
ボケた写真ですが、奈良井川の河原が黄色一色に染まっています。
綺麗なものです。
しかし、ただ綺麗綺麗と言っていられないのです。
黄色い花は恐らくハルザキヤマガラシ(春咲山芥子)ではないかと思います。
毎年、奈良井川では花を咲かせる個体数が増えてきています。
このハルザキヤマガラシ(春咲山芥子)は、要注意外来生物に指定されていますし、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100に選ばれています。
ここまでハルザキヤマガラシが繁茂してしまうと、在来植物の生育場所が無くなってしまい、淘汰されてしまいます。
霧ケ峰では20年ほど前から目立ち始めたようで、2010年には除去したハルザキヤマガラシが1トンを超えたそうです。
私がちょくちょく行っている高ボッチ高原でもまだ数は少ないのですが、ハルザキヤマガラシの黄色い花を見ます。
田川の河川敷が外来生物の展示場のようになって大分経ちます。
田川でもこのハルザキヤマガラシ(春咲山芥子)が花を咲かせています。
数年後にはこの奈良井川と同じ景色が田川で見られるようになってしまうでしょう。