87歳を迎えたおふくろ。
たまには洋風レストランで食事でも、というわけで大阪の堺まで出かけた。
かーさんが10年前にテレビで紹介されたレストランをメモっていた。
そこは泉州水茄子(ミズナス)を料理に使っていたそうだ。
野菜をふんだんに料理するフランス料理店。
その名はフレール・ド・シャンソニエレストラン。
岸和田にあったという。
ネットで調べてみれば堺にもある。
さて、水茄子はどうなのか。
季節は外れていたからそれはないが、その店にすることにした。
ランチメニューコースは1580円、2500円、3500円、5500円といろいろある。
シェフランチなら7800円だ。
そこまでは財布の口は開かない。
中間をとって3500円のコースを予約しておいた。
大阪住之江に寄っておふくろと合流する。
向う先は出力しておいたペーパーベースマップ。
旧国道26号線を南下して堺の中央通りに入る。
中央環状線だ。
三国ヶ丘、中百舌鳥辺りでさらに南下すれば着くはずだ。
ここら辺りは交通量も信号も多い。
絶えず車は停車しなければならない。
余裕をみて早めに出発したが時間は刻刻と過ぎてゆく。
南海高野線の中百舌鳥駅したを通り抜けて一路南下。
とはいっても南西の方角を行く大通り。
阪和第二泉北病院の看板が目に入った。
そう、マップによればフレール・ド・シャンソニエの向い側。
もうすぐ到着する。
北条町1丁の信号を左に折れて次の信号を左に。
その筋を入った一本目。
なんと一方通行になっている。
仕方なく右に折れて真っすぐ進めば病院内。
あれれだ。
仕方なく通り抜ければまたもや一方通行。
それはお店から離れる一方だ。
仕方なく陵南中央公園をぐるりと周回していく。
あっちの方向にあるとは判っていても辿りつかない。
左に折れていけば何やら人、人、人。
ここだと思って入ろうとすれば駐車場は満杯。
管理人の指示にしたがってお店の第二駐車場へ。
左に折れて辻を曲がる。
さらに左に折れて辻を曲がる。
そこが駐車場だった。
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なんだ、さっきに病院を通り抜けたそこではないか。
ともかく着いたフレール・ド・シャンソニエレストラン堺店。
住宅街の中にある。
団体とおぼしきグループは若い人たち。
なんの団体だろうか、20人以上もおられる。
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レストランにはたくさんのお客さんが来ていた。
学生、新社会人、スーツ姿の親父、老夫婦、老婦人、若い女性連れなどなど。
さすがにお店の駐車場は和泉や堺ナンバーばかりだ。
予約席に案内されて食事を待つ。
本日注文しておいたのは、3500円のプチィセレブコース。
おふくろの誕生祝いなので奮発したコース。
お品書きにはセレクトがそれぞれ。
前菜のアミューズより1品、魚料理のオードブルも1品、肉料理のメインも1品だ。
三人はそれぞれの好みに応じてチョイスした。
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前菜の一つは「グリーンアスパラのムースとグリエ・白魚のフリット ト ソース トマトクーリー」と「豚バラのリエット プティ シュー詰め」だ。
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それが出るまではパンを皿に盛られた。
私はご飯なのでそれはない。
何魚のフリットはなんでしょか判らない。
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一方の豚バラのリエット。
小さなシューで挟んでいる。
形は面白いが口にすればバラ肉とは思えない。
申しわけないが先月食べたマクドバガーと同じように感じた。
そう、油分がないのだ。
バラはやはりジューシーさがないと旨味がでない。
次に配膳されたのはオードブル。
これもそれぞれに頼んだ。
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一つは「舌平目とオマール海老、キャベツファルシのロースト ホタテのジュ入りアメリケーヌ」で、もう一つは「炙りサーモンのマリネ・サヨリの昆布マリネ ・タコと桜海老のフリット サラダ添えだ。
「うずらのフォアグラファルシ のロースト ローズマリー風味 ふきのコンソメ煮添え」もあったが誰も頼まなかった。
カラフルな三種盛りが炙りサーモン、サヨリ、タコと桜海老。海の香りがする。
もう一つが舌平目とオマール海老。
アスパラを添えてある。
キャベツ巻きにしてあるが、ナイフが入り難い。
いずれも瑞々しく上品な味だ。
これだけで、もうお腹がいっぱいになってきた。
胃袋休めでしょうか、クリームスープが出てきた。
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こってりとしたスープの色って何なの。
聞いてみればオヤイモだという。
コイモでなくてオヤイモ。
そう、親の芋なのである。
ムラサキイモであれば、もっと味わい深い色になったことだろう。と、思う。
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パンはまめに配膳される。
クルミパン、レーズンパンなどでお願いすればそれが出てくる。
お腹がいっぱいになったところで、メイン料理となった。
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一つは「本日入荷の白身魚のソテー・青海苔のクリームソース・ペスカトーレ添え(トマト・あさり・いか・ホタテ)」で、もう一つが「国産牛ロースステーキ、ソースマディラ」だ。
他に「骨付き仔羊の背肉のロティー ソース ジュ ド ダニョー」、「鴨のもも肉のコンフィー デジョンの粒マスタードソース」もあったが、先の2種を頼んだ。
それは何故か。
二人はヒツジとカモが苦手なのである。
本日入荷の魚は毎回替るのだろう。
かーさんが食べた感じからスズキでは、という。
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それにしてもロースステーキはぶ厚い。
パクパクと食べるおふくろ。
肉らしい味にご満悦。
ご飯がおかわりされたけど満腹中枢が危険な状態。
断ることを知らない私のお腹が・・・になった。
メインの肉料理は550円足せば国産牛フィレ肉のステーキ80gになるそうだ。
フォアグラソテー トリュフソース ロッシーニスタイルはプラス1700円。
これ以上は要らないロースステーキだった。
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食事のラストはプティデザート。
5品から選ぶようになっている。
三人、それぞれの思いで注文したのは、「温製ショコラ オレンジソース」、「とよのかいちごのミルフィール」、「ティラミスシャンソニエ風」。
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いずれもバニラアイスが添えられている。
アイスが口にとろける。
どれもこれも美味しいと口ぐちに唸る三人。
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クッキーは堅めで年寄り向きではなかったが、大が三つの満足感。
知人に伝えたいお勧めのフレール・ド・シャンソニエである。
住之江へ戻る道は泉北1号線。
西に向けて一直線。
旧国道26号線の石津川付近の信号右はどこかで見た店がある。
そう、昨年の9月に食事したたこ焼き割烹料理店の「竹粋亭」だったのだ。
この道なら迷わずに済んだろうな、と思っても近々に訪れる予定はない。
ところが、実弟家族が翌月の母の日の祝いにおふくろを誘ったのだ。
実は誘ったのはおふくろだ。
あまりの美味しさに実弟が連れてくれるならもう一度賞味したいと願ったのだ。
お腹がびっくりするぐらいの量の料理。
もう少し減らしてもいいのだろうと2500円のコースにした。
ロースステーキの分厚さと美味しさに驚いた実弟家族。
予約してなきゃ待ち行列で食べられないとこだったと、電話で報告を受けた私はまた食べたくなった。
(H24. 4.28 SB932SH撮影)
たまには洋風レストランで食事でも、というわけで大阪の堺まで出かけた。
かーさんが10年前にテレビで紹介されたレストランをメモっていた。
そこは泉州水茄子(ミズナス)を料理に使っていたそうだ。
野菜をふんだんに料理するフランス料理店。
その名はフレール・ド・シャンソニエレストラン。
岸和田にあったという。
ネットで調べてみれば堺にもある。
さて、水茄子はどうなのか。
季節は外れていたからそれはないが、その店にすることにした。
ランチメニューコースは1580円、2500円、3500円、5500円といろいろある。
シェフランチなら7800円だ。
そこまでは財布の口は開かない。
中間をとって3500円のコースを予約しておいた。
大阪住之江に寄っておふくろと合流する。
向う先は出力しておいたペーパーベースマップ。
旧国道26号線を南下して堺の中央通りに入る。
中央環状線だ。
三国ヶ丘、中百舌鳥辺りでさらに南下すれば着くはずだ。
ここら辺りは交通量も信号も多い。
絶えず車は停車しなければならない。
余裕をみて早めに出発したが時間は刻刻と過ぎてゆく。
南海高野線の中百舌鳥駅したを通り抜けて一路南下。
とはいっても南西の方角を行く大通り。
阪和第二泉北病院の看板が目に入った。
そう、マップによればフレール・ド・シャンソニエの向い側。
もうすぐ到着する。
北条町1丁の信号を左に折れて次の信号を左に。
その筋を入った一本目。
なんと一方通行になっている。
仕方なく右に折れて真っすぐ進めば病院内。
あれれだ。
仕方なく通り抜ければまたもや一方通行。
それはお店から離れる一方だ。
仕方なく陵南中央公園をぐるりと周回していく。
あっちの方向にあるとは判っていても辿りつかない。
左に折れていけば何やら人、人、人。
ここだと思って入ろうとすれば駐車場は満杯。
管理人の指示にしたがってお店の第二駐車場へ。
左に折れて辻を曲がる。
さらに左に折れて辻を曲がる。
そこが駐車場だった。
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なんだ、さっきに病院を通り抜けたそこではないか。
ともかく着いたフレール・ド・シャンソニエレストラン堺店。
住宅街の中にある。
団体とおぼしきグループは若い人たち。
なんの団体だろうか、20人以上もおられる。
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レストランにはたくさんのお客さんが来ていた。
学生、新社会人、スーツ姿の親父、老夫婦、老婦人、若い女性連れなどなど。
さすがにお店の駐車場は和泉や堺ナンバーばかりだ。
予約席に案内されて食事を待つ。
本日注文しておいたのは、3500円のプチィセレブコース。
おふくろの誕生祝いなので奮発したコース。
お品書きにはセレクトがそれぞれ。
前菜のアミューズより1品、魚料理のオードブルも1品、肉料理のメインも1品だ。
三人はそれぞれの好みに応じてチョイスした。
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前菜の一つは「グリーンアスパラのムースとグリエ・白魚のフリット ト ソース トマトクーリー」と「豚バラのリエット プティ シュー詰め」だ。
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それが出るまではパンを皿に盛られた。
私はご飯なのでそれはない。
何魚のフリットはなんでしょか判らない。
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一方の豚バラのリエット。
小さなシューで挟んでいる。
形は面白いが口にすればバラ肉とは思えない。
申しわけないが先月食べたマクドバガーと同じように感じた。
そう、油分がないのだ。
バラはやはりジューシーさがないと旨味がでない。
次に配膳されたのはオードブル。
これもそれぞれに頼んだ。
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一つは「舌平目とオマール海老、キャベツファルシのロースト ホタテのジュ入りアメリケーヌ」で、もう一つは「炙りサーモンのマリネ・サヨリの昆布マリネ ・タコと桜海老のフリット サラダ添えだ。
「うずらのフォアグラファルシ のロースト ローズマリー風味 ふきのコンソメ煮添え」もあったが誰も頼まなかった。
カラフルな三種盛りが炙りサーモン、サヨリ、タコと桜海老。海の香りがする。
もう一つが舌平目とオマール海老。
アスパラを添えてある。
キャベツ巻きにしてあるが、ナイフが入り難い。
いずれも瑞々しく上品な味だ。
これだけで、もうお腹がいっぱいになってきた。
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こってりとしたスープの色って何なの。
聞いてみればオヤイモだという。
コイモでなくてオヤイモ。
そう、親の芋なのである。
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パンはまめに配膳される。
クルミパン、レーズンパンなどでお願いすればそれが出てくる。
お腹がいっぱいになったところで、メイン料理となった。
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一つは「本日入荷の白身魚のソテー・青海苔のクリームソース・ペスカトーレ添え(トマト・あさり・いか・ホタテ)」で、もう一つが「国産牛ロースステーキ、ソースマディラ」だ。
他に「骨付き仔羊の背肉のロティー ソース ジュ ド ダニョー」、「鴨のもも肉のコンフィー デジョンの粒マスタードソース」もあったが、先の2種を頼んだ。
それは何故か。
二人はヒツジとカモが苦手なのである。
本日入荷の魚は毎回替るのだろう。
かーさんが食べた感じからスズキでは、という。
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それにしてもロースステーキはぶ厚い。
パクパクと食べるおふくろ。
肉らしい味にご満悦。
ご飯がおかわりされたけど満腹中枢が危険な状態。
断ることを知らない私のお腹が・・・になった。
メインの肉料理は550円足せば国産牛フィレ肉のステーキ80gになるそうだ。
フォアグラソテー トリュフソース ロッシーニスタイルはプラス1700円。
これ以上は要らないロースステーキだった。
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食事のラストはプティデザート。
5品から選ぶようになっている。
三人、それぞれの思いで注文したのは、「温製ショコラ オレンジソース」、「とよのかいちごのミルフィール」、「ティラミスシャンソニエ風」。
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いずれもバニラアイスが添えられている。
アイスが口にとろける。
どれもこれも美味しいと口ぐちに唸る三人。
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クッキーは堅めで年寄り向きではなかったが、大が三つの満足感。
知人に伝えたいお勧めのフレール・ド・シャンソニエである。
住之江へ戻る道は泉北1号線。
西に向けて一直線。
旧国道26号線の石津川付近の信号右はどこかで見た店がある。
そう、昨年の9月に食事したたこ焼き割烹料理店の「竹粋亭」だったのだ。
この道なら迷わずに済んだろうな、と思っても近々に訪れる予定はない。
ところが、実弟家族が翌月の母の日の祝いにおふくろを誘ったのだ。
実は誘ったのはおふくろだ。
あまりの美味しさに実弟が連れてくれるならもう一度賞味したいと願ったのだ。
お腹がびっくりするぐらいの量の料理。
もう少し減らしてもいいのだろうと2500円のコースにした。
ロースステーキの分厚さと美味しさに驚いた実弟家族。
予約してなきゃ待ち行列で食べられないとこだったと、電話で報告を受けた私はまた食べたくなった。
(H24. 4.28 SB932SH撮影)