
「ふーん。」といいながら、
親しいヒトほど、
「'解説’なんて出来るのか?」と目が語る。
できるんですよ

無試験だし。事前研修があるし。
模範解説もあるし、学習会なんかもあるし。
先輩の創り上げた資料もあるし
いろいろ教えてくださるし。

でもね。
それらを自分の言葉にするには、
ちょこっと努力と時間が必要。
(それと、あるといいのになぁ。記憶力。。。)
わたしは、右上画像のような
作品もプリントしたメモを作る。
今回は、時間があったので図録なんかも
いろいろ借りて目を通すことが出来た。
・・・で、時間があるとつい脱線。
今回の展示作品にない、横井金谷 著・画の『金谷上人行状記』を
もとにした神坂次郎著の『金谷上人行状記』にハマった。

とんでもないお坊様だ。
本を読んで、人物像の
印象が大幅に変わった。
今までの私の理解は・・・
○現・草津生まれ。晩年、比叡山山ろくに居住。
蕪村を私淑ししゅく(独学)。
21歳で京都の金谷山極楽寺の住職に。
(雅号は山号から)
清貧の生活の糧に絵を描く。
1804年荒行を体験して以来、作風に変化。
(険しく、雄大に)
近年、アメリカ、ドイツ、スイスなどで人気。収集される
渋く枯れたイメージ
理解の範囲を超えた魅力と才能のヒトという点では、
むしろ、想像以上だったけれど・・・
なんていったらいいか。。。
とりあえず・・・
清貧という言葉は、以後使わないことにしよう。
金銭に固執はしなかったようにだけれど。。。
豪遊ほか、人生をおもいきり楽しんだ
お人だったらしい。
