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ここのところ読んだ本が3冊連続で面白度が増した。本読みにはうれしくなることだけど、次も続くかなと読み始めた。
名ミステリー「推定無罪」のスコット・トゥローも「綿密に構成された、とても面白い小説だ。」て言っている。
登場人物が発明王のエジソンで、19世紀末電球発明時の直流送電か交流送電かの選択戦争で、エジソンの策略に対抗した弁護士のはなし。
史実にのっとった展開だけれど、実は知らなかったエジソンが描かれていた。
著者は映画「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」の脚本家グレアム・ムーアで、こちらも史実を描いたものでとても面白かった。
狙撃手なんかは出てこないから、読み出しのペースは速くはないけれど、ジェフリー・アーチャーの「クリフトン年代記」を読んでいるような感じでとても良い。
主人公のポール・クラバスの恋心が横線にあって、こちらがいい色付け、528ページの長い本だけど、残り200ページあたりからがぜん面白くなってきた。
最後は止まらなくなって、とても面白かった。この前の狙撃手の本より面白いかというと方向がちがうからきめかねるけれど、これは差がつけられないくらい良かった。
次のも買ってあるけれど、こう順調だとちょっと怖い。