9月17日(木)
MIHO MUSEUM 『若冲ワンダーランド』
(平成21年9/1-12/13)
・・・を、観てきました。
最近発見された『象と鯨屏風』の他、
国内外の作品は、予想していた以上に才気あふれて
活き活きとさまざまな表情で魅せてくれました。
若冲といえば、以前は華麗な群鶏図が真っ先に頭に浮びました。
アレは構図もおもしろいのですが巧い!とは思っても、
さほど好きではありませんでした。
それが、近年になって再度人気が高まってからNHKが放映した
アメリカ人収集家のコレクションを紹介する番組を観て以来、
遅ればせながら、やっとその魅力に気がついたのです。
若冲の大きな展覧会は京都の国立博物館以降でも
幾つかありましたが、ゆかりの寺で行なわれた展覧会は
観たかったなぁ。。。
□ □ □
モノを知った方からは笑われそうですが、
とても高い写実的描写力があって、
それでいて、そこにあるものを捉えるだけに留まらない表現力・
技法を自由自在に操りながら、どこかお行儀のいい美しさ・・・
モダンなデザイン感覚・・・
なんだか、ダリに似ているような気がしました。
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今回も一緒にお出掛けしたのは、
最近ご一緒の多いきもの友だちのMさん。
先日、笹間山ハイキングでは、健脚ぶりを拝見しましたが
彼女は実は、滋賀県美術館に長くお勤めで。。。
美術には、造詣が深く心強いバディになっていただけそうです。
それにしても、このヒトは・・・
「途中に三筋の滝ってあるの知っていますか?
今日は、和服なのでいつか寄りましょう。」という私に、
「この姿でも、大丈夫かも。いってみましょうか。」と、
道路から崩れた山肌をさっさと降りて行きました。
お洒落なヒトって、タフで何事にも積極的なヒトが多いと
つくづく後姿を追いかけながら、思った私でした。