Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

美術館巡り NO.11三重県立美術館

2012-01-10 11:11:00 | 美術・絵画







三重県立美術館: 外観は、写真のアングルをきめるのが難しかった。





三重県立美術館で開催中の企画展
『イケムラレイコ うつりゆくもの』
Leiko Ikemura: Transfiguration
2011年11月8日(火)-2012年1月22日(日)



NHK『日曜美術館』の『アートシーン』や
つぴつぴさんのBlogで紹介されているのを観て
去年から、観たいと思っていた展覧会に
ようやく行くことができた。









三重県津市出身、現在はドイツを拠点に活躍する。
絵画、彫刻、ドローイングなど150点を超える作品により、
イケムラレイコの幅広い活動を包括的に紹介する、
日本で初めての本格的な回顧展です。(美術館公式HPより抜粋)




今現在、活躍している画家の作品を
ひさびさに見て、やはりちがうなー。と思う。
時というフィルターを透して残った普遍的な魅力に満ちた作品は
もちろんすばらしいけれど、今を生きる人の感性は
すうーっと気持ちよく響いてくる。



奈良 美智に近い浮遊感を感じたり
ダリのある時期の作品に近いものを感じたり。
うつくしい涅槃像をイメージしてしまった『青に浮ぶ顔』、
フウケイの捕らえ方が刺激になった『ヒカリ』、

直に観ることが出来てよかった。

ならんで展示されていた『山水』の一連は、
印刷では、感じられなかったであろう強い美しさがあった。



深く、広く、いろいろな表現で
創作できるひとなんだなー。
多種多様、多彩な作品が
手際よく良い形で展示されていて
振り返っても、ただただため息がでる。



ヒトの深い感情を削ぎ去ったり
覆い隠したような現代美術は
すごいな。いいなー。と感嘆しても
好きにはなれないところがあるけど、
巧みさと、精神性を両方備えたこの人の
作品は、心に迫る。




キャプションで視界をさえぎる事無く
作品ナンバーも壁の低いスミに寄せられていて、
展示室入り口で渡されるフロアーガイドに
必要な事項が記載されているという見せ方は
絵に集中でき、美しく見えた。






□    □    □




昼食は館内のレストラン
『ミュゼ・ボンヴィヴァン』を利用。
今、滋賀県立近代美術館のレストランは
撤退してしまって、手づくりのパンの販売が
ある程度なので、うらやましい。
いろいろなテイストの小物が置いてあるのは、
一昔前の喫茶店のような感じをうけたけれど、
漫画や週刊誌ではなく、現在の企画展の図録など
自由見られる。


豚肉のランチコース。




サラダ・パンからその後を期待できる美味しさ。
メインの皿のソエモノは
くわい・サトイモ・さつまいも・ぬかご・・・
食材が多種で味が程よく薄味で美味しかった。。




絵も食事も、堪能symbol4







コメント
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