ジョン・テイラーはずっとマークしないできて6年ぐらい前から急に聞き出した人だけれど、CAMからでるアルバムがかなりいい。このアルバム2011年の録音だけれど、一番新しいアルバム、テイラーは現在72才になるけれど、この演奏を聴くとまだまだバリバリの現役という感じです。
1曲目楚々とピアノに触れるように始まる1曲目、インしてそれが風格のある音使いだと解る。
2曲目、美しい花を描写すル様な涼やかさ。
ダークな感じで始まって、そこに明るさを自由に展開していく3曲目、この3曲は組曲のようです。
4曲目は墨絵のような陰影で作られた曲。
5曲目は無機質な白と黒だけの現代アートのような質感、テイラーがバリバリの現役とかんじさせるのはこのような硬質感のせいでしょう。
6曲目聞いたことがあるようなリズミカルなケニー・ホイーラーの曲。
7曲目は“Middle Age Music”だからもはや遠ざかりつつある世代だけれど中庸ラインが良くて、テイラーだって70になっているじゃない。
最後はエリントンの曲で落ち着いた感じで終わります。
ずっとマークしていなかったジョン・テイラーですが聞きだしたらそれ以後は必ずみたいになって、今まで読んだことのない作家が読んでみるとその筆遣いにおどろいて読むようになったというか、もはや巨匠の筆遣い、だけど現役バリバリという感じです。
IN TWO MINDS / JOHN TAYLOR
John Tayor piano
1. Conclusion (Ambleside Suite)
2. Dry Stone (Ambleside Suite)
3. Ambleside (Ambleside Suite)
4. Phrase The Second
5. Episode
6. 3/4pm
7. Middle Age Music
8. Calmo
9. Reflection in D