
正確無比なベーシストがいると紹介したアルバム“TRIO 2"のvit svecについて、次のアルバムも良いですよとのコメントをもらった。さがしてやっと手に入れたのがクジラの尾っぽのアルバムです。感想を書こうと思っていました。このアルバムでは前作よりピアノがかわっていてちょっと良くなっていました。そのピアニストがこのアルバムのピアニストMATEJ BENKOです。だけどドラムとベースは変わってしまっています。2作目はピアノがよくなった割には、1作目のベースのほうが強烈で、でも3作目ではベースがいなくなってしまって、つられてピアノが・・・もう相関関係が解らない。ってことで一度全てを清算して聞きました。
クジラの尾っぽはJAZZ BAR 2005に収録された8曲目BLUSE FOR MICHAELが評判ですが私はくじらの鳴き声を除いた1曲目と3曲目のDREAMER良いと思いました。ピアノのNATEJ BENKOもリリカルな面があり良いと思いました。
そして今度のアルバムは、ベースの質が相当落ちました。ピアノも同じ人なのに感じが全然違います。1曲目からラテン調で、楽しく聞けば良いのかと思うのですが、その後やたらラテンが出るし、ラテンのアルバムと思おうとしてもラテンじゃないし、やたらと音の多いアルバムです。1音あたりの単価が安い。(こんなはかり方ないか)3曲目“FAIRYTALE ABOUT CAROLINE"は好きです。前作の雰囲気を引き継いでいます。奥さんに対しての曲だそうです。クジラのときはこれほどまでラテンじゃなかったし、頭でっかちな曲を作るところはあるけれど良いピアノでした。しっかりしたキーパー役のベーシストがいなくなり、何をやるか見失ったような、(奥さんにだけは縛られていた)もしくは良いものを発見するための回り道みたいなアルバムでした。
UNIVERSALITY / MATEJ BENKO
MATEJ BENKO piano
JAN GREIFONER bass
BRANKO KRIZEK drums
1 DISTANT RELAIVE
2 ABESNDE
3 FAIRYTALE SBOUT CAROLINE
4 LORO
5 GRANNY'S ROOM
6 SMOKE GETS IN YOUR EYES
7 ALL FOOL'S DAY
8 UNIVERSALITY-PIANO INTRO
9 UNIVERSALITY
10 CHAN CHAN
クジラの尻尾こと“keporkak" vit svec trio はこちらです。

でもけっこうラテンしているようでむしろ私向きかもしれません。
もう一度検討してみます。
めずらしく名古屋での公演もあるので名古屋で聴きます♪
私はUNIVERSALITY好きでけっこう聴いています。
キューバなのに暑さがないという中途半端さが
なんともよくて。
名古屋の後に東京です、ピットイン12日に行くことにしました。