
7月2日。ドナウ川クルーズのツアーに参加しました。朝9時にホテルに小型バスが迎えに来て、集合場所の町中心地ウィーン国立オペラ座前で大型バスに乗り換え。そこからウィーン中央駅のバスターミナルに行って、別の観光ルートのグループを下ろし、新たな客を乗せて、ドナウ川上流のヴァッパウ渓谷へ。
途中の路は森と畑が続き、クルージングスタート地点のシュピッツ付近は広大なぶどう畑が広がっていました。



シュピッツの船着場から乗船。デッキに腰掛けて冷えた白ワインを飲みながらのクルーズです。



広くゆったりしたドナウ川を、船はゆっくりのんびり進みます。両岸の景色はそれ程変化はなく、ちょっと期待はずれ。暑さもハンパなくて、途中から夫の雨傘を日傘代わりにさして陽射しをさえぎることにしました。



少しずつお城などが見え始め、終点のメルク到着。約1時間のクルーズでした。



メルクの修道院前で一旦解散、自由行動となり、修道院の煌びやかな建物を外から眺めたり、ダウンタウンを上から覗き込んだりした後、カフェでランチ。夫は根菜スープとビール、私はりんごタルト・アイスクリーム添えとレモネードで、猛暑のクルージングでカラカラになった喉と体を潤しました。



その後、皆さんと一緒に修道院の中に入って、ガイド付きの見学をしました。金や宝石がいっぱいで、何とも絢爛豪華!
こうして、約5時間のクルーズとメルク観光を終えて、バスはウィーン中心部のオペラ座に戻りました。
今回はガイドさんの英語が分かり辛くて、行動予定がよく理解できず、かなり戸惑うことがありました。でも、「美しく青きドナウ」クルーズは是非経験したかったし(実際には淀んだ緑色の川でしたが)、個人で行くのは少し難しそうだったので、総合的に言えば、選択に間違いはなかったと思います。


夜はウィンナーシュニッツエルを食べに、シュトゥーベントーア駅近くの「ツム・バジリスケン」というレストランに行きました。中心街の一角、静かなシェーンラテール小路にある、可愛らしく落ち着いたとても良い雰囲気のお店です。


最初に夫はビール、私は白ワインを飲みながら、突き出しのサラダを味わい、次に赤のグラスワインと共に待望のウィンナーシュニッツエルと烏賊の空揚を楽しみました。料理はどれも上々、期待通り。ワインは「お勧めの・・・」というと、躊躇も(相談も)なく現物を持ってくるのですが、白ワインも2種類の赤ワインも中々結構でした。
サービスをしてくれるのは、働き者で感じの良いマダム。テキパキ動き、こちらの希望を適切に満たし、最後のお会計をカードで支払い終えると、「Thank you, and tips are not included.」という率直な言葉があって、チップを置き忘れがちな私たちにとって、実に適切なひと言だと笑ってしまいました。
こうして、内容豊富、充実の一日は幕を閉じました。(三女)
