二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

高橋順子 “海へ”

2024年06月19日 | エッセイ(国内)
高橋さんは長吉の隣りに「高橋順子 海へ」という生前墓を造ってもらい朱書してあるそうである。
「夫・車谷長吉」は生半可な本ではない。
読者としてわたしは、すっかり心を掻きまわされてしまった! 
「終の住処」の一章もすばらしい♬ 
ドキュメンタリーの傑作である。なお本書で2018年講談社エッセイ賞を受賞しているそうである。

夫の墓には入りませんという女性がふえているなかにあって、高橋さんの妻としての決然たる“思いの丈”が、この本にギュッとつまっている。
読み了えるのがもったいないなあ(。-ω-)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 正常・異常の境界例を生きた... | トップ | キマダラカメムシ(´?ω?) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

エッセイ(国内)」カテゴリの最新記事