ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

大谷康子ヴァイオリン・リサイタル@アプリコ

2020-09-08 17:52:28 | 日常
           

昨日は大田区民ホール・アプリコ大ホールで行われた大谷康子さんのヴァイオリン・リサイタル ~爽秋に、こころも躍る ストラディバリウスの調べ~ を聴きに行ってきました。

このコンサートは、元々は4月22日に行われる予定で、私も1月末にチケットを手に入れていたのですが、コロナ禍で大幅延期になり、昨日ようやく開催されることになりました。

会場は、座席は一つ置き、入り口で検温と手の消毒、マスク着用と、コロナ感染防止に盤石の態勢です。

14時の開演時間と同時に、左扉から、白地に紺の花柄+紺のドレープのロングワンピースを着た大谷さんと、黒のスーツを着たピアニスト佐藤卓史さんが、満面の笑顔で登場。大きな拍手の中一礼するとすぐに、最初の曲、エルガーの「朝の挨拶」を演奏しました。

あ~待ちに待った生の音楽!感動で涙がでそうです。

オープニングの「朝の挨拶」以降は、大谷さんの軽妙なおしゃべりと共に、私たちの良く知る曲が次々に披露されました。

《プログラム》
【第1部】秋に寄せて
♪エルガー: 朝の挨拶
♪ヴィヴァルディ: 四季より《秋》第1楽章
♪宮城道雄: 春の海
♪《生誕250年記念》ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第五番《春》より第1楽章
♪バッハ(ウィルヘルミ): G線上のアリア※(急遽追加で)
♪《こころで、一緒に歌いましょう♪》 もみじ、里の秋
♪ピアソラ: ヴエノスアイレスの四季より《秋》
***
【第2部】特別な都市に世界の音楽
♪《アジア》外山雄三: 日本民謡による組曲 第1楽章
♪《アフリカ》映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』より《Souis-moi》
♪《北米》映画『ウエスト・サイド・ストーリー』より
          《トゥナイト》、《マンボ》
     映画『屋根の上のバイオリン弾き』より
          《オープニング・テーマ》《サンライズ・サンセット》
♪《南米》ビアソラ: リベルタンゴ
♪《オセアニア》映画『南太平洋』より《バリ・ハイ》《魅惑の宵》
♪《ヨーロッパ》サラサーテ: ツィゴイネルワイゼン

※)G線上のアリアは、バッハの管弦楽組曲第3番の「アリア」を、ヴァイオリニストのアウグスト・ウィルヘルミがピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏のために編曲。その際バイオリンはG線のみで演奏するようにしたもの。今大谷さんが使っているストラディバリウスはそのウィルヘルミが使っていたもの、ということで、急遽の演奏になりました。

           

現在大谷さんは、毎週土曜日午前8時からBSテレビ東京の「おんがく交差点」で、様々なジャンルのゲストを招いて紹介、共演しており、私もその番組が大好きで、一度彼女の生の演奏を聴いてみたいと思っていたのが、今回実現して、本当に幸せ♡

大谷さん自身、晴れ晴れとした演奏は勿論、「嬉しい」「幸せ」の言葉が溢れるおしゃべりからも、観客を前に生で演奏できる喜びがいっぱい!な様子が伝わってきました。

普段は会場の皆で歌う唱歌も今回は「こころで」歌うように、『マンボ』も普段は会場の皆で「オレ―!」と言う所を今回は声は出さずに2拍手で応えるように、更に満足しても「ブラボー!」と言わないように、などとお願いしながら、観客を笑いと共感に巻き込む大谷さんの話術はさすがで、私たちは皆、普段とは違った状況の中で、参加の楽しさ、演奏者との一体感を満喫しました。

           

ピアニストの佐藤卓史さんは、「おんがく交差点」でもしばしば伴奏で登場するのですが、テレビでは控えめな演奏ぶりに見えていたのが、今回は思い切りノリノリで素晴らしいテクニックを見せてくれて、こちらも圧巻、感動ものでした。

大谷康子さん、佐藤卓史さんという素晴らしい音楽家のお陰で、本当に満足、充実のひと時を過ごすことができて、心が生き返った気がしました。折を見て是非またこういう時間を持ちたいな!(三女)
コメント
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