
ネットを見ていたら一寸面白そうな本があって、チェロを弾く人の紹介だから買ってみた。
書き出しのところに楽器を年取ってから始めた人をレイトスターターとして、それぞれにあった体の調整があるとして説明を始めている。
とてもわかりやすくて始まってすぐに「脱力を正しく理解しよう」なんてある。これがまた解りやすい。

読み進んでいくうちにコラムの欄があり、ちょっと残念なことに出くわした。そのコラムの題が「左利きは弦楽器の演奏に不利?」という題。
弦楽器は左手と右手がそれぞれ独立した動きをするので、それぞれが変に影響し合わないような感覚を養う方法などがこの本ではかかれているのだけれどその1部です。
その説明のなかで左手の運動に要求される要素は、早さと厳密さだそうで、音程や指の早い運動が要求されます。これに対して右手は繊細が要求されるそうです。それは弓と弦との角度や位置の微妙な調整が必要だからだそうです。だから左手は練習を詰めればできるけど、繊細な動きが必要な運動を効き手の人が多い右手になったのだろうということです。
結構速く指が動くなとか音程が撮れるようになってきたと思っている私は左利きで、確かに微妙な右手の動きが苦手だと思っているから、このコラム一寸残念。