アヴィシャイ・コーエンのバンドでピアノを弾いていたシャイ・マエストロがこの3月に来日していたけれど聞きたかったと思う。
来日に合わせてアルバムが店頭に並んでいたから新作かと思って買ってみました。少し前に一度出ていたものらしいので、やばいと思いましたが(2度買いというバカなことをする)大丈夫だったようで、いや出たてにこれかっていたら、来日に行ったと思います。
1曲目優美なピアノ・ソロの短いイントロはつづけさま2曲、巾広いメロディラインは色彩を深めて、静と動のコントラストが際立つ演奏です。
3曲目、ピアノの音がやわらかく、メロディは素直で良い育ちがわかるスタート、インリズムで若々しい活力もみせる聞いていてたのしい曲。
4曲目、アルペジオとシングルトーンの組み合わさったクラシカルなソロからアルコベースのソロが美しいヨーロッパ調の曲。
6曲目、哀愁あるメロディで始まってやがて力強い曲調に変化していくのは、このグループの特徴のようで、3人の名前を冠したこのアルバム、ベースとドラムスのサポートが素晴らしい。
7曲目は聴いたことあるとおもうのだけれど、オリジナル、アヴィシャイのところできいたのかしら。
9曲目は美しいトラディショナル。
演奏の勢いがそのままとまらないような終曲。
昨年でたアルバムだそうですから、その時会っていたらきっと今年の来日には照準を合わせたと思う。気づくのが2か月遅かった。まあ出会えたからいいか。
Shai Maestro : piano
Jorge Roeder : double bass
Ziv Ravitz : drums
1. Confession
2. Sleeping Giant
3. Brave Ones
4. Painting
5. Silent Voice
6. Angelo
7. Lethal Athlete
8. The Flying Shepherd
9. Kalimankou Denkou
10. One For AC