Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

FUJITA&栖鳳

2013-12-09 06:16:00 | 美術・絵画






11月、2つ(3つ?)展覧会を観ました。


11/08
JR伊勢丹 美術館「駅」KYOTO 
『藤田嗣治 渡仏 100周年記念
レオナール・フジタとパリ 1913-1931




11/29
京都市美術館 
『近代日本画の巨人 竹内栖鳳展
に加え、同時開催『下絵を読み解く 竹内栖鳳の下絵と素描』



以前にも美術館巡りNO.19でご紹介した
和洋折衷京都市美術館の外観。



両方、思っていた以上はるかに見ごたえがありました。


藤田に関しては、イメージが変わりました。
今まで、違うヒトの展覧会に混じっている作品や
本人のスナップを観ていただけでしたが、
まとめてみると、才能のきらめきや
当時、妻を日本に残してパリに向かった
彼の気概が作品からも生々しいほど
感じられて感動しました。


有名になった白い女性達より、それ以前の絵が
私は好きだナァ。


竹内栖鳳は、「竹内栖鳳展」と「下絵を読み解く」を
両方見ましたが、見ごたえがあるを通り越してへとへとに。
座り込みたいほどふらふらになりながら、
それでも絵の力に引きずられながら
最後まで丁寧に拝見しました。


学芸員さんもさぞかし大変な仕事量だったでしょう。


流派の絵から西洋画を租借吸収して、
竹内栖鳳自身の絵が現代に繋がる流れが
1人の画家の中で形成されていくようすが
展示を通して伝わってきました。
栖鳳は写真を見ると、なんだかひ弱そうな
男性ですが巨人・・・確かに巨人だわ。。。


生涯を命を懸け描き続け、後世の人々にも
感動を与え続ける画家達は、ジャンルの
違いに関らず、その作品のみならず生き方にも
感動を覚えずにはいられません。。。




コメント
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