
昨日は上野・東京国立博物館で開催中の「初物館に初もうで」に行ってきました。

三が日を過ぎてしまったせいか、玄関前の獅子舞などの出し物はありませんでしたが、入り口から階段を上がった正面踊り場のお正月用の生け花は今年も見事です。


一般展示場でも松・竹・梅を描いた屏風や掛け軸、、、


初日の出を思わせる広重の浮世絵や艶やかな総絞りの着物など、お正月を意識した華やかな展示作品が目を引きます。


今年の干支「亥」は「美術品」にするには地味すぎる感がありますが、重要文化財の埴輪の猪や大正時代に作られた野猪の木彫など、愛嬌のある微笑ましい表情が、お正月ののんびり気分にマッチしていました。

古代インド仏教の中では時にイノシシの頭を持った天(守護神)として、時に天を乗せる生き物として描かれたという説明と素描もあり、それはそれで興味を惹かれました。

一時間ほどの「初もうで」を終えて館をでると、沢山の人が春うららの陽気を楽みながら行き交っていました。


久し振りに行った池之端では蚤の市が開かれていました。
不忍の池の睡蓮も今は枯草色ですが、優しい陽の光を受けた池は春の気配を感じさせていました。(三女)
