JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

耳が追い付かない  Solo masterprieces / Pasquale Grasso

2021-05-23 20:58:20 | 聞いてますCDおすすめ


ネットで演奏をみてこれは凄いと思っていたギタリスト。ショップにいったらあったので買ってきた。
バスクァーレ・グラッソというイタリア南部出身のギタリストだそうで写真を見るとそれほど若造ではなく現在32歳だそうだ。2015年10月ニューヨークで開かれたウェス・モンゴメリー国際ギターコンペティションで優勝したそうで現在もNYで活動中のデヴュー・アルバムだそうだ。
イタリア南部で生まれて、ギタリストとしてNYにたどり着くという事は大変なことと思う。



ネットでも驚いたけれど、そのバカテク、バカテクっていくつか出会うことがあるけれど、まさにこれがそう。フレーズを早くひこことは求められることがあるけれど、凄くしんどい。それもきちんと音が連なるとなると神業になってくるのだけれど、このアルバムきいていて、こっちながれている音をすべて聞き取れていない。耳が追い付かないのだ。これはギターを聞いていても初めてかもしれない。
アルバムはギターのソロで曲もスタンダード集になっている。
ギター・ソロのアルバムとして有名なのにジョー・パスの「バーチュウオーゾ」があるけれど、驚いたのはそれ以上の経験になった。
ジョーパスのアルバムもほぼスタンダードをソロで弾いて、ギター技をみせたわけだけれど、このアルバムも、パスのアルバムにある”ラウンド・ミッドナイト”、”オール・ザ・シング・ユー・アー”を演奏している。そしてそれ以外も愛唱曲なのかもしれないがすべてスタンダード。誰でもしっている曲をソロで、というのはパスの時もそうだが自信がなければできない。そしてその選曲での演奏が十二分に実力を証明した演奏になっている。
こうまで演奏されると共演するのが恐ろしくなってしまうのではないだろうか。

圧倒されて、それに入り込むろいうのは、ほとんどないことなのだが、今回はとにかく驚いて、今後を注目したい。

Solo masterprieces / Pasquale Grasso

PASQUALE GRASSO (GUITAR SOLO)

01 All the Things You Are オール・ザ・シングス・ユー・アー
02 Over the Rainbow 虹のかなたに
03 Just One of Those Things ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス
04 'Round Midnight ラウンド・ミッドナイト
05 Hallucinations ハルシネーションズ
06 Sophisticated Lady ソフィスティケイテッド・レディ
07 Tea for Two 二人でお茶を
08 Bouncing with Bud/バウンシング・ウィズ・バド
09 These Foolish Things/ディーズ・フーリッシュ・シングス
10 Epistrophy/エピストロフィ
11 Parker‘s Mood/パーカーズ・ムード
12 Body and Soul/ボディ・アンド・ソウル 
(日本盤ボーナス・トラック)
13 Every Time We Say Goodbye/エヴリタイム・ウィ・セイ・グッバイ 


コメント
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