、さっぱりわからん・・。

(R1. 8.29、30、31 SB805SH撮影)

2018十津川遊びp2

2020年03月15日 11時57分39秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
今朝のお目覚めはいかがでしょうか。

ばっちり目が覚めて付近をぶらぶら散歩。

気持ちのいい朝は食事も美味しくいただける。

毎年に訪れて、40数年間も泊まらせてもらっている宿屋は民宿津川

この日の朝食は、例年とほぼ同じ。

心臓手術してからとんと減ったご飯の量。

家では半分であるが旅に出かけた場合は・・・1杯止まり。

かつて元気だったころはお代わり2杯も食べていた美味しい朝食。

身体が受け付けてくれんからどうしようもない。

食事を済ませたらコーヒー。

私はいつもどおりの所定位置に座って昨日の買い物データを入力。

民宿津川さんの請求書をみて昨夜に飲んだアルコール類の本数入力。

瓶ビールが11本に焼酎1本、缶チューハイが10本プラスペットボトル茶を入れたら〆て11750円。

ほんと、よく飲んだものだ。

宿泊代は朝食、夕食込みの一泊で7600円。

ありがたい料金に今回の会費徴収。

一人分が10500円。

昨日の昼食と本日の昼食込みの10500円。

10年以上も前は、運転された方に安全運転料(※ガソリン代含む)を会費から捻出していたが・・。

支払いを済ませた出発前の時間帯。

生憎であるが、W夫妻は大阪に戻る。

旦那は東京出張中の身。

早く帰路につかないと新幹線に間に合わない。

不安な身体でも来てくれたSさんも体調のことを考えて同じく解散。

出発までの少しの時間をもらって寛ぎタイム。

記念写真を撮っていたり、民宿津川にあるセッコクの花などを鑑賞

ほっこりしたら一次解散。

W夫妻にSさんは帰路につき、男組6人は、昨日と同じ場所の内原の広場に向かう。

設営も昨日と同じ。

禁止場所を外した処で設営する。



ただ、W夫妻がプレゼントしてくれたタープテント。

午後の時間帯に突然降りだした降雨から守ってくれた。

ありがたいタープテントはむちゃ重たい。

私が持ち帰って保管することになったが、運搬に身体が悲鳴を起こしたほどの重さにはまいったが・・。

調理を始めた時間帯は午前11時15分ころ。

手始めに焼く粗挽きウインナー。



包丁で切込みを入れた粗挽きウインナー。

本日もまたフライパンは活躍する。

かつては大鍋を持ち込んで特別の鍋で旨し鍋料理。

もっと前には大きな鉄板を持ち込んで焼きそばもしていた十津川遊び。

そういやおでんもしていたことがあったなぁ。

次のフライパン調理はミンミン餃子。



そう、かつての鍋に必須のミンミン餃子。

生ニラに鶏肉につくね。

コンニャクも入れて炊いた。

出汁は、関西で超有名な旭ポン酢を製造・販売している大阪・八尾の㈱旭食品が取り扱っている「うどんだしの素」。

瓶詰め製品は、奈良でも数店舗が取り扱っていたが、みな閉店した。

主力の旭ポン酢を売る店は、今でも数店舗にみられるが、「うどんだしの素」は棚になく、通販で買って食べていた。

いつしかレトルト容器入りの出汁が巷にあふれるようになった、そのころ。

特別な鍋キムチ鍋に移っていた。

私たちの食の味わい方に変化があったわけだ。

それにしても本日は雲行き怪しい曇天。



いつ降りだしてもおかしくない状況にある。

調理も食い気も先を急ごう。

次の調理は、アメリカ産ロースのトンテキ。



旨そうな油が湧いてくる。

紙皿に盛ってぱらぱら落とす刻みネギ。



味付けは下味の塩コショウのみ。

これが美味いんだ。



大きな塊のトンテキは料理長のFさんが持ち込んだ上等もん。

包丁切りして食べやすいようにしてから塩コショウ。



コショウは粗挽きブラックペパー。

脂がのったトンテキ、ジュージュー。



調理、食べる、調理、食べる・・。

上からパラパラ落としてフライパン焼き・・・ではなく、とん平焼きだった。



溶いたたまごをとろとろ落とし、焼きが入ったらフライ返し。



奇麗な形にならなくとも味は美味い。

これもまた刻みネギ入り。

男の料理は、まだまだある。

今度は鶏肉。



国産の若鳥のもも肉もまた塩コショウ。

この場合は粗挽きでなく、一般的なパウダー系。

油を引かずにそのまんまもも肉を焼く。



蓋を落として蒸し焼き。

焼きを入れている間に調理するそれは・・。



Fさん持ち込みの生パイナップル。

さすがにパイナップルは焼くことない。



油っぽいトンテキに酸味のパイナップルが丁度いい。

次の調理は打って変わって生卵。



水を入れた小鍋で作る半熟卵とにぬき卵。



まだちょっと感のある半熟卵は、焼いたトンテキにかけて食べる。



上手くできたにぬき卵は塩を振ってラップ包み。

帰りの道中でたべたくなったときにいただこう。

こうして味わった男の昼めし。

雲行き怪しさもあって早めに片付けを済ましておいた。

いつでも帰れる体制を整えたそのときだ。

真っ黒な雲がわいたと思った瞬間に落ちてきた。

午後2時直前のこと。

落ちてくる雨は大粒。



車のフロントガラスにぶち当たる音も激しい。

車内で待つ時間は長くもなかった。

大雨は通り過ぎたが、小雨降り。

待っているだけでは時間がもったいないとすぐ近くにある村の神社に参拝する。



帰りの旅の安全を願った参拝。

また、来年もよろしくお願いしますと、手を合わせた。

実は血を吸う動物がちょっと気になっていた。

雨がやんだが上から落ちてくることも考えられる山ヒルの存在。

体験したことがある山ヒルの怖さ。

何事もなく戻ってこられたのも、山の神さんの矢高神社のおかげであろうか・・。

広場を離れて南下する。今日もまた温泉行き。

民宿津川でもらった優待券を利用する源泉流しの温泉地は、ゆっくり落ち着ける滝の湯温泉。

広場から温泉地までの距離はままある。

到着した時間は午後3時前。

おおかた40分もかかった滝の湯温泉。



600円のところを優待券利用であれば300円。

ありがたく冷え切った身体を温めてくれる。

滝の湯温泉に書いてあった湯治の力。

「温泉の還元力と抗酸化力が強い月は、1月と2月の寒の湯治に7月と8月の丑の湯治」の二つの時季。

一般に、冬の湯はよく効くといわれ、寒の湯治は風邪を引きやすい時期だけに温泉の湯つかりは必須。

夏の暑い盛りの土用の丑の日に湯治をすれば、1年間無病息災で暮らせるという。

湯治は特にこの二つの時季だけでなく、正月の湯に花湯治とも呼ぶ春の湯治もあれば、田植え後の湯治に秋の湯治も。

農村にとっては季節ごとに湯につかる習慣があったのだろう。

昭和の初期、湯治のことを骨休め、気保養、サナブリ、土洗い、浜湯治などと呼んでいたのも頷ける。

年に一度の十津川・民宿津川行きは、息休め。

いや息抜き休めかもしれない。

滝の湯温泉を出発した時間は午後3時半。

ゆっくり寛がしてくれた温泉地からは大和高田行きと大和郡山行き分乗解散。



「吉野路大塔」の道の駅でトイレ休憩した時間は午後4時40分。

平たんに下った近鉄大和高田駅にてA号とも別れて北上する。

出発地の近鉄郡山駅には戻らず、手前の駅の近鉄筒井駅前で解散した午後6時10分。

それぞれが帰路についた。

「天候に恵まれて(?)、喰う、飲む、喋る・・・を愉しんだ二日間をありがとう。雨降りに日射はWさんちのタープ・テントに救われました。来年も活用させてもらいます。お二人を近鉄筒井駅で見送って、自宅着が午後6時半。雨のおかげもあって早めの切り上げ。例年より早く帰れました。残り物(ワイン・発泡酒)の飲み物に細切れ豚肉などは我が家で消費させてもらいますが、名城の焼きそばはどなたかが持ち帰られたようです」とメッセージを送った。

翌日は朝から降り続けるどしゃぶりの雨・・。

午後になっても曇り空。

突然の雨に動けんと思っていたらなんとか晴れ間が・・。



大急ぎで道具の整理作業を始める。

いただきもののタープ・テントの重いこと。

保管したい場所は天井裏の蔵。



あまりの重さに途中下車した2階の部屋に一時置き。

天井裏まで担ぐのはとてもじゃないが無理、無理。

クーラーボックスにコンロは水洗いして駐車場で天日干し。



風が強まってきたので取り込み。

フライパン、鍋などはかーさんに洗ってもらった。

あれやこれやの片づけに、ぐったりの半日だった。

(H30. 9. 9 SB932SH撮影)
(H30. 9.10 SB932SH撮影)

2018十津川遊びp1

2020年03月10日 11時40分38秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
20時~21時少し前である。

台風20号到来に、十津川村や野迫川村は全村住民に避難勧告が発令された平成30年の8月23日。

雨量は200ミリ越えに風強し、である。

毎年、お世話になっている民宿のねーちゃんらとっくに避難していることだろう。

また、五條市の一部も避難勧告。

その一部とは旧大塔村である。

私が住まいする奈良県の平たん部。

大和郡山市内では風も雨も少ない。

翌日の24日であっても、避難勧告は発令されたままだ。

たまたま録画していた奈良テレビ放送の番組に滝川・風屋の16世帯31人に勧告テロップを表示していた。

滝川に住む知人のKさんが公開していた25日朝の滝川の濁流映像にこりゃいかん、である。

民宿津川さんに本日、25日の朝9時に緊急電話を入れたら、ねーちゃんが・・・・。

「大阪におったから状態知らんかったんょ」の返答に、あれまっ・・。

大阪から、滝川にやって来てわかった状況。

庭にある樹木1本が倒木していた程度の被害だという。

鮎が棲んでいる滝川は濁流。

どろどろ色に水かさが増していたが、溢れるところまで至ってない、とわかって、ほっ。

平成26年に起きた台風11号のときは、もう逃げないと危ないと思ったほどの濁流だった。

平成23年のときは、台風12号の影響で未曾有の有事。

そのときよりはまだマシだったようであるが、大雨の報道ニュースが伝えられる度に、いつも気になる十津川村。

みなさんが来られるときは、水も引いて綺麗になっていると思うよ、ということだが、川の表情はまた変化していることだろう。

参加するみなに通信文を送った。

「9月4日の現時刻は午後9時50分。雷の鳴る嵐のような雨状況。風屋・滝川の現避難状況もありますが、私の心の中に浮かぶ思いは陣中見舞い、です」。

翌日5日の通信文は2通。

経過状況に応じてみなに発信する。

「現時刻は午後3時。昨夜の奈良テレビニュースに中継で答えていた十津川村村長の談話では“人的被害はありません”でした。国土交通省が伝える“9月5日午後2時現在の台風21号による被害状況(8報)”におきましては、十津川に向けて通る国道の規制はなさそうです。一部に雨量規制がありますが、時間とともに落ち着くと判断します」

「滝川・風屋の18世帯避難指示は5日の9時に解除されました。つい先ほど民宿津川さんに電話をかけたところ、昨日は避難勧告の時点で避難していたからなーんもなかった、と言います。前回の台風20号のときの予約客はキャンセルばかりだったそうですが、今回は特に動きもなく・・。とにかく元気な声で安心してや、と。そういうことで、参加者は8人になりますが、お世話よろしくお願いしますと伝えました。天気予報ですが、曇りときどき雨の予報。万が一、雨が厳しくなるような場合は、“民宿津川さんの軒先でしいや(※ずいぶん前に体験したことのある対応です)、ということです」。

「今は午後5時現在。強風はやや収まりつつありますが、屋外に出られるような状況ではありません。周辺を含めて確認したくとも、身の安全確保が第一であります。テレビが伝える台風状況はほんの一部。被害は少しずつ判明しつつありますが、油断は禁物です。それにしても強風下の行為は危険行為。眼鏡がぶっとんだだけで、よくまぁ済んだもんだと思います。十津川の風屋・滝川・花園地区は朝9時半から避難指示が発令されたまま。8月23日、24日に襲った台風20号のときは避難勧告でしたが、今回の台風21号の場合は“指示”です。危険レベルが1ランク上がっています。報道でさえ、大阪全域どころか奈良も、被害状況はどこもつかめていない現状に「被害はどんなものものでしょうか」の問いに答えることは不可能です。被害の現況もつかめていない現段階で、十津川行きの中止か否か、決行とするのか。判断がくだせるものではありません。まずは、テレビ報道やネットなどで地区市町村情報などの動きご自身で収集され、状況をみなに伝えていただければ幸いです。被害の状況が大方わかった段階で判断しますが、過去の十津川遊びでは多少の雨降りでもアウトドアしたことがあります。最悪、民宿津川さんのお世話になるかと思いますが、本日は4日。出発前日の7日金曜日までは3日間もあります。雨の天気予報が崩れるよう、手を合わして天命を待つ・・・」と発信した。

台風21号は過ぎ去った。

十津川行きはGO!に決まった。

出発日は、9月8日。

集合地に時間をきめなくちゃならんが、参加者が9人となれば車の台数手配に調整ごとが要る。

参加者は、Uさん、Fさん、Aさん、Mさん、Sさん、W夫妻、私に初参加のKさん。

車の所有に近隣住まいなどを考慮して配車を調整する。

単独で来るのはW夫妻とSさん。

初参加のKさんはMさんの車に乗って・・・と想定したが、違った。

事情があって電車で出かける、という。

電車で、民宿津川までは行けない。

新宮行の奈良交通バスの運行はあるが、行きも帰りもバスの運行時間に左右される。

JR五條駅から少し歩いたところにある和歌山・新宮行きの奈良交通バスに乗り換え。

運行ダイヤは特急バス。

民宿津川さんに尤も近いバス停留所は風屋。

55停留所目にあたり、片道時間は2時間20分ほど。

便は1本。

朝8時出発の五條バスセンターに乗り継ぐ電車は・・。

Kさん、Mさんが出発する最寄り駅は京阪電車の石清水八幡宮駅。

朝5時4分に乗れば、JR五条駅に着く時間は朝7時42分。

駅からテクテク歩いて十分間に合う五條バスセンター。

風屋停留所に着く時間は午前10時半ころ。

片道だけにかかる時間は5時間半。

遠いのぉ。

じゃぁ、2人を、どこか中継地で待って同乗してやらんと・・・ぽつり。

車、足らんから、Sさん、申しわけないが、まだ近いJR五条駅で乗せたってくれんかいのぉ、と伝えたら体調が不調なため一人車で出かけたい、という返事。

万が一、不調が不良に転じて不参加となっても、他8人は、なんとかしよう、と思ったところに、ならば、と買って出たAさん。

愛車を出す、と言ってくれた。

それぇ、はやくいってょ~♪。

と、なればA号は、生駒から直接、近鉄大和高田駅前の国道筋でUさんとFさんを迎えたかったが、生憎の工事中。

逆に東側になるタクシー乗り場もあるロータリーを待ち合わせ地点に。

私はKさん、Mさんを迎える場を近鉄郡山駅で迎えることにして、京阪樟葉駅の出発時間と、待ち合わせ時間を設定した。

ちなみにこのころまだ工事中だった建物は何でしょうか。

2カ月後の11月21日、奈良のニュースが伝えていたショッピンモールがプレオープン。

店舗名はtonarieこと大和高田「トナリエ大和高田」だ。

グランドオープンは11月23日。

集合地点の地に建つ商業施設にどんなものを売っているのか、翌年の実施日までに売り場を覗いてみたいと思うが、駐車場の位置によって無理があるかもしれんな。



そして、出発前日の7日は、遊び道具の準備。

我が家の2階、ちょっとした押し入れ蔵に収納しているあれこれを愛車の軽箱バンに詰め込んで積載する。

民宿津川さんにお渡しする手土産も整えた。

物品の詰め込み移動に腰がパンパンになっちまう。

積み込んでみなに伝えた道路状況。

「平成21年に発生した大規模土砂崩れによって犠牲者をだした辻堂。工事中だった国道168号線・辻堂バイパスは大幅に遅れていましたが、今年の平成30年3月18日に全面開通しましたので多少、例年より早く着くのでは・・・。3月21日の奈良テレビ放送の県政フラッシュで開通式を催したニュースを放映していました。時間短縮は大幅改善したとのこと。救急病院搬送時間の短縮や観光客の増に繋がることでしょう」と、伝えた。

朝の8時半、Mさんと久しぶりにご対面するKさんを近鉄郡山駅で迎えた9月8日。

1年ぶりにみなと会う十津川ツアーも今回で34回目。

こんなに長いこと続くとは想定すらしない二十歳代のころ。

顔ぶれは若干替わったものの、素晴らしい連中に巡り合えたことに幸せを感じる。

昨年の平成29年は4人。

一昨年の28年は13人。

大台のりに復活しそうな9人の参加者。

毎年、毎年を同じことをしているが、なぜか飽きない。



午前9時20分、近鉄大和高田駅前に集合した6人が再出発する。



高田駅に合流したUさんとFさんは軽自動車のA号に乗車して一路、御所市から五條市に向かう。



途中にあるガソリンスタンド゙で燃料補給。



再出発時間は9時40分だった。

あまり早くに着いても店舗は開いていない。

大型スーパーのイオン五條店到着した時間は10時20分。

さあ、買い出しだ。

これまで一切合切の食材は、出発日まで私がすべてを調えていたが、今はみなと一緒に品定め。

ノープランの品定めであるが、料理長のFさんが考案する調理メニューに沿って買い出しの品々を決定する。



148円の名城3食焼きそば。



138円のミンミン餃子。



1059円の豚肉よりどり3パック。



1パックはアメリカ産肩ロースのトンテキで、2パックが細切れ豚肉だ。



363円の国産若鶏もも肉。



213円の日本ハムの豊潤あらびきポーク。



1玉98円のキャベツ。



170円のたまねぎ。



25円のもやし。



値引き後が70円の刻みネギ。



213円の10個入りイセのてるたま。

これらを2日間に分けて使う食材。

同じ料理にならないよう下味、焼き方、香辛料などを振り分け。

焼きそばまで2日分もある。

味付けは換えるというFさんの指示にすべて従う食材購入。



初日ぐらいはこんなのも食べようと、全員が一致した283円のカツオのたたき。

十津川では、今まで味わったことのないタタキのカツオ。

嬉しいょねぇ。

買い出し予算は、徴収する会費のことを考えて、あらかた決めている。

今回の買い出し予算額は6000円。

実支払いが5250円。

なかなかできた買い出しである。

飲料水は別途購入して再出発。



予定よりも25分遅れの午前11時15分に再出発した。

次の行先は「吉野路大塔」の道の駅。



ここでしばらく休憩をとってトイレも済ませる。

予定時間よりもさらに遅く着く午前11時45分。

目的地はまだまだ先の民宿津川。

風屋ダムのある風屋停留所から下っていく。

40年も前はバス旅。

停留所からテクテク歩いて民宿津川に。

翌年からはバス旅をやめ、車旅。

道路事情がよくなった毎年が早く着く。

民宿津川に着いた時間は、なぜか予定時間よりも10分遅れ。

カーブ、カーブであった道路は真っすぐな道。

トンネルも開通してむちゃ早く着いた正午の12時半。



車を停めていち早く持参する民宿津川さんへの手土産は、台風避難の陣中見舞いでもある。

これまた例年とおりに翌日分の食材預かり。

民宿設備の冷蔵庫に預かってもらう。

出がけにいただく温泉優待券。

これも助かるサービス券。

ホテル昴の湯なら、入湯料が800円のところ、優待券利用すれば500円。

ありがたい湯体験、じゃなかった優待券である。

しかも、今年は民宿津川の貸バスタオルに手ぬぐいも。

かつては渓流釣りが目的だったが、今じゃ温泉ツアーである。

昼食の場は、トイレがある内原村の広場。

女性にとっても男性にとっても助かる無料トイレ。

おまけに山、川から流れてくるサラサラの水も・・。

設営場は、キャンプ禁止エリア避けて利用させてもらう。

年に一度の利用。

ありがとうございます。



組み立て式アウトドア用の椅子付きテーブルをセッテイング。

夢のお告げはまさに正夢

天から降ってきた椅子付きテーブルは団地に捨てられ再利用者を待っていた。

そこにやってきた私がありがたく再利用している。



さて、調理はカセットコンロとフライパンですべてを賄う。



まずは、粗挽きウインナー。

油無用の粗挽きウインナー焼き。

焼く前にしておく包丁入れ。

切れ目があるのとないのと、どれほど味が違うのか。



プリプリ感はやや消えするが、味に締まりがあるようだ。

平行して処理する玉ねぎの皮むき。

ちゃちゃっとスライスして冷たい清流の水に浸したら甘味が増す。



何に使うのか・・。



カツオのたたきである。



柵に包丁を入れて厚めの一切れ。

大皿に盛ったカツオのたたきにスライス切りの玉ねぎをパラパラ。



そこに、Fさんがなぜか持参していたにんにくに生生姜をタレに混ぜ合わせ。



これをタラタラ落としたらできあがり。



その間も並行して焼いていたミンミン餃子もできあがり。

箸でむちゃ旨かったカツオのタタキをつまみながら次の料理。



そろそろ到着しようとするW夫妻に待ちきれなくて塩コショウを投じた。



焼いているうちに合流できるだろうと見込み発車のトンテキ焼き。



油が回ってジュワ。

肉汁も旨そうに見えるトンテキ。



丁度そのときに到着したW夫妻も交えて久しぶりに交わすよもやま話。

ゆっくり歓談したいところだが、一天にわかに掻き曇る黒い雲。

ポツっと降ってきた。

大急ぎで張る雨しのぎ。



W夫妻が長年に亘って活躍したアウトドア用のテント屋根はタープテント。

雨除けに日除けも使える便利リグッズ。

むちゃ降りの状況に雨しのぎ。

横降りも厳しいがなんのその。

食事の続きもあるが、久しぶりの会話が弾む。

私が持参した特別な肴はサシサバ。

前月に仕入れたサシサバは旧都祁村白石にあるショッピングセンター「たけよし」で買った「刺し鯖」。

盆明けの19日。

たまたま訪れた「たけよし」にあった残り物。

涙が出そうになるくらいに美味しいサシサバを見捨てるわけにはいかない。

そう思って買ったサシサバは、ちょびちょび食べていた。

これって、みんなに味わってもらったらどうだいと思って、ほんのわずかの少しだけ残して持参した。



ちょっとだけを箸で摘まんで口に入れる。

その味、しょっぱぁーーイ!。強烈なしょっぱさにみなはタジタジ。

それでも口にしてくれたサシサバ。

塩っけが強いから夏場に相応しい味。

皿にもったほんのちょびっとは空っぽ。



味替えに登場したデザートに最適なパイナップル。

これもまたFさん持参のパイナップル。

箸で摘まんでありがたく口にしたら、甘酢っぱっーい味が拡がった口が爽やかになる。

中締めのパイナップルの次もまた料理。

休む間もなく動く料理人のFさん。

今回初参加のKさんも見習ってするが、どうもやり方が違うようで、あれやこれやと外野の声に・・・。



細切れ豚肉はたまごで包んで食べるとん平焼き。

これもまたむちゃ旨い。

もやし炒めもあるし2箱目のミンミン餃子も食べてるちゅうに・・またもやフライパンが動く。



これより始める焼きそば作り。

キャベツに玉ねぎは塩コショウして豚肉炒め。



もう一つのフライパンではそば焼き。

一人でダブルプライパン焼きするFさん。

調理する喜びに食べてもらう喜び。

これ旨いなぁとみなが口をそろえるだけでまた歓ぶ。

今年も、ありがとうやで、と食い物に感謝する。



焼きあがったら添え付けの粉ソースをまんべんなく振って味を馴染ませる。

一方のフライパンで焼いていたキャベツ、玉ねぎ豚肉炒めも一緒に盛る。



にわか雨もやんでしまった時間帯。

午後3時ころからは、すっかり談話の会合。



たわいのない話に盛り上がる。

午後4時過ぎに片付け。

タープテントも組み立て式椅子付きテーブルも片付け。

明日もまた使用するフライパンもザルもカセットコンロも奇麗に洗って仕舞う。

撤収する直前に降ってきた土砂降り。

車の前方も見えないくらいの激しい降りに立ち往生。



小雨になるまでしばらくの間は小休止。

内原の広場を離れた時間は、午後4時半。

目指すは十津川温泉郷・ホテル昴の湯

途中で見た美しい景色。



激しい雨のあとに癒しの景観

みなに悪いが、ちょっとの時間をください。



つかの間の小休止の関係で到着した時間は午後5時15分。

ゆったりくつろぐ温泉の旅。

十津川の源泉流し湯に浸かって身体も心もすっかり癒してくれた。

拭い去るのももったいけど民宿津川さんが貸してくれはったバスタオル。



心のこもった暖かいタオルに包まれる。

さて、身体のことが心配されるSさん。

連絡をとれないだけに心配の度合いが増幅する。

あとでわかったことだが、温泉に浸かっていた午後5時半ころには民宿津川さんで寛いでいたらしい。

さぁ、のんびりしたところでそろそろ温泉から離れるか。

出発しようとしたそのときに降る雨に駐車場までの距離は遠い。

ありがたいことにホテル昴の湯を一時借用で難をしのいだ。

もちろん場を離れるときには借用笠は返却済み。

駐車場から発した時間は午後6時10分。

雨の運転は安全運転走行。

40分後の6時50分に着いた。

これより始まる夜の宴。

午後7時から数時間。



いつものシシ鍋をメインにいただく民宿津川の美味しい料理。



鍋以外のあれこれがいっぱい。

カボチャ、オクラ、シイタケ、コンニャク、ニンジンに鶏肉が入った煮びたし。

ハムのキャベツのサラダ。

ゴーヤの鰹和え。

出汁に浸した生姜味のミョウガ。

もずくに漬けもの。



さらに鮎の塩焼きから大葉、ミョウガ、ゴボウ、サツマイモなどの野菜の天ぷらもある。



ねーちゃん姉妹が心を込めて作ってくれた今夜の御馳走にアルコール本数が増える、増える。

晩9時半に沈没したFさん。

食事の場にばったり。

手を広げた格好で仰向け。



料理長さん、今日もありがとう。

明日もまたよろしくね。



〆に配膳されたデザートはお手製のチーズケーキは食べたんだろうか。

その後も延々と続く笑いが拡がる一室。

片付け終えたねーちゃんも宴に参加。

またまた増えるアルコール。

翌朝にみた請求伝票。

瓶ビールは11本。

缶チューハイが10本に1本まるまる開けた銘柄田苑の焼酎。

飲んで、喋って、飲んで、喋った宴のお開きは夜11時。

割り当ての部屋に間違いもせずに戻っていく。

ちなみにいびき組は別途隔離部屋。

なんと、今回は4人も。

Aさん、Sさん、Mさんに初参加のKさん。

すやすや眠れましたか。

(H30. 8.30 SB932SH撮影)
(H30. 9. 7 SB932SH撮影)
(H30. 9. 8 SB932SH撮影)

滝川渓谷に咲く山野草―振り返れば14年前.2―

2018年12月25日 06時38分50秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
14年前の目的は渓谷河原で過ごすアマゴ釣りだった。

今では釣りもしなくなった川遊び。

花背より下流。

笹の滝よりさらに下った渓流も楽しんでいた場であったが、土砂崩れによって下る道が消えたから河原に下りられなくなった。

その地に今でも咲く山野草がある。

岩に染み入る山の水。

滴る山の水は万年雪ではなく万年水。

その岩場にひっそりと咲いていた花はイワタバコ。

イワタバコは夏の花。

これまで8月末から9月初めに訪れた彼の地に咲くイワタバコがまさかの10月も咲いていたとは驚きである。

尤も咲いていたのはこの一輪だけであったが・・。

ここより数十メートル離れた場に咲いていたホトトギス。



たぶんにヤマジノホトトギス。

これもまた彼の地ではイワタバコと同じ時期に咲く山野草であるが。

同じく一輪だけが残っていた。

(H29.10. 1 EOS40D撮影)

滝川渓谷に咲く山野草―振り返れば14年前.1―

2018年12月24日 07時24分39秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
かつては滝川最源流の廃村花瀬の地まで行ったことがある。

滝川は風屋ダム湖下に流れる鮎が生息する渓流。

滝川口バス停留所から溯っていく。

バス停留所は下地、滝川、向地、導水路前、内原、内原橋を経て奥里まで。

そこからは歩きで遡る。

とはいっても、毎年の足に利用するのは自家用車だ。

何キロメートも行けば「日本の滝100選」に選ばれている笹の滝口に着く。

目指すはそこよりもっと奥の最奥地。

車道が途切れたところに吊り橋が架かっていた。

そこはいつしか入山できなくなったが、深山渓谷で大アマゴにイワナも釣ったことがあった。



岩場に咲いていた可憐なセッコクもあった。

透明度が高いブルーグリーン色の渓谷はもう見ることのない奥地が懐かしい。

禁地になってしまった花瀬の地は諦めて行先を替えたのは何年前であったろうか。

振り返ってみれば平成15年が最後だった。

(H15. 8.30 J-SH53撮影)

2017十津川遊びp2

2018年12月22日 08時51分23秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
ぐっすり眠って爽やかに起床する。

毎日をそうしたい。

前夜は寒い朝を迎えると思っていたがそうでもなかった。

清々しい朝を迎えた民宿津川。

トイレに行って用足し。

冷たい水で顔を洗ったら、しゃんとして身が引き締まった。

部屋に居るよりも外気が気持ちいい。

毎年そうしている朝の散歩。

そのうち排便ももよおす。

身体の内部がすっきりしたところで午前7時半の朝食。

シンプルな朝食が嬉しい。

テレビで映し出される旅番組の朝食のすごいこと。

どんだけーー、としか、声がでない。

どんだけ並べても食べ尽くせない量は一種の食害では、と思ってしまうぐらい。

ただ、この日も口にできない食べ物がある。

これだけは勘弁してくれょーと思わず口にして横の席に移す。

好きな人はなんぼでも、という食べ物であるが・・・。

朝食を済ましたら会計処理。

会費は一人当たりが1万円プラスのいくらか。

毎度、この朝に精算しているが、費用と参加人数のかげんで毎年が異なるが、基本の会費は1万円。

そこに若干の増資が発生する。

この点は例年よりは少しだけ、ほんのちょっとの高目になったが・・・。

一人当たりの宿泊費は9000円。

集金した会費から民宿費用を支払った。

宿泊費も支払ったら出発であるが、この日は4人。

記念の写真を撮ってもらった。

急ぐことのない、余裕のある出発に、かつて親父さんが集めた山野草を拝見する。

昔ほど手入れはできなくなった山野草の庭園は整理された。



減ったというが、見る楽しみがある。



時季はとうに過ぎてはいるが、いくつかのセッコクに花が咲いていた。

我が家にもセッコクはあるが手入れはいき届いていない。

その点、民宿津川さんの山野草は土台も美しい。

朝の光を浴びたセッコクの花を撮っていた。

これってもしかとすれば・・。



ねーちゃんに尋ねたらキイジョウロウホトトギス。

えっ、あの希少性の高いキイジョウロウホトトギスがここにあるなんて・・。

そう、整理されたから発掘されたようなものだった。

咲く時季は若干外れているし、葉っぱも日焼けしているが、紛れもない絶滅危惧種指定のキイジョウロウホトトギスである。

来年にまた来るから、綺麗な花を見せて、と願って祈年に撮らせてもらった。

ゆっくりしすぎていつもよりか遅い出発になった。

目的地はこの日も内原の広場。

安心できる場でもあるが、日陰が一つもないのが難点である。

広場に着く前に足を伸ばして撮っていた内原のハダ景観。

友人をここで待たすわけにはいかないから、ちゃちゃっと撮って広場に向かう。

着いた時間は午前11時半。

ゆっくりしすぎたわけでもない。

昼食時間の設営に合わせていたからにすぎない。

昨日と同様にちゃちゃっと椅子付き折りたたみ式テーブルを広げる。

組み立てることもなく、レバーを外して広げるだけで設営は終わる。

多少の力は要るが、脚を固定したらできあがる。

ありがたいアウトドア用製品は拾い物。

1カ月ちょっと前におふくろの介護の関係で立ち寄った大阪・住之江の団地に捨てられていた夢のお告げである。

設営はたったそれだけ。

早速はじまる調理の準備。

これもまた箱から取り出すだけのカセットボンベ方式のコンロである。

昔はアウトドア専用のガスバーナ式コンロも使っていたが、交換ガスの製品が高価になったとか、製品需要が少なくなり生産もされなくなったとかで断念。

一般的にスーパーでも売っている2千円前後の家庭用のカセットボンベコンロに全面切り替え。

今では2台で調理するコンロ。

スーパートライアルなどの激安店で売っているカセットガスは3本で200円前後。

2台使用で6本もあれば十分である。



調理始めは昨日と同様に塩もみしたキュウリにマヨネーズ付け。

調理しながらつまみ食い。

そして始まったフライパン料理。



まずはソーセージ焼き。

切れ目を入れて焼く。



一方のフライパンはイオンチルド焼きギョーザ。

焦げ目が付いたらできあがり。



次もフライパン料理。

玉ねぎをまず炒める。



そこに豚肉とニンジンを投入してさらに炒める。

さて、何ができあがるのでしょうか。

焼き加減を見計らって垂らすタレでわかった酢豚の元。



大きな紙皿に盛ったらできあがり。

炒めてから4分間でできあがった。

タレは日本ハム製の中華名菜酢豚。

旨さに定評がある中華名菜酢豚が美味しい。

さて、次は何を・・・。

料理長の頭の中には調理ストーリーがある。

そのシナリオに沿って料理ができあがってくる。



フライパンで焼いているのはモモ肉の鶏肉。

料理長が予め買っておいた鶏肉はブツ切りも2枚。

まんま一枚を焼いていく。

塩、胡椒してただ焼くだけでできあがる。



焼けた鶏肉は小型の包丁で切り分ける。

ソースを落としていただく鶏肉が美味い。



喉はカラカラ。

飲み物が身体に吸収されていくのがよくわかる。

次の料理に2枚のフライパンが同時に動く。

一枚はまるちゃんの焼きそば。

3袋の焼きそばを一挙に焼く。

フライパンじゃ毀れるかなと思っていたがそうでもない。



もう一枚のフライパンはキャベツ。

そこに細切れの豚肉も一緒にして炒める。

焼きそばもキャベツ・豚肉も丁度になれば合体する。



焼きそばの上に落としたキャベツ・豚肉に液体ソースを振りかけて混ぜる。

香ばしく焼けてきた焼きそば。



香りにぐっとお腹が鳴りだした。

紙皿に盛った写真よりもフライパンで焼いているときの映像の方がぐっとくる。

これで調理もひと段落。

寛ぐ4人の団らんに日差しは緩い。

雲の量が多いものだから日陰に身体が休まる。

食べる、飲む、喋るに盛り上がる。

そこで動いた料理長。

残った生卵はどうするか。

選んだ料理は茹で卵。



帰りの道中にひとつまみすることもできるからと茹でていた。

茹でる道具は片手鍋。

いつだったか覚えてないが、たしか100円だったような気がする。

時は流れて日が落ちる・・・ではなく、瞼が閉じた。

疲れがどっとでたのかぐっすり眠った。

こんなことは初めてだ。



何十年間も十津川に来ているが、1時間以上も眠っていたのはよほどのこと。

おふくろの介護はかーさんにまかせっきり。

電話をかけたらゆっくりしときと云われて安心したのだろうか。



撤収作業もらラクラクの折りたたみ椅子付きテーブル。

二日間も世話になった拾い物。

来年もまた働いてくれるだろう。

広場を出発した時間帯は午後3時。

この日の温泉地は滝の湯。



ありがたい優待券を利用して火照った身体を覚ました。

目が覚めたところで一路目指す大和高田駅。

再出発時間は午後4時を過ぎていた。

到着した時間帯は午後6時15分だった。



3人ともここでお別れだ。

二日間ともにありがとう。

一年ぶりに、喋って、笑って、喰って、飲んでいた4人だったが、それはもう愉快な時間を過ごさせてもらってありがとうございますを伝える。

自宅に帰宅した時間は午後7時ジャスト。

気配りをいただいて早く戻れたが、おふくろの容態はさらに悪化状態だった。

車いすに乗り込むこともできなくなってしまって、用足しも困難な事態に食事もままならぬ。

さてどうしようか、と・・・。

明日、大阪で診てもらった整形外科医院に出かけて、痛みが厳しいふくらはぎにブロック注射(神経注射)をしてもらおうと思っていたが、断念する。

おふくろが住まいする管轄の地域包括支援センターに相談しながら、今後どうしていくか判断したいと思っていると、3人の友人たちにお礼のメールを発信して眠り込んだ。

(H29.10. 1 SB932SH撮影)
(H29.10. 1 EOS40D撮影)

2017十津川遊びp1

2018年12月20日 09時33分30秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
この年の十津川遊びのツアーは私の不手際によってドタバタした。

日程が決まったが、肝心かなめの宿泊地がお断り。

前代未聞の展開にあれこれ思案に四苦八苦。

民宿津川が受け入れてくれる日でないとアカンようになって再募集。

その結果は始まって以来の最小人数で出発することになった。

すったもんだのドタバタ顛末の経緯はこういうことだった。

今年も、昨年同様の9月の第二土曜日、日曜にしましょうか、と非公開掲示板に発信した日は7月30日だった。

前年に決めていた9月の第二土曜日、日曜伝達は念のためと思って書きこんだ。

8月半ばには大方の参加者が決まった。

Aさん、Fさん、Uさん。

私を入れて4人だった。

仕事の都合で不参加の、T夫妻にW家族。家の事情でMさんも不参加。

手術後まだ間もない身体状況に不参加表明のUさんは仕方ないが、盆を過ぎても連絡のなかったSさんは不参加だと判断していたが、8月21日になってようやく参加表明。

今年は亡くなった親父さんの一周忌に新盆。

なにかとバタバタしていたらしく連絡はそれで遅れた、ということだった。

やっと決まって5人。

参加者がはっきりしたところで、何十年も宿泊してきた民宿に電話を架けた。

いつでもいけると思っていたから、そうしたのがエライことになるとは・・・。

そんなことになるとは思ってもいなかった8月5日には行程並びに買い出し店、購入品目などの調整はあらかた済んでいた。

行程途中にあるイオン五條店で買いだし。

イオン五條店の1階食料品の開店時間は7時である。

朝7時の品数は少ない。

だいたいが9時になってから出揃う商品棚。

で、あれば、イオンに到着する時間を9時。

そこから換算していつもの集合地に集合する時間を8時半。

10時半に大塔星の国。

11時半に民宿に着く計算であったが・・なんと民宿が受け入れできないと・・。

電話を架けたのは8月22日。

前年に泊まった際に9月の第二土曜日、日曜に日程変更したことを伝えていたが、認知されていなかった。

その9月の第二土曜日、日曜は二人とも用事があってお出かけで「店」はできひん、ということだった。

これはえらいこっちゃである。

9月23日(土・祝)、24日(日)であれば、可能というので急遽の日程変更。

そして、再募集をかけたが、そりゃ彼岸の日やで・・とみなは云う。

そりゃそうだわな。

民宿は9月16日、17日も都合が悪いと云っていた。

後に事情がわかったお断り理由。

最近の傾向でいえば、お客さんが少なくなって、土曜日は積極的に休んでいるという。

えー、そうだったんだ。

結局のところ決まった日は9月31日(土)から10月1日(日曜)の月跨り日である。

その日に移った、とSさんに伝えるが返信がなかった。

仕事場にいるAさんも動いて社内通知をしてくれたが反応は返ってこなかった。

不参加と判断し決行する第33回目十津川ツアー参加者数は、これまで5人だった最少催行人数をさらに記録する4人。

私の不味い手配に猛省した。

さて、本日の行程である。

まずは集合。

午前8時半に集まる地は近鉄大和郡山駅改札口。

愛車に乗る友人はAさん。

到着予定時間は想定通りである。

次の集合地は午前9時の近鉄大和高田駅前国道寄り。

ここまで来るのにずいぶんと時間がかかってしまった。



予定では午前9時のつもりだったが、いかせん9時半を過ぎてしまった。

ちなみになんらかの施設ができるようで只今工事中だった。

ここで、Fさん、Uさんと落ち合って乗車が4人。

軽バンの定員数である。

再出発して南の葛城市を経て御所市に向かう。

途中で満タンにしておきたい愛車の軽の箱バン。

燃費はいいともいえない程度の1リッター13km。

平均ペースでそれくらいだ。

ガソリンスタンドは国道24号線沿いにある御所市・三室信号にあるセルフイックス御所SS

トイレ休憩もさせてもらうガソリンスタンドは、サイフに優しい販売価格帯にクレジットカード支払いもできるありがたいスタンド。

こちらを通るときに度々利用している。



このときのレギュラーガソリンの価格。

1リッターが123円。

高いと思っていたが、年数を経て振り返ってみれば安価なときだったと思いだすだろう。



予定では午前9時半に着いて再出発は10時10分と踏んでいたイオン五條店での買い物。

当日と翌日の2日分のすぐに食べられる簡単料理のあれこれを買う。

料理長を買って出たFさんが選ぶ品物はその場で決める。

買い出し予算は4人分で3900円。

細かいことに拘るが、品物に拘りのないノープラン買いである。

4人で選んだ品は10個入り213円で売っていたイオン製の生たまご。

イオン製のチルド餃子が170円。

同じくイオン製のポーク&チキンウインナーが278円。

袋入りの中華名菜酢豚は278円。

3玉入りマルちゃんの焼きそばが170円。

それに41円のオーガニックもやしが2袋。

これだけでこの日と明日の昼飯はまかなえるのか。

とんでもない少なさ。

実は料理長のFさんが家から持参したモノモノがある。

家で小分けした豚バラが10袋。

1袋ごとに小分けした量が80g。

なんと、手間のかかることをようまぁ・・・。

ご近所で購入していた400円の鶏肉に細かく切ってきたキュウリと玉ねぎもあれば、家で作ってきた玉子焼きにポテジャガ。

これらすべてはだいたいの値段を聞いて会費から戻入しておいた。

お安く済んだが、これで二日分。

昔と違ってずいぶんと減ったものだ。

イオン五條店に入った時間は午前10時過ぎ。

買い終わって再出発した時間は入店してから30分後。

買物そのものが少なかったから早く出発できた。

午前10時半過ぎにイオン五條店を再出発して一路、十津川を目指す。



次の行程はトイレ休憩を兼ねて停める「吉野路大塔」の道の駅。

着いた時間は午前11時10分。

ここまで40分もかかっている。

トイレで用足しして再出発したのは午前11時20分。

目を覚まして一直線。

お宿の民宿津川がある十津川村に突入だ。

風屋ダムの停留所を下って90度直角カーブ道。

道なりに行けば十津川村の中心地に行ってしまう。

私たちの目的地はそこでなく支流の滝川にある。

鮎の川で賑わう滝川であるが、今の時季は落ち鮎である。

ここまで来れば民宿津川は目と鼻の先。

着いた時間は午後12時10分。

予定よりも30分遅れ。

道路がよくなっているから、昔に比べたら大きな改善。

年々が早くなる十津川ロードである。



着いたらすぐさま用意しておいた手土産を・・。

お互いが元気にしてきた顔で渡すに受け取り。

もうひとつお願いする明日の食糧保管。

毎年同じことを頼んでいる。

いつのころからそうなったのか。

そりゃもう30年以上も前のことである。

それと引き換えでないが、いつも人数分の枚数をいただく日帰り温泉優待券が嬉しい。

今日も支流の河原で愉しませてもらう。

そのつもりもあるが、今回は川に下りる気がまったくなく、トイレがある内原村の広場で腰を据えた。

到着したら直ちに設営。

午後12時半の設営は予定よりも20分遅れだが、お腹の減り具合が丁度いい。



夢のお告げで入手できたアウトドア用の椅子付き折りたたみ式テーブルを広げる。

説明書はないが、構造がわかれば広げ方も自動的。

多少の力は要るが、脚を固定したら完成だ。

なんせこのテーブルは椅子付き。

あーやこーやの言う間もなく、簡単に設営できた。

調理の舞台ができたら早速とりかかる料理長のFさん。



大きな鶏肉を買ってきたからとフライパン焼き。

塩、胡椒を振りかけて約2分間。

表面が焼けてきて肉の香りが辺りに漂ってきた。

焼いた鶏肉の皮がえー色具合。



このままでは口に入らないので箸で抑えて包丁を入れる。

包丁はアウトドア用の小型判。



ぶつ切りでもない肉厚切り。

タレはなにもつけずに一口に入れる。

これが美味いんだな。



サラダはFさんが家で作ってもってきたポテトジャガサラダ。

マヨネーズ和えしたキュウリに玉ねぎのスライスを加えて混ぜる。

ほどよい塩味加減でこれまた美味しい。

Fさんが家から持ってきた自家製料理はもう一つある。



塩もみしたキュウリにマヨネーズを落としたもの。

いやいやそれもあるが、玉子焼きである。

一部は影で見えないが、どれもこれも美味しくできている。



それほど広くもない簡易組立のアウトドアグッズのテーブルから毀れそうだ。

鉄板ならぬフライパンで焼いた鶏肉は油がジュージュー。

香ばしい香りが食欲をそそる。



手ごろな大きなにしていた焼き立て鶏肉は器に盛ってできあがり。

次もフライパン焼き・・。



フランクフルトではなくソーセージ。

炒めたらプリプリになる。

塩の利いたソーセージをパリパリいただく。

なんせ早くできあがるフライパン焼き・炒め。

手軽さがうけて長年使っている。

いつのころか忘れたが、フライパンは二つ。

カセットコンロも二つ。

もう一つのガスバーナーボンベは利用する機会がなくなった。

テーブルの上には料理ができるまでのちょい喰いのおつまみ。

酒のデイスカウント店であるやまやで買ってきたおつまみは2品。

揚げ物のやわらかソースカツにソフトイカの燻製。

我が家でも大評判のおつまみ。

一口食べたら止まらなくなるのが難点だ。

本格的な(いうほどでもないが)フライパン料理はここからだ。

Fさんがわざわざ小分けした豚バラ肉。

料理しやすいように80gの小分け。

これを10袋も用意したというからマメさがわかる。

ちゃちゃっと炒める豚バラ肉に塩、胡椒。

なんせFさん、タレはあまり使用しない。

醤油なんてものは持ってのほか、である。

行きしなに買ってきた生玉子。



これまでなら私が予め購入してきたが、今年からは事前購入はほぼ無し。

イオン五条で売っていた生玉子は税込み価格で213円。

我が家の家計ではあり得ない値段である。

曜日によって格安で売るスーパーは地元大和郡山に5店舗もある。

月曜、火曜、木曜、土曜、日曜に分かれているから冷蔵庫の玉子が少なくなったら出かけて買うようにしている。

いずれも100円未満。

最安値の78円売りのスーパーもある。

それだけに倍以上の正札で買うのがあほらしいのである。

ただ2倍価格であっても参加人数で割ればたいしたことのない額であるが・・。

と、いいつつできあがった豚肉玉子焼き。



これにお好み焼きソースにマヨネーズを落としたらとん平焼きじゃろが。

この日の昼飯にご飯は登場しない。

昼飯第一弾が出そろって料理人も一休み。

食べる方に専念。

ここ内原の地にある広場でゆっくり寛ぐ。

9月末ともなれば暑さはすっかり潜めて気持ちいい風が吹いている。

今年はたったの4人。

素早い調理をしてくれるFさんにまかせっきり。

少しはゆっくりと思うが、身体は再び稼働する。



次のフライパン料理は豚バラ肉にモヤシ炒め。

これもまた塩と胡椒だけの味付けだ。

ちゃちゃと炒めて次も。

今度はどんな料理が出てくるのだろう。



フライパンにで踊っているのは細かく切った豚バラ肉にタマネギだ。

Fさん持参のソースを絡めてできあがり。



ではなく、たっぷり敷いた玉子焼きに落とした。

見るからに美味そうなこれは・・。



薄焼き玉子をくるっとひっくり返したらオムレツになった。

玉子に下味をしているからケチャップは無用。

食が進む一品にありがとうだ。

到着してから食べる、食べる、食べ続け時間はおよそ2時間ほど。

ご互いの最近の動向について話し込む。

くったくのない話題に笑ったりー、である。



たおやかに流れる山間の風に目を覚ました。

そういえば気になっていた神社がすぐ近くにあると内原の住民から聞いていた。

この道を下っていけばすぐわかると云っていたことを思い出して歩いてみる。

距離はそれほどでもない。



わずか1分もかからない地に鳥居が・・。

目の前にある鳥居に扁額がかかっている。



氏神さんは矢高(やたか)神社。

目を凝らしてみてやっとわかった神社名であるが、平成28の9月10日に内原のハデ撮影に教えを乞うたNさんが揚げていた神社である。

鳥居を潜った地に鎮座していた矢高神社の社殿。

じっとここで佇んでいた

戻ってしばらくは語らい。

1時間も語っていたのは何だったんだろうか。

さっぱり思い出せないが、1時間もそうしていたのは4人とも心が弾んでいたからだろう。

頃合いを見計らって内原を出発して日帰り温泉の地を目指す。

例年そうしている癒しの場は初日と二日目を分けて利用している。

この年も民宿津川さんでもらった優待券を手にして目的地は遠方になる昴の郷の温泉。



そこは源泉かけ流しの宿と謳っているホテル昴にある温泉だ。

のんびり湯に浸かって疲れをとる。

入湯した時間帯は午後4時50分。

ほてった身体を休めるフロアのソファにもたれてうとうと。

してみたい気もするが、なぜか目はばっちり。



そのフロアの真上にみたことのなる松明がある。

「奉納 何某」とある松明はどのような経緯でこのホテル昴に持ち込まれたのだろうか。

松明はいわずと知れた東大寺二月堂で行われる修二会・登廊に練行衆の足元を照らすお松明祭具である。

松明に芳名がある。

ホテル昴の関係者なのか、それとも練行衆、或いは堂童子ら、いずれかの知り合いの者の手によって持ち込まれたのか・・・。

ホテル昴の温泉を出て民宿に戻ろうとしたが、どうも喉が渇いて仕方がない。



で、追加の発泡酒はいつ飲むんだ。

それはともかく宿に着いたのは午後6時50分。

いびき組の人は別部屋扱い。

3人と1人の切り分けをしてからやっと一息つく。



今夜の食事は鍋もあるがマグロの造りに塩焼き鮎。

蛸とキュウリの酢和えに煮物椀。

ゼンマイに鶏肉、ガンモ、コンニャク、イモ、ニンジン、椎茸の煮物椀が美味い。



野菜のかき揚げ天に何かを寄せている料理。

そして味噌で煮るシシ肉鍋。

奇麗なシシ肉に脂身が多い。



これが美味いんだな。

ささやかに始まった晩食に飲めや歌えや。

もとい飲めや食えやの語り合い。



ぐつぐつ煮てきた味噌仕立てのシシ肉鍋。

そこにどっさり野菜をぶちこむ。

アゲサンもあるし椎茸も。



これってほんまに美味しいから箸も口も進むくんになる。

この日の酒量は瓶ビールが何本。

実はいつもよりむちゃくちゃ少ないたったの4本だった。

どないなっとんのやといいたいところだが、実は缶チューハイをがぶがぶ飲んでいた。

喉越しがいいものだから次から次へと缶が空になる度に冷蔵庫に走る。

結局は底をついて10本停まり。



味はそれぞれだったのが功を奏して拍車がかかったようだ。

私たちの宴が終わるまではねーちゃんらは待機状態。

すまんであります。



結局、就寝時間は午後11時半。

何をぐだぐだ喋ってたんやろか。

すっかり記憶のない4人であった。

実は昼間も夜も自宅の電話を架けていた。

おふくろの容態が心配で酒どころではなかったのだが、安心してやという声につい甘んじていた。

ところで、前夜の天気予報の週間予報によれば・・・この日はカラカラの快晴。

ただ、気温は低い予報だった。

帰宅してから振り返ってみれば9月30日の最高温度は27度。

最低気温が12度だった。

明日の目覚めは、わっちゃーと声を上げたいくらいの寒さである。

10月1日の最高気温の予想は25度。

朝はこの日と同じく12度。

起床時は防寒具がいるかも・・・。

(H29. 9.30 SB932SH撮影)
(H29. 9.30 EOS40D撮影)

2016十津川遊びp2

2017年05月05日 08時02分22秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
朝はゆっくりの起床といきたいが、ここでも毎日の状態を測る血圧と心拍数は欠かせない。

家で使っているハンド型の血圧計は持参していた。

朝は6時半。

起床間もない時間帯に測った血圧は181-94。

高目であるが身体に異状は感じない。

ふらふら感もまったくない。

心拍数をメモるのを失念した。

代わりではないが食後の心拍数は61拍。

まったく問題のない心拍数に血圧も156-86。

これで泊まりの旅行はどこでも行ける。

そう思ったぐらいだ。

前夜、体調を崩したMさんは元気がでてきた。

いったいあれは何だったんだろうか。

同年齢であるだけに気になるが、本人は元気を取り戻していた。

朝食は7時半。

普段ならこれだけの量を食べることはない。

焼き魚のサバにハムとキャベツサラダ。

ミョウガを盛った冷やっこ豆腐。

味付け海苔に薄めの味噌汁。

なんと朝食にもデザート。

朝はヨーグルトで腸を調える。

本来はここにアレがある。

アレとはなんだ。

アレは納豆。

これがアカンのである。

アカンものはツレに頼んで廻す。

いつもそうしている朝食のアレの扱いである。

さて、ご飯は生卵で食べる。

これがお決まりの食事コース。

これまでだったら2杯も3杯も・・・だったが、無理な身体。

一杯でお腹が満腹になってしまう。

民宿津川を出発するまでは寛ぎタイム。



親父さんが大切に育てきたセッコク園を見て廻る。

美しい姿のセッコクに名はない。

何十年も前に山へ出かけて採取してきたセッコクである。

セッコク採りは猟の合間。

かつてはシカやシシを捕っていた鉄砲撃ち。

ときおり我が家にそのおすそ分けを送ってくれたこともある。

河原で食べたらええねんと云われて肉の塊をもらうことは毎年の楽しみだった。

さて、そのセッコク園に蕾がある。



たぶんに白花であろう。

その近くに咲いていたセッコクも白花。

ロケットとも呼ばれる茎の形が地は違うから品種は違う。

時間はあっという間に一時別れ。

W家族はいち早く戻らなければならない。

今日中に東京へ戻る父親の都合もあって早くも別れ。

全員が揃った集合写真を記念に撮ってさようなら、である。

と思っていたら、そうではなかった。

時間的にはまだ余裕があるらしい。

家族はいつも運動をしている。

まみちゃんはスポーツクラブで活躍している。

毎日のウォーキングはどこまでか。

それに着いていったFさん。

みなさんはほんまに元気だ。

現地で落ち合うことにした。

私といえば民俗の取材に了解を得ておきたい家がある。

ツレたちには予め伝えていた民俗取材。

途中でこういうこともあるので事前に伝えていた。

10時半、昨日に教えてもらった区長家である。

詳しいことは民俗編で書くが、区長の奥さんとともに出てきた私の姿をMさんが撮っていた。



ノートに書き込みながらの聞き取りに、こんなことをしているんだと云っていた。

そんなあれやこれやでこの日の目的地は昨日の場よりさらに登った上流地。

堰の向こう側のかの地である。

何年か前もここで楽しませてもらった。

道具や預かってもらっていた食材を下ろす。

道路から難なく下りられる場所は樹林下。

食事が始まるまでは釣り糸を垂らす。

流れがゆるやかなところに糸を飛ばしたらアタリがあった。

引きはそれほど強くない。

キラッ、キラッもないから何が釣れたかすぐわかる。



みての通りのハヤ(ハスとも)が釣れた。

もう一匹は流線型のウグイの子供である。



川釣りもそれぐらいで終了。

昼食の準備にとりかかる。



大掛かりでないから早くできる。

数年前までは大鍋でチゲ鍋をしていた。

それより以前はうどん出汁で特製の鍋を作っていた。

それが3年前あたりから極端に残るようになってきた。

そのころから始まった老齢化であるが、他人さんからいえばまだ若いのにと云われそうだが・・・。



始めに買ってきた野菜を準備する。

タマネギ、キャベツ、ニンジン、ピーマン、ゴーヤにシメジは適当な大きさに切ってボールに盛っておく。



モヤシは袋から取り出してこれも適当に分けておく。

そこへ登場した細切れの豚肉。



実は前日に食べた豚肉は2パック分だった。

予定ではこの日は2パックでと思っていたのが、積み間違えてそうなった。

数に限りがある豚肉はこれから出てくる料理のことを考えながら分量を調製する。

すぐ、簡単にできる袋もんが待っている。



一つはグリコ製のごちうま豚の玉ねぎ生姜炒め。

もう一つは同社製のごちうまもやしのねぎ味噌。

いずれも税込84円。

買ったお店はラ・ムー。

とにかくどれもこれもお安く入手できるお店である。

向こう側にあるのは永谷園の新五目焼きビーフンにヒガシフーズの皿うどん。

どちらも軽めにできて量もある麺食である。



ビーフンはフライパンに水を入れてぐつぐつ煮る。



水はどこから持ってきたか。

目の前を流れている清流の水である。



もう一方のフライパンは野菜炒め。



下味もつけておく。

水気を含んでふっくらしてきたビーフンに添えつけの具付きタレをかけて味付けする。

そこへ入れた野菜。



適当な具合にかき混ぜてできあがり。

アルミの大皿に盛って一品ができあがった。

次の料理はなんだろうか。



同じような野菜炒めに豚肉を混ぜる。



Fさんが持参したタレなのか、それとも創味のツユか。

Fさんはこの創味のツユがお気に入りではない。

これまでずっと登場していた創味のツユが嫌いだったとは初めて知った。

しかも、だ。

小袋のカツオも嫌いだったとは・・・そりゃ知らなんだ、である。



炒めた野菜は添えつけについていた皿うどんのタレ。

濃いめの色がそうである。

ここに見た仙崎カマボコ。

色合いに入れたもようである。

ヒガシフーズの皿うどんは2パックある。



同じように作るが今回は豚肉も入った。



麺ばかりじゃ飽きがくるのでここらで気分を替えて珉珉食品のせみ餃子に登場願う。



もう一品はゴーヤ炒め。



創味のツユで味付けしてカツオを振りかけたらFさんはぷいと横向いた。



そこで登場するもう一人の料理人。

これに生卵をいれて塩胡椒。

もう一品はただただフライパンで焼くぱりっとあらびきソーセージ。



焼き上げたソーセージのパリっと感がたまらない。

最後はもうなんでもいい。

残った材料で炒め物。



タマネギにゴーヤに生玉子とじ。

これで〆た。

今年の撤収は早い。

疲れが残らぬように早めに切り上げて解散。

皆は昨日も行った滝の湯温泉行き。

私は民俗の調査取材があるから空いた時間は有効的に活用できる。

谷瀬に旧大塔村の聞き取りもできた。

そこで遭遇した別れた彼ら。

聞き取りしていたお家の真ん前を通り過ぎていった。

翌日の私の作業は後片付け。



使った道具類は洗剤で洗って天日で干しておく。

綺麗になったところで袋詰め。

やっと終わった作業である。

道具類はこうして、我が家の天袋で一年間も冬眠する。

(H28. 9.11 SB932SH撮影)
(H28. 9.12 SB932SH撮影)