JAZZ最中

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次元を変えて Light / rossano baldini

2016-01-13 22:22:31 | 聞いてますCDおすすめ


今年になって幾つかのアルバムをしいれたらそれがかなり良いのでそっちに行きたいけれど、昨年しいれてあえて持ち越していたアルバムがまだいくつかあるけれど、記事にするのはこのアルバムを最後にしよう。

ショップで見ていると、alboreから新しくでたアルバムがあって、エレクトロニカいりって豊田さんのところでは一寸珍しいと思いながら、でも逆に期待も持てます。リーダーのバルディーニは豊田さんのところからピアノ・ソロを2012年にリリースしていたから今度が2作目で、前作のソロとはだいぶ違って、この展開はたぶんこちらが普通の活動のような気がします。

トロンボーンの人はゲストなのでしょう3曲ふいていて、トロンボーンはあまりきかないけれどこのひとは大丈夫。
1曲目、ピアノにエレクトロニカの音が重なって、静謐なメロディ、氷の器が置いてあるような感じです。
2曲目はトロンボーンがはいって、音数をおさえて弾くピアノとのコントラストを作ります。
3曲目このピアニスト、ジャズのスケールからかなり離れたひきかたで、ピアノソロでもそうだったけれど、フレーズを弾くというより環境音楽のような状況を作るような感じです。
4曲目ではアブストラクトなトロンボーンの音とサンプリングの人の声に始まってロックのリズムになるM. ColombierとP. Henryの映画音楽でしょうか。
このピアノジャズの枠にはとらわれていない人のようで、好みが解れるアルバムかもしれませんがとても刺激的です。
激しい音で刺激するのでなくて、次元というのをちょっとゆがめるような感じです。
そんな感じで聴いているとタイトル曲、ピアノの連打にシンセが重なってひろがっていくところ、私E.S.Tを思い出しました。

ちょっとACTで作るようなアルバムで豊田さんのところでは珍しいかもしれませんが、幅が出ているというか年をこしたら豊田さんのところからの新しいのに出会いました。今年はこのデザインでいくのでしょうか。


Light / rossano baldini

Rossano Baldini (piano) ロッサーノ・バルディーニ
Gianluca Petrella (trombone) ジャンルーカ・ペトレッラ
Pierpaolo Ranieri (electric bass, effects) ピエルパオロ・ラニエーリ
Michele Rabbia (percussions, drums, electronics) ミケーレ・ラッビア

1. Jynweythek (Aphex Twin)
2. Das Model (Kraftwerk)
3. Pleasure Is All Mine (Bjork)
4. Psyché Rock (M. Colombier, P. Henry, R. Berry)
5. Yulquen (Autechre)
6. Light (Goldmund)
7. Fahrenheit Fair Enough (Telefon Tel Aviv)
8. Noon (Alva Noto, Ryuichi Sakamoto
コメント
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