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偉大な二人へ LIVE AT BIRDLAND / Geoffrey Keezer

2024-10-24 15:16:11 | 聞いてますCDおすすめ


結構御贔屓にしているジェフリー・キーザーだけれど、どうも最近仲間内録音みたいなものが多くて試聴しても買いに行かなかった。最後が2016年だから随分たっている。今回メールで案内されたアルバムの共演がJohn Patitucciと Clarence Pennとのトリオで、バートランドでのライブというのでこれはとにかく買いに行った。
キーザーの曲が二つ、チック・コリアとウエイン・ショーターの曲が3曲づつななので、どうやら二人へのトリヴュートのライヴになっていたようだ。
1曲目コリアの曲、ちょっと淡く広がるコリアの雰囲気はキーザーからのコリアへのトリヴュートなのだろうと思う。
結構ハードヒットしながら弾いていると思う。引き続いてのPatitucci、この時期ににPatitucciをメンバーによべるキーザーもさすがだと思う。
3曲目はコリアの曲。Patitucciがアルコで初めて、こう聞くとコリアやショーターへの思いが詰まった演奏になっていると思う。キーザーのピアノ・プレーは落ち着きがありながら、テーマへの刺激が表現されていてさすがだと思う。
この曲をネットで見つけたので貼る付けておきます。



4曲目はキーザーの曲、コリアとショーターの曲の間をどうするかということになると、これ結構うまい曲調を作っていて、これやはりドラムスとベースの二人に負うことが多いと思う。良い演奏には欠かせないサポートが出ている。
5曲目はコリアの曲で、パッションを生むコリアの和音の入れ方を表現し、そこにもう一つ大きな音を作っていると思う。
6曲目はショーターの曲、このアルバム最初聴いた時に曲が結構難しとおもったのが、何度か聞くうちに良さが出てくる。はっきりしたパッションを打ち続けるピアノ、これ結構いいのではないでしょか。
このテンション貼り貼りのピアノ、大切な存在だとおもいます。
7曲目はショーターのバラッドになるけれど、これをピアノでキーザーがイントロにすると、これが何ともファンタジックは世界になる。
最期はキーザーの曲、かなり力の入った演奏は、もちろん二人の偉大なミュージシャンへのトリヴュートだと思う。
それほど取っつきやすいアルバムではないかもしれないが、こういう演奏が残っていって欲しいと思う。

LIVE AT BIRDLAND / Geoffrey Keezer

Acoustic Bass, Electric Bass – John Patitucci
Drums – Clarence Penn
Piano, Arranged By – Geoffrey Keezer*

1 High Wire - The Aerialist Written-By – Anthony Cohan, Armando Corea*
2 Flagships Written-By – Wayne Shorter
3 Eternal Child Written-By – Armando Corea*
4 Song Of The Canopy Written-By – Geoffrey Keezer*
5 Imp's Welcome Written-By – Armando Corea*
6 Joy Ryder Written-By – Wayne Shorter
7 Dance Cadaverous Written-By – Wayne Shorter
8 Madame Grenouille Written-By – Geoffrey Keezer*

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