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クインシーを偲ぶアルバムは SONNY STITT plays arrangements from the pen of QUINCY JONES

2024-11-07 16:58:06 | 聞いてますCDおすすめ


クインシー・ジョーンズが亡くなった。91才だったそうで、偲ぼうかとアルバムを捜した。彼の音楽としては私的には「夜の大捜査線」の曲が思い浮かぶし、もう一つ思い浮かべるのは「アイアインサイド」だったりする。マイケル・ジャクソンの「スリラー」も作っていたのですね。1枚ぐらい彼のアルバムがあるかと思ったけれどなかった。まあそんなところと思っていたら、1枚名前があった。
ほとんど彼のデヴューに近い1955年の作品、主役はソニー・ステットで、編曲を担当した。
もはやこのころからビック・アンサンブルを構成していたのですね。
曲はクインシーとステットの曲1曲づつのほかは有名スタンダード、それをクインシーがアレンジしてステットが歌い上げるというアルバムです。
1曲目が”マイ・ファニー・ヴァレンタイン”でしっかりしたテーマをステットが朗々と吹く、それをクインシーがバックアップする。ビックバンドのアレンジとしては格段だったのであろう、2曲目のステット曲をうまいスイングにしている。
この後スタンダードを続けるのだけれど、朗々と吹くステットを包み込むようにバンド・サウンドがつくられていて、さすがです。
その後の長い彼の大いなる活動、これがベースとなっていたのだとミュージシャン、編曲者として敬意を贈りたい。
合掌。

素晴らしいスターダストがあったので、ぜひクインシーを偲んでください。



SONNY STITT plays arrangements from the pen of QUINCY JONES

Sonny Stitt – alto saxophone
Thad Jones (tracks 3, 5 & 6), Joe Newman (tracks 3, 5 & 6), Jimmy Nottingham (tracks 1, 2, 4, 8), Ernie Royal (tracks 1, 2, 4 & 8) – trumpet
Jimmy Cleveland (tracks 3, 5 & 6), J. J. Johnson (tracks 1, 2, 4 & 8) – trombone
Anthony Ortega – flute, alto saxophone (tracks 1–6 & 8)
Seldon Powell – tenor saxophone (tracks 1–6 & 8)
Cecil Payne – baritone saxophone (tracks 1–6 & 8)
Hank Jones – piano
Freddie Green – rhythm guitar
Oscar Pettiford – bass
Jo Jones – drums
Quincy Jones – arranger, conductor

1. マイ・ファニー・ヴァレンタイン
2. ソニーズ・バニー
3. 降っても晴れても
4. ラヴ・ウォークト・イン
5. イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ
6. クインス
7. スターダスト
8. ラヴァー

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