写真界のマエストロ(巨匠)をつづけて二人取り上げたので、もう一人。
その人の名はウォーカー・エヴァンス。
アメリカ写真の時代を切り開いた中心的な人物である。
わたしは彼の写真集でこの一枚と出会ったときの衝撃はいまでもよく覚えている。「キリスト教の天国は貧者に対しても開かれている」というけどほんとうだろうか? ・・・とだれかに問いかけたくなった。
それはこの撮影をおこなったときのエヴァンスの心中をも、吹き荒れていただろう。
エヴァンスがどのような写真家であったかは、Web上にたくさんの情報があふれているから、わたしが説明するまでもない。
写真集「HAVANA 1933」を、東京までいって買って帰った。
1990年代中ごろで、いまほどネット社会は発達していなかった。
エヴァンスの写真はいまでもまったく色褪せていない。
彼は視神経のあるったけを動員し、人間とはなにかと問いつづけた。
小さな墓が語るものは、薄っぺらなヒューマニズムを突き抜けてしまう・・・とわたしには感じられる。
時代の変遷で変わっていくものと、かわらないもの。
文字を追っているときと、写真を見ているとき。それぞれのイメージが、実際に見えているものの向こうから立ち上がってくる。
https://www.youtube.com/watch?v=q-ikOhcFsHg
その人の名はウォーカー・エヴァンス。
アメリカ写真の時代を切り開いた中心的な人物である。
わたしは彼の写真集でこの一枚と出会ったときの衝撃はいまでもよく覚えている。「キリスト教の天国は貧者に対しても開かれている」というけどほんとうだろうか? ・・・とだれかに問いかけたくなった。
それはこの撮影をおこなったときのエヴァンスの心中をも、吹き荒れていただろう。
エヴァンスがどのような写真家であったかは、Web上にたくさんの情報があふれているから、わたしが説明するまでもない。
写真集「HAVANA 1933」を、東京までいって買って帰った。
1990年代中ごろで、いまほどネット社会は発達していなかった。
エヴァンスの写真はいまでもまったく色褪せていない。
彼は視神経のあるったけを動員し、人間とはなにかと問いつづけた。
小さな墓が語るものは、薄っぺらなヒューマニズムを突き抜けてしまう・・・とわたしには感じられる。
時代の変遷で変わっていくものと、かわらないもの。
文字を追っているときと、写真を見ているとき。それぞれのイメージが、実際に見えているものの向こうから立ち上がってくる。
https://www.youtube.com/watch?v=q-ikOhcFsHg