Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

ウルフギャング・パック ランチ

2012-01-16 13:38:00 | 風景・場所



ポロック展の後のランチは、
同じ愛知芸術文化センター10Fにある
ウルフギャング・パック レストラン&カフェ』で。


ここは、アカデミー賞公認シェフのプロデュースする
カルフォルニア料理レストランですがカジュアルなお値段も魅力symbol7



何種類かのランチのうち、半券で値引きサービスの
ポロック展×ウルフギャング・パック 特別メニュー』をオーダー。
ポロックの活躍したNYにちなんでNYスタイルランチだそうです。




まずは、具沢山ビストロサラダソフトドリンク





骨付き鶏モモ肉のグリル ハニーバルサミコソース 





抹茶風味 NYチーズケーキ




写真だと、お皿が大きいのでわかりずらいのですが
まず、サラダの量とハムの盛り合わせにビックリ!
一皿で2人分と言われても、じゅうぶんすぎる量。


メインのお皿のポテトも食べきれないほどの量が
堅からずやわらかからずかりっ。
鶏のモモも大きくて、皮カリカリで肉しっとり。
甘酸っぱいバルサミコソースが鶏の油を包んで
とても美味しく感じました。


ケーキも濃厚で、抹茶のソースは
ポロックのポーリング技法を表現?


コレにコーヒーのお代わりサービスで1,500円は
すごいお得感symbol4


前回の三重県美といい、
ミュージアムレストラン  

えらいっ♪




レストランの席から見えた屋外展示スペース。








コメント (2)
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美術館巡り NO.12愛知県美術館

2012-01-14 22:27:00 | 美術・絵画


愛知県立美術館:愛知芸術文化センター10F



1月14日

愛知県立美術館
『生誕100年 ジャクソン・ポロック展』
を、観てきた。




同展チラシ


私が生まれる前年に
交通事故で逝ったこの画家はあまりにも有名。


でも、この人の特徴的な技法である
ポーリング(流し込み)
ドリッピング(滴らし)
スパタリング(撒き散らし)によって
描かれた(?)
オールオーヴァーといわれる全面同じ調子の絵は
あまり好きではなかった。




少し興味を持ったのは、
去年、滋賀近代美術館の解説班研修で
制作に没頭する姿やインタビューを受ける
ポロックのビデオをみたり
同年代のNYの画家達とあまり迎合せず
他の多くのモダンアートの画家達のように
多弁ではなかったと聞いてからだから、
ごく最近の事だ。




そういうタイミングで
作品や関連展示物はもちろん
何種類も創られたポスターや
チラシの豊富なコンテンツ、
作品リスト+鑑賞ガイド・・・
どれ1つをとっても学芸員の熱意がひしひし感じられるような
この回顧展を観れたことは、とてもラッキーだったと思う。
ポロックの絵が、ポロックの絵になるべくしてなった
必然性と過程をすこし理解できたようにおもう。




抽象表現に至る前の『西へ』
全盛期、有名な『ナンバー7,1950』『インディアンレッドの地の壁画』
和的なイメージを受けた1951頃制作の石を表面につけた『無題』
奇妙なほど強いインパクトを感じた『ナンバー21,1951』


これらのどれをも、実物を目にすることが出来てよかった。
それらは決して安易なものでも単調なものでもなく
深く、複雑で、リズム感を持った美しいものだった。










撮影可だった、会場内に再現されたポロックの原寸大アトリエ。




図録の中のモノクロ写真を見ると、
板壁は隙間から外光がはいっていて、
どうやら、そのまま外装のよう。
緑の中にある、
簡素で大きなアトリエは
とてもかんじがいい。


ポロックはどんな人だったのだろう。
飲酒とおぞましい家族の肖像(?)。
成熟期の絵からの変化・・・。
読み応えのありそうな図録を
ゆっくり開くのが楽しみだ。



□   □   □



余談だけれど・・・
ビデオの中で、制作前に靴を履きかえるポロックに
オットさんが

「芸術家にしては、几帳面。」

とボソッとつぶやいたのが、なんだかおかしかった。

身のまわりのものに気を配らないという点において
キミは、とても大胆だからね。

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関宿ぶらり

2012-01-13 14:04:00 | 風景・場所





関宿旅籠玉屋歴史資料館内


1/7
三重県美の帰り道、関宿に廻ってみることに。



父母が名古屋近郊に住んでいた頃、
よく通った国道を1本入ると
旧道に面して古い街並みがあった。






このあたりは、よく冷えて天気が不安定。
小雨が少し強く降ったと思ったら
霰に、また雨に、そして青空が一瞬見えてまた雨。。。



長い正月休みか、閉めた店の多い中
骨董店でお話を聞いたり
資料館に入ったり。






・・・悪天の合間に、桶屋の職人さんを窓越しに描く人と
それを撮るわたし。
振り向いた照れくさそうな笑顔のすてきな絵描きさん。


開いてた店舗も観光客もすくなく寒い日だったけれど
であった人は、皆親切で温かい言葉を交し合った。






紅茶専門店『アールグレイ』のマダムは
入り口の扉を開けると出迎えてくれて
靴を脱ぎスリッパを勧めてくれる。
「足を楽にして、リラックスしてください。」とおっしゃる。
フローリングの傷み止めかと邪推がよぎったのが
はずかしい。

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気温とは逆に温かい気持ちで
帰路についたのでした。。。










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美術館巡り NO.11三重県立美術館

2012-01-10 11:11:00 | 美術・絵画







三重県立美術館: 外観は、写真のアングルをきめるのが難しかった。





三重県立美術館で開催中の企画展
『イケムラレイコ うつりゆくもの』
Leiko Ikemura: Transfiguration
2011年11月8日(火)-2012年1月22日(日)



NHK『日曜美術館』の『アートシーン』や
つぴつぴさんのBlogで紹介されているのを観て
去年から、観たいと思っていた展覧会に
ようやく行くことができた。









三重県津市出身、現在はドイツを拠点に活躍する。
絵画、彫刻、ドローイングなど150点を超える作品により、
イケムラレイコの幅広い活動を包括的に紹介する、
日本で初めての本格的な回顧展です。(美術館公式HPより抜粋)




今現在、活躍している画家の作品を
ひさびさに見て、やはりちがうなー。と思う。
時というフィルターを透して残った普遍的な魅力に満ちた作品は
もちろんすばらしいけれど、今を生きる人の感性は
すうーっと気持ちよく響いてくる。



奈良 美智に近い浮遊感を感じたり
ダリのある時期の作品に近いものを感じたり。
うつくしい涅槃像をイメージしてしまった『青に浮ぶ顔』、
フウケイの捕らえ方が刺激になった『ヒカリ』、

直に観ることが出来てよかった。

ならんで展示されていた『山水』の一連は、
印刷では、感じられなかったであろう強い美しさがあった。



深く、広く、いろいろな表現で
創作できるひとなんだなー。
多種多様、多彩な作品が
手際よく良い形で展示されていて
振り返っても、ただただため息がでる。



ヒトの深い感情を削ぎ去ったり
覆い隠したような現代美術は
すごいな。いいなー。と感嘆しても
好きにはなれないところがあるけど、
巧みさと、精神性を両方備えたこの人の
作品は、心に迫る。




キャプションで視界をさえぎる事無く
作品ナンバーも壁の低いスミに寄せられていて、
展示室入り口で渡されるフロアーガイドに
必要な事項が記載されているという見せ方は
絵に集中でき、美しく見えた。






□    □    □




昼食は館内のレストラン
『ミュゼ・ボンヴィヴァン』を利用。
今、滋賀県立近代美術館のレストランは
撤退してしまって、手づくりのパンの販売が
ある程度なので、うらやましい。
いろいろなテイストの小物が置いてあるのは、
一昔前の喫茶店のような感じをうけたけれど、
漫画や週刊誌ではなく、現在の企画展の図録など
自由見られる。


豚肉のランチコース。




サラダ・パンからその後を期待できる美味しさ。
メインの皿のソエモノは
くわい・サトイモ・さつまいも・ぬかご・・・
食材が多種で味が程よく薄味で美味しかった。。




絵も食事も、堪能symbol4







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