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読んだ小説が4つ、連続して面白かったのはまれにみることだけれど、そうなると5つ目が難しい。
実は2つの小説を買ってどっちにしようか迷っていた。久しぶりに関西に出張がはいったので、生き返りはどちらかを持っていこうときめていたら、なんと早朝ごたごたして家に忘れてしまった。
しょうがないから書類などを見ながら大阪へ、訪問するところの時間まで5分ぐらいあったので、駅のショップで買ったのがこの本。
日中合作の映画をノヴライズした小説だそうだけれど、ノベライズしたものって初めて。5分で選ぶのだからかなりエイ・ヤなんだけれど山ものは昔から嫌いでない。
まあ5つづけて面白さが増すというのは無理だろうけれど、列車の中で活字がないのは我慢できないのでしょうがない。
200ページに満たないからあっという間に読み進むけれど、プロットは単純、ただただ筋が進むのは映画もこうなのだろうか。
別所広司が演じる救助部隊の体調は好きだけれど、登場人物のほとんどがステレオ・タイプなので深くならない。
終わり方もまるで絵に描いたよう、って映画だった。