JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

それぞれが影響 COLLECTIVE / KOPPEL+COLLEY+BLADE

2016-01-19 22:10:45 | 聞いてますCDおすすめ


SAXの変則トリオの2枚目はピアノレス、ベンジャミン・コッペルは特にファンではありませんが、K・WERNERとのデュオ・アルバム「Walden」がとてもよかったので覚えていました。

1曲目はサックスとベースのプロローグ、すぐの2曲目は女の子が2人アルファベットを発生しているにドラムスとベースがリズムをつける演奏で誰かの娘さんらしい。この2曲は3人のそれぞれの紹介のようなはじまりです。
つづく3曲目で驚きます。重心の低いアメリカ・ベースから入ってアルトのメリディー、それがドン・チェリーの曲、ネイティヴな感じがとても良い。
4曲目スコット・コリーのベースソロの上にコッペルのアルトのブルースが乗っかった演奏。
5曲目、トラディショナルでアメリカン・ネイティヴな感じが強く、ブレイドの「フェローシップ」とつながるようなところがあります。
続く4曲がコッペルの曲であと2曲がコリーの曲、7曲目“フーガ”ではコリーのベースがバロックの通奏低音の感じです。
3人の持ち味がはっきりとして、アルバム・カラーもまとまっていて、それぞれが影響し合って作ったアルバムのようです。

COLLECTIVE / KOPPEL+COLLEY+BLADE

Benjamin Koppel(Sax)
Brian Blade(Ds)
Scott Colley(B)

01 The Fade
02 Alphanumeric
03 Guinea
04 The Seraph
05 Black Is The Color Of My True Love's Hair
06 Disgrace To Brooklyn
07 Fugue
08 Young Brando
09 Dream Symbols
10 The Smoke Of Our Distraction
11 The Fade
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Yours' tears / 溝口 肇

2016-01-17 22:34:00 | チェロ無難


今年初めてのお稽古を済ませました。練習曲は2曲OK、でもバッハの2曲は仕上げに入りましょうねでOKなしでした。
この曲のスラーと違うところの表現とか強弱の表現を作りましょうということでした。

本当にすごい先生で解っているので2週間後にのぞみます。

さてチェロを楽しもうとアルバムを探します。

横溝 肇というチェリストは世界の車窓からの音楽で有名だそうだけれど、ポップをカバーしていて軽そうなので聞かずにきたけれど、中古の棚にあったので買ってみました。
音が良いのを知ってもっと前に聞けばよかったと思いますが、まあ同じように弾けるわけはないので焦りません。
いつかどれか一つぐらい弾けるようになればいいと思って、また出会ったら拾うようにしましょう。

Yours' tears / 溝口 肇


1.Yesterday Once More(カーペンターズ)
2.Comme Au Premier Jour~めぐり逢い(アンドレ・ギャニオン)
3.All By Myself(エリック・カルメン)
4.Honesty(ビリー・ジョエル)
5.Weユre All Alone(ボズ・スキャッグス)
6.Comment Te Dire Adieu?~さよならを教えて(フランソワーズ・アルディ)
7.Etudes Op.10 No.3 in E Major ""Chanson de L'Adieu""~別れの曲(ショパン)
8.I've Never Been To Me~愛はかげろうのように(シャーリーン)
9.Alone Again(Naturally)(ギルバート・オサリバン)
10.Les Parapluies De Cherbourg~シェルブールの雨傘(ミシェル・ルグラン)
11.First Of May~若葉のころ(ビージーズ)
12.Goodbye Yellow Brick Road(エルトン・ジョン)
13.She(エルビス・コステロ)

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初花

2016-01-16 21:26:30 | 


会社から家にかえると、普段は外灯はついているけれど玄関内は電気をともしていない。アレッなんて思って入っていくとなんで気が付かないのだという。
昨年終わりからオクサンがフラワー・アレンジメントというのでしょうか月2回花のアレンジメントを習いに行っている。
材料も全部準備してくれてのことのようで、今回は結構言われた通り作ったそうです。



確かに正面からみると見栄えがいい形になっています。
これで3回目だとおもうけれど毎回、帰ってきた後に写真にとってアップしているわけで、これはこれでオクサンに記録になるし、私も記事が一回簡単に出来上がるのでこれは良いかもしれません。

さていつまで続くのでしょうか、って陶芸はもう何年もつづいていてほとんどの器が自家製になってきました。
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復讐者たち  マイケル・バー=ゾウバー 著 広瀬 順弘 訳

2016-01-15 21:58:35 | 


これ面白いかもと去年買っておいて置いてあったものを読みました。

民族の殲滅をめざして600万人の人々を虐殺したナチに対しての復讐をテーマにしたノンフィクションです。
母親から赤ん坊を奪って炉に投げ入れてしまうような、またさかさ釣りにして水桶に頭をつける状態にして弱って死に至るのを楽しんだナチがいたこと、アウシュビッツなどの史実は知らないわけではありませんが、そこに残された民族に対してのまれにみる逸脱は改めて驚く内容です。
この本はナチの行為の事実は記述ありますが、内容は戦後、世界中に逃走したナチに対しての復讐に関しての記述になります。

知っていること以外に驚くのが、自分の権力の保全のため利権の為にナチをかばい続けた政治家や、ナチの闘争を支援したカトリックたちには、あまり知らなかったのでこれは驚きました。

本自体は1998年ハヤカワからでていたものですから17年まえ、その後のナチへの追求がどのように展開されたかも気になります。

600万人の虐殺にたいして、復讐者が法にかけたり、自己で処刑した数は千から二千人だそうです。

ここで示されているのは、残されたもの人たちが復讐に臨んだ意思。

法と正義が一体になっていないなら、どちらを取るか、選択せざるえない。だから復讐者たちは危険を充分承知のうえで、正義をえらんだのである。

表現が適切ではないけれど、平和な境遇で生まれて、ところがその時代の人々を知らないわけではない我々は、何をいまさらと思うかもしれなせんが、一つの歴史の回答を得たような気分です。

知識にある程度この史実を持っている方には是非お薦めです。
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意図したバラッド集 Peace Hotel / PAOLO RECCHIA

2016-01-14 20:58:03 | 聞いてますCDおすすめ


昨年暮れに豊田さんのアルボーレの新しいアルバムを買ってやっと記事にしたけれど、今年になってショップにいったらまた新しいアルバムが出ていました。アルボーレだから迷わず買ったけれど、これが春らしくてとても良い。
アルトのパオロ・レッキアはLucca MannutzaやLorenzo Tucciのアルバムでおなじみだったけれどリーダー作は初めて手に入れました。(と言うことは豊田さんのところの前作は買っていない)
ギターとベースとの変則トリオでの演奏です。
このあと記事にするつもりだけれど、今年の購入スタート3枚はすべてサックス入りの、それもすべて変則トリオこれは神様に遊ばれているな。

1曲目、知っているメロディーでアルトとギターの組み合わせ、ベースがウォーキングなんだから、なんかホッとする始まりです。
2曲目はコルトレーンの曲をゆったりとバラッド。
3曲目、厚生が3人だから、デュオが二つみたいなところがあって、それぞれの楽器の味がよく出ています。
4曲目はタイトル曲“ Peace Hotel”で、ちょっと古風なたたずまいのホテルのようです。
5曲目がトリスターノの曲、こういう曲になるとリー・コニッツが浮かびます。
6曲目はレッキアの美しいバラッド。
7,8と続きますが、ドラムス、ピアノをあえていれないで作った意図が、しっかり表現されたバラッド集、好みの人に向いています。



Peace Hotel / PAOLO RECCHIA

Paolo Recchia (alto sax)
Enrico Bracco (guitar)
Nicola Borrelli (double bass)
Recorded at Groovefarm studio, Rome Italy, on March 5, 2015

1. Gone with the Wind
2. Central Park West
3. Sman
4. Peace Hotel
5. 317 East 32nd Street
6. Emmanina
7. I Remember You
8. Post-Aurum
9. Every Time We Say Goodbye

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次元を変えて Light / rossano baldini

2016-01-13 22:22:31 | 聞いてますCDおすすめ


今年になって幾つかのアルバムをしいれたらそれがかなり良いのでそっちに行きたいけれど、昨年しいれてあえて持ち越していたアルバムがまだいくつかあるけれど、記事にするのはこのアルバムを最後にしよう。

ショップで見ていると、alboreから新しくでたアルバムがあって、エレクトロニカいりって豊田さんのところでは一寸珍しいと思いながら、でも逆に期待も持てます。リーダーのバルディーニは豊田さんのところからピアノ・ソロを2012年にリリースしていたから今度が2作目で、前作のソロとはだいぶ違って、この展開はたぶんこちらが普通の活動のような気がします。

トロンボーンの人はゲストなのでしょう3曲ふいていて、トロンボーンはあまりきかないけれどこのひとは大丈夫。
1曲目、ピアノにエレクトロニカの音が重なって、静謐なメロディ、氷の器が置いてあるような感じです。
2曲目はトロンボーンがはいって、音数をおさえて弾くピアノとのコントラストを作ります。
3曲目このピアニスト、ジャズのスケールからかなり離れたひきかたで、ピアノソロでもそうだったけれど、フレーズを弾くというより環境音楽のような状況を作るような感じです。
4曲目ではアブストラクトなトロンボーンの音とサンプリングの人の声に始まってロックのリズムになるM. ColombierとP. Henryの映画音楽でしょうか。
このピアノジャズの枠にはとらわれていない人のようで、好みが解れるアルバムかもしれませんがとても刺激的です。
激しい音で刺激するのでなくて、次元というのをちょっとゆがめるような感じです。
そんな感じで聴いているとタイトル曲、ピアノの連打にシンセが重なってひろがっていくところ、私E.S.Tを思い出しました。

ちょっとACTで作るようなアルバムで豊田さんのところでは珍しいかもしれませんが、幅が出ているというか年をこしたら豊田さんのところからの新しいのに出会いました。今年はこのデザインでいくのでしょうか。


Light / rossano baldini

Rossano Baldini (piano) ロッサーノ・バルディーニ
Gianluca Petrella (trombone) ジャンルーカ・ペトレッラ
Pierpaolo Ranieri (electric bass, effects) ピエルパオロ・ラニエーリ
Michele Rabbia (percussions, drums, electronics) ミケーレ・ラッビア

1. Jynweythek (Aphex Twin)
2. Das Model (Kraftwerk)
3. Pleasure Is All Mine (Bjork)
4. Psyché Rock (M. Colombier, P. Henry, R. Berry)
5. Yulquen (Autechre)
6. Light (Goldmund)
7. Fahrenheit Fair Enough (Telefon Tel Aviv)
8. Noon (Alva Noto, Ryuichi Sakamoto
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新しいお店とちょっと宣伝『流れ』

2016-01-12 22:04:50 | その他
この3日間は初日は1日会議でその後新年会、場所はいつも私が担当で、良くいく牡蠣のお店、まあ喜んでくれたからお店選定の担当は当分(いやもうすぐ終わりか)続きそうです。
そして翌日午前中は神社に参拝、お昼は帰りがけの駅でおりてイタリアン、こんな電車が走る街です。



小さいお店だからいっぱいかもしれないと12時半ごろ行ったのだけどすんなり入れました。



前菜にパスタかピザ、食後の飲み物がついてなんと2,000円、前菜写真とるのわすれたけれどたっぷりあります。
メインのピザもとてもおいしい、ピザを食べるならここと決めている神楽坂のお店に張り合うぐらいおいしい。
これは燻製モツェレラの「プローヴォラ」というピザ。



そしてもう一つが「自家製じゃがいものニョッキの窯焼きゴルゴンぞーらチーズソース 白トリュフ風味」



これが驚いた、赤ワインにぴったり、トリフュの風味も効いて、お皿が洗ったようになるまでパンでこそげて食べました。

家からも電車で1本また行きそうな予感です。

そして昨日がいつもの仲間と新年会、場所はこれも電車で一本の街にある焼き鳥屋さん。

よく言っている仲間が予約してくれて、ここいつもいっぱいだそうです。
先ずいただいたレバーにびっくり、こんなおいしいの食べたことない。ジェノベーゼ・ソースでいただいたせせりも、自家製みそもおいしくて、これは驚いた。

また来たいとこちらは必ず来るだろ。

写真とったけれど全部ピンボケ、また今度撮ろう。

それにおまけがつきました。

家に帰ったら今日は7時からテレビを見るそうで、火スぺのダイゴに本日は決まりだろうと思うけれでTBSの「所さんの日本の出番!」だった。



前にも一度紹介したことがあるけれど、オクサンの実家で番組で取り上げられた製品を作っています。



とても小さな会社だとは思うのだけれど、独自の技術を活かそうと頑張っている会社です。



紹介している撥水性風呂敷「流れ」は一つからでもご案内いたしますので、ぜひ当blogへお問い合わせください。

女性がバックに入れておくと素晴らしい機能が出る製品だと思います。

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On a Sunny Day /  Alessandro Galati

2016-01-11 12:47:09 | 聞いてますCDおすすめ


新春はこのアルバムが1番でしょうと思っていたけれどちょっと隣から入ってでもやっぱりこれは記事にしておきたい。
去年買っておいてあった何枚かの一枚。最初にガラティを知ったときはあまり有名ではなかったけれど、あれから10年以上たって店頭にもきちんと並ぶようになったからうれしい。
前作と同じメンバーでの録音のようだけれど、ガラティがまた一つ存在感をあげたような素晴らしいアルバムに仕上がっています。
1曲目の透明感のある静かな入り方が、聞くほどによくなってきて、それが2曲目1曲だけジョビンにInsensatezのアレンジにつながっていくのがとてもうまい。
ガラティのアルバムは数えたらこれで12枚目になるけれど、今度のアルバムではいつものような美しい曲は変わりはないおだけれどその演奏の変化に驚く。
3曲目美しいメロディをその美しさを抑制して演奏する、こんなにストイックに表現しているのは今回が初めてではないだろうか。
メロディも音も違うのだけれど、ブラッド・メルドーを思い浮かべあがら聞いている。
クラシカルな5曲目もなんと抑制を聞かせて、しかしガラティほどロマンチックなメロディを書く人もめづらしい。
そして6曲目がタイトル曲”On A Sunny Day”ちょっと淡い感じのやわらかい日差しがまさにジャケットの菜の花のようで、正月明けのあいさつ回りなどが一段落した後のお休みにとても気持ちが良い。

そういえばすでにこのアルバムが春に一番と思って記事にしているお友達が二人いるけれど、どうぞ今年もよろしくお願いします。

ということで今日みたいなSunny Day に二つのアルバムを並べてみたかったのです。



さて今日、毎年一緒に旅行する仲間と新年買いです。

去年買ってとっておいたアルバムに今年仕入れたアルバムが加わってかなりレベルの高いところからスタートを切りました。

どうぞ今年もおつきあいください。

On a Sunny Day /  Alessandro Galati

Alessandro Galati (p)
Gabriele Evangelista (b)
Stefano Tamborrino (ds)

1.Baloons
2.Insensatez
3.In Beijing
4.Crazy Winter in Town
5.L'Incontro
6.On A Sunny Day
7.Drop Down Tango Shore
8.Hungaria
9.MMMM
10.Smell of The Air
11.Yellow Brain

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カラーは青 BLUE BIRD / MICHEL BISCEGLIA

2016-01-07 21:31:46 | 聞いてますCDおすすめ


昨年、10枚を選んでいるときぐらいに新しいアルバムは仕入れたけれど、その10枚で悩むのがいやだから、いくつかをUPせずにに年を越しました。
今年の新譜の最初は新春らしいガラティのアルバムにしようと思っていらら、風呂井戸さんが記事にいち早くUPされたので、それではこちらは、並べたら丁度色合いが美しいミシェル・ビスチェリアの新譜にしました。ちなみにガラティが黄色、こちらは青です。

ビスチェリアはずっとお気に入りのベルギーのピアニスト、今回はサブ・タイトルに「ミュージック・フォー・ザ・フィルム・コンサート」とあるようにガスト・ヴァン・デン・ベルジュという映画監督の2011年「青い鳥」という映画にインスパイアさらて作ったアルバムのようで、全体的に統一された映像がベースになったアルバムです。

1曲目、最初のフレーズ、音を組み合わせる事で出来るのだろうけれど、とてもシンプルでこの音だけでじっくり自分の世界を作って仕舞うのだから、まさに詩の世界と同じです。
2曲目、映像がベースなので、その雰囲気で統一されているのだろうけれど、ちょっと地味でもこのようなアルバムをつくってしまうのですから、その力相当なものです。
3曲目、フォギーな感じで統一感はあるけれど少しづつ色彩が変わる感じです。
4曲目、キースの“マイ・バック・ページ”を思い出させるカントリー・フォーク調はベース・ソロも入ってこれは確信犯ではないでしょうか。
曲名からストーリーのようなものが感じられます。後半にもっと激しいラインの曲が普通なら欲しくなるところでしょうが、ミュージック・フォー・ザ・フィルム・コンサートなのだから、これほど統一を持ってこのカラーのアルバムを作ること自体、ベルギー・ジャズの凄さです。

BLUE BIRD / MICHEL BISCEGLIA

Michel Bisceglia (p)
Werner Lauscher (b)
Marc Lehan (ds)
2015年作品

1. Blue Bird Prologue
2. Waiting For The Bird
3. The Wrong Bird
4. Dry Water
5. Call Of Death
6. The Last Drive
7. Parallel Dreams
8. Dance Of Hope
9. Nunc Dimittis
10. The Birth
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白鯨との戦い IN THE HERT F THE SEA ナサニエル・フィルブリック 著 相原真理子 訳

2016-01-06 21:50:24 | 


「白鯨との戦い」というタイトルだったから、白鯨とどう戦うのかと思って買ったのだけれど一寸違った内容だった。
映画の公開も近いようで、その映画の邦題をそのまま本のタイトルにしたようで、翻訳者の相原さん(コーンウェル検屍官・シリーズの訳者)は納得していたのだろうか。「IN THE HERT F THE SEA」が原題だからどのようなタイトルがいいのか聞いてみた。

メルヴィルの「白鯨」生まれる元となった海難事故の史実をつづったもの。昔から漂流ものは好きだったけれど、たいていはヨットなどが転覆して救助されるまでのサバイバルものだった。こちらは1800年初頭のナンタケットの捕鯨船の事故の話だけれど、鯨が悪意をもって船に体当たりをし、3隻のボートで漂流する話。
舟を執拗に追い回す鯨がいたのかと思ったらそうでもなくて、最後のほうは壮絶なことになっていくからかなりつらかった。

と言うことでそちらにはふれないで関係ないところをちょっと。

ナン太ケットには船酔いに確実にきくとされる方法がある。気の弱いものにとっては、船酔い自体よりこの治療法のほうがおそろしいと感じられるかもしれない。ひもでしばった豚の脂身をのみこみ、ひもをひっぱてそれをひきあげるのだ。症状がおさまらなければ、また同じことをする。

悪夢の前の悶絶。
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