
2月14日。出発は9時とゆっくりなので、朝食後は売店を見たりテレビで深夜やっていたフィギュアの再放送を見たりしてすごしました。普通のツアーだと朝早い出発が多いのですが、今日は宮城蔵王で雪上車での樹氷見物がメインで、その乗車時間までの繋ぎの見物があるだけなので、ゆっくりの出発だったようです。
出発して30分位でチーズファクトリーに着きました。牧場やチーズ工場見学があるのかと思ったら製品の販売スペースだけの立ち寄りで、10種類のクリームチーズの試食をし、気に入ったら買ってくださいと余り商売気の無い対応でしたが、「ラ・フランス味」と「ブルーベリー味」を買ってしまいました。
そこからは蔵王のエコーラインを走り山登りです。途中から道路の雪も除雪されていない状態でバスもタイヤに鎖を巻いて登って行きました。
すみかわスノーパーク(スキー場のリフトの出発点でもあります)に着いたのが10時。雪上車の出発が11時なので、ゲレンデから滑り降りてくるスキーヤーを見たり大きな雪だるまをみたりしてすごしました。11時前に鐘の音を鳴らしながら9時出発の雪上車が帰って来ました。それも5台も連なって! 途中までゲレンデを通って行くので、スキーヤーとの接触を避けるため連なって運行しなければいけないそうです。
帰ってきた人達が降りるとさあ私達の番です。写真の雪上車に30人、膝と膝、肩と肩を寄せあってガタガタ揺れる車内で、ガイドの女性のユーモアたっぷりの楽しい説明を聞きながら標高差500メートルの斜面を登って行きます。始めはゲレンデなので、かっこ良いスノーバイクの先導者が雪上車の前を走ります。ゲレンデを通り過ぎると、雪に埋もれて冬場は閉鎖されているエコーラインを走るので、先導者とはお別れです。

山を登るにつれ木々に着く雪の様子もかわってきます。頂上に近づくと見事な樹氷が並んでいました。ガイドさんの話では、樹氷が出来た後一回雨が降ってしまったので、その後また雪が降ったけど少し樹が見えているのがあるのが残念との事でしたが、充分見事で素晴らしい樹氷群でした。曇りの天気ですが見晴らしは良く、風も殆ど無く手袋無しでカメラを扱うことができました。樹氷の間を歩いたり樹氷をバックに写真を撮りあったり短い時間でしたが皆さん大いに楽しい時間を過ごしました。
帰りは又狭い雪上車にぎゅうづめ、でも心満たされ山を下りました。ガイドさん曰く「蔵王の神様は女性なので綺麗な人が来ると嫉妬して荒れた天気にするそうです。」今日は晴れてはいないけれと風も無く見通しも良い。うーん 私達は女性に見られなかったのかも・・・。
出発地点に着くとそこからバスで5分のお食事処で「芋汁、笹かまぼこ 油麩の煮付け、炊き込みご飯、漬物」という素朴で美味しい昼食で一休み。 後は山を下り「こけし工房」見学(ここも工房見学と言うより時間調整のための立ち寄り?)。そして福島駅に。
今回のバスガイドさんはベテランの人で素敵な声で必要最小限の話しかしないので、グループで来ている皆さんはそれぞれ楽しいお喋り、疲れた人は堂々と居眠りと自由に過ごせてとてもよかったです。
今日は関東地方は雪。でも新幹線は定時に福島駅を出発しました。東京に着いた後は・・・。今回の旅行は山形蔵王の樹氷ライトアップ、宮城蔵王の雪上車での樹氷見物、両方天気に邪魔されず見られた事は「皆さんは本当に運が良かったですね!」(バスガイドさん)(次女)
