
ミシェル・カミロのアルバムを持っていないわけではありませんが、それは一寸企画ものだったりするので、きちんとカミロを聞いていないことに気が付いた。
ブルーノートにはビックバンドで出演するようだけれど、人気がとてもあることは解っていました。聞いたことがないわけではありませんが、エンタテーメント性の強いサウンドよりもシリアス系みたいなものへつい興味がいっていて手薄になっていたのでしょう。
そんなことで再認識、中古屋さんで古いアルバムを2枚仕入れてみました。
もう一枚はこちら1988年リリース。

2枚を比較して1993年リリースの新しいものの方が好みなのでそちらを選びました。
1曲目A・ジャクソンとD・ウエックルの重量リズムでガッと弾くところ、ヒロミの発信点みたいな感じでスタートです。
2曲目がキャラバン、変に曲げないでラテンとの上手い塩梅です。
3曲目はスパニッシュが入った感じでこっち系好き、カミロはドミニカ出身ですがこの曲(他の人の曲だそうですが)良い。
4曲目ピアノを自在に操って、ピアノ師というところでチャノ・ドミンゲスに通じるところありです。チャノの方が6歳年下か。
5曲目、モーダルな香りを持ったキラキラするピアノ・ソロ、フレーズこれがかっこいい、ドラムスとのバースなど曲としてもバランスがよくて、この演奏、ライブで演ったら大ノリだと思う。
6曲目は一変して静かなピアノ・ソロから。
8曲目、アーシーな香りが入った軽快なブルース。
9曲目は再びスパニシュの哀愁ある香りを入れたイントロにはじまって、インしてカリプソ・リズムを強くしてガンガンとピアノ。日本でもこのタイプで弾く人はいるけれど、リズムのノリとメロディが破たんしないで弾き切る一はほとんどいないように思う。こう弾けたらいいのです。
5曲目と同じように盛り上がる、この人ライブで人気のはずです。
朝の出勤時、一寸スペインの感じもして、バレンシア・オレンジの香りが頭をよぎりました。
炭水化物をとらない朝食ではオクサンが果物と野菜をジューサーにかけてジュースをつくってくれます。

基本一緒ですが季節で若干変化する、ベースがリンゴと柑橘系とかブドウ、ここのところはみかん(バレンシア・オレンジじゃないけれど)それに人参と豆乳、のみやすくてさっぱりします。
それとヨーグルトにミルク・ティー、そんな朝食をいただいたあとの車の中でこの音楽、ドミニカ出身だけれどバレンシアの香りでも許してください。
ちょっとわからないのが,ジャケのノート、アンソニー・ジャクソンのベースがコントラバスになっています。それは驚くし、2曲目のキャラバンなどを聞くと、どう聞いても6弦エレベを弾いていると思うのですが、相手はCBSです。
Rendezvous / Michel Camilo
P.Michel Camilo Piano
B.Anthony Jackson Bass
Ds.Dave Weckl Drumus
1.Tropical Jam
2.Caravan
3.Realejo
4.Rendezvous
5.As One
6.Rememberance
7.Blacky
8.Albertina
9.From Within