キース・ジャレットは来日の度に聞きに行っているし、ギドン・クレーメルは昨年は新しいアルバムを買ってコンサートにも出かけた。だから二人のファンといってもらって良い。アルヴォ・ペルトの「鏡の中の鏡」はチェロで弾く人もいて、好きになった作曲家です。
中古屋さんでみていたらギドン・クレーメル名前をみつけて手にとったら、キースの名前も書いてあって、それがアルヴォ・ペルトの作品集なので、驚きました。
1984年にリリースされたアルバムでキースのクラシックはスルーしていたし、ギドンもペルトもそのころはしらないからしょうがないけれど、これほどのアルバムを知らなかったのがなんだか恥ずかしい。
でも、これほどのと書くぐらい凄いアルバムで奇跡と言って良い。
ECM、ニューシリーズからでていて、ペルトの名前が冠されているからキースにもギドンでもひっかからなかったのかもしれません。
先ず最初がギドンとキースのデュオで“Fratres”これが素晴らしい。ペルトの音楽は静謐さが聴く者の心を癒していくようなかんじだけれど、後半のバイオリンの高音、これほど繊細で高いバイオリンの音を聴いたことがない。
3曲目、同じ曲をこちらはベルリン・フィルのチェリスト12人の演奏で、こちらの方が原曲に近いそうです。
2曲目がシュトゥットガルト管弦楽団の演奏でもう終わっちゃうのていう感じだし、4曲目はギドンがペルトに依頼してできた曲のようで、プリペアード・ピアノの響きがこれも静謐を誘う素晴らしい演奏です。
と言うことで出会いを感謝しつつ、これを知らなかったのかと言うような大向うの声を受けとめて、知らなかったという方やまだ聞いていないという方に是非のお薦めです。
感動したからペルトさんとジャケの曲名ものせてしまいます。
TABULA RASA / ARVO PART
1 Fratres
Piano – Keith Jarrett
Violin – Gidon Kremer
October 1983, Basel
2 Cantus In Memory Of Benjamin Britten
Conductor – Dennis Russell Davies
Orchestra – Staatsorchester Stuttgart
January 1984, Stuttgart
3 Fratres
Cello – The 12 Cellists Of The Berlin Philharmonic Orchestra
February 1984, Berlin
4 Tabula Rasa
Conductor – Saulius Sondeckis
Orchestra – Lithuanian Chamber Orchestra
Piano [Prepared] – Alfred Schnittke
Violin – Gidon Kremer, Tatiana Grindenko
November 1977, Bonn
(Live recording by West German Radio, Cologne)
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