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「永遠の都ローマ展」@東京都美術館

2023-11-01 14:36:04 | 日常
      

昨日は夫と、上野の東京都美術館で開催中の「永遠の都ローマ展」を観に行ってきました。

『永遠の都ローマ――二千年を超える栄えある歴史と比類なき文化は、古代には最高神をまつる神殿がおかれ、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれました。その丘に建つカピトリーノ美術館は、世界的にもっとも古い美術館の一つに数えられます。・・・
本展は、カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。』(東京都美術館HPより)

展示はテーマ別に「I.ローマ建国神話の創造」「II.古代ローマ帝国の栄光」「III.美術館の誕生からミケランジェロによる広場構想」「IV.絵画館コレクション」「特集展示 カピトリーノ美術館と日本」のコーナーに分かれています。

上の絵は「カンビドリオ広場の眺め」(エティエンヌ・デュペラック・1569)(テーマIII)。ミケランジェロの設計により生み出された永遠の都ローマを象徴する広場の構想が、デュペラックの版画で示されている、とのことです。

      

「カピトリーノの牝狼:ロムルスとレムス(複製)」(20世紀(原作は前5世紀))(テーマI)。
『ロームルス(Romulus、紀元前771年 - 紀元前717年7月5日)は、ローマの建国神話に登場するローマの建設者で、伝説上の王政ローマ建国の初代王である。レムスの双子の兄弟。』(ウィキペディアより)・・・うん、なんか聞いたことがある!

      

「カピトリーノのヴィーナス」(2世紀)(テーマII)。
古代ローマ彫刻の傑作で、カピトリーノ美術館以外では滅多に見ることができない門外不出の作品とのこと。美しい姿を360度の方向から見られるこの像は、今回の目玉となっています。

        

左:「メロンをもつ若者(嗅覚の寓意)」(カラヴァッジョ派の画家の作品・1626-29)(テーマIV)。
右:「聖女カエキリア」(ジョヴァンニ・フランチェスコ・ロマネッリ・1640-47)(テーマIV)。

力強く緻密な彫刻も、温かな色彩の美しい絵画も、とても見応えがあり、しばしイタリア文化の豊かな空間に身を置けて幸せでした。

館内はそれほど混んでいませんでしたが、修学旅行の自由行動で訪れたらしい高校生たちの姿もあり、作品一つひとつを眺める真剣なまなざしがまぶしく、好ましく感じられました。

        

昨日は薄曇りでしたが、程よい涼しさの上野公園は快適で、子供連れの外国人観光客や、修学旅行生、中高年の夫婦や友人連れが、思い思いにゆったり、のんびりと秋を楽しんでいました。
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