JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

間に入ってくる FESTIVAL 69 / MICHEL GIBBS with THE GARY BURTON QUARTET

2020-01-10 14:28:16 | 聞いてますCDいいと思う


ゲイリー・バートンが引退したので、新しい録音に出会うことはない。それはしょうがないことだけれど、昔の録音が出てくることがあるので、たまにだけれど検索をする。そうしたらちょっとまえだけれど、知らないのがあってすぐ手に入った。
1969年11月20日の録音、時期としては微妙な時で結構価値がある。
バークリーの時の朋友マイケル・ギブスのコンサートに付き合った形の演奏で3枚組。1枚目がバートンのカルテット、2枚目がギブスのオケとの共演、3枚目はバートンは関係ない別録音でギブスのビック・バンドの録音です。
ですから中のケースはギブスの写真。



こちらがそのコンサートの案内です。



昨年の暮れに見つけてこれを、年の最後のアルバムにしよとも思ったのですが、もはやバートンではマニアチックでやっぱりコルトレーンがいいと変えてしまったアルバムです。
普通の方はあまり興味はないでしょうが、ずっとアルバムを集めてきた身ではちょっと微妙な時期の録音なのです。細かいようですがちょっと時系列に追っかけてみます。



1969年はバートンがRCAから最後のアルバム「Country Rosds」をリリースし、同じ年アランテックに移って「THROBE」をリリースします。



この2枚、ラリー・コリエルがすでに去っていてギターはJerry Hahn、ディスコグラフィーで並んでいるこの2枚ですが、「THROBE」の方の録音は1969年7月2~5日です。
その後9月に「GOOD VIBES」を録音してまさに量産、ギターは Eric Gale , Jerry Hahn , Sam Brown の3人が参加しています。



アトランテックからはこの後キースとのアルバム、ステファン・グラッペリとのアルバム(録音はキースのものより先)が発売され当時手にいれられたのはこれらのアルバムでした。

今度の「FESTIVAL 69」は「GOOD VIBES」の後ということになりますが、ギターはDave Pritchardで知らない人、ドラムスのBill Goodwinはキースとのアルバムや後年に発売された「GARY BURTON IN TOKYO」( 1971年6月12日録音)で叩いています。



このほかに実はこの時期のアルバムを2枚てに入れていますが、1969年6月のニースの同じコンサートを録音したブートです。



タイトルは「Very Touchy」と「Green Apple」

このニースのメンバーが「FESTIVAL 69」と同じです。
とグタグタ書きましたが、メンバーを選びながら、ツアーとアトランテックで引っ張りだったのだと思います。

ということで今度のアルバムですが、演奏としてはニースの方が纏まっていたというか、緊張感があるような気がします。(音もいいような)

こっちのアルバムで他とは比較にならない良さが一つあります。
アルバム2で”Walter L”をビックバンドをバックに演奏していること。ウォルターLのこのような記録は初めてでとてもうれしい。1967年にカーラ・ブレーのビックバンドと録音した「葬送」を思い出してなんとも心が揺らぎます。

このアルバム3枚目はバートンのいないコンサートのものですが、ソプラノをジョン・サーマンが結構オーソドックスにふいたり、テナーではアラン・スキッドモアがこちらは熱く吹いたり、トランペットもケニー・ウィラーなのも聞きものです。ジャック・ブルースがうねうねするベースを弾いたりしていて、今となってはこれはこれで価値がありました。

1969年11月20日
Gary Burton vibes
Drums – Bill Goodwin
Steve Swallow
Guitar – Dave Pritchard

GARY BURTON IN NICE 1969年6月

Gary Burton vibes
Drums – Bill Goodwin
Steve Swallow
Guitar – Dave Pritchard


THROB 1969年7月2~5日

Drums – Bill Goodwin
Guitar – Jerry Hahn

GOOD VIBES 1969年9月

Guitar – Eric Gale , Jerry Hahn , Sam Brown
Drums, Percussion – Bernard Purdie , Bill Lavorgna


GARY BURTON & KEITH jARRETT 1970年7月23日

Drums – Bill Goodwin
Guitar – Sam Brown

GARY BURTON IN TOKYO 1971年6月12日

Drums – Bill Goodwin
Guitar – Sam Brown
Tony Levin el-b

FESTIVAL 69 / MICHEL GIBBS with THE GARY BURTON QUARTET

Live At Whitla Hall, Belfast, 20/11/69
1-1 General Mojo's We'll Laid Plan 5:41
1-2 Announcement 0:26
1-3 Arise, Her Eyes 4:18
1-4 Announcement 0:21
1-5 Ballet 6:51
1-6 Announcement 0:08
1-7 And On The Third Day 6:49
1-8 Chega de Saudad - Vibes Solo 5:15
1-9 Announcement 0:28
1-10 Portsmouth Configurations 4:11
1-11 Announcement 0:25
2-1 Announcement 1:51
2-2 Tanglewood '63 16:15
2-3 Sojourn/June 15th 1967 14:36
2-4 Walter L 10:53
2-5 Nowhere 11:41
2-6 Announcement 0:20
2-7 Doin' The Pig 4:18
Lancaster 69: Live At Lancaster University, 2/69
3-1 Sweet Rain 6:05
3-2 Family Joy, Oh Boy! 8:01
3-3 Nowhere 6:50
3-4 Fly Time Fly (Sigh) 10:42
3-5 Feelings & Things/June The 15th 1967 9:53
3-6 And On The Third Day 7:11
3-7 Some Echoes, Some Shadows 9:21

Alto Saxophone – Mike Osborne (tracks: 3-1 to 3-7)
Bass – Jack Bruce (tracks: 3-1 to 3-7), Steve Swallow (tracks: 1-1 to 2-7)
Bass Guitar – Chris Spedding (tracks: 1-7 to 2-6)
Drums – Bill Goodwin (tracks: 1-1 to 2-7), John Marshall (tracks: 3-1 to 3-7)
Guitar – Dave Pritchard* (tracks: 1-1 to 2-7), Phillip Lee (tracks: 3-1 to 3-7)
Piano – Mike Pyne (2) (tracks: 3-1 to 3-7)
Saxophone – Alan Skidmore (tracks: 1-7 to 2-6), Ray Warleigh (tracks: 1-7 to 2-6), Tony Roberts (tracks: 1-7 to 2-6)
Sopranino Saxophone – John Surman (tracks: 3-1 to 3-7)
Tenor Saxophone – Alan Skidmore (tracks: 3-1 to 3-7)
Trombone – Chris Pyne (tracks: 1-7 to 2-6, 3-1 to 3-7), Mike Gibbs (4) (tracks: 1-7 to 2-6, 3-1 to 3-7)
Trumpet – Kenny Wheeler (tracks: 1-7 to 2-6),
Trevor Barber (tracks: 1-7 to 2-6) Trumpet, Flugelhorn – Henry Lowther (tracks: 3-1 to 3-7), Rodney Teal (tracks: 3-1 to 3-7)
Tuba – Dick Hart (tracks: 3-1 to 3-7)
Vibraphone [Vibes] – Frank Ricotti (tracks: 3-1 to 3-7), Gary Burton (tracks: 1-1 to 2-7)

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正月の大川

2020-01-08 17:08:14 | 大川美術館
お正月にオクサンの実家に年始挨拶に行った。その町にある美術館を応援しているので半年ぶりにお邪魔した。

今年入館して最初にであうのがこちら。



ユトリロの「花」という作品、風景画は佐伯祐三や松本俊介の方が断然良いのであまり好きではないけれど、これは暖かくて良い。



こちらはブラックの「二輪馬車」



エルンストは「森と太陽」の半年前とは別バージョン



必ずいる松本俊介にあって



今回紹介するのは「青の風景」



こちらは藤田嗣治の「若い女」 絵に劣らないくらい額が凄い。



「さぎ草」  松本敏男 



「柄長」 中野嘉之

などのMコレクションと呼ばれるものの展示があって、この美術館ではめづらしく日本画が楽しめた。



1月18日からは地元の作家たちの作品が企画されているけれど、常設も入れ替えしてくれているから、ぜひ足を運んでください。
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暮れと正月

2020-01-06 16:54:16 | その他
2020年も仕事が始まりました。
毎年元旦の祝いの写真を保存しているので、しょうもないけど記録のために。
ここのところ息子2が返ってくると料理を作ってくれるようになった。
暮れの料理も一緒に記録。



今回は中華料理 春雨炒めと中華風ハンバーク それにもち米の炊き込みおこわ



元旦も今年は中華を入れた。



来年は例年にもどして普通のにしようとということとなった。
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今年の最初は LUKA SULIC / THE FOUR SESONS

2020-01-04 08:49:03 | チェロ無難


年の初めに記事にするアルバムは気を遣うけれど、今年はなんとその座をチェロのアルバムに変更した。ちょっと華やかで静かな幕開けはこれが良いと年末に買っておいた。
2CELLOSの一人ルカ・スーリッチがヴィヴァルディの「四季」をチェロ用に編曲して世界初の演奏をしたもの。
2CELLOSはクラシックをプログラムに組むこともあるから特に驚かないけれど、「四季」全曲はちょっと驚いた。ルカは去年1年「ヴォカリーズ」を演奏しているのをTVで流しながら合わせていたので、一番目にしたチェリスト。そして聞いていればやっぱりルカ・スーリッチだとわかるところが面白い。あるいみ人気者だからクラシックなのに、ブロマイドみたいだしカレンダーまでついていた。(いらないけど)



録音というか練習風景はこんな感じ。



バイオリンのための曲をチェロで演奏するので「四季」なんだけど雰囲気が変わって面白い。チェロの音色になって四季の色合いがちょっと霞が入ったような柔らかい感じになっている。
ここら辺の変化がこのアルバムのおもしろいところ。
ちょうど思い出したけれど、これも去年かったRACHEL PODGERがバッハの無伴奏チェロ組曲全曲をバイオリンで演奏したアルバム。無伴奏チェロ組曲が華やかな、きらびやかな演奏になっていたからちょうど逆の感じでどちらも面白い。



年の初め「四季」からというのはまさにぴったり(それもチェロで)だとかなりうれしい。


LUKA SULIC / THE FOUR SESONS

Luka Šulić (cello)
Archi dell'academia di Santi Cecilia

ヴィヴァルディ:バイオリン協奏曲作品8「四季」

1 春 
2 夏
3 秋
4 冬
5 チャールダーシュ モンティ



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謹賀新年

2020-01-01 08:59:45 | その他


謹賀新年  


 皆さま 明けましておめでとうございます。
     本年もよろしくお願いいたします。







大きなしめ飾りをつくりました。本年、大きな良いことがめぐってきますように。
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