郷土遊覧記 郊外編

毎月20日はカメラ情報誌の発売日。たくさんの情報誌がならんでいるが、わたしの場合、「アサヒカメラ」「日本カメラ」「カメラマガジン」以外は、大抵はスルーする。
「カメラ日和」はときたま手にとるけれど、まあ、まず買わない。
この雑誌は男性より、女性読者をターゲットとしていて、記事も写真ももの足らない。

12月号は、メカ特集、メカ記事のオンパレード。
とくに2013年はミラーレス機を中心に、新製品のラッシュだったから、これでもか、これでもかとばかり、いろいろな特集が目白押ししている。
とても1-2時間では、そのすべてに眼を通すことができない。
年間ベストカメラ選定記事もある。

オリンパスの急上昇、キヤノンの凋落が、ことし一番の特徴だろう。話題提供という意味では、オリンパスのほか、パナソニック、ソニー、フジの活躍が目立った年となった。
オリンパスのフラッグシップ機E-M1が「日本カメラ」の「ベストカメラ2013」ではぶっちぎりの一位となったが、売上げベースでいえば、Kissの1/3、いや1/4にもとどかないだろう。
カメラ業界のガリバーともいえるキヤノンは、2014年に向けて、戦力を温存しているに違いない。

ミラーレス機元年。
ソニーが待望のミラーレス・フルサイズα7、α7Rを売り出したことで、わたし的にはわすれることのできない1年。近未来はEVF＝ミラーレスの方向にあることは、もはや疑うことができないだろう。
じゃ、買いますか？　どれを買いますか？
・・・となると、費用対効果の点でいうと、M1ではなく、E-PL5（価格.comだとレンズキットで4万円そこそこ）で十分との見方もできる(笑)。現にわたしの友人はそれを買った。

百花繚乱はいいけれど、メカ記事を読めば読むほど混乱し、結局どれがいいのか、わからなくなるというのだ。
ボディはE-PL5にし、レンズは12-40F2.8プロをあとから注文する。
そういう選択肢もむろんありうる。実用性という意味では、どのカメラを選んでも、それほどの差はない、あるとすれば光学製品としてのレンズだ・・・ということだ。

さて、わたしはもう少し、機種選びで遊ばせてもらい、その間、いまもっているカメラを徹底して使いこんでやろうと考えている。

ところが、撮影にいそんしんでいたらすぐに電話が入ってしまって、親戚の家まで出かけなければならなくなり、今日は30分で切り上げた。体調も万全とはいえないから、買ってきた雑誌でもゆっくり読んで過ごそう。





郷土遊覧記郊外編。
秋の空気感を呼吸したくて、地平線を下げて、晴れた空を取り入れたカットが多くなった(^-^)
久しぶりにニコンF3にも、フィルムを装填。何ヶ月かお休みしていたフィルム写真へも復帰を果たした一日。