
SAXの変則トリオの2枚目はピアノレス、ベンジャミン・コッペルは特にファンではありませんが、K・WERNERとのデュオ・アルバム「Walden」がとてもよかったので覚えていました。
1曲目はサックスとベースのプロローグ、すぐの2曲目は女の子が2人アルファベットを発生しているにドラムスとベースがリズムをつける演奏で誰かの娘さんらしい。この2曲は3人のそれぞれの紹介のようなはじまりです。
つづく3曲目で驚きます。重心の低いアメリカ・ベースから入ってアルトのメリディー、それがドン・チェリーの曲、ネイティヴな感じがとても良い。
4曲目スコット・コリーのベースソロの上にコッペルのアルトのブルースが乗っかった演奏。
5曲目、トラディショナルでアメリカン・ネイティヴな感じが強く、ブレイドの「フェローシップ」とつながるようなところがあります。
続く4曲がコッペルの曲であと2曲がコリーの曲、7曲目“フーガ”ではコリーのベースがバロックの通奏低音の感じです。
3人の持ち味がはっきりとして、アルバム・カラーもまとまっていて、それぞれが影響し合って作ったアルバムのようです。
COLLECTIVE / KOPPEL+COLLEY+BLADE
Benjamin Koppel(Sax)
Brian Blade(Ds)
Scott Colley(B)
01 The Fade
02 Alphanumeric
03 Guinea
04 The Seraph
05 Black Is The Color Of My True Love's Hair
06 Disgrace To Brooklyn
07 Fugue
08 Young Brando
09 Dream Symbols
10 The Smoke Of Our Distraction
11 The Fade