今日の前橋地方は寒かった。
南の空からは、うすい陽射しがさしこんでいるのに、北方の空には、重苦しい雪雲がたれこめている。
前線がすぐ近くを通過しているのだ。
こんな日は、斜光線がドラマチックなステージライトのように、あたりの風景をつつみこむ。冬日は、風景写真日和でもある。
おー、寒い。
お昼ころになっても、日陰の氷が解けない。
普段ならクルマを止めて、1時間は歩くのだけれど、とてもそんな気温ではない。
せいぜい、5分か、10分。スキーウェアでも着ていないと、とてもじゃないが、長時間は戸外に立っていられない。
薄陽はある。しかし、空は暗く、刻々と変化していく。
フラグメントや散歩写真に分類してもいいのだけれど、
昨日の写真を中心に据えて「冬日」というアルバムをつくってみた。
しかし・・・まだ執念が不足している。
肉眼で見た光景の1/10もとらえられてはいないからだ。
これらの写真に、わたしはなぜ惹かれるのだろう?
一種特別なフレーバーな感覚をともなった、気持のよい風景。
前橋あたりで、こういったアイルランドか北欧のような「地の果て」めいた写真が撮れることが不思議である。
☆mixiアルバム「冬日」はこちら(友人の友人まで公開)。
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000049196785&owner_id=4279073