マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大和の民俗写真展に協力いただいた方たちにお礼参りに献本する図録配りに出逢えた景観

2024年11月30日 07時45分08秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
大和の民俗写真展に協力いただいた方たちは、たくさんおられる。

県内を何か所ごとにくくりをして出かける回数を、極力無駄のしないように、コースを決めて、村のあちこちに出没する巡拝みたいな、ようなお礼参り。

今日のコースは、山添村。

毛原に下笠間、大塩、切幡から旧都祁村に移動するが、都合で順替えすることもあろう。

大和の民俗写真展とは、平成23年10月29日からはじまった「私がとらえた大和の民俗」写真展

当事業は奈良・大和郡山市に所在する奈良県立民俗博物館が主催事業の写真展。

奈良の民俗文化を写真でとらえる写真家さんたちの作品を展示する事業。

10回目のテーマは、コロナ禍でもあり、写真展事業から撤退を告げられ、最後の展示になった各自が掲げたフリーテーマ出展。

私は、〆に考えたコロナ禍における記録、としてテーマに掲げた我が家の介護にその時季にも、しなければならない民俗の行事・風習記録取材を主に、映像化したテーマを3枚組で表現した「コロナ禍、そのときのT家・・」

3枚組のうち2枚がおふくろの介護。

うち1枚のサブテーマが「看る」。

もう1枚がコロナ禍に外食ができなかったときに註文した食事は「通販もテイクアウト」。

そして3枚目が、すべてが民俗の行事・風習記録から、地域ごと選んだサブテーマが、コロナ禍「で、あっても、なかっても・・」しなきゃならない、習俗がある。

神社行事に地域の行事。

そして暮らしの民家にも・・

すべて、コロナ禍時期に収録した、各地域の一枚。

その数、27行事。

貴重な記録ばかりの写真を、一枚のプリントにすべてを掲載したロナ禍「で、あっても、なかっても・・」。

そのテーマ映像に、ご協力をいただいた方たちを訪ね歩き。尤も、訪問の足は軽バン車。

見慣れている人たちもいる。

午前9時10分前。

お逢いする時間帯の隙間に見ていた毛原の風情。

今日は朝からシトシト降る雨の日。



畑の向こうに見えた霞む桜樹。

時間待ちに見ていた景観の一枚。

1軒目に訪ねた行先は、山添村毛原。

お世話になったFさんに、Nさん。

載せた毛原の行事は、桃の節句に御石洗い

Nさんは、忙しく外出中につき不在。

母親に代理人として10回目の「私がとらえた大和の民俗」写真展図録を献本した。

Fさんは、息子さんの引っ越しに出かける直前に逢えたので、図録を献本した。

ちょっとの時間差で、たまたまお逢いできた。

今日の毛原、午後4時からはじまる神武さんの祭典には帰路に就いているだろう。

時間的に心の余裕ができたんか、ふと行きたくなった隣村の岩屋。

初めて通った急坂の山道。

おっ、とこれは見逃せないと、雨降りもようの外気は冷たい。



急坂に植えられた桜樹も、いい雰囲気だ。

トンドでは、と思える痕跡もある地域の風情に佇んでいた。

ここまで来たなら、見逃せない場がある。

ここは岩屋の中出。

急坂に広地。



葉付きの竹で囲った中央に大きな岩がある。

ご神体と推定できる、ここは下出の山の神の地である。

正月七日に行われる山の神。



現在は、その日を清掃の日とし、クラタテなど、山の神に捧げる供物揚げも、別途の日にされる。

なお、岩屋の山の神の場は5カ所。

予め確認しておきたい地域である。



プラバケツに、石がごろごろ入っている。

岩屋は、他の地域と違って、水平に据えた芝垣の形態にしたカギ。

その芝垣に吊る藁つくりタワラの中に入れる小石
、である。

短時間に見て回った岩屋を離れ、再び訪れた毛原。

そうそう、忘れてはならないF・Sさんにもお礼に立ち寄った。

毛原の第一歩にお逢いしたF・Sさん。

まあ、上がってと、通された談話室での会話は、すべてが暮らしの民俗。

話題が沸騰し、なんと2時間も滞在してしまった。

お昼の時間だけに、ストップをかけて、旧都祁村に尤も近いエリアにある素食事処を目指す。

針テラスで、といえばどなたもわかる餃子の王将針インター店。

食事を済ませた、次の行先は、奈良市都祁白石。

白石の信号の角地で営業している辻村商店。

お商売につくったサシサバ


貴重な映像を撮らせてもらった。

献本の図録は、店主のTさんに提供した。

いつもなら奥さんもおられるが、今日は講の寄合に不在だった。



帰りがけにもらった塩漬けの紅鮭に、いつもありがとう。

次の行先は、再び山添村入り。

白石からは、そんなに遠くない。山添村・下笠間に向かう。

訪問したお家は、F家。

当主のKさんは村葬儀の出席のため不在。

娘さんに手渡した図録を預かってもらった。



ところで撮らせてもらった門屋下に干していたどんこ椎茸。

なんぼほどあるのか、あまりの多さに圧倒されていた。

ただ、その迫力さをお届けするには至っていない。

うーん、難しい被写体に手をこまねき、茫然状態。



まだまだ腕が足らん。

次の行先は、同山添村の大塩。

なにかとお世話になっているY家を訪れる。

ここ大塩にきたら、必ずや見ておきたい風の祈祷札。



墨書に見る文字は「奉修 風雲除災区内安穏五穀成就祈攸」。

祭事取材は、ずいぶん前。

平成23年7月10日に行われた村の行事の夏神楽

行事名に”神楽”はあるが、舞はない。

村神主が祈祷に祝詞を奏上する。

神事、直会を終えた二人のドウゲが、竹に書かれた「奉修 風雲除災区内安穏五穀成就祈攸」を、村境の地、七カ所に一本ずつ立てていく風の祈祷札立て

併せて拝見していた。

その護符を見届けてから、伺う当主のYさん。

お家で迎えてくれた。



早速、おうすをたててくれた大塩の茶。

”茶”で思い出した行事に茶願すましがある。

5月に豊作を願う茶願の祈願。

収穫した茶の豊作を祝す茶願すまし

神事は、二つとも大塩の八柱神社で行われる。

美味しいおうす味わいながら、話した会話にえっ・・・

実は、安曇(※あずみ)に、移住を考えている、という。

また、長話しがさらに・・・・私も同じ病いの話題に、滞在時間が1時間半。

そうそう、話こんでいて、すっかり忘れていた図録の献本。

大塩の取材行事の上出井戸の七日盆の井戸替えを載せていた。

さて、時間も遅くなってきた。

訪れた時間は、午後5時。

4月だから、まだ明るいが・・・

本日のラスト巡拝は、同じく山添村。

目的地は切幡。

なにかとお世話になっているT家にお願いした農の道具。

今では、どこの農家さんであっても使わなくなったぶとくすべ。

お電話をいただきお家取材


T夫妻、ともどもが再現したぶとくすべの使用方法。

農の民俗に大切な記録に立ち会うことができた。

感謝、感謝のお礼に献本した図録。

伺ったこの日の夫妻は不在。

息子のMさんの奥さんが応対してくださった。

何度か入室した玄関。



見返りに見た、コレは・・・あじさいのまじない。

女性がシモの世話にならんようにと願うあじさいのまじない

花は枯れていたが、コレは?と尋ねたら、おばあさんがした、という逆さ吊りの紫陽花は、まさにであるが、私が取材した方たちが吊るした場所はトイレであるが、T家は玄関。

土用の丑の日に、ここへ飾ったそうだ。

紅白の水引で括っていたあじさいのまじない。

聞き及ぶ縁日は、6月中に6が付く日、つまり6月6日に6月16日と6月26日であるが・・

そうこう、話しているときに帰宅されたOさんに、著書本の『大和奈良の年中行事』も、献本した。

切幡に住む何人かに献本していたが、肝心要のT家にはさしあげてなかった。

今になっての遅い気遣いに、えーもんもらったんや、これ持って帰りと云われて手にしたソレは真っ白。



家内生産している三輪素麺のフシを大量にいただいたが、普段、市場などで見る端っこのそうめんのフシではなくストレートな麵。

塩気が多いから、普段食べているそうめんそのものだから、普通通りに時間かけてゆがいてや、と・・・

(R4. 4. 3 SB805SH 撮影)

好評裡に幕を閉じた民俗写真展に花を添えて・・

2024年11月19日 07時54分12秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
好評裡に幕を閉じた民俗写真展。



県立民俗博物館の意向によって10年も続いた「私のとらえた大和の民俗」写真展もこの日をもってジ・エンド

展示作品の撤収作業途中にも会場の古民家を訪ねてくる



この日は本館もひなまつり展示終えに後片付け。

明石の地からわざわざ来てくださったご夫婦。

感動したくても写真は、もう束ねていた。

せっかく来ていただいたのに申し訳なくて、旅路の記念にラストになった第10回写真展の図録を差し上げた。



また来たくなった、という夫婦に、園内を彩るお花は、梅から桜。





黄色いレンギョウもあれば、真白なユキヤナギにハクモクレンも・・。



わが家・中庭のシュンランでさえ、咲いていたとは・・・



やがて紫陽花、花しょうぶの時季もやってくる。

ふと我に返った季節の変わり目。

園内だけでなく、自宅周辺の木々も様相を新たにしていた。

そんな環境の変化にときを感じることも難しくなったおふくろが、新しく入居した施設。

お外に咲く春を感じるのはいつになるだろうか・・

(R4. 3.11、17、27、28 SB805SH 撮影)

写真展「私がとらえた大和の民俗(10)」の当番日に温かいもてなしに辛い別れも・・

2024年11月02日 07時46分58秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
本日も当番日。

残り一週間を切った3月21日に、写真展「私がとらえた大和の民俗(10)」に、知人たちは来てくれるだろうか。

27日がラストデイまでに、記憶に残しておきたい情景はあるだろうか。

以前に撮らせてもらった情景に、県立大和民俗公園内に移設した古民家の壁や屋根の文様を収めていた

手持ちのカメラは携帯電話のカメラ。

意図する映像にはならない、と思うが、記録は記録。

思い出に消える残像ではなく、カメラに収めて、何度も拝見したい、今の記録に選んだ古民家の窓。



旧くなった木枠や桟にも紋様がある。

その文様からわかる樹木の木目。

とてもじゃないが、専門家の知恵を頼らなければ・・・

映像的なお気に入りは、「目」である。

枝が、まさにそこにあった標の「目」。

よくよく見れば、格子の長さが届いていない。

目隠しに風通しの機能をもつ格子窓

築造してから何年間もかけて朽ちていく格子。



その格子を、動かないようにしてるんじゃない、と思った土の粘土。

へぇー、そんなのが、あったんだ。

陽光がさす日であれば、座敷に影絵が出現する格子窓。

カメラマンが、ついシャッターを押したくなる陰が織りなす紋様は、今日は光もなく、ざ・ん・ね・ん、な日だった。

写真展を知って来ていただいているのか、それとも県立大和民俗公園に散歩。



或いは矢田山から歩いていきたハイカーの人たちか。

人だかりに気がつかず、吸い込まれるように入園してのか・・・

展示している写真のどこかに、感心をもっていただければ、と思っている。

じっと、佇んで見ているかたは、何かを買似たのだろう。

そっと声をかけてあげる。

これは、なんですか、との問いに応えてあげる作者の思い。

訪問者たちは、写真になにかの共通点を見つけてくれるだろう。

午後1時から4時までの当番を知ってこられた知人たち。

なんと、今年、二月堂修二会観音さんに捧げた壇供餅を差し入れにきた、というNさんにありがとう。



わざわざ持参してくださった貴重な餅は壇供餅。

真空パックの脱酸素剤付きの東大寺修二会に奉じた壇供餅

ありがたや、ありがたや・・

もちろん写真展にいらしたわけだから、一枚、一枚を丹念に拝見するNさんも、またカメラマン。

当会に入ってもらって協力願いをしたが、民俗分野は難しい、との判断でお断りされた。

次の来訪者は、神出鬼没のTさん。

奈良県だけでなく、三重県など多くの他府県まで足を運んで撮ってきた映像は、まさに写真家にとっては、これぞ外してならない民俗の伝統行事の撮影。

大都会に出るときもあるTさん。

とらえる映像は、フットワークを生かした撮影に、同時に収録する動画も数多く・・。

的を得た動画は舐めるようなアングルがいい。

次の来訪者は、写真展は知らず広い園地に建物群がある、と知って訪れた大淀町でお仕事されているFさん夫妻。

なんと、私も存じている同じ大淀町から来られたKさん、と出会った。

ご互い、申しわせたように遭遇したが、たまたまの出逢いである。

Kさんは、大淀町大岩で写真展をしないか、と声をかけてくださった恩人。

またまた来られた方もまた、長年のお付き合い。

藍染の大先生であるNさんもまたわざわざ持参してくださったお家の成果物。

藍染でなく、藍染仕事をしているお家の庭に育ち、たわわに実った柑橘類の八朔。

もぎ取った、とれとれの八朔を差し入れしてくださった。

また、またの来訪者は、長女筆頭に、長男と乳母車の赤ちゃんとともに来てくださったF夫妻。

なにかにつけて気をかけてくれるFさんは、行事の取材地で知り合った、当時のマツリの役目は門外地区の布団太鼓台を指揮する青年団副団長

そのころは、独身だったが、こうして連れてきた子どもたちの父親に・・。

しかも、今日は寒いだろう、とコンビニエンスストアニで買ってきた温かいお茶とコーヒーを差し入れてくれた。



ラストデイまでに、と急いでやってきたデイプルのMさんも来訪してくれた。

みなさん方には、来訪記念に、当写真展の「私がとらえた大和の民俗(10)」をまとめた図録を献本した。

また、時間ともなれば、県立民俗博物館としては併設の大和民俗公園内にある古民家の戸閉作業がある。

つまりは、これにて閉店ガラガラであるが、その戸閉をする女性職員には、自前の携帯電話で撮った山添村毛原の桃の節句をとらえたプリント一枚をもらっていただいた。

えーんですか、にどうぞと差し上げた、そのプリントもいい記念になってくれば・・・

ところで、ここ数年間にわたって博物館・学芸員業を勤めたMさんとは、ここでお別れだ。

ある事情で辞めざるを得なくなった退職。

数日後には、東京行き。

応募した東京の博物館施設に勤務することになったが、週4日間の一年契約職員に就く。

転居については、実家がある東京。

Mさんと相方のTさんとともに、支えてくれた博物館事業。

「私がとらえた大和の民俗(10)」が〆になったが、私にとっては、佳き時代に取材してきたさまざまな民俗記録ができたのも、県立民俗博物館があってこそ。

先に、定年満了で退職された学芸課長のSさんに、奈良絣など織物に関しては専門的技術をお持ちのYさんも、定年後は再任用勤めしていたが、今月いっぱいで退職に・・



寂しくなるなぁ。

(R4. 3.21 SB805SH 撮影)

開催中の「私がとらえた大和の民俗(10)」写真展もいよいよ最後の週に入る

2024年10月31日 07時44分03秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
写真展は、いよいよ最後の週に入る。

午前中の私は、奈良県立美術館に居た。

村の依頼を受けて立ち入りした地下1階のある部屋で撮影していた。

入館から、退館するまでの長い時間。

ずっと緊張していた私の目の前にある被写体は・・・貴重な能面。

撮影の結果は、自宅に戻ってから検証する。

自宅でお昼を済ませて、午後の時間帯に訪れた奈良県立民俗博物館。

その時間帯は、奈良テレビの取材が入る。

そう伝えてくれた学芸員。

立ち合いに車を走らせた。

取材スタッフさんたちに学芸員が説明する「私がとらえた大和の民俗(10)」写真展のこと。



主旨や経緯などを説明される。

説明を受けたディレクターさんは、すべての作品を拝見されていた。



展示していた作品の一枚、一枚を丹念に見ては、メモをとっていた。

学芸員、そして私の説明も含めて鑑賞。



ご自身の目で検証していたのだろうか。

平成23年10月29日よりはじまった第1回の展示会場は県立民俗博物館・本館の玄関ホール写真展だった。

その後、耐震工事に入った本館での会場が使えなくなり、会場を県立大和民俗公園内に移設された旧家・古民家。

学びの場でもある古民家に、写真展会場に転じた令和2年2月8日~開催した「私がとらえた大和の民俗(9)」写真展



展示した写真の佇まいが、こんなに風情、美しく、素晴らしき情景になった民俗写真展。

コロナ禍を経て、今回がラストになった令和4年の2月23日からはじまった「私がとらえた大和の民俗(10)」写真展は、残り開催日がごくわずか。



3月27日の日曜日が、いよいよラストデイになる。

拝見できる日は、21日(月・祝)、23日(水)、24日(木)、25日(金)、26日(土)、27日(日)。

残り少ない展示日数であるが、奈良テレビの夕方番組・ゆうドキ!に取り上げてくださる。

撮影クルーは2人。

ディレクターさんにカメラマンは一人。

実は、実践研修中のミナライカメラマン。

撮影指導にベテランカメラマンでもあるディレクターが就く。

展示した8人の出展作品のポイントは、私がディレクターさんに伝える役目。

それらを元に撮影に入った。

収録、編集された映像は、翌日金曜日の3月18日夕方に映してくださった。

開催中の「私がとらえた大和の民俗(10)」写真展を放送していただいた奈良テレビの夕方番組・ゆうドキ!。

「奈良にゆかりのある写真家が、それぞれの感性で奈良の民俗行事などを切り取った写真展が大和郡山市内に開かれています。県立大和民俗公園に移設された旧萩原家住宅などの古民家には、8人の写真家による22点の写真や映像が紹介されています。作品は、奈良の伝統行事や、風景、日常生活などを斬新な視点でとらえていて、たなかまこと(※田中眞人)さんは、コロナ禍の母親の介護や食生活をモザイク状にならべた多くの写真で表現しました・・・。また、とうまたけし(※當麻武)さんは、地域のお寺で連綿と受け継がれてきた行事を映像で記録されました。撮影された行事は、核家族化の影響で営まれるのは、この年が最後だった」、と・・・アナウンスされた。

堂内に鉦を打つ音。

数珠繰りの音色が・・・営みの最後を伝えていた。

番組を見られた知人から「見たよ」とメッセージを送ってくれた。

今日は、義姉からも電話があった。

「祭りばかりじゃなかったのね、是非、行くからね」、と連絡してきた。

明日の21日は春分の日。

私の当番日に最後のお勤めをさせていただく。

展示会場は、午後4時まで。



ここに公開した写真は、奈良テレビ・ゆうドキスタッフの取材中のシーンに、たまたま来訪された母・娘さん。

熱心に展示作品を観ている母・娘さんの姿をとらえた映像も、撮影ならびに放映許可をいただいている。



おまけに、本物の大きなテレビカメラも、触れて、見ていいよ、とディレクターに薦められ、体験させてもらった娘さん。

そのシーンをスマホで撮っていた母親。

記念の写真に一枚を撮っていた姿も微笑ましくて、いいよね。

(R4. 3.17 SB805SH 撮影)

盛況・・・最後の展示になった「私がとらえた大和の民俗」写真展に新聞記者取材

2024年09月28日 07時52分48秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
展示がはじまった、その日から盛況だった10回目の「私がとらえた大和の民俗」写真展

今回で終える写真展。

見納めにぜひ、お越しください、とFBに伝えていた。

この日は、午前中に来訪、写真展を取材に来られる読売新聞社さんの記者が来られる。

読売新聞社と、いえば、初回から今回まで、すべての「私がとらえた大和の民俗」写真展に参加してくださった読売新聞社写真部・奈良YPCの森川光章会長。

ニューフェイスな記者に立ち会い。

県立民俗博物館・県立大和民俗公園は、はじめてだけに会長自ら付き添い、案内していた。



記事に載せる写真撮りは、会長と相談の上、アングル、構図などを決めたようだ。



取材に立ち会うこの日も、多くの人たちが見てくださる。

感謝、感謝の毎日が、ずっと続いている。



記者取材に立ち会うM学芸員と会長。

その前に植わっている樹木は梅の木。

たしか、紅梅だった、と思うが、咲きそろう時季は、1週間から10日も待たなければならない。



訪問者が、じっくり拝見していた展示作品は、吉崎喜寿さんがとらえた山添村を主に撮った「茶摘み」風景であるが、一枚は、今もオーコを担いで重さを量る。



まさに、これこそ生業における暮らしの民俗のひとコマになった。

3月27日・日曜日がラストデイ。

金曜、土曜、日曜日に祝日も、当番がお待ちしております。

(R4. 3. 4 SB805SH 撮影)

右腕が青じんでいるやん、はて原因は・・

2024年01月09日 07時41分27秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
右腕が青じんでいたことに気づいた。

発症の発端はここにアリかな?

おそらく、考えられるのは、前日の10月8日。

自宅近くにある寛ぎの場。

庭園でもなく公園。

市民が寛げる公園に芝が敷き詰められている。

長イスを設置しているから、身体を休めることもできる。

そこを撮影の地に選んだ。

その場は、奈良県・大和郡山市城町。

地元感でいえば、西の西城(にしんじょ)と、東側の東城(ひがしんじょ)を挟んだ川の東。

江戸時代のころ、掘削し、川の流れを替えた富雄川の川べりの桜堤。

市の事業に、数kmに亘って植えた桜堤。

そこの芝生を背景に、とらえた一枚の写真。

奈良県立民俗博物館事業の「私がとらえた大和の民俗写真展」も、今回で10回目になる。

コロナ禍であるが、蔓延防止対策などをすることによって、開催が決まった10回目。

大きなテーマは決めず、写真家それぞれが揚げたテーマ写真展に、どうつくりあげるか。

桜の春、夏の庭木、実りの秋。

それぞれの季節・背景をキャンバスに見立てて、それぞれの個別テーマの写真をレイアウト。

テーマは、「コロナ禍、そのときのT家・・」。

コロナ禍の時代に、T家はどう対応したのだろうか。

対応、という大げさなことではない普段の暮らしにT家は、どう暮らしてきたか、という記録でもある。

これを三つのサブテーマに組んだ組写真。

ひとつは、母親の介護をテーマに「看る」。

繰り返す入院に介護療養。施設の送迎・・・。

二つめは、その介護の身の母親に美味しいもの食べさせたい。

コロナ禍に宅配が流行った。

接触を嫌うコロナ禍に美味しい食べ物は、何も宅配に頼ることはないコロナ禍以前から注文していた食べ物通販。

自然災害に苦しんだ海の幸。

港に戻ってきた漁船が捕ってきた新鮮な魚介・海鮮を食べさせてあげよう。

つまりは「通販もテイクアウト」である。

三つ目のテーマは、コロナの渦中に、祭事・行事はやむなく中断。

その判断ケースは日本中に広がった。

イベントはもちろん、中止。

そんなコロナ禍であってもやらなければならない、お家のあり方。或いは地域でのあり方に、コロナ禍であってもしなければならない習俗がある。

しなけりゃならない地域行事もある。

だから、サブテーマのラストに「(※コロナ禍)で、あっても、なかっても・・」をネームした。



その3枚目の試作、つまり試撮していた場が桜堤の芝生。

正午時間に届く時間帯に試撮をはじめた。

多数の組写真の周りに置いた稔りの秋。

目立たない栗の実巨大梨はもらいもの。

それだけではキャンパスが寂しかろう。

そう、思って買ってきた市販の蜜柑に柿でにぎやかし。

我が家の部屋で、単体写真を並べただけでは、わからなかった光線の具合。

樹木の影などの視点も見えてきた。

カンカン照りでもない、この日の試撮。

そのときに気づかなかったのが、青じんだ右腕だった。

血管に打ち身したような青痣に驚いた。

翌朝の今日。

起床したときのそれは赤痣に変化していたが、痛みも痺れも腫れもない無症状。

午後の時間帯からは、点々の黒痣に変質。

夕刻になれば、黒が拡がる黒痣状態。

翌朝の10日は、より一層汚れたような黒さの黒痣にやや痛み。

痺れも痒みもない内出血に違いないと判断した。

撮影地に繁る雑草に被れた、と思い込みしていた内出血の原因。

虫に噛まれでもなく、雑草でなく、どこだかわからないが、知らないうちに打撲をしていた・・・

真相はわからないまま。

決めてなく、打撲にしておこう。

(R3.10. 8、 9 SB805SH 撮影)

私がとらえた大和の民俗(10) 古民家写真展

2022年02月24日 08時25分04秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
- 年頭に届けた賀状に案内した二つの写真展・・・に添えて -

令和4年2月1日から展示してきました「田中眞人 きまぐれや写真展2022💭リ・ビュー 炎の色に魅せられて・・・ in 大淀町大岩きまぐれや」も、早や、終盤に差しかかってきました。

二日前の21日に開催された「第2回 民俗を語る会 in 大岩きまぐれや 世代を越えて伝統を受け継ぐ ~ 火にまつわる民俗行事を語る会~ ・・・・」を、大淀町・教育委員会文化振興課・主任技師の松田度氏とともに対談した「とんどにまつわるさまざまな民俗のよもやま話 ・・・」も、おかげさまで盛況のうちに終えました。



最終日の3月1日まで、もう少しお付き合いいただきとうよろしくお願いします。

そして、二つ目の「私がとらえた大和の民俗」写真展が、本日2月23日に幕を上げました。

今年の年賀状の届いた文面。「ご活躍を。民博写真展、ようやく10回目ですね・・・」のコメントを送ってくださった方は、現在は奈良民俗文化研究所・所長の鹿谷勲氏でした。

そう、今回で10回目の迎えることになった「私がとらえた大和の民俗」写真展です。

開催に尽力を尽くしてくださった鹿谷勲氏。

第一回目の写真展期間は、平成23年10月29日から12月4日まで・・・でした。

奈良・大和の民俗写真を撮っていた写真家8人が、競作する「私がとらえた大和の民俗」。

一人3枚組のテーマ組写真は、10回続けば、240枚もの民俗写真が集まる。

当時、県立民俗博物館学芸課・課長の鹿谷勲氏は、一冊の本に整えて県立民俗博物館から出版してみたい、と希望をもっていました。

それから9年。

9回目を展示している期間中に起こった新型コロナウイルス。

展示期間に10日間を残して中止しました。

それからも、今も続くコロナ禍の時代に、一年ブランクの年もありましたが、なんとか10回目を開催するまでに至りました。

苦節11年。

途中に何人かが、交替する事態も生じましたが、新しく力を貸して下さった写真家のみなさんたちとともに出展することができました。

10回の節目に、やむを得ぬ事情によりまして、今回の写真展役目を終えます。



最後になりました10回目の「私がとらえた大和の民俗」写真展



引き続き、前回が好評でした展示会場を、奈良県立大和民俗公園(大和郡山市矢田町545番地) 旧萩原家住宅・旧赤土家離座敷に据えて開催します。



展示作品は22点
   「願掛け」           川島朱実
   「モノリス、2022」     川畑秀樹
   「それぞれの今」        志岐利恵子
   「コロナ禍、その時のT家・・」 田中眞人
   「最後の営み(安堵町・寺垣内)」※動画映像 當麻武
   「三輪素麺」          的場啓
   「新しい生活様式」       森川光章
   「茶摘み」           吉崎喜寿

会期    令和4(2022)年2月23日(水曜日・祝日) ~ 3月27日((日曜日)まで・・・終了しました
開園時間 午前9時 ~ 午後4時
※ 休園日は、月曜日(3月21日は開園、22日が休園)

開催期間中の金曜、土曜、日曜、祝日の午後1時から4時までは出展者が交替に当番します
当番日(敬称略)
       2月23日(水・祝)  森川光章  盛況 ・・・終了しました
       2月25日(金)    田中眞人  盛況 ・・・終了しました
       2月26日(土)    志岐利恵子 盛況 ・・・終了しました
       2月27日(日)    吉崎喜寿  盛況 ・・・終了しました

       3月 4日(金)    川島朱実  盛況 ・・・終了しました
       3月 5日(土)    的場 啓  盛況 ・・・終了しました
       3月 6日(日)    川畑秀樹  寒風 ・・・終了しました
       3月11日(金)    田中眞人  ・・・・・・終了しました
       3月12日(土)    的場 啓  ・・・・・・終了しました
       3月13日(日)    當麻 武  ・・・・・・終了しました
       3月18日(金)    吉崎喜寿  風雨 ・・・終了しました
       3月19日(土)    的場 啓  冷雨 ・・・終了しました
       3月20日(日)    川畑秀樹  ・・・・・・終了しました
       3月21日(月・祝)  田中眞人  盛況 ・・・終了しました
       3月25日(金)    當麻 武 ・・・・・・・終了しました
       3月26日(土)    志岐利恵子 ・・・・・・終了しました
       3月27日(日)    川畑秀樹  盛況 ・・・終了しました

また、下記期間に季節イベントの「古民家でひなまつり」を、
会場    大和民俗公園内施設の古民家(旧臼井家住宅)
会期    令和4年2月19日(土)から3月6日(日)・・終了しました

また、「博物館でひなまつり」も、あります
会場    県立民俗博物館(企画展示室)
会期    令和4年2月19日(土)から3月27日(日)まで・・・終了しました
※ 午前9時~午後5時 (最終入館時間は午後4時30分)

梅の花も見ごろを迎える時季、是非、お越しくださいませ

(R4. 2.22 SB805SH 撮影)

私がとらえた大和の民俗写真展当番②in大和民俗公園旧萩原家

2021年11月04日 09時38分37秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
写真展の当番に就く2月15日。

旧吉川家の前の白梅がそろそろ見ごろだ。

旧臼井家もひな段飾り。

今日、明日のイベントに盛り上がる子供たちはさすがに興味を示さない写真展であるが、古民家を巡るスタンプラリーに夢中だ。

そんな状況にちょっとお声をかけたお父さん、お母さんが興味に惹かれて見てくださる。

来訪者が書いてくださった記帳に「古民家で写真展。素晴らしい企画と写真をありがとう」とか「公園に来たらイベント。素敵な写真に奈良のいろんな行事や仕事などあるのを知れてよかった・・」、「昔の生活にふれて温かみを感じました・・」、「温かい写真に感動・・」、「きれいな風景とそれぞれ思いのある写真で写してくださる方の心の思いがつたわってきます」などなど嬉しい記帳に今夜はいい夢を見そうだ。



写真展は3月8日(日)午後4時まで。展示場所は奈良県大和郡山市矢田町545番地。

拝観も駐車場も無料・・終了しました

(R2. 2.15 SB805SH撮影)

私がとらえた大和の民俗ー火ー打上の宴in旬味和膳季乃庄

2020年07月01日 08時34分20秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
平成30年12月27日から始まっていた「私がとらえた大和の民俗」写真展。

今回のテーマは―火―

旧臼井家住居内で行われた写真家座談会にも登場した―火―は火鉢の炭火だった。

数時間前に終えた座談会。

一旦は、自宅に戻って奈良交通バスでやってきた。

「私がとらえた大和の民俗」写真展の開催に合わせて毎回に発刊される図録が国立国会図書館に資料として蔵書されていることを知ったのはずいぶん後だった。

1回目から8回まで、すべてが蔵書されているようでもない。

また、奈良国立博物館など6件の大学図書館にも所蔵しているようだから、民俗・風俗の参考にしていただければ幸いだ。

打ち上げの場は、今回もまた大和郡山市内中心部。



近鉄殿電車の郡山駅すぐ近くにある食事処の旬味和膳季乃庄

料理もまた毎回が同じようなコースになろう。

玄関扉を開ける前に見た今夜の団体は三つ。



三の丸写真同好会も長安寺町自治会もわかる団体。

たぶんに存じている方たちも宴を愉しんでいることだろう。

この夜の集まりは、本日の座談会参加の出展写真家である、Yさん、MHさん、STさんに私の4人。

座談会に出席していたSさんは夜の時間帯の都合がつかず欠席。

事務局のお二人も入っていただいて、次回写真展のテーマ出し、意見交換に新しく会に入っていただけそうな参加候補の状況などを確認しあった。

さて、宴会のコースは懐石、ではなく会席コース

手ごろ価格帯の3500円コースはの料理である。

付きだしの皿盛りは、なま牡蛎のポン酢寄せに豚チャーシューマスタードのせと数の子の酒粕和えの3種盛り。



同時に配膳された新鮮なお造りは、鰆に鮪、蛸、鯛盛り。

これらみんながとても美味しかった。

乾杯した生ビールをごくごく飲み干す。

座談会に語った私のテーマは「フクマル」に「遠慮のトンド」。

前日に訪れていた写真家W氏知人のF氏が云った言葉に、えっ何・・・。

「生業の民俗は農焼きだけや。遠慮のトンドの遠慮ってなんや・・」に対して説明させてもらっても、どうやらご不満というか、期待していた写真テーマと違っていたような、何が言いたいのやら、よくわからない発言だった。

逆に、わざわざ石川県金沢から足を運んでくださったI夫妻に兵庫県在住のO氏は、しごく民俗に傾注してくださった。

トンドの風習を中心に、現地取材する民俗・習俗をいろんな角度からお話させてもらうことになった。

W氏から著書も紹介した方がいいと云われて話した5万文字執筆に腱鞘炎を起こしたことはともかく、先月、今月に取材した大阪北部と奈良のイノコ行事から、屋根に投げる謎が解けたことや、同じような詞章がみられた地域のことを話したら目を輝かせて聞いてくださったことも思い出しながら、生ビールをまたまたごくごく。

次の配膳は豚バラ肉の陶板焼き。



野菜などもみな昨年と同じ。

厚揚げ、タマネギ、カボチャ、パプリカ、ニンジン、モヤシにカイワレ大根は味噌タレで食べた。

次の配膳はカレイの唐揚げ。

昨年は、グロテスク焼きのソイだったが、今回は優しい顔つきのカレイになった。



淡白な味のカレイが美味い。

骨もパリパリ食べられるカレイ。

揚げた油が美味しいのだろう。

いつものソイよりカレイの味に軍配をあげたい。

もう一品は、卓上コンロで炊く鍋料理。

これもまた昨年と同じ仕様。



鮟鱇の身に鮟鱇の皮を白菜、青菜にシメジとともに炊いてポン酢浸けでいただく。

最後に登場したデザートは、葡萄、苺に柿、蜜柑の豪華な果物盛り。



民俗、写真に話題は尽きないがコース料理会席の予定時間が過ぎた。

今夜の宴会費は会食3500円コースに飲み代はひとそれぞれ。

私のアルコール料は2000円。

また、今回の写真展に出展会員は掲載頁1頁につき5千円と決めていたから図録代の支払いは2頁担当に1万円を事務局に支払って解散した。

みなは近鉄電車に乗ってお帰りになったが、私はバスロータリーから出発する近鉄タクシー利用(1040円)で帰宅した。

本日の座談会参加の出展写真家は前述した5人。

半数の4人が欠席になるとは・・。

参加予定だと聞いていたM氏は突然の欠席。

なにかとみなさん用事があるようだと思うが、座談会日程は早い段階に決まっていた。

この日の事態は次回の写真展が大きく変貌する前触れ・・・。

来春の出発が大波乱になるとは・・。

(H30.12. 9 SB932SH撮影)

火に関する奈良の民俗を語る座談会in県立民俗博物館

2020年06月30日 08時54分30秒 | しゃしん(県立民俗博物館展示編)
今回で8回目を迎えた「私がとらえた大和の民俗」写真展。

今回もたくさんの方々が聴講に来てくださり、この場を借りて御礼申し上げます。

座談会の場は、県立大和民俗公園内施設にある旧臼井家住居内。

竈に火をくべて暖を取るには不足ぎみ。

扉はみな開放状態。

微風であるが冷たい風も室内に流れるこの日は寒い。



聴講の皆さんはがっちり着こなす防寒具であるが、足元は土間だけにやはり寒い。

座敷にあがってもらう方、竈付近に集まってもらった方々に昔懐かしい暖房具を用意された。

冬の暮らしの暖房具は、昨日に拝観した「冬のくらしとあたたまる道具」コーナー展にあった。

この場に用意されたのは火鉢。



炭火を起こした火鉢を体験してきた年代の人たちにとっては懐かしい日常道具。

生まれ育った30年間は大阪・住之江。

育った家にあった火鉢とは形が若干違うが用途は同じだ。

火鉢に纏わる家の出来事がふつふつと思い出す。

おおばあさんが火鉢の縁で干していた濡れた綿。

乾いたとたんに上昇気流にふわっと浮き上がり、また下がったそこに火鉢の火。

一瞬で燃えあがる怖さを覚えている。

練炭火鉢もあったから灰の掃除は日課。

おもてに出て灰を落としていた光景を思い出す。

扉を開けっ放しの旧臼井家住居内での火鉢では数が不足。

次年度の寒さ対策はどうすべきか、課題をもらった。

本日の座談会参加の出展写真家は、Yさん、MHさん、Sさん、STさんに私の5人。

半数の4人は欠席だ。

「火に関する奈良の民俗」テーマに出展写真家が語るご自身がとらえたテーマ写真。

奈良県内の火にまつわる信仰や芸能、生業、造形など、出展写真を交えながら紹介する座談会である。

今回のテーマは「火」。

近年の住宅事情ではますます「日常の火」が少なくなり、直接火を扱う経験は少なくなっている。

その一方で、民俗行事では現在もさまざまな場面で火が用いられている。



写真家が切り取った「火」のある風景から、奈良の行事やくらしの移り変わりを考えるトーク座談会に知り合いの聴講者がたくさん来てくださった。

ARさん、ASさん、Tさん、D夫妻にM夫妻も。

また、特別に県職地域振興課の人たちも。

Yさんが知人のNさんら風景写真家の皆さんも。



通り過ぎに拝見する人たちも含めて40人近くの人たちが聴講してくださったその情景は、奈良テレビの県政フラッシュ取材陣が記録していた。

そのときの映像は、後日に放映され、今も再生可能な県発信の「まるごと奈良県」のニュース番組「県政フラッシュ(2018年12月11日放送)」で視聴できる。

(H30.12. 9 SB932SH撮影)