JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

やり過ぎに後で気づく Continuance / Jonathan Katz

2011-07-07 21:18:51 | 聞いてますCDいいと思う


中古屋さんで、名前はどこかで聞いたような気がするけれど、見たことないアルバムがあります。リズムもよさそうですし、拾ってもいいかなとCTIのラロ・シフリンの2枚手にとりました。
ですから5枚選ぼうとしたのはこの後、でも知りませんでした、この人日本にすんでいるのですね。

1曲目はイエール大学とイーストマン音楽学院で音楽を学んでいるときエバンス風という課題で出来た曲、ハーモニーといい、メロディといい、これがエバンスを良くとらえていてなかなか良いピアノです。
2曲目“Angel Eyes”を少し凝った、ベースドラムスが効いているアレンジで曲のイメージよりかかなり硬い、リッチー・バイラークに師事したそうで、クエストの影響あるそうで、ここら辺が好みの分かれ目、私にはちょっとやりすぎ。
3曲目、スティビー・ワンダーの曲だそうですが、これが美しいバラッドになっていて、これ良いけどやはりすっきり終わらせて欲しい。
4曲目はモンクとモーズ・アリソンを思い浮かべる曲だそうですが、モーズを知らない、モンクの香りは充分します。
5曲目“You Don't Know What Love Is”ベースが単音でリズムを刻んで、そこにお馴染みのテーマ一味違う緊張感ある演奏は、なんだかピアノがいろいろ語って、これは多弁なユー・ドント・ノーです。
7曲目の“Invitation”も凝ったアレンジ、このアルバムこの人の1枚目がチャゲ&飛鳥の曲をアレンジしたアルバムだったので、彼としてはデヴューアルバムに等しいものであったそう、ちょっと気張りがあるのは仕方ない、僅かにやりすぎなのです。
8曲目“On Green Dolphin Street”も凝ったアレンジ、ほぼ最初のアルバムだからしょうがないけど、このちょっとやりすぎ感が好みの微妙なところです。
決して悪くないけど、このアルバム、ちょっとやりすぎたよね、と後から思う(やっているときは真剣だから気がつかない)ようなところがある、でもフレシュでいいかというアルバムです。
リズム隊良い仕事しています。

Continuance / Jonathan Katz

Jonathan Katz (piano and all arrangements)
Peter Washington (bass)
Yoron Israel (drums)

1 Continuance
2 Angel Eyes
3 All in Love Is Fair
4 Mose-Monk
5 You Don't Know What Love Is
6 Quiet Times
7 Invitation
8 The Peacocks
9 On Green Dolphin Street
10 Wendigo




コメント (2)
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