北欧のベーシストが作った曲をアルゼンチンのピアニストがアレンジした作品、楽器の組み合わせをみても絶対欲しくなるアルバム、ショップではJAZZの売り場になくてワールドの分野だった。
1曲目、ベーシストはエレベをひいて音の出し方はすこしS・スワローに似ている。
チェロとバイオリンが入るのでクラシックな感じ。
2曲目はバンドネオンが入り、これはタンゴ、それもかなり力強いメロディでピアソラの曲ににた感じもする。
3曲目、ピアノとバンドネオンとバイオリンとタンゴ・グループの組み合わせだけれど、アコギがそっと効いていて良い感じ、これもピアソラの曲の様。
5曲目、現代タンゴと呼ぶのが正解のようなモダンでラインのしっかりしたアレンジ。
8曲目は弦の流れがとても美しいバラッド。
9曲目アコギが美しい、このアルバム、デンマークのベーシストトーベン・ヴェスターゴという人が作曲したものをブエノスアイレスのピアニストディエゴ・スキッシという人が編曲し彼のバンドメンバーを組み合わせたもので演奏しています。
この組み合わせが素晴らしい、印象的な旋律をアルゼンチンの音楽の血筋に見事にアレンジされ、とても多彩な色合いを見せるのです。
まさにアルゼンチン1色にならない、でいてベースはタンゴに間違いなし。
このアルバムを日本のプロデューサーが作ったこと驚くべき、日本の香りは全くしないもんね。
TANGOFIED / TOBEN・WESTERGAARD DIEGO・SCHISSI
TOBEN WESTERGAARD (BASS)
DIEGO SCHISSI (PIANO)
GUILLERMO RUBINO (VIOLIN)
PAULA POMERANIEC (CELLO)
SANTIAGO SEGRET (BANDNEON)
ISMAEL GROSSMAN (ACOUSTIC GUITAR)
2012年1月 アルゼンチン録音
1 Uno Dos Tres
2 Connecting Flights
3 What's in a Dream
4 Scandilonga
5 Open Up My Heart
6 Never Waste a Waltz
7 Earth Matters
8 Femme Vidala
9 Hope and Fear
10 Time Waits for No One