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アルボラン・トリオというグループが素晴らしいピアノ・トリオのアルバムを出したけれどそのピアノがPaolo Paliagという人です。現役ピアニスト100人に参加願って活動も確認しているのだけれどなかなか新しいアルバムがでない。トリオでライブなどに出ているのになぜだろう。
最初にであったのが2006年で「MELTEMI」というアルバムでそのセンスに凄く驚きました。トリオの名前にもなっているアルボラン海の宝の様に感じました。
次の作品が2年後で、以後新作が登場しないで8年たってしまったわけです。
ネットで活躍はしっているので現役は間違いないのですがなんともさびしい。そんなんなかPaolo Paliaga名義でアルバムが手に入るみたいなのでポチッたのがこのアルバム。
ついてみて改めてみて驚いた。なんとアルボラン・トリオの前、2000年の録音でした。なんとアルボラン海の底から見つかった古いほうの美術品でした。
1曲目、一瞬アコーディオンかと思うハーモニカの哀愁あるメロディとピアノで始まりました。
2曲目一寸フレーズでつまずくところがあるピアノ・ソロだけどこの時パオロ20才の若者です。
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ピアノのソロに何曲かハーモニカが参加するアルバムでゲスト・スターとあるので若者の盛り立てるためのアルバムだったのでしょう。
4曲目バロックの鍵盤曲のような演奏は、ピアノのレッスンで山ほど弾いているバロックをインプロしているのでしょう、この人のベースの一つを見るようです。
5曲目“Someday My Prince Will Come ”も若者らしいはつらつとした展開です。
6曲目再びハーモニカが哀愁ある演奏。
7曲目“Paris Blues ”というオリジナル、展開のあるストラクチュアルなピアノ・ソロでやはり魅力的なピアニストだと思います。
9曲目、11曲目ハーモニカが入りますがこの人上手い、シールマンス系のハーモニカで哀愁あるメロディがすばらしいけれど2008年に44才の若さで亡くなっていました。残念。
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12曲目、ビリー・ホリディの“Don't Explain ”をピアノ・ソロ、もちろんマイナーの曲だけれど、イタリア恋物語みたいになっているのがおかしい。
20才のアルバムとしては、その才能がはっきりとでているピアノで、新しい演奏ではなかったけれどなんともゆったりしてイタリアらしい良いアルバムでした。
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クラシックのピアニストのRoberto Planoという人とデュオしているアルバムを2014年に作っているようでこのアルバム欲しい。配信しかないようなそろそろそのメソッドも使わないとついていけないか。
Meriggi e Ombre / Paolo Paliaga
Piano solo - live performance
Alberto Borsari - armonica cromatica
1 Alfonsina y el Mar
2 Aldor Paolo Paliaga
3 If I Should Lose You
4 Lazzaroni's brothers
5 Someday My Prince Will Come
6 Meriggi e ombre
7 Paris Blues
8 Atittatotutto
9 L'Enigma di ag
10 Sole sul lato nord
11 Le solite cose
12 Don't Explain
13 Dal
14 Per finire