
ショップの新着をみているとリショール・ガリアーノの新譜がありました。ガリアーノはずいぶん買ってきたから、もう必ず買うというわけではありませんが、1曲目“リベルタンゴ”を一寸試聴すると、やっぱり手から離れません。
2004年ポーランドのミュージシャンとオケとのレコーディング、ガリアーノの3曲と後はピアソラの6曲のライブです。
1曲目、ガリアーノのイントロからリズムにはいるところ、ピアノとベースの音がJAZZなのがまずはうれしい。その後のオケのアレンジが甘さを排した鋭いリベルなのが良い。久しぶりに正統派をきいている感じです。
2曲目、リベルタンゴよりも好きになっている“オブリヴィオン”なのがこれもうれしい。ゆったりしたテンポでバイオリンからガリアーノそしてオケ全体に響き続き、繊細なガリアーノのアコーデオンのラインに戻っていくと会場全体が張りつめているのが伝わります。
3曲目“フーガの神秘”という曲でオケでフーガでタンゴというダイナミックな演奏。
6曲目から8曲目ガリアーノの作品でアルバム「passatori」でもオーケストラと共演した曲。
7曲目ガリアーノがピアソラの信奉者だとわかる演奏、8曲目など私ピアソラの曲だと思っていました。
9強目がうれしいことにアレンジを変えた“オブリヴィオン(忘却)-bis”、ガリアーノのソロからオケ全体をバックにアコーデオンのテーマ、それをバイオリンが引き取って、2曲目よりもより哀愁味をおびた大円団でした。
Tango live forever / RICHARD GALLIANO
リシャール・ガリアーノ(アコーディオン)
ボフダン・ヤルモウォヴィチ(指揮)
シンフォニア・バルティカ国立オーケストラ
ヴィエスラフ・プシャオトゥカ(バンドネオン)
トマシュ・トマシェフスキー(ヴァイオリン)
フィリップ・ウォイチェホフスキ(ピアノ)
2004年11月 ポーランド/スウープスクでのライヴ録音
1 Libertango / リベルタンゴ
2 Oblivion / オブリヴィオン(忘却)
3 Fuga Y Misterio / フーガと神秘
4 Milonga en ay menor / アイ短調のミロンガ
5 Buenos Aires Hora 0 / ブエノスアイレス零時
6 Opale Concerto : Part I / オパール・コンチェルト:パート1
7 Opale Concerto : Part II / オパール・コンチェルト:パート2
8 Opale Concerto : Part III / オパール・コンチェルト:パート3
9 Oblivion -bis / オブリヴィオン(忘却)-bis