JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ジャズ棚のチェロ その5 IMJUI / Christian Wegscheider

2015-02-09 21:50:53 | 聞いたけどCDどちらでも


ドイツのピアニストがリーダーのアルバムです。
基本ピアノ・トリオに弦楽トリオがプラスされた演奏です。
ピアノ・スタイルはコンテンポラリーともちがう、古いともちがう、個性的なドイツの人だなと言う感じで、こちらも一寸演劇を見ているような感じです。
演劇で結構弦楽がバックに入ることあるけれど、そのような感じでジャズ演奏に弦楽が入っているもの、これもクラシックの棚にはあるわけがありません。

Christian Wegscheider (grand piano)
Henning Sieverts (double bass)
Cristian Salfellner (drums)
-Trio Plus
Beate Keilhack (viollin)
Margit Rubatscher (viola)
Nikalaus Massner (cello)

1. Im Zirkus mit Libet
2. Der Clown geht nach Hause
3. Überraschung
4. Solar
5. Im Jun
6. Fuxloch
7. Kaiserwalzer
8. Variation
9. Heute Julia Morgen
10. Die Gelassenheit des Elias G.
11. Sonnwendjoch

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ジャズ棚のチェロ その4 MEDIUMS / Vincent Courtois

2015-02-03 22:36:12 | 聞いたけどCDどちらでも


ジャズの棚にあったチェロというので拾ったアルバムを並べているけれど、この組み合わせは初めて、テナー・サックス2本にチェロというなんでこうなったのか解らないようなアルバムです。
ジャケも変わっているし、一寸危ない、ただし録音は有名なLA BUISSONNEです。

2曲目、場末の一寸物悲しく濁ったサックス2本タイトル曲“Mediums”この曲にジャケの写真が貼られているのでこんな感じ、通して移動サーカスとかの写真が一つ一つついていて、曲名とつながっているようなのでちょっと演劇的です。
日本でも寺山修司がサーカスを扱ったけれど、同じようなねらいなのでしょうか。





チェロのなり方は、きちんとチェロを学んだ音がするから、音自体は大丈夫、行きがかりじょう、ピッキングが多くなります。
リーダーはチェリストのようですが、サックスの比重の方が多い。チェロを演っている人というより、サックスのアンサンブルを演っている人向きです。

ジャズの棚のチェロはクラシック棚と違っていろいろあるから、恐ろしいような、楽しいような、楽しい方が多いです。

MEDIUMS / Vincent Courtois

Vincent Courtois: cello
Daniel Erdmann: tenor sax
Robin Fincker: tenor sax

Mounting
Mediums
Entresort
Une inquiétante disparition (Part 1)
Regards
Jackson's Catch
Une inquiétante disparition (Part 2)
Rita and The Mediums
La femme sans corps
Bengal(1)
Bengal(2)
Bengal(3)
La nuit des monstres
The removal
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ジャズ棚のチェロ その3  CELLO EYES / Jin-Kyung Chee

2015-01-31 21:23:50 | 聞いたけどCDどちらでも


ジャズ棚で見つけたチェロで一番あれれと思ったのがこれ、韓国のJin-Kyung Cheeという女性チェリストの演奏ですが、これは完全にクラシックのアルバム。
だからあれれだけれど、想像するに私のように普段はジャズのジャンルをうろうろしている人が、実はチェロも好きで持っていたチェロのアルバムを処分したのでないでしょうか。
そんなのは、正当ジャズファンは拾うわけもなく、たまたまその店に行った、特異体質(ジャズフロアにとって)の私がたまっていたそういうのをまとめ買してきたのではないでしょうか。

そういう意味であるチェロが好きなジャズ・ファンのアルバムを受け継いだのではというのが推理であって、なんだか名探偵(こないだTVでやっていた)になった気分です。

そうは行ってもクラシックで、ちょっと演奏若いんじゃないのと思いつつ、これもあまり聞きそうにありません。

CELLO EYES / Jin-Kyung Chee

Chee, Jinkyung CELLO
Young-Ha Jung PIANO

01. Sonata In F Major (A. Vandini)
02. Sonata In D Major (2-5) (B. Marcello)
03. Sonata In E Major (6-10) (G. Valentini)
04. Sonata In G Major (11-13) (G.B. Sammartini)
05. Sonata No.3 I8n G Major (14-15) (L. Boccherini)
06. Sonata No.5 In E Minor (16-19) (A. Vivaldi)
07. Variations On A Theme By Corelli (Guiseppe Tartini)

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こりゃあ・・・・  CAMERA LIRICA / DOMENICO CALIRI

2015-01-22 22:46:17 | 聞いたけどCDどちらでも


久々にジャケ買いをしてみた。
線路の向こうに海がみえて、手前にカモメ、イタリアのアルバムで楽器編成も金管アンサンブルにチェロなんかも入っていて、
だから想像するに、地中海、Egeaのサウンドみたいなサウンドかなと想像しました。
予想だけじゃない、録音は美音落ち着いた、ステファノ・アメリオだから、まず安全ということでの購入です。

ウラジャケがこんな



見開きがこんな写真



ゴミ箱見たいのや、傘、これで気が付くべきでした。

1曲目、音が流れ始めると、予想との違いに飛び上がりました。
こりゃあ・・・とタイトルに書きましたが、こりゃあ・・・の後に続くのは“あまちゃんじゃないか”です。

地中海と想像したのはまちがえで、これは東北の海です。



これを作曲したのは、イタリアのギタリスト、ドメニコ・カリーリで、これは毎朝「あまちゃん」を見ていたのだろうと確信しました。
と嘘はかけない、このアルバム2012年暮れに録音さてているので、あまちゃん放映より前、と言うことであまちゃんの音楽を担当した大友良英氏がこのアルバムを聴いたことを確信したのです。ってそちらも違うみたい、このアルバムの販売は2014年だからそちらもなさそう。
ってことで、ファースト・印象の違いにこっちがこじつけになったけれど、それにしても似ている。
同じようなアレンジってあるのですね。

ということで、あまりの違いにショックを受けて、しばらく置いてありました。

記事にするという責任上、もう一度きちんと全部聞いてみました。
「CAMERA LIRICA」というのが、ドメニコ・カリーナが作ったこのアンサンブルの名前だそうで、コンテンポラリーな現代サウンドというか、「あまちゃん」よりもちょっとシリアスなドラマのテーマ曲のようです。
もちろん気に入る人はいると思います。そうとわかって聞けば、アンサンブルもこったところもあるし、ということで、タイトルはこっちの勝手な突っかかりでした。







CAMERA LIRICA / DOMENICO CALIRI

Piero Bittolo Bon sax alto, clarinetto alto Eb, flauto
Guido Bombardieri sax alto, clarinetto Bb, flauto
Christian Thoma oboe, corno inglese
Francesco Bigoni sax tenore, clarinetto Bb
Beppe Scardino sax baritono, clarinetto basso
Glauco Benedetti tuba
Pasquale Mirra vibrafono, xilofono
Fabio Costantini chitarra elettrica
Alfonso Santimone pianoforte, korg ms-10
Francesco Guerri violoncello
Federico Marchesano basso elettrico, contrabbasso
Federico Scettri batteria

Domenico Caliri direzione, chitarra elettrica

1. Baccanale (allegoria sonora in cinque quadri)
Quadro I (l'invito e la partenza)
2. Quadro II (l'ingresso e gli incontri)
3. Quadro III (il padrone e le baccanti)
4. Quadro IV (libagioni e menadismi)
5. H Song
6. Mouse
7. Oswiecim (K Song) dedicated to Primo Levi
8. Initìnere (4 danze storte)
9. Baccanale Quadro V (il ritorno e il ricordo)
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残念だけれど A JELLYFISH FROM THE BOSPHORUS / ANDREA POZZA

2014-08-07 22:48:44 | 聞いたけどCDどちらでも


現代JAZZピアニスト100人選定理事会の時期が近付くとどうしても決めなければいけないことが出てきます。一番の問題はすでに100名選んであるところに新しい人を入れようとすると、それにつれて選定から外れるミュージシャンがでてくることです。
名誉ある特別顧問席などを作って、そちらにお移りいただくこともするけれど、それも会社みたいであまりやりたくはありません。
ということで、退いていただく方を選定していくのですが、これが難しい。この人としても、理由ものべなければならないし、いろいろな方に納得いただかないと会の存続を招きかねない。記事によって炎上なんてこまります。

でも運営の責任もあるので、やむなくと選ぶわけであります。もちろん異議、抗議も受け入れています。

その第一候補がこの人、アンドレア・ポッザ、2003年録音の「INTRODUCING」ですばらしいと思いファンになりました。
その後引き続きアルバムが出るのですが、どうもピンとこない。トリオ作はここの所同じメンバーで、前作でどうなってしまったのだろうと思います。
で今回は決断をしようと拾ってみました。

でもなんか悪い予感です。なんでしょねこのジャケット、タイトルが「ボスボラス海峡のクラゲ」というつかみどころないもの、クラゲの飼育が趣味だったら解りますが、なんだか不安です。
1曲目、ピアノは悪くないけれど、ベースとドラムスのリズムがちょっと、ドラムスとのバースは面白みもないし、ベース・ソロもいまいちな展開です。
2曲目、ピッチのあやしいベース・ソロはいただけない。
3曲目スタンダードもフレーズがなぜこうなのかよくわかりません。
5曲目のドラムス・ソロも良くわからないから、ポッザこのリズム隊でずいぶん損をしていると思うけれど、このメンバーで長く続けているわけで、それで良いとするようではフレーズは荒れるし、シーンをけん引しているとは言えないだろう。

ということでポッザさんには退いてもらうこととなりました。




A JELLYFISH FROM THE BOSPHORUS / ANDREA POZZA

Andrea Pozza(p)
Aldo Zunino(b)
Shane Forbes(ds)
Recorded at Zero Dieci Studio GE Italy, Novembre 2012


1.As Usual
2.A Jellyfish From The Bosphorus
3.Get Happy
4.Love Is The Way
5.Il Primo Dei Sette
6.Blue Room
7.Tuttavia E Cosi
8.Where Or When
9.In A Sentimental Mood

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パリにはまだ春は来ない musique a la mode marcal azzola & lina bossatti

2014-01-17 21:21:56 | 聞いたけどCDどちらでも


中古で買った2枚目は同じくアコーデオンのアルバム、マルセル・アゾーロという名前は覚えていたけれどどのような演奏家とか、年も解らない、名前だけで買いました。
でもたぶんこの人の舞台を見たことがあると思う。ステファン・グラッペリが最後に日本に来たときの舞台Jean-Philippe Viretがベースを弾いていて、この Marcel Azzolaの名前も後に発売されたアルバムに入っています。このアルバムもっていないから分らないけれど見た舞台だと思うから今度中古で探してみよう。

昨日のミルが1958年フランスのグルノーブル生まれだけれど、こちらアゾーロは1927年、同じくフランスはパリ生まれ31才の年の差がありました。

この2枚思わぬ共通点があり、2枚とも1993年Julyの録音でした。
こちらのアルバムはlina bossattiさんという方とのピアノのデュオ()です。

1曲目はガーシュインの“Rhapsody in Blue”とても正調というか正しく弾いている感じです。
ピアノの人はクラシック系かとも思う。
3曲目ジプシー系のアコーデオンかともおもっていたけれど、あまりアクはありません。ピアノはジャズも弾くみたいでここでは結構刺激的に弾いています。
4曲目はミュゼット風。
5曲目このアゾーロさん、特有の和音を多く使うみたいでそこは昨日のミルと随分違う。
7曲目、マーシャル・ソラールの曲で難しいアレンジ、現代音楽の様に聞こえます。
8曲目も現代クラシックよりのアレンジ。
パーカション入りの9曲目、アコーデオンの和音、メロディはあまり好みでありません。
10曲目も現代音楽のようで、のんきに構えていたに予想とまるで違いました。
最後の11曲目がこれが一番厳しい、現代音楽、パリの冬はそう簡単にはいかないのだ。

musique a la mode marcal azzola & lina bossatti

marcal azzola accorddion
lina bossatti piano
francis lassus percassions

1 Rhapsody in Blue
2 Flamenco Valse
3 Musique a La Mode
4 Danseuse Etoile
5 Cass Themes
6 Papillon
7 Piecette Pour Duo
8 Jeunesse
9 Endeka
10 Recre
11 Marilina
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すべての人たちに JAN HARRINGTON'S CHRISTMAS IN NEW ORLEANS

2013-12-05 21:22:47 | 聞いたけどCDどちらでも


毎年クリスマスが近づくとショップでクリスマスの音楽をJAZZにしているようなものを気にかける。Suzuckシスターがコレクションをしているので良いものが当たれば送ってあげたりして、これがクリスマス・プレゼントになったりする。
で今年拾ったのがこのアルバム、この記事を書くまでは完全に勘違いしていたアルバムです。タイトルからニューオリンズのどこかのクラブせ録音された現地のミュージシャンのクリスマス・ライブだと思いこんでいました。

これ1曲目の曲名だったのですね。アメリカ生まれで1982年からドイツに住むヤン・ハリントンというブルース、ゴスペルシンガーが行ったライブの模様のようです。
場所の名がAmerika Kausとあるのでニューオリンズでこの名前とそこが一番面白いとおもっていたアルバムです。

1曲目ラグ・ピアノをバックにアームストロングみたいな声のヴォーカル、ミュートをつけたトロンボーンのソロは二人とも全然すごくないけれど、この季節になるとやっぱり楽しい。トロンボーンはリーダーのヤン女史のドイツ人のダンナさんだそうです。
2曲目は“すべて山に登れ”でゴスペルリンダさんが歌っています。
3曲目ライブのためか、もしくは調律かピアノの音がちょっとキンキンで、でもニューオリンズの小さいクラブだからしょうがないと思っているけれどAmerika Hausって結構大きなホールみたいです。
4曲目は“Love Train”でこの曲もクリスマスソングでしたっけ?
でヤンさんのうたとかデュオとかクリスマスソングがつづくのですが、一寸声の伸びがきびしかったり、音程も微妙だったりで一寸厳しい、ニューオリンンズの小さなクラブで現地のミュージシャンだからしょうがないと思っていたけれどハンブルグのAmerika Hausなんだから、このしあがりではシスターにはプレゼントにならないと決定しました。

で口直しと言ってはなんですが今日は去年のニューヨークからのプレゼントを聞いています。

ニューオリンズの小さなクラブやハンブルグのAmerika Hausやはたまた日本の雪ふる町のすべての人たちに素晴らしいプレゼントが届きますように。

ということでプレゼントはありませんが一寸ご協力。

私も行ったことがある長岡市のJazz Cafe「音食」でシスターが「はーとふる クリスマス」というイベントをするそうな。
勝手に宣伝しているけれど、お近くの方は是非。

これがクリスマス・プレゼントじゃ。

JAN HARRINGTON'S CHRISTMAS IN NEW ORLEANS

Jan Harrington(vo,ldr)
Linda Fields(vo)
Werner Gurtler(tb)
Jon Marks(p)
Gerald Bartels(b)
Harold Smith(ds,vo)
Live at The Amerika Haus, Hamburg,on December 6, 1996

1.Christmas In New Orleans
2. Go,Tell It On The Mountains
3. A Christmas Song
4. Love Train
5. Jingle Bells
6. Oh Tannenbaum
7. Santa Claus Is Comming To Town
8. Put A Little love In Your Heart
9. Silver Bells
10. The First Noel
11. Is That You,Santa Claus?
12. When The Saints Go Marching In/Encore:Amen
13. Angels We Have Heard On High
14. Stille Nacht
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雲の上 dusk is a quiet place / TURNER TROTIGNIN

2013-10-31 20:53:22 | 聞いたけどCDどちらでも


バブチスト・トロティニョンのピアノの格調高さを思い知ったのは2009年のアルバム「Share」で翌2010年にはライブで「Suite」を出している。2012年にはJACQUES SCHWART-BARTというテナーの人のグループの 「The art of dreaming」は素晴らしサポートをみせてとても楽しいアルバムだし、「song song song」のリーダー策はヴォーカルをたくさんいれた遊び心のあるアルバムだった。

で一枚飛んで今度のアルバムとなった。

1曲目、テナーの音に不協のふくんだピアノがかぶさる始まりはアリャと思う始まり、だけど曲名「Bolero」とあるようにスパニシュな香りが加わると広がりのあるクラシカルなデュオというの感じ。
2曲目、ビートを排したターナーがほとんどラインを作るたなーの曲、つづけざまにトロティニョンの淡く霞がかかっているような曲。
4曲目はバッハの教会カンタータ“われは神より離れまじく”で始まって途中アルバムでは少ない激しいインタープレーのターナーの曲、続いてバッハの“マタイ受難曲”に戻る、まさに教会と自分みたいな演奏。
5曲目はターナーが同じような重いトーンで始めて、変化はあるけのだけれど、なんだか同じ場所にいるようでそこがどこだろうという感じです。
6曲目はブルースがすこし入ったようなターナーの曲。
7曲目、このアルバムはアバンギャルドとして聞くのだったかと思わせるインタープレー。

最後のアルバム・タイトルを見て気が付いた。「dusk is a quiet place」。同じ場所にいたのです。そこは「雲の上」





2010年のアルバムでもマーク・ターナーが一緒だけれど、私ターナーはほとんど聞いていない。トラティニョンを目的で買ったけれど半々以上にターナーが吹いているのでそれが残念。


dusk is a quiet place / TURNER TROTIGNIN

Mark Turner (ts)
Baptiste Trotignon (p)

1. Bolero
2. Left hand of darkness
3. Only One
4. Von Gott will ich nicht lassen(J.S. Bach) -Winter solstice(M.
Turner) - Herliebster Jesu, was hast du verbrochen5. (J.S. Bach)
5. Wasteland
6. Sonnet for Stevie
7. O do borogodo


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老人のビートルズはスピリチュアルなのだ LIEB PLAYS THE BEATLES / DAVID LIEBMAN

2013-09-21 20:51:16 | 聞いたけどCDどちらでも


デヴィッド・リーブマンの新しいと思って買ったアルバムが最新ではなくてこちらだったというアルバム。
昨日とリーブマンつながりです。

オランダでのリーブマンのユニットはDutch Trioと呼ばれ、LIEB PLAYシリーズとしていくつかのアルバムを出している。
2012年4月の録はJhon Ruoccoという人がゲスト参加したアルバムのようです。
今回はこれがビートルズ集、そうなると聞いてみたくなるでしょう。

1曲目、出だしがクラリネットとソプラノのデュオでリズムレスでスタート、室内楽的な作り方に一寸戸惑います。
2曲目、ベースのソロから単純なリズムにしてリーブマンのテナーソロ。
3曲目ソプラノとテナーはモーダルな感じです。
4曲目“The Fool on the Hill”ではリーブマンのピアノ、時々ピアノ弾きます。
6曲目、クラとソプラノのデュオの小品、すべてのアレンジはリーブマン、ここらへんに意味があるのかもしれません。
7曲目はウッド・フルートでスピリチュアルな表現。
8曲目、あえてリズムを外すクラとソプラノのメロディが物憂げな不思議感があります。
メンバーリーブマンが67才、オランダのドラマーが66才、マリウス・ビーツが一番若いでしょが、ジャケでみえば一番年寄みたいなルオッコが61才、ビートルズを青年ころに聞いていた世代も老人の世界にいるのです。
9曲目、ロックのリズムという概念を外して、ハーモニーとメロディでビートルズを表すのでしょうか。
10曲目、フリーキーなテナーで始める“トモロー・ネバー”は一寸A・アイラーを思い出しました。
11曲目はソプラノとバスクラの物憂げなジュリア。
13曲目は再びピアノでモンク風。

ビートルズ集だけれど、一寸戸惑う展開は、懐かしくて吹いているのではなく、ビートルズとそれを聞いていた人々も老人になって、スピリチュアルなところにいるんだという感じです。

LIEB PLAYS THE BEATLES

David Liebman: soprano and tenor saxophones
John Ruocco: tenor saxophone, clarinet and bass clarinet
Eric Ineke: drums
Marius Beets: bass

1. She's Leaving Home/Let It Be
2. While My Guitar Gently Weeps
3. Because
4. The Fool on the Hill
5. That Means A Lot
6. If I Fell
7. Within You Without You
8. Something
9. Blackbird
10. Tomorrow Never Knows/Blue Jay Way/Love Me Do
11. Julia
12. She's a Woman/Lady Madonna
13. And I Love Her
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トホホのワルツ Valses / Fabio Hager sexteto

2013-08-31 14:07:11 | 聞いたけどCDどちらでも


タンゴの奏者はほとんど知らないけれど、時々感で買ってみる。今回は濃い顔のオジサンに期待して買ってみました。書いておくけれどこの手の顔が好みということではありません。

ファビオ・ハーゲルというバンドネオンの人だそうで、ブエノスアイレス1969年生まれの44才、きっともてるんでしょうねって関係ないか。
かなり有名な人だそうで日本にも6度ぐらい来てるみたいです。

1曲目、カンツォーネが入っているみたいなタンゴにしては明るい感じで、この軽さはバイオリンとセロのユニゾンだからでしょうか。
5曲目にきて、これ聞いたことがある。エミール・ワルトトイフェルという19世紀後半の作曲家の人のワルツだそうですがかすかに頭に残っていたのでしょう。
6曲目哀愁ありでいい。
それにしてもどの曲もなんか明るくて軽くってこの感じはあまり好みでないけれど、好きな人は好きなんだろうな。
この感じが好きでこのオジサンだったら、追っかけの○女がいてもおかしくないか。

明るさと軽さがつづくのでなんでだか考えていたけれど、ほとんど同じリズム、ワルツになっているからなんだって考えたら、ここで初めて気が付いた。
ジャケットの下の方に書いてある「Valses」ってワルツのことじゃない。
トホホ怒れない、ファビオさん、カッコイイ。

Valses / Fabio Hager sexteto

Hernan Maisa Contrabajo
Juan Jose Raczkowski violin
Luis SAva violin
Julian Arellano cello
Lisanodro Baum piano
Fabio Hager Bandneon

1. Imaginacion (Instrumental)
2. Los Cien Barrios Portenos (Instrumental)
3. Alma Corazon Y Vida (Instrumental)
4. Adoracion
- Duo Juan Carlos Godoy & Ricardo Marin
5. Dolores (Instrumental)
6. A Tu Memoria Madrecita (Instrumental)
7. Ilusion Azul (Instrumental)
8. Gran Vals (Instrumental)
9. Que Nadie Sepa Mi Sufrir
- Duo Juan Carlos Godoy & Ricardo Marin
10. A Mi Madre (Instrumental)
11. Pabellon De Las Rosas (Instrumental)
12. La Loca De Amor (Instrumental)
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