本屋さんで見ていると帯に空港保安警備のプロフェッショナルVS冷酷非情な最凶のテロリストとあったので面白そうと手に取った。良く見てみると最近よんだ、殺し屋が書くハンド・ブックという形にした「インターンズ・ハンドブック」の作者だったのでこれは文句なく購入。
前作はひねりも利かせてかなり面白かったから期待です。
9.11で最愛の妹を失った主人公ケネディは航空保安警備の専門家になるが喪失感はぬぐえない。CIAより凶悪なテロ対策チームに誘われ、チーム・リーダーになりテロリストレンツと対決がはじまり・・・
早い展開でよみやすか、しっかり驚かしてくれる場面もあってこれは良かった。ちょっと映画みたいな上手くいきすぎの展開もあるけれど、この人が映画作畑の出身だし、こっちだってそんな映画が好きなんだから問題はない。
前作ではかなり映画が引用されていて、マニアにはそこも面白い。
今回は戦いにいそがしいから、のんきな映画の話はすくないけれどちょっと一節。
「出迎えありがとう、ギル。私に会えなくて淋しかったかい?」
「もちろんです。ケネディ様がいないと当ホテルは火が消えたようなものですから」
「『シャイニング』のジャック・ニコルソンみたいな感じか」